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Chapter.2
Episode.15
しおりを挟むシュコッ
ごくごくっ
「っぬぉあぁあ~」
「疲れがドッときた…」
やっぱ緊張してたんだな、俺
ごくごくっ
「あ、あの!」
「ん゛?」
「あ!お昼のお優しいおかた!」
「ホント助かりました、
おかげで間に合いました^^」
「え、えっとわたし」
「私?」
「えっと…」
「縄跳びもスキップもできます!」
「あ、でも二重跳びとかは無理です!」
「まさかの!?」
「楽団のかたでしたか!」
「はい!^^」
「さのっちさんの話はよく聞くんですけど…
ようすけさんも凄い人なんですね!」
「いやいや」
「『凄い』とかってのは、あくまで
ひとからの評価でしかなくって…って」
「これは評価されるから…凄いのか!?俺」
「ぷっ 失笑」
「ようすけさんって面白い人なんですね 笑」
「いや、『面白い』ってのはあくまで…って」
「面白いのか!?俺」
「ふふ ^^」
「『変なやつ』とかはよく言われるんですけど
いい評価って言われ慣れてなくって」
「なんか…ちょっと恥ずかしいっす」
「え、えっと」
「よーすけ、お待たせぇ~」
「!」
「希ちゃんにでんわしたら
すごい食い気味に「やります!」って
…って」
「あっ」
「なんかお取り込み中…でしたか?」
「ここ来るときに、
迷子になった僕を助けてくれた…」
「あ!」
「杉下理紗です!」
「…です」
「ってかよーすけ、迷子になってたんだ 笑」
「あ」
「ふふ^^」
「ん、んで」
「すぎしたさん、楽団の人で」
「そうなんだぁ^^」
「楽器は?」
「楽器はえっと…」
「アルトサックスです!」
「…です」
「あは ^^」
「よーすけの『保護者』の、小鳥遊仁美です♪」
「・・・」
「おさむし、こーいちさんと
まだ暫く話するから、先帰ってていいって」
「そっか」
「すぎしたさん、
今日はホントありがとうございました!」
「ございました^^」
「ではまた!」
「あ、はい!^^」
「よーすけ、お昼抜いたでしょ」
「うわ、なぜバレた…」
「…保護者」
「だって迷子になってたんでしょ?」
「…ゔっ(; ・`д・´)」
「軽くどっかで食べようよ」
「・・・」
「私のおごりで
「さぁ行こっか!」
「あは 笑」
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