『Love Stories。』

日向理

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Chapter.1

Episode.3

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          「ぬあぁー!」
    「第1クウォーターで何週かかんだ!?」

            バサッ!

                     「お!」
              「俺にも読ましてよ!」
           「あ゛あ゛」
            ヒョイッ


                     バサッ!

                  「あっぶね!」
                 「投げんなやぁ」
           「うっせ」

                  パラパラパラ…

    「湘東が錦のスリーで追いついて終わりぃ」

             「読む前に言うなやぁ!」
           「へへ 笑」

ガラガラガラァ…


 「ふうぅぅぎりセーフ…」
「ぎりセーフじゃないぞ、緑川ぁ」

             笑

ガラガラガラァ…
「ほら、早く席につけ」

       「はーい」
                    

「川上ぃ、はよマンガしまえ」
「没収すんぞぉ」
                    「うーい」

「ッチッったくぅ」

「まともに返事できるやつはいないのかぁ」




「えー、まず転校生を紹介する」

           ざわざわ…

「わざわざドアを閉めたのは…」
「『転校生らしく登場させる』、俺なりの演出だ 笑」

            爆笑

「なんで来たかとかは、それぞれ休み時間に聞くよう」
「んなんいちいち自分で説明するのも、
 お前らだって恥ずかしいだろう」

「少なくとも俺は無理だ」
            笑

「んじゃ入ってきていいぞぉ」

ガラガラガラァ…

             「いやっカッコいい♡」

ガラガラガラァ…



 「えー、森田翔っていいます」
 「よろしく^^」


「爽やかだなぁ、森田は」

              笑

 「そうですか? 笑」

「後ろの席が空いてるが…」
「ヤロー同士隣ってのもなぁ」

「片岡の隣も空いてるから」
「森田、お前好きなほう選べ」

 「え!?」

「いいからいいから」
「時間もったいねえからはよ座れ」

       「あ…はい」

「さぁて森田は川上を選ぶのか」
「それとも片岡を選ぶのか…」

             笑

                 「・・・」

           おおぉお~!!

「やっぱり片岡だよなぁ」
「俺でもそうする」
             爆笑

                     「…恥」
「はいじゃあ連絡事項に移るぞぉ」

「今日放課後、海岸清掃に行くからな」
           「…片岡さん、よろしく^^」
             えぇえー
                 「よ、よろしく」
「「えぇ」言うなぁ」
「持ち回りなんだからしゃあねぇだろ」
「あとサボったやつ罰金な」

             えぇえー!

「だから「えぇ」言うなって」

「後の細かい連絡事項はこれに書いてあっから」
「ここ置いとくから、
 授業始まる前に各自目を通しておくよう」

「はい、ホームルーム終わりぃ!」


ガラガラガラァ…


     「杉っちょ、相変わらず超マイペース 笑」


           「ねぇねぇ、もりたくんって
               前はどこにいたの?」
       「1時間目ってなんだっけ」
           「日本史」
                     「横浜」
キーンコーンカーンコーン…
               「横浜!いいなぁ~」




           ガタガタッ

ガラガラガラァ…




「はーい、授業始めまーす」



バサ
「これ後ろに回してねー」

             バサ


                      バサ

             げっ!

「見てわかると思うけど、小テストやりまーす」
                     「え…」
「事前に予告したら
 本当の実力がわからないでしょ^^」


「先生頑張って作ってきたから
 みんなも頑張ってね^^」

         「そして小悪魔さっちゃん健在…」

「ん?緑川さん何か言った?」

             「いえ!何も!」

「あは 笑」
「じゃあ、よーい…」

「スタート!^^」


           どよーん…


「うふ^^」
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