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Chapter.2
Episode.6
しおりを挟む「どうだった?」
「え?」
「ウチの『変態』さんとの、
ファーストコンタクトは」
「俺はこいつで免疫できてたんで」
「免疫て 笑」
「でもこいつは逆に、
自分に似た人と遭遇したのは…
おそらくは初なんじゃないかと 笑」
「それでさっきから黙ってるのか 笑」
「あ」
「それもあるんすけど…」
「ん?」
「・・・」
「『ジョン化』した自分を受け入れられたのも、
なんせ初めてなもんで…」
「そっか!」
「今まで「キモッ!」とか言われてたからな、陽介」
「だからまともに、
たかなしさんの顔を見られない…」
「えー、もっと見て欲しいなぁ♪」
「せーっかくの『どストライク』だよ?」
じーっ
ちらっ
カーーーーーッ!! 赤面 照
「あかん(; ・`д・´)」
「すぐキャパオーバーになる…」
「爆笑」
「俺も、陽介のこのパターン見たことないから、
すんげーおもろい 笑」
「見たいのに見られないとか…」
「ああ、もどかしすぎる!」
「へーきだよ♪」
「アタシがこうやって見てあげるから^^」
じーっ
ちらっ
ボッ!! 赤面 照
「あは 笑」
「大爆笑」
「おもれ~ 泣笑」
「もてあそばれる陽介、レアだなぁ~ 笑」
「ふったばぁ~!」
「良さげなひといたぁ?」
「ぜーんぜん」
「なっかなかいないね」
「…って」
「小鳥遊のほうで見っかったんだぁ!」
「もう部室に行って…」
「おさむしと超波長あってたよ 笑」
「治氏と話合うなんて結構有望じゃん!」
「『おかざきよーすけ』くんとぉ」
「ちわーっす」
「どもぉ^^」
「そのお友達の『たけだ たくや』くん」
「ちーっす!」
「なんか『フュージョン』した感じの名前だね」
「治氏は…苗字のほうに反応したでしょ 笑」
「うん、デッカい声出してた 笑」
「あと「はっ 笑」って、
めっちゃ通る声で笑ってたでしょ 笑」
「はは 笑」
「笑ってました!笑」
「あは 笑」
「たくやくん、あとで100円入れといてね 笑」
「げっ!?」
「あれ、部室限定じゃないのか!?」
「あー」
「すぐオッケー出しちゃったパターンか 笑」
「…気を付けねば」
「いいよいいよ」
「私といる時は『2か月ルール』適応してあげるよ」
「うわっ」
「ふたばさん、超優しい!」
「恩は売れるうちに売っとかないとね^^」
「うわっ」
「さっきの訂正!笑」
「あは 笑」
「双葉、『逆人見知りぃ』だもんね 笑」
「何その『逆人見知りー』って 笑」
「いや、逆が分かんなかったから 笑」
「フレンドリー?」
「んー…」
「…馴れ馴れしい?」
「あ!ニュアンス的にそっちかも 笑」
「何それ、ひどーい 笑」
「ってか」
「ヨースケくんなんで小鳥遊と目ぇ合わせないの?」
「小鳥遊、もう嫌われてるとか? 笑」
「もうってなによ、もうって 笑」
「はは 笑」
「話すと長くなるんだけどね」
「長くなるならいいや、めんどい」
「笑」
「じゃあサクッとね 笑」
「よーすけくん、
アタシの外見がむっちゃタイプなんだって♪」
「そぉなんだぁ」
「んじゃあヨースケくんは、
昭和美人がタイプなんだね^^」
「昭和美人 爆笑」
「たくやくん、ウケすぎ 笑」
「さーせん!」
「よかったね、歳下にもまだ需要があって 笑」
「ふふーん^^」
「ふたばさんは勧誘してたんすか?」
「お!急に話を戻してきたね 笑」
「分かりやす~い」
「笑」
「んー、勧誘というか…スカウト?」
「私さあ、治氏とおんなじで
『フツー』じゃないんだよねぇ」
「だからヨースケくんみたいに、
『こっち側』のひと見ると、一発で分かんのよ」
「なんかオーラみたいな?
…んなもん見えないけど 笑」
「…雰囲気、とか?」
「そそ、雰囲気雰囲気!」
「でも『こっち側』ばっかだと
収拾つかなくなるから」
「小鳥遊やB組みたいに『フツー』の人が
いてくれると、バランスが取れんのよ」
「B組 爆笑」
「あだ名もう決まったね 笑」
「それがあだ名になるの、
初めてかもしれないっす! 笑」
じーっ
ちらっ
ボッ!! 赤面 照
「なんだその分かりやすい反応!」
「乙女かよ! 笑」
「あは、ウケる 笑」
「もう2人はいれば充分でしょ、今年は」
「双葉と合流したら新歓飲みして来てって、
おさむしが」
「そっ」
「じゃあ行きますか」
「お酒入るんならさっきの長い話、
聞いたげるよ 笑」
「…お、お手柔らかに」
「じゃあいこー!」
「ういーっす!」
「なあ陽介…」
「あ゛?」
「なんか大学生活っぽくなってきたな!」
「…だな」
(´∀`*)ポッ
「なにちょっと照れてんだよ!」
「うっせ」
「おーい、置いてくよー!」
「あ、はーい!」
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