『Love Stories。』

日向理

文字の大きさ
上 下
61 / 132
Chapter.3

Episode.8

しおりを挟む
「フーワああぁぁ」(´ぅω・`)

 「大きな欠伸 笑」

「さすがに、ちょっと疲れました 笑」

 「お疲れ様でした^^」


 「健治さんって楽しそうにピアノ弾くんですね^^」

「楽し『そう』じゃなくって…
 ただただ楽しんでました 笑」

 「ライブ中、ずっとMikaさんや
  バンドの皆さんの事見たりしていて」

 「楽譜は暗譜しちゃってるんですか?」

「いや…」
「僕、楽譜は読めなくって」

 「え!?」

「コード進行やスケールは染み込んでるんですけど」
「『おたまじゃくし』は苦手で」

 「じゃあ感覚でピアノを弾いてる感じなんですか?」

「そうですね、100パー感覚です 笑」
「曲の大枠とか決めは殆ど決まってるので、
 それは1回やれば充分だし」

「でもそれをそのまんま弾くのは…
 ちょっとつまんないっていうか」
「だから決められた枠の中でも遊んじゃうんです 笑」

「時々枠も無視しちゃうんですけど 笑」

 「だからMikaさん、
 「楽しかったー!」って言ってたんですね^^」


「今日のライブでバラードの後に、
 ボサノヴァっぽいやつやったじゃないですか」

 「ああ!あの歌結構好きな感じでした!」

「あれ、あの場でみんなで
 セッションして生まれたやつなんです」

 「え!?」

 「セッションって…リハとか打ち合わせとか…」
「それも一切なく…あの場で出来た、
 リアルタイム作曲みたいなもんなんです♪」

 「凄い…」

 「じゃあMIkaさんの歌ってたあの歌詞も…」
「Mikaちゃんがリアルタイムで作詞したやつです」

 「へぇ…」
 「なんだか凄過ぎて「へぇ」しか言えません 苦笑」

 「それじゃ疲れて当たり前ですよ」
 「健治さん、
 遊び疲れた子供みたいな顔になってますもん 笑」

「…はい、全力で遊びました 笑」



            ピッ


            ピッ

           ティンコーン!

            「あ!」

   「チャージしてきます…恥」

「ちょっと待っててください」


                「あ、はい^^」







                   「ふふ^^」





             ピッ


           「お待たせしました」



          「電車行っちゃいましたね…」


              「次のでも大丈夫です」


                「席空いてたら…」

                      「?」


                   「健治さん、
        爆睡しちゃうかもしれませんね^^」


                    「はは…」

           「しちゃうと思います 苦笑」



     「そしたら最寄りで起こしてあげます^^」



         「ご、ご面倒おかけします 苦笑」




                   「ふふ^^」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

じれったい夜の残像

ペコかな
恋愛
キャリアウーマンの美咲は、日々の忙しさに追われながらも、 ふとした瞬間に孤独を感じることが増えていた。 そんな彼女の前に、昔の恋人であり今は経営者として成功している涼介が突然現れる。 再会した涼介は、冷たく離れていったかつての面影とは違い、成熟しながらも情熱的な姿勢で美咲に接する。 再燃する恋心と、互いに抱える過去の傷が交錯する中で、 美咲は「じれったい」感情に翻弄される。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

乗り換え ~結婚したい明子の打算~

G3M
恋愛
 吉田明子は職場の後輩の四谷正敏に自分のアパートへの荷物運びを頼む。アパートの部屋で二人は肉体関係を持つ。その後、残業のたびに明子は正敏を情事に誘うようになる。ある日、明子は正敏に結婚してほしいと頼みむのだが断られてしまう。それから明子がとった解決策 は……。 <登場人物> 四谷正敏・・・・主人公、工場勤務の会社員 吉田明子・・・・正敏の職場の先輩 山本達也・・・・明子の同期 松本・・・・・・正敏と明子の上司、課長 山川・・・・・・正敏と明子の上司

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

処理中です...