『Love Stories。』

日向理

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Chapter.2

Episode.1

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 シャーーッ!





「ん~~~っぅ!」


「眺めは!…フツーだな」


           「お荷物これで全部ですね!」
               「ご苦労さまですぅ」

        「ここに、サインだけお願いします」

「天気も!…曇ったまんま」

                       ・
                      ・・
                    「…はい」

                   「あ、これ」
                   「皆さんで」
                      ガサッ
            「帰りのお車でどうぞ^^」


          「あ!ありがとうございます!」
                 「いえいえ^^」

              「では失礼しまーす!」
            「ご苦労さまでしたぁ^^」

                    バタンッ!


「…って奥さんかよ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

            「だって今日からここで、
          2人の生活が始まるんだよぉ♡」

「ヤロー同士のな…」

         「お前ノリ悪いなぁ」

       「せっかくこっちで暮らせるんだから、
            もうちっと楽しもうぜ」

              「この状況を…っと!」


「こっちで1人暮らしできると思ったのによぉ…」

            ドスッ

           「…っふう!」
                                                            
         「しょーがねーじゃん」
          ビリビリリリーッ!
   「うちらの『母親会議』で決まった事なんだし」
           ガサッ ゴソッ!
         「一子さんにも
    「陽介をよろしく」って頼まれてるし」

「いっつも思うんだけどさあ」

            「ん?」

「なんで俺の母親を、下の名前で呼んでんだよ」

     「陽介は女心ってのをわかってねえなぁ」
          「あの年代が一番、
    「おばさん」って言われると傷つくんだぞぉ」
            ガサゴソ…

「ふーん」
         「てか、すげーな」
        「お前これ、取りあえず
       その辺のもの放り込んだだろ」
「!?」

「おまっ!」

 「なに人の荷物漁ってんだよ!」
         「これなんだっけ…」
        「あ!バレンだバレン!
         俺、記憶力すげーな」
       「あとは原チャの免許と…」
       「制服のボタンまであんし」

  ウバウッ!
 「しょうがねぇだろ」
 「…捨てらんねえんだから」

        「捨てらんなさ過ぎでしょ!」

      「思い出を大切にすんのもいいけどさぁ」
       「俺の生活領域まで侵食させんなよ」

    「わーってるよ」

 ドスッ

「ってか腹減ってきたな…」

「拓也ぁ、昼飯食おうよ」

              「さっき買っといた!」
         
            「赤と緑、どっちがいい?」

「んー…赤」

                   「ほい」
             ひょいっ


がしっ

       「『引っ越しそば』ってやつだな」

「…てかこっち『うどん』」

              「お湯沸かすね~♡」
「ああ」
                    ジャーー



「…って奥さんかよ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
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