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Chapter.2
Episode.23
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「こん時は硬い音じゃなく柔らかい音にしたいから…」
「じゃあ…木管メインでハーモニーね」
「ユーホとホルンも使っていい?」
「ユーホはいいけど、
ホルンは2回目のオブリに取っときたい」
「どんな感じの?」
「例えばぁ…」
コンコンッ
♪~♩♪~
「んな感じ、とか?」
ガチャッ キィ~
「失礼しまーす」
「いいね!それ!」
「うえーい!」
ハイタッチ!!
「お、戻ってきた」
「2人してなにを?」
パタンッ
「ん? アレンジ」
「アレンジ!?」
「すごーい!」
「コード進行でちょっと微妙な部分があったから 笑」
「あ、Bメロの途中ですよね」
「陽介くん、分かるんだ!」
「そうそう」
「やっぱすげぇな…」
「じゃあさっきのもう一回弾いて」
「譜面に起こすから」
「んー…忘れた 笑」
「Σ(゜Д゜;エーッ!」
「あは、ウケる 笑」
♪~♪~
「こうだっけなぁ…」
「あれ?理紗さんは?」
「いや、ちげー」
「陽介くんに頼まれたやつ取りに行ってる」
♩~♪♪~
「こうだっけなぁ…」
コンコンッ
「失礼しまーす!」
「お!ちょうど戻ってきた」
ガチャッ キィ~
「買ってきました!」
♪~♩♪~
「あ!これだ!」
パタンッ
「お!それそれ」
「理紗ちゃん、ありがとう^^」
♪~♩♪~
かきかき…
「オーケー!」
「画伯!今日の合奏は」
「陽介くん、今日はどうする?」
「2人は引き続き、アレンジ作業を」
「オッケー」
「んで理紗ちゃんはこないだみたいに
イスを円にして、別にイス3つと
円の真ん中に指揮台を準備しといて」
「はい!^^」
「で、チューニング終わったら始めちゃおう」
「了解です!^^」
ガチャッ キィ~
パタンッ
「よーすけ、アタシと希ちゃんは?」
「2人は記録係」
「『きろくがかり』?」
「はい、これ」
「ストップウォッチ…」
「なんかそっちも面白そうだなぁ 笑」
「治氏ぃ」
「ん?」
「転調前の展開もイマイチだったんで」
「うん、もう今それ考えてる」
「なんなんだ!?この2人…」
コンコンッ
「生粋の変態 笑」
ガチャッ キィ~
「チューニング終わりました!」
「じゃあ行こう~!」
「はーい」
パタンッ
「さて、なにが始まんだか…」
「光一ぃ」
「ん?」
「転調前の進行なんだけどさぁ」
♩♪~♩~♩
「こっちのほうがよくね?」
「なにそれ!?超カッコいい!」
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