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スケルトンロード
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「「「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」」」」
「深すぎない!?」
「少しは手加減しなさいよ!!」
「お主ら捕まるのじゃ!!」
「楓殿!!有咲殿!!私の手を!!」
4人が落下する中、楓と有咲は、レイナの言う通り手を掴む。
「ソフィア様!!」
「うむっ!!」
レイナがソフィアの名前を呼ぶ。
レイナの声に応じるように、ソフィアはドラゴンの姿に変化する。
「妾の背中に乗るのじゃ!!」
3人は、ドラゴンとなったソフィアの背に乗る。
「すまん、助かった」
「ありがとう」
「気にするでない」
「底は見えませんね…」
楓、有咲、レイナは、ソフィアの背中に掴まり下を見下ろす。
3人が見下ろす先は、暗闇しかなかった。
「「うわぁ…」」
「かなり深いのぅ」
「どうしましょうか」
「ソフィア、下までいけるか?」
「うむ、分かったのじゃ」
ソフィアは、穴の底まで下降する。
「このダンジョン、罠がコンセプトになってるよな」
「まあそうね」
「この下に向かって行っていることすら、罠というのはないか?」
「そんな事言ってたらキリが無いよ」
「もうなんか、面倒だな。このダンジョンごと破壊するか」
「やめなさい」
下に降りていくこと数分。
底らしきところまで着いた。
「ソフィア、もう戻って良いぞ」
「ソフィアさんありがとうね」
ソフィアの姿は、ドラゴンから人間に変身する。
「気にするではない。それよりもここはどこなのじゃ?」
「主の部屋もどこにあるんでしょう」
4人は、当たりを見渡す。
「「「「…」」」」
4人の視点が一か所に留まる。
4人が、目にしたものは…。
『グルルルル…』
体長3メートルほどのスケルトンが居た。
『スケルトンロードLv.100』
「「でかっ!!」」
「大きいのう」
「ですね」
『グァ!!』
スケルトンロードの手には、大剣が握られており、その大剣を振り払う。
「危なっ!」
「きゃっ!」
「くっ!」
「皆さん!。大丈夫ですか!?」
「こっちは大丈夫だ!!」
「私も!」
「妾もじゃ!!」
「良かった…」
レイナは、3人の無事を確認すると安心し、スケルトンロードから距離を取る。
ギギィ…。
「えっ…」
距離を取ったレイナの足元は、僅かながら他の地面と比べて沈んでいる。
そう、トラップが作動したのだ。
すると、4人を囲うように地面には、魔法陣が浮き出る。
「これは、まずいか…?」
「みたいね…」
魔法陣から、無数のスケルトンが出現する。
「囲まれたようじゃな」
「どうしましょう…」
4人の周囲には、大量のスケルトンとそれらを統べるスケルトンロードが存在する。
「離れないようにしろよ」
「うん」
「そうじゃな」
「はい」
4人は背中合わせになり、武器を構える。
「一掃するぞ!!」
「うん!!」
「ああ!!」
「はい!!」
楓と有咲は、引き金を引き魔物を一掃する。
ソフィアとレイナは、魔法を魔物に放つ。
「にしても多いな」
「そうだね」
「キリが無いのぅ」
「すみません。私のせいで」
「気にするな」
「そうだよ」
「お主のせいではない」
「はい…」
レイナは、自分がトラップを起動させてしまった事を反省している様子だった。
「反省は、帰ってからだ」
「楓の言う通りだよ。今はこいつらを倒しましょ」
「2人の言う通りじゃ。さっさと片付けるぞい」
「はい!」
ダンジョン内は、銃声と爆発音が鳴り響き、虹色の弾丸と多くの魔法が飛び交う。
楓と有咲は、的確に魔物を打ち抜く。
ソフィアとレイナは、魔法でまとめて魔物を爆殺した。
「あとお前だけだ。大きいの!!」
「そうね!」
「じゃな」
「さっさとやられてください!!」
4人は、スケルトンロードに向かって攻撃を再開する。
有咲とソフィアは、スケルトンロードに近づく。
楓とレイナは、後方から攻撃をする。
「うむ、なかなか硬いのぅ」
「そうだね」
有咲とソフィアが、攻撃するもダメージが通っている様子が見られなかった。
「楓!!」
「分かってるよ…」
楓は、有咲に応えるようにスナイパーライフルからマスケット銃に持ち替える。
「お前ら、離れろよー!!」
「うん!!」
「うむっ!!」
楓の指示に従う有咲とソフィア。
「私が足止めします!!」
「頼む!!」
レイナは、スケルトンロードの足を凍らせ動きを封じる。
「じゃあ消し飛んでもらおうか」
ドゥシューン!!
楓は、マスケット銃の引き金を引く。
放たれたビームは、スケルトンロードに命中し、跡形もなく消し飛ばした。
「本当呆気無いなぁ」
「そうね」
スケルトンロードが居た場所を眺める楓と有咲。
自分達が持つマスケット銃の威力の恐ろしさを再確認する。
「お主ら、宝箱があるぞい」
「中には何が入っているのでしょう?」
ソフィアとレイナは、宝箱を開ける。
「これは…」
「モノクルですかね?」
2人が見た物は、単一レンズの眼鏡であるモノクルだった。
「何に使うんだ?」
「お洒落?」
楓と有咲もそのモノクルを見て、用途を考える。
「私がつけてみましょうか」
「ああ頼む」
レイナは、楓の許可を貰い、モノクルをつける。
「うーん。何か変化は…」
レイナは、周囲を見渡し何か変化がないか探る。
すると、ところどころに異変が見られた。
「これってもしかして…」
「何か分かったのか?」
「はい。多分、トラップの場所を見つけることが出来ると思います」
「なるほどなぁ」
宝箱に入っていたモノクルは、トラップの場所を把握することが出来るようだった。
「まあ確かに、トラップの場所が分かるのは良いかもね」
「そうじゃな。ダンジョン攻略も楽にはなるじゃろうな」
有咲とソフィアもモノクルを見て、ダンジョン攻略のカギにもなるだろうと考えていた。
「まあとりあえず帰るか」
「そうだね」
「うむ」
「はい」
4人は、ダンジョンから脱出を試みる。
「…どうやって帰るんだ?」
「さあ?」
「そうじゃなぁ」
「どうしましょう」
ここまで行き当たりばったりで攻略したため、帰り道などは全く気にしていなかった。
「穴でも開けて、無理やり脱出するか」
「やめなさい」
マスケット銃を構える楓を止める有咲。
「お主ら、妾の背中に乗るがよい。楓殿、上をその銃で穴を開けるのじゃ」
「へーい」
「ちょっと!」
「ソフィア様、お背中失礼します」
ソフィアは、再びドラゴンの姿に変化する。
3人は、その背中に乗り、楓はマスケット銃を上に向ける。
「ソフィア、こっちは準備良いぞ」
「うむ、では飛ぶぞ」
ソフィアは、翼を大きく羽ばたかせる。
「楓殿頼む!!」
「はいよ!」
「有咲殿そんな強く握らないでください!。スライムに戻っちゃいます~!!」
「そうなの!?ごめん!!」
楓は、帰り道を無理やり作り、ソフィアが作られた道を突き進む。
「行き帰り両方ともこんな事になるとはなぁ」
「一気に疲れたぁ」
「そうじゃなぁ」
「はい」
「それにしてもモノクルか」
「不思議なアイテムだね」
「他には何を見ることが出来るのじゃろうな」
「それは追い追いですかね」
「だな」
こうして4人は、ダンジョン攻略をまた一つ終える。
場所は変わり、どこかのダンジョンにて…。
「そういえば勇者様」
「どうしたんだい?」
「ホプハールで出会ったあの4人組の事なのですが…」
「うん」
「あの者たちを野放しにして良いのですか?。勇者様にあんな不敬をしているのに…」
ローブを着た女は、勇者に訴えかける。
「勇者様に不敬を働いたものが居るのですか!?。そんなの処刑ものですよ!!」
「そいつら許せないな!!」
ローブを着た女の他に、シスター服を着た金髪の女と身軽な服装をしている赤髪の女が居た。
「良いよ。それにあの者たちとは、また出会いそうな気がする」
勇者は、魔物に剣を突き刺し、笑みを浮かべていた。
「深すぎない!?」
「少しは手加減しなさいよ!!」
「お主ら捕まるのじゃ!!」
「楓殿!!有咲殿!!私の手を!!」
4人が落下する中、楓と有咲は、レイナの言う通り手を掴む。
「ソフィア様!!」
「うむっ!!」
レイナがソフィアの名前を呼ぶ。
レイナの声に応じるように、ソフィアはドラゴンの姿に変化する。
「妾の背中に乗るのじゃ!!」
3人は、ドラゴンとなったソフィアの背に乗る。
「すまん、助かった」
「ありがとう」
「気にするでない」
「底は見えませんね…」
楓、有咲、レイナは、ソフィアの背中に掴まり下を見下ろす。
3人が見下ろす先は、暗闇しかなかった。
「「うわぁ…」」
「かなり深いのぅ」
「どうしましょうか」
「ソフィア、下までいけるか?」
「うむ、分かったのじゃ」
ソフィアは、穴の底まで下降する。
「このダンジョン、罠がコンセプトになってるよな」
「まあそうね」
「この下に向かって行っていることすら、罠というのはないか?」
「そんな事言ってたらキリが無いよ」
「もうなんか、面倒だな。このダンジョンごと破壊するか」
「やめなさい」
下に降りていくこと数分。
底らしきところまで着いた。
「ソフィア、もう戻って良いぞ」
「ソフィアさんありがとうね」
ソフィアの姿は、ドラゴンから人間に変身する。
「気にするではない。それよりもここはどこなのじゃ?」
「主の部屋もどこにあるんでしょう」
4人は、当たりを見渡す。
「「「「…」」」」
4人の視点が一か所に留まる。
4人が、目にしたものは…。
『グルルルル…』
体長3メートルほどのスケルトンが居た。
『スケルトンロードLv.100』
「「でかっ!!」」
「大きいのう」
「ですね」
『グァ!!』
スケルトンロードの手には、大剣が握られており、その大剣を振り払う。
「危なっ!」
「きゃっ!」
「くっ!」
「皆さん!。大丈夫ですか!?」
「こっちは大丈夫だ!!」
「私も!」
「妾もじゃ!!」
「良かった…」
レイナは、3人の無事を確認すると安心し、スケルトンロードから距離を取る。
ギギィ…。
「えっ…」
距離を取ったレイナの足元は、僅かながら他の地面と比べて沈んでいる。
そう、トラップが作動したのだ。
すると、4人を囲うように地面には、魔法陣が浮き出る。
「これは、まずいか…?」
「みたいね…」
魔法陣から、無数のスケルトンが出現する。
「囲まれたようじゃな」
「どうしましょう…」
4人の周囲には、大量のスケルトンとそれらを統べるスケルトンロードが存在する。
「離れないようにしろよ」
「うん」
「そうじゃな」
「はい」
4人は背中合わせになり、武器を構える。
「一掃するぞ!!」
「うん!!」
「ああ!!」
「はい!!」
楓と有咲は、引き金を引き魔物を一掃する。
ソフィアとレイナは、魔法を魔物に放つ。
「にしても多いな」
「そうだね」
「キリが無いのぅ」
「すみません。私のせいで」
「気にするな」
「そうだよ」
「お主のせいではない」
「はい…」
レイナは、自分がトラップを起動させてしまった事を反省している様子だった。
「反省は、帰ってからだ」
「楓の言う通りだよ。今はこいつらを倒しましょ」
「2人の言う通りじゃ。さっさと片付けるぞい」
「はい!」
ダンジョン内は、銃声と爆発音が鳴り響き、虹色の弾丸と多くの魔法が飛び交う。
楓と有咲は、的確に魔物を打ち抜く。
ソフィアとレイナは、魔法でまとめて魔物を爆殺した。
「あとお前だけだ。大きいの!!」
「そうね!」
「じゃな」
「さっさとやられてください!!」
4人は、スケルトンロードに向かって攻撃を再開する。
有咲とソフィアは、スケルトンロードに近づく。
楓とレイナは、後方から攻撃をする。
「うむ、なかなか硬いのぅ」
「そうだね」
有咲とソフィアが、攻撃するもダメージが通っている様子が見られなかった。
「楓!!」
「分かってるよ…」
楓は、有咲に応えるようにスナイパーライフルからマスケット銃に持ち替える。
「お前ら、離れろよー!!」
「うん!!」
「うむっ!!」
楓の指示に従う有咲とソフィア。
「私が足止めします!!」
「頼む!!」
レイナは、スケルトンロードの足を凍らせ動きを封じる。
「じゃあ消し飛んでもらおうか」
ドゥシューン!!
楓は、マスケット銃の引き金を引く。
放たれたビームは、スケルトンロードに命中し、跡形もなく消し飛ばした。
「本当呆気無いなぁ」
「そうね」
スケルトンロードが居た場所を眺める楓と有咲。
自分達が持つマスケット銃の威力の恐ろしさを再確認する。
「お主ら、宝箱があるぞい」
「中には何が入っているのでしょう?」
ソフィアとレイナは、宝箱を開ける。
「これは…」
「モノクルですかね?」
2人が見た物は、単一レンズの眼鏡であるモノクルだった。
「何に使うんだ?」
「お洒落?」
楓と有咲もそのモノクルを見て、用途を考える。
「私がつけてみましょうか」
「ああ頼む」
レイナは、楓の許可を貰い、モノクルをつける。
「うーん。何か変化は…」
レイナは、周囲を見渡し何か変化がないか探る。
すると、ところどころに異変が見られた。
「これってもしかして…」
「何か分かったのか?」
「はい。多分、トラップの場所を見つけることが出来ると思います」
「なるほどなぁ」
宝箱に入っていたモノクルは、トラップの場所を把握することが出来るようだった。
「まあ確かに、トラップの場所が分かるのは良いかもね」
「そうじゃな。ダンジョン攻略も楽にはなるじゃろうな」
有咲とソフィアもモノクルを見て、ダンジョン攻略のカギにもなるだろうと考えていた。
「まあとりあえず帰るか」
「そうだね」
「うむ」
「はい」
4人は、ダンジョンから脱出を試みる。
「…どうやって帰るんだ?」
「さあ?」
「そうじゃなぁ」
「どうしましょう」
ここまで行き当たりばったりで攻略したため、帰り道などは全く気にしていなかった。
「穴でも開けて、無理やり脱出するか」
「やめなさい」
マスケット銃を構える楓を止める有咲。
「お主ら、妾の背中に乗るがよい。楓殿、上をその銃で穴を開けるのじゃ」
「へーい」
「ちょっと!」
「ソフィア様、お背中失礼します」
ソフィアは、再びドラゴンの姿に変化する。
3人は、その背中に乗り、楓はマスケット銃を上に向ける。
「ソフィア、こっちは準備良いぞ」
「うむ、では飛ぶぞ」
ソフィアは、翼を大きく羽ばたかせる。
「楓殿頼む!!」
「はいよ!」
「有咲殿そんな強く握らないでください!。スライムに戻っちゃいます~!!」
「そうなの!?ごめん!!」
楓は、帰り道を無理やり作り、ソフィアが作られた道を突き進む。
「行き帰り両方ともこんな事になるとはなぁ」
「一気に疲れたぁ」
「そうじゃなぁ」
「はい」
「それにしてもモノクルか」
「不思議なアイテムだね」
「他には何を見ることが出来るのじゃろうな」
「それは追い追いですかね」
「だな」
こうして4人は、ダンジョン攻略をまた一つ終える。
場所は変わり、どこかのダンジョンにて…。
「そういえば勇者様」
「どうしたんだい?」
「ホプハールで出会ったあの4人組の事なのですが…」
「うん」
「あの者たちを野放しにして良いのですか?。勇者様にあんな不敬をしているのに…」
ローブを着た女は、勇者に訴えかける。
「勇者様に不敬を働いたものが居るのですか!?。そんなの処刑ものですよ!!」
「そいつら許せないな!!」
ローブを着た女の他に、シスター服を着た金髪の女と身軽な服装をしている赤髪の女が居た。
「良いよ。それにあの者たちとは、また出会いそうな気がする」
勇者は、魔物に剣を突き刺し、笑みを浮かべていた。
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主人公二人が一度焼死して異世界に主人公として蘇生されたなら転生ではなかろうか。
これ転生じゃなくて転移じゃないの?