エナジークエスト

リョウタ

文字の大きさ
上 下
132 / 184

第127エナジー  「『雷槍』解放」

しおりを挟む
「雷牙」は「恒星クラス」の「マクロ」「スティック」にボコボコにやられていた。


「あらあらもう雷を出す元気もないわけ?大口を叩いていた割には大したことなかったわね。」


「くそ。」


「雷牙」は「エナジー武具」「雷槍」で攻撃するが、同じく「エナジー武具」を持つ「スティック」の「魔法のステッキ」で攻撃が全て防がれてしまう。


「だから、そんな攻撃効くかってんの!!しつこい!!」


バキ!!


「スティック」の「魔法のステッキ」で「雷牙」は激しく殴られ、地面に吹っ飛んだ。


ドン!!


「うふ。もうこの小さな星ごと消しちゃおうかしら。」


「スティック」は「魔法のステッキ」にエナジーを集中し始めた。


「この星もろとも死になさい。『デスパレート・エナジーミサイ・・・・・・・』えっどういうこと?『剛竜』のエナジー反応がしない。たしか『剛竜』は『お尋ね者』Eクラスの『火竜』と戦っていたわね。あいつってエナジーって『惑星クラス』だったわね。どうやったら『剛竜』が負けるの?信じらんない。」


地面に叩きつけられ倒れていた「雷牙」が起き上がった。


「あの野郎やりやがったな。あの劣勢からどうやってひっくり返したんだ?こりゃー褒めてやんないとな。じゃあ『剛竜』戦用に取っていたエナジーは使っちまっていいってことだよな?」


ピカ!!


突然、「雷牙」の「エナジー武具」「雷槍」が光りだした。


「何?何をするつもりなの!?」


「ババアごめんな。まだ本気出してなくて。」


「何言ってるのガキ!!あんたは十分本気出していたわ。私の方が『エナジー力』が上だから強いに決まっているわ。」


「たしかにおまえは『剛竜』近いほどの『エナジー力』を持っている。だが、勝負の決め手は『エナジー武具』だ。おまえは『覇者』の元で『ステッキ』を創ってもらっただけ。それ以降、何もしてこなかった。たしかにそれだけでも『エナジー武具』は自身のエナジーを高め、攻撃力を上げることができる。でもそれだけじゃ足りない。これから先、自分より『エナジー力』が高いやつとどんどん戦っていくことを想定していたら、そんなもんじゃ全然足りない。『覇者』は言っていたんだ。『エナジー武具』は自分の分身と同じ。『エナジー武具』と共に強くなることでさらに進化すると『覇者』は教えてくれた。俺は毎日、『エナジー武具』に俺のエナジーを与え続けた。そしたら変化したんだ。」


「雷槍」はみつまたの槍だったが、形状が変化し、雷をモチーフにした槍に生まれ変わった。黄金に輝きを放っている。


「これが俺の真の『雷槍』だ。」


「ヒッ。その輝き!!『恒星系クラス』に匹敵する!?」


「雷牙」は真「雷槍」で「スティック」の「魔法のステッキ」を攻撃した。


バキ!!ボコ!!


槍を「ステッキ」で防御したが、「雷槍」の攻撃力が桁違いに上がっており、「スティック」の「エナジー武具」は粉砕した。


「あっ。私の『ステッキ』が!!クソガキが。フン。今日はここまでにしてやる。いくら『エナジー武具』が強力でも単身の『エナジー力』は私の方が上。スピードでは負けない。」


そう言って、大スピードで「スティック」はこの星から脱出し、逃げた。


ビュン!!


「あー。逃すつもりないぜ。『雷槍』。俺にエナジーを分けてくれ。」


真「雷槍」から「雷牙」に大量のエナジーが送られてきた。


パワーアップした「雷牙」は一瞬で「スティック」に追いついた。


シュン!!


「いやあ。殺さないで。」


「それはやっぱり無理だろ。おまえも俺を殺そうとしたんだから。」


「雷牙」は真「雷槍」で「スティック」の体を貫き、「核」(コア)ごと貫いた。


次回。  第128エナジー  「認める」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。

束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。 だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。 そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。 全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。 気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。 そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。 すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

処理中です...