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第二十二エナジー 「良太の死闘」
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「そろそろ二回戦が始まりそうよ。たぶん竜牙からね。」
「なんかさっきトーナメント表みてたら、竜牙の二回戦の相手、一回戦で恐竜同士相打ちだったみたい。」
「何それ。ずるい。不戦勝ってことね?なんでよりによってあんたなのよ。疲れないんでしょ?アバターって。」
「俺に言われても困るぜ。俺は戦いたかったのに。」
「竜牙。このままだったら、俺が次の試合で勝ったら、準決勝は俺とお前があたることになる。」
「真剣勝負はちょっと久しぶりだな。やろうぜ。良太。」
「おう。」
良太は二回戦のAブロックの闘技場の舞台に向かった。
「良太の相手の恐竜は何?」
「たしかアロサウルスだったけど。」
「絶対パワータイプじゃない。エナジーパワー高いに決まっているわ。良太大丈夫かしら。」
アロサウルス。
ジュラ紀後期に生息されていたとされる肉食恐竜。
ティラノサウルスよりやや小型で、体も一回り小さい。
しかし、小柄な分、ティラノサウルスより素早い動きができたとされている。
「面白い戦いになってきたじゃん。良太ならやるだろ。俺は信じてるぜ。良太と準決勝やるって。怪我しても加賀美って高校生の女に診て貰えばいいじゃん?」
「聞こえてるわよ?唯竜牙。女って失礼じゃない?せめて、女性。お姉様。女の方。言い方あるでしょ?」
「そういうもんなのか?学校でそんなの習ったっけ?」
「は?常識でしょーがそんなもの!!社会に出たら困るわよ?」
「俺、小学生だし。もう大人になった時のこと考えないとダメ?」
「愛ちゃん!!敬語も使えない!!毛も生えていない第二次性徴がまだなクソガキはほっときましょ。」
「加賀美~。竜牙はホントてんでガキだから放っといたらいいぜ。真面目に相手すると疲れるぜ。」
「もう。長谷先輩、加賀美先輩、竜牙なんてホントこの世の中でも優先順位が低いから無視していいのはわかっているわ。それよりも良太よ~。もう試合始まるし。」
「あっ。私も試合みたい。行ってこよ。中西くんの応援、愛ちゃん頼んだわよ。」
そう言って、加賀美はBブロックに向かった。
「二回戦、地球人『中西良太』対アロサウルスの『メッカ』、はじめ!!」
「明らかにエナジーパワータイプだな。接近戦は避けないと。」
「いやいや、地球人のガキよ。俺たちくらいになると、エナジーパワーもエナジーマジックも関係ないのよ。」
「その手に乗るか!!俺は中距離攻撃も得意だ!!『ジャラン・ラケン・クハンディー』(斧の連続攻撃)!!」
良太は小さい手斧8本生成させ、エナジーパワーを纏わせたまま、アロサウルスのメッカ目掛けて投げつけた。
シュンシュンシュン!!!!
バシュッ!!
8本の斧は、メッカが生じさせた風で全て粉砕された。
「なに!?」
「『ハバ』(風)。俺がエナジーマジックで使っている属性だ。これがあるから近距離だろうが遠距離だろうと関係ない。どこにいても俺は相手を切り裂ける。」
「さっきの俺の斧を破壊した威力。エナジーマジック5000は超えていた。愛のエナジーマジックを上回っている。それに愛が戦ったプテラノドンもハバ(風)を使っていたけど、桁違いの精度と破壊力。クソ。マズイ。」
「恐怖で青ざめているな。だががっかりだ。お前たち、地球人の戦い方は一回戦でみていたが、どいつも面白かったぞ。お前以外は…。」
メッカの威圧感とエナジーパワーが跳ね上がった。
「うわっ。」
メッカは足にエナジーパワーを集中させ、スピードとウガンドロン(シールド高速移動術)を飛躍させた。
そのまま、良太の目の前までジャンプし、右爪で良太の体を切り裂いた。
ズバッ。
ブシュー。
良太は3本の爪に切り裂かれ、体の上半身に三つの大きな傷ができた。
傷の深さは骨まで届いており、体の重要器官も損傷している。
血の出かたから出血多量。
このままでは良太は死ぬ。
それでも良太は倒れず、立っている。
「はあはあはあ。」
「いやあああああああ。良太!!加賀美先輩!!加賀美先輩はどこ?ちょっと竜牙加賀美先輩は?」
「さっき、試合に行くって言ってただろ?取り乱すな。愛!!良太ならやれるさ。」
そういう竜牙もアバターながら顔色が悪かった。
むにゅっ。
良太は得意の「シリンティ」(物質創造)で、接着剤を生み出し、自身の傷口に塗り、出血を止めた。
「なんだ?その物質?粘着系か。地球にはそういうものが存在するのか。だけど、治療じゃない。ただの痩せ我慢だろ?傷口を塞いだけ。イラージ(自己治癒力強化)ではない。」
「うるせーな!!おまえに勝ちゃーなんでもいいだろ!!『シリンティ』!!」
グニョグニョ。
良太は闘技場の舞台の地面と同じ素材の壁を作り、アロサウルスのメッカを押し潰そうとした。
バキャーン!!
その壁をメッカは左爪の一振りで粉砕してしまった。
「おいおい。こんな壁でどうするつもりだったんだ?もっとマシなものを作れよ。おまえホント弱いな。地球人の女二人はエナジーの扱いが上手だ。緻密なエナジーコントロールができる。おまえよりは楽しく戦えたはずだ。大きい方の男は、エナジー無効化というレアな能力を持っている。そして一番最初に舞台で戦ったガキ、あいつは俺より強いだろう。」
「り、竜牙か。」
「そうだ。マッパトイしても力を隠しているんだから、どれほどのエナジーを持っているかわからない。今大会の優勝候補ともいい勝負するはずだ。お前に勝ったら俺が竜牙ってやつに当たる。ちょっとは力を暴いてみせる。」
「おまえなんかじゃ竜牙に勝てない。」
ズボッ。
その一言に腹が立ったのか、メッカは鋭い爪で、良太の右肺を貫いた。
ブシュー。
「いやああああああああ~。竜牙!!この試合止めて!!良太が死んじゃうわ!!」
「くそっ。」
竜牙は控室でギュッと拳を握りしめた。
「チッ。俺としたことがちょっとムキになってしまった。こんな雑魚ごときに。」
「その雑魚におまえは今から負けんだよ。」
「死にかけのくせにベラベラしゃべりやがる。おまえのどこの部位を引きちぎってやろうか。ん?」
その瞬間、良太はシールドを解いた。
「おまえ、何してる?死にたいのか?」
「ちょっと良太何やってるの?シールドを解くなんて。この星の気温は100度以上よ?火傷するわ!!」
「シールドを解かないと、てかエナジーを使っていると使えないんだ。ホントこの星あっついな~。早急に方を付ける。」
良太は右肺を貫かれた状態で、メッカの首元を指さした。
「何かするつもりか。無駄だ。俺の強力なシールドがおまえの攻撃なんて一切通さな…。」
グチャ。
「『ワールド』。」
良太はメッカの首元に空間を出した。
「おまえの首、俺が作った世界に置いてきたぜ。」
メッカの首は空間の裂け目の中に入り、千切れ飛んだ。
首無しのアロサウルスが闘技場の舞台に倒れ込んだ。
ドン。
「やった。俺もここまでか…。」
良太もそのまま倒れ込み、右肺から大量の出血で闘技場の舞台が赤く染まった。
「チッ。つまんね。二回戦、地球人『中西良太』対アロサウルスの『メッカ』両者戦闘不能により、引き分け。」
竜牙と愛はたまらず、控室から駆け出し、良太の元へと駆けつけた。
「良太!!しっかりしなさい!!すごい出血。こんなに血が出たら、死んじゃうわ。」
「良太!!生きてるか!!」
良太の意識はなく、シールドも張れない状態だ。
「このままだと、全身火傷になる。私のシールドを貸すわ!!えいっ。」
ブオン。
愛は自分のシールドを良太に纏わせた。
これで適切な気温と酸素が保たれた。
しかしそれだけでは良太は救えない。
「竜牙!!お願い。加賀美先輩呼んできて。早く医術エナジーしてもらわないと手遅れになるわ。」
「わかった!!待ってろ!!」
竜牙は加賀美を探しに行った。
その間に、愛は控室まで良太を運んだ。
「良太にシールドを纏わせているだけだから、治療しているわけじゃない。こんなことなら、もっと真剣に医術エナジーを学んでおけばよかった。」
すぐに竜牙が戻ってきた。
「何、あんた一人で戻ってきてるのよ。加賀美先輩呼んできてって言ったでしょ?」
「死んだ。」
「は?良太はまだ生きてるわ!!早く加賀美先輩呼んでこいって言ってんの!!」
「加賀美って高校生の女。喰われて死んだ。」
「は?じゃあどうすんの?良太もこのまま治療もできずに死ぬの?」
つづく。
「なんかさっきトーナメント表みてたら、竜牙の二回戦の相手、一回戦で恐竜同士相打ちだったみたい。」
「何それ。ずるい。不戦勝ってことね?なんでよりによってあんたなのよ。疲れないんでしょ?アバターって。」
「俺に言われても困るぜ。俺は戦いたかったのに。」
「竜牙。このままだったら、俺が次の試合で勝ったら、準決勝は俺とお前があたることになる。」
「真剣勝負はちょっと久しぶりだな。やろうぜ。良太。」
「おう。」
良太は二回戦のAブロックの闘技場の舞台に向かった。
「良太の相手の恐竜は何?」
「たしかアロサウルスだったけど。」
「絶対パワータイプじゃない。エナジーパワー高いに決まっているわ。良太大丈夫かしら。」
アロサウルス。
ジュラ紀後期に生息されていたとされる肉食恐竜。
ティラノサウルスよりやや小型で、体も一回り小さい。
しかし、小柄な分、ティラノサウルスより素早い動きができたとされている。
「面白い戦いになってきたじゃん。良太ならやるだろ。俺は信じてるぜ。良太と準決勝やるって。怪我しても加賀美って高校生の女に診て貰えばいいじゃん?」
「聞こえてるわよ?唯竜牙。女って失礼じゃない?せめて、女性。お姉様。女の方。言い方あるでしょ?」
「そういうもんなのか?学校でそんなの習ったっけ?」
「は?常識でしょーがそんなもの!!社会に出たら困るわよ?」
「俺、小学生だし。もう大人になった時のこと考えないとダメ?」
「愛ちゃん!!敬語も使えない!!毛も生えていない第二次性徴がまだなクソガキはほっときましょ。」
「加賀美~。竜牙はホントてんでガキだから放っといたらいいぜ。真面目に相手すると疲れるぜ。」
「もう。長谷先輩、加賀美先輩、竜牙なんてホントこの世の中でも優先順位が低いから無視していいのはわかっているわ。それよりも良太よ~。もう試合始まるし。」
「あっ。私も試合みたい。行ってこよ。中西くんの応援、愛ちゃん頼んだわよ。」
そう言って、加賀美はBブロックに向かった。
「二回戦、地球人『中西良太』対アロサウルスの『メッカ』、はじめ!!」
「明らかにエナジーパワータイプだな。接近戦は避けないと。」
「いやいや、地球人のガキよ。俺たちくらいになると、エナジーパワーもエナジーマジックも関係ないのよ。」
「その手に乗るか!!俺は中距離攻撃も得意だ!!『ジャラン・ラケン・クハンディー』(斧の連続攻撃)!!」
良太は小さい手斧8本生成させ、エナジーパワーを纏わせたまま、アロサウルスのメッカ目掛けて投げつけた。
シュンシュンシュン!!!!
バシュッ!!
8本の斧は、メッカが生じさせた風で全て粉砕された。
「なに!?」
「『ハバ』(風)。俺がエナジーマジックで使っている属性だ。これがあるから近距離だろうが遠距離だろうと関係ない。どこにいても俺は相手を切り裂ける。」
「さっきの俺の斧を破壊した威力。エナジーマジック5000は超えていた。愛のエナジーマジックを上回っている。それに愛が戦ったプテラノドンもハバ(風)を使っていたけど、桁違いの精度と破壊力。クソ。マズイ。」
「恐怖で青ざめているな。だががっかりだ。お前たち、地球人の戦い方は一回戦でみていたが、どいつも面白かったぞ。お前以外は…。」
メッカの威圧感とエナジーパワーが跳ね上がった。
「うわっ。」
メッカは足にエナジーパワーを集中させ、スピードとウガンドロン(シールド高速移動術)を飛躍させた。
そのまま、良太の目の前までジャンプし、右爪で良太の体を切り裂いた。
ズバッ。
ブシュー。
良太は3本の爪に切り裂かれ、体の上半身に三つの大きな傷ができた。
傷の深さは骨まで届いており、体の重要器官も損傷している。
血の出かたから出血多量。
このままでは良太は死ぬ。
それでも良太は倒れず、立っている。
「はあはあはあ。」
「いやあああああああ。良太!!加賀美先輩!!加賀美先輩はどこ?ちょっと竜牙加賀美先輩は?」
「さっき、試合に行くって言ってただろ?取り乱すな。愛!!良太ならやれるさ。」
そういう竜牙もアバターながら顔色が悪かった。
むにゅっ。
良太は得意の「シリンティ」(物質創造)で、接着剤を生み出し、自身の傷口に塗り、出血を止めた。
「なんだ?その物質?粘着系か。地球にはそういうものが存在するのか。だけど、治療じゃない。ただの痩せ我慢だろ?傷口を塞いだけ。イラージ(自己治癒力強化)ではない。」
「うるせーな!!おまえに勝ちゃーなんでもいいだろ!!『シリンティ』!!」
グニョグニョ。
良太は闘技場の舞台の地面と同じ素材の壁を作り、アロサウルスのメッカを押し潰そうとした。
バキャーン!!
その壁をメッカは左爪の一振りで粉砕してしまった。
「おいおい。こんな壁でどうするつもりだったんだ?もっとマシなものを作れよ。おまえホント弱いな。地球人の女二人はエナジーの扱いが上手だ。緻密なエナジーコントロールができる。おまえよりは楽しく戦えたはずだ。大きい方の男は、エナジー無効化というレアな能力を持っている。そして一番最初に舞台で戦ったガキ、あいつは俺より強いだろう。」
「り、竜牙か。」
「そうだ。マッパトイしても力を隠しているんだから、どれほどのエナジーを持っているかわからない。今大会の優勝候補ともいい勝負するはずだ。お前に勝ったら俺が竜牙ってやつに当たる。ちょっとは力を暴いてみせる。」
「おまえなんかじゃ竜牙に勝てない。」
ズボッ。
その一言に腹が立ったのか、メッカは鋭い爪で、良太の右肺を貫いた。
ブシュー。
「いやああああああああ~。竜牙!!この試合止めて!!良太が死んじゃうわ!!」
「くそっ。」
竜牙は控室でギュッと拳を握りしめた。
「チッ。俺としたことがちょっとムキになってしまった。こんな雑魚ごときに。」
「その雑魚におまえは今から負けんだよ。」
「死にかけのくせにベラベラしゃべりやがる。おまえのどこの部位を引きちぎってやろうか。ん?」
その瞬間、良太はシールドを解いた。
「おまえ、何してる?死にたいのか?」
「ちょっと良太何やってるの?シールドを解くなんて。この星の気温は100度以上よ?火傷するわ!!」
「シールドを解かないと、てかエナジーを使っていると使えないんだ。ホントこの星あっついな~。早急に方を付ける。」
良太は右肺を貫かれた状態で、メッカの首元を指さした。
「何かするつもりか。無駄だ。俺の強力なシールドがおまえの攻撃なんて一切通さな…。」
グチャ。
「『ワールド』。」
良太はメッカの首元に空間を出した。
「おまえの首、俺が作った世界に置いてきたぜ。」
メッカの首は空間の裂け目の中に入り、千切れ飛んだ。
首無しのアロサウルスが闘技場の舞台に倒れ込んだ。
ドン。
「やった。俺もここまでか…。」
良太もそのまま倒れ込み、右肺から大量の出血で闘技場の舞台が赤く染まった。
「チッ。つまんね。二回戦、地球人『中西良太』対アロサウルスの『メッカ』両者戦闘不能により、引き分け。」
竜牙と愛はたまらず、控室から駆け出し、良太の元へと駆けつけた。
「良太!!しっかりしなさい!!すごい出血。こんなに血が出たら、死んじゃうわ。」
「良太!!生きてるか!!」
良太の意識はなく、シールドも張れない状態だ。
「このままだと、全身火傷になる。私のシールドを貸すわ!!えいっ。」
ブオン。
愛は自分のシールドを良太に纏わせた。
これで適切な気温と酸素が保たれた。
しかしそれだけでは良太は救えない。
「竜牙!!お願い。加賀美先輩呼んできて。早く医術エナジーしてもらわないと手遅れになるわ。」
「わかった!!待ってろ!!」
竜牙は加賀美を探しに行った。
その間に、愛は控室まで良太を運んだ。
「良太にシールドを纏わせているだけだから、治療しているわけじゃない。こんなことなら、もっと真剣に医術エナジーを学んでおけばよかった。」
すぐに竜牙が戻ってきた。
「何、あんた一人で戻ってきてるのよ。加賀美先輩呼んできてって言ったでしょ?」
「死んだ。」
「は?良太はまだ生きてるわ!!早く加賀美先輩呼んでこいって言ってんの!!」
「加賀美って高校生の女。喰われて死んだ。」
「は?じゃあどうすんの?良太もこのまま治療もできずに死ぬの?」
つづく。
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