『Love Stories。』

日向理

文字の大きさ
上 下
38 / 132
Chapter.2

Episode.15

しおりを挟む



           シュコッ



          ごくごくっ

        「っぬぉあぁあ~」

       「疲れがドッときた…」

      やっぱ緊張してたんだな、俺

          ごくごくっ


                  「あ、あの!」
          「ん゛?」


     「あ!お昼のお優しいおかた!」

       「ホント助かりました、
      おかげで間に合いました^^」

               「え、えっとわたし」


          「私?」

                   「えっと…」

         「縄跳びもスキップもできます!」
       「あ、でも二重跳びとかは無理です!」


        「まさかの!?」
      「楽団のかたでしたか!」

                  「はい!^^」


     「さのっちさんの話はよく聞くんですけど…
        ようすけさんも凄い人なんですね!」


          「いやいや」
    「『凄い』とかってのは、あくまで
    ひとからの評価でしかなくって…って」
  「これは評価されるから…凄いのか!?俺」

                  「ぷっ 失笑」
    「ようすけさんって面白い人なんですね 笑」

  「いや、『面白い』ってのはあくまで…って」
        「面白いのか!?俺」

                  「ふふ ^^」

  「『変なやつ』とかはよく言われるんですけど
     いい評価って言われ慣れてなくって」
     「なんか…ちょっと恥ずかしいっす」

                  「え、えっと」
「よーすけ、お待たせぇ~」
                      「!」
「希ちゃんにでんわしたら
 すごい食い気味に「やります!」って
 
 …って」
           「あっ」

「なんかお取り込み中…でしたか?」

         「ここ来るときに、
     迷子になった僕を助けてくれた…」
                     「あ!」
                「杉下理紗です!」
           「…です」

「ってかよーすけ、迷子になってたんだ 笑」

            「あ」
「ふふ^^」
           「ん、んで」
       「すぎしたさん、楽団の人で」

「そうなんだぁ^^」
「楽器は?」
         「楽器はえっと…」
             「アルトサックスです!」
           「…です」

「あは ^^」
「よーすけの『保護者』の、小鳥遊仁美です♪」
                    「・・・」
「おさむし、こーいちさんと
 まだ暫く話するから、先帰ってていいって」

           「そっか」

          「すぎしたさん、
     今日はホントありがとうございました!」

「ございました^^」

       「ではまた!」
               「あ、はい!^^」




「よーすけ、お昼抜いたでしょ」
 「うわ、なぜバレた…」
                  「…保護者」
「だって迷子になってたんでしょ?」
 「…ゔっ(; ・`д・´)」

「軽くどっかで食べようよ」
 「・・・」

「私のおごりで
 「さぁ行こっか!」

「あは 笑」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

じれったい夜の残像

ペコかな
恋愛
キャリアウーマンの美咲は、日々の忙しさに追われながらも、 ふとした瞬間に孤独を感じることが増えていた。 そんな彼女の前に、昔の恋人であり今は経営者として成功している涼介が突然現れる。 再会した涼介は、冷たく離れていったかつての面影とは違い、成熟しながらも情熱的な姿勢で美咲に接する。 再燃する恋心と、互いに抱える過去の傷が交錯する中で、 美咲は「じれったい」感情に翻弄される。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

乗り換え ~結婚したい明子の打算~

G3M
恋愛
 吉田明子は職場の後輩の四谷正敏に自分のアパートへの荷物運びを頼む。アパートの部屋で二人は肉体関係を持つ。その後、残業のたびに明子は正敏を情事に誘うようになる。ある日、明子は正敏に結婚してほしいと頼みむのだが断られてしまう。それから明子がとった解決策 は……。 <登場人物> 四谷正敏・・・・主人公、工場勤務の会社員 吉田明子・・・・正敏の職場の先輩 山本達也・・・・明子の同期 松本・・・・・・正敏と明子の上司、課長 山川・・・・・・正敏と明子の上司

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

処理中です...