56 / 132
Chapter.3
Episode.3
しおりを挟む
「よし!海行く、海!」
「えー、もう飽きちゃいましたぁ…」
「愛菜ちゃん、もう飽きちゃったか 笑」
「最初の頃はしっぽ振って、
「行きます行きます!」って言ってたのにね~」
「だって潮風でベタベタになるし
靴の中、す~ぐ砂だらけになるし…」
「たまに行くからいいんだっていう、
暢子さんが最初に言ってたこと、わかってき…
「あ!」
「どした、急に 笑」
「電波!」
「くすっ 笑」
「でんぱ?」
「灯里さん、海の方が電波繋がりやすいんですね!」
「ん?」
「ああ~」
「暢子、『田舎のスマホ』の話したんだね 笑」
「はい 笑」
「ちぃっとばかし惜しいかなぁ」
「え!?」
「海行って再起動させてる…ってほうが近い」
「再起動…」
「灯里さんは、時間や場所を問わずに
繋がる時は繋がるから」
「一度再起動させて、
繋がりやすくしておく必要があるのよ」
「スマホって何かあった時、とりあえず再起動すれば
大抵の問題は解決するでしょ?」
「確かに!」
「わたしのスマホ結構前んなんで、
よく再起動してます!」
「愛菜ちゃんも再起動しに行く?」
「遠慮しておきます!」
「わたしのは海行くと不具合が出るんで!笑」
「そか 笑」
「暢子は行くでしょ?」
「もちろん^^」
「よし!じゃあレッツゴー!」
「愛菜ちゃん、留守番お願いね」
「はい!」
ガチャッ! キィ~
「いってらっしゃーい!」
バタン!
ざざ~
「ゔ~!気持ちいい~!」
「今日は波待ちのラッコ少ないね~」
ざ~
「ふふ 笑」
「ん?」
ざ~
「あのデザインが上がった時、先方さん、
キョトン?ってなったのを思い出して 笑」
「なぜラッコ!?って感じで 笑」
ざざ~
「だって出てきちゃったんだもん」
「でも、カタチにして
好評だったんだからいいじゃん 笑」
「それはそうですけど^^」
「あ」
ざざ~
「あそこで写真撮ってる人…」
「知り合いですか?」
「ほら、愛菜ちゃんがイケメンって言って
隠し撮りしてきた」
「ああ、お弁当屋さんの新人さん」
ざ~
「やっぱ価値観って人それぞれだね」
「…アタシの目だとイケメンとは認識しない 笑」
「暢子は…興味ないもんね、イケメン 笑」
「興味は…ないです 笑」
「だって外見って、
男女問わず経年劣化するじゃないですか」
「経年劣化 笑」
ざざ~
「あと私、
物を愛でる気持ちもあまりないんで」
「もし高い器とか持ってても、
がっつり使っちゃうと思います 笑」
「食器なのに使わないって、
なんか可哀想じゃないですか」
「なるほどぉ」
「だから暢子、スマホは裸族なんだ」
「なんだかケースって過保護に思いません?」
「それだ!」
「え?」
「さすが暢子、そのアイデアもらう!」
ざざ~
「暢子はまだここにいていいから!」
「え?」
「サンキュー!」
行っちゃった
「再起動超速い、今日 笑」
ざ~
「えー、もう飽きちゃいましたぁ…」
「愛菜ちゃん、もう飽きちゃったか 笑」
「最初の頃はしっぽ振って、
「行きます行きます!」って言ってたのにね~」
「だって潮風でベタベタになるし
靴の中、す~ぐ砂だらけになるし…」
「たまに行くからいいんだっていう、
暢子さんが最初に言ってたこと、わかってき…
「あ!」
「どした、急に 笑」
「電波!」
「くすっ 笑」
「でんぱ?」
「灯里さん、海の方が電波繋がりやすいんですね!」
「ん?」
「ああ~」
「暢子、『田舎のスマホ』の話したんだね 笑」
「はい 笑」
「ちぃっとばかし惜しいかなぁ」
「え!?」
「海行って再起動させてる…ってほうが近い」
「再起動…」
「灯里さんは、時間や場所を問わずに
繋がる時は繋がるから」
「一度再起動させて、
繋がりやすくしておく必要があるのよ」
「スマホって何かあった時、とりあえず再起動すれば
大抵の問題は解決するでしょ?」
「確かに!」
「わたしのスマホ結構前んなんで、
よく再起動してます!」
「愛菜ちゃんも再起動しに行く?」
「遠慮しておきます!」
「わたしのは海行くと不具合が出るんで!笑」
「そか 笑」
「暢子は行くでしょ?」
「もちろん^^」
「よし!じゃあレッツゴー!」
「愛菜ちゃん、留守番お願いね」
「はい!」
ガチャッ! キィ~
「いってらっしゃーい!」
バタン!
ざざ~
「ゔ~!気持ちいい~!」
「今日は波待ちのラッコ少ないね~」
ざ~
「ふふ 笑」
「ん?」
ざ~
「あのデザインが上がった時、先方さん、
キョトン?ってなったのを思い出して 笑」
「なぜラッコ!?って感じで 笑」
ざざ~
「だって出てきちゃったんだもん」
「でも、カタチにして
好評だったんだからいいじゃん 笑」
「それはそうですけど^^」
「あ」
ざざ~
「あそこで写真撮ってる人…」
「知り合いですか?」
「ほら、愛菜ちゃんがイケメンって言って
隠し撮りしてきた」
「ああ、お弁当屋さんの新人さん」
ざ~
「やっぱ価値観って人それぞれだね」
「…アタシの目だとイケメンとは認識しない 笑」
「暢子は…興味ないもんね、イケメン 笑」
「興味は…ないです 笑」
「だって外見って、
男女問わず経年劣化するじゃないですか」
「経年劣化 笑」
ざざ~
「あと私、
物を愛でる気持ちもあまりないんで」
「もし高い器とか持ってても、
がっつり使っちゃうと思います 笑」
「食器なのに使わないって、
なんか可哀想じゃないですか」
「なるほどぉ」
「だから暢子、スマホは裸族なんだ」
「なんだかケースって過保護に思いません?」
「それだ!」
「え?」
「さすが暢子、そのアイデアもらう!」
ざざ~
「暢子はまだここにいていいから!」
「え?」
「サンキュー!」
行っちゃった
「再起動超速い、今日 笑」
ざ~
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説


百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
じれったい夜の残像
ペコかな
恋愛
キャリアウーマンの美咲は、日々の忙しさに追われながらも、
ふとした瞬間に孤独を感じることが増えていた。
そんな彼女の前に、昔の恋人であり今は経営者として成功している涼介が突然現れる。
再会した涼介は、冷たく離れていったかつての面影とは違い、成熟しながらも情熱的な姿勢で美咲に接する。
再燃する恋心と、互いに抱える過去の傷が交錯する中で、
美咲は「じれったい」感情に翻弄される。

乗り換え ~結婚したい明子の打算~
G3M
恋愛
吉田明子は職場の後輩の四谷正敏に自分のアパートへの荷物運びを頼む。アパートの部屋で二人は肉体関係を持つ。その後、残業のたびに明子は正敏を情事に誘うようになる。ある日、明子は正敏に結婚してほしいと頼みむのだが断られてしまう。それから明子がとった解決策 は……。
<登場人物>
四谷正敏・・・・主人公、工場勤務の会社員
吉田明子・・・・正敏の職場の先輩
山本達也・・・・明子の同期
松本・・・・・・正敏と明子の上司、課長
山川・・・・・・正敏と明子の上司
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる