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第73エナジー 「絶望」
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「巨大エナジー接近中!!住民は直ちにシェルターに避難してください!!」
「ケミエナ星」では警報が鳴り響いていた。
司令室では「マールル」が指揮を取っていた。
「住民はただちに避難を!!『防壁エナジー部隊』は大気圏前で待機して、『核エナジーミサイル』で敵を狙撃した直後、『シールド』を全開にしてこの星と住民を守りなさい!!」
「アルガンドル」も司令室に駆けつけた。
「『炎の三戦士』との戦いから1日しか経っていないのに、忙しいな~。『マールル』。」
「今回は大丈夫よ。敵はまだ『ケミエナ星』から少し離れた宇宙空間にいるから安心して『核エナジーミサイル』を撃ちこめるわ。ただ気になるのは、人工衛星エナジー感知機から送られてきた敵の映像が、ちょっとボヤけていて見にくいんだけど、ただの子どものようなのよ。」
「子ども?何で敵だと判断したんだ?」
「感知機によると、エナジー量が膨大で、前に『竜牙』が言ってた『一つ目火の玉』ってやつと一緒にいるからよ。」
「俺が背中から刺されたやつだな。敵に間違いない。さっさと『核エナジーミサイル』を撃ち込もう。」
「敵をロックオン!!『引力』付きのミサイル。絶対に逃さない。くらえ!!二度とこの星に来るな!!『核エナジーミサイル』発射!!」
謎の子どもに向かって、「核エナジーミサイル」が発射され、「ケミエナ星」から少し離れた宇宙空間で直撃した。
ドーーーーーーーーーーーーン!!キュルルルルルウルルルルルウッルウルルル!!
「核エナジーミサイル」の爆撃、破壊力、全てをその子どもは吸収してしまったのだ。
「悪いな。俺には、『ホールの恩恵』がある。全てのエナジー攻撃は俺には効かない。」
「ちょっと、今のはなに?『核エナジーミサイル』を吸収したってこと??そんな馬鹿なことがある?」
「おい『マールル』!!人工衛星エナジー感知機からの情報によると、その子どものエナジー力が測定不能になっているぞ!!」
「測定不能なんて今まで、『宇宙三戦士』の『まこ』様が初めてこの星に来た時に測定した以来じゃない。そんなの信じられない。私がやつのエナジー力を測定してみる!!『エナジーメジャメント』(エナジー力測定)!!痛っ!!やつのエナジーが高すぎて、頭が割れそうよ。」
「『マールル』もういい。エナジー通信で『竜牙』や『アーク』に助けを呼ぼう!!」
「わかったわ。・・・・・・・・・・・・・・。あれ繋がらない?・・・・・・・・・・・。えっどういうこと?」
「何やってる!!『マールル』。クソ。退却しよう。この星を置いて逃げるぞ。俺が巨大な空間をこじ開けるから、『マールル』は住民たちと戦士を一箇所に集めてくれ!!」
敵は「ケミエナ星」の真上に来ていた。
「ミサイルが効かなかったことに焦り、逃げ支度をしてる頃かな。だが、それも遅い。この星全土を俺の『シールド』が覆っていることになぜ気がつかないんだ?」
「ケミエナ星」はこの子どもの「赤いエナジー」でできた「シールド」に覆われている。この「シールド」に覆われてしまうと、空間移動、エナジー通信、外部との接触、干渉が一切拒絶されてしまう。だから、「マールル」と「アーク」はエナジー通信、空間移動ができず、この星から逃げることができないのだ。
「『アルガンドル』!!さっさと空間を開けなさいよ!!敵がもうこの星の真上に来てるわ!!」
「できないんだ!!まさかこれも敵の能力か!?ちょっと待て、モニターからみえる敵のエナジーの色を見てみろ!!」
「えっ。赤色!!エナジーの色が赤ってことは『恒星クラス』の力の持ち主ってこと!?なんでそんなやつがこの星なんかに来るのよ!!」
エナジー力が高すぎると、空間との摩擦により化学反応が起こり、通常白いオーラのようなエナジーに色がつく。敵のエナジーの色は赤のようだ。
「いやああああああああ。こんなところで死にたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい~。」
次回。 第74エナジー 「約束の再戦」
「ケミエナ星」では警報が鳴り響いていた。
司令室では「マールル」が指揮を取っていた。
「住民はただちに避難を!!『防壁エナジー部隊』は大気圏前で待機して、『核エナジーミサイル』で敵を狙撃した直後、『シールド』を全開にしてこの星と住民を守りなさい!!」
「アルガンドル」も司令室に駆けつけた。
「『炎の三戦士』との戦いから1日しか経っていないのに、忙しいな~。『マールル』。」
「今回は大丈夫よ。敵はまだ『ケミエナ星』から少し離れた宇宙空間にいるから安心して『核エナジーミサイル』を撃ちこめるわ。ただ気になるのは、人工衛星エナジー感知機から送られてきた敵の映像が、ちょっとボヤけていて見にくいんだけど、ただの子どものようなのよ。」
「子ども?何で敵だと判断したんだ?」
「感知機によると、エナジー量が膨大で、前に『竜牙』が言ってた『一つ目火の玉』ってやつと一緒にいるからよ。」
「俺が背中から刺されたやつだな。敵に間違いない。さっさと『核エナジーミサイル』を撃ち込もう。」
「敵をロックオン!!『引力』付きのミサイル。絶対に逃さない。くらえ!!二度とこの星に来るな!!『核エナジーミサイル』発射!!」
謎の子どもに向かって、「核エナジーミサイル」が発射され、「ケミエナ星」から少し離れた宇宙空間で直撃した。
ドーーーーーーーーーーーーン!!キュルルルルルウルルルルルウッルウルルル!!
「核エナジーミサイル」の爆撃、破壊力、全てをその子どもは吸収してしまったのだ。
「悪いな。俺には、『ホールの恩恵』がある。全てのエナジー攻撃は俺には効かない。」
「ちょっと、今のはなに?『核エナジーミサイル』を吸収したってこと??そんな馬鹿なことがある?」
「おい『マールル』!!人工衛星エナジー感知機からの情報によると、その子どものエナジー力が測定不能になっているぞ!!」
「測定不能なんて今まで、『宇宙三戦士』の『まこ』様が初めてこの星に来た時に測定した以来じゃない。そんなの信じられない。私がやつのエナジー力を測定してみる!!『エナジーメジャメント』(エナジー力測定)!!痛っ!!やつのエナジーが高すぎて、頭が割れそうよ。」
「『マールル』もういい。エナジー通信で『竜牙』や『アーク』に助けを呼ぼう!!」
「わかったわ。・・・・・・・・・・・・・・。あれ繋がらない?・・・・・・・・・・・。えっどういうこと?」
「何やってる!!『マールル』。クソ。退却しよう。この星を置いて逃げるぞ。俺が巨大な空間をこじ開けるから、『マールル』は住民たちと戦士を一箇所に集めてくれ!!」
敵は「ケミエナ星」の真上に来ていた。
「ミサイルが効かなかったことに焦り、逃げ支度をしてる頃かな。だが、それも遅い。この星全土を俺の『シールド』が覆っていることになぜ気がつかないんだ?」
「ケミエナ星」はこの子どもの「赤いエナジー」でできた「シールド」に覆われている。この「シールド」に覆われてしまうと、空間移動、エナジー通信、外部との接触、干渉が一切拒絶されてしまう。だから、「マールル」と「アーク」はエナジー通信、空間移動ができず、この星から逃げることができないのだ。
「『アルガンドル』!!さっさと空間を開けなさいよ!!敵がもうこの星の真上に来てるわ!!」
「できないんだ!!まさかこれも敵の能力か!?ちょっと待て、モニターからみえる敵のエナジーの色を見てみろ!!」
「えっ。赤色!!エナジーの色が赤ってことは『恒星クラス』の力の持ち主ってこと!?なんでそんなやつがこの星なんかに来るのよ!!」
エナジー力が高すぎると、空間との摩擦により化学反応が起こり、通常白いオーラのようなエナジーに色がつく。敵のエナジーの色は赤のようだ。
「いやああああああああ。こんなところで死にたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい~。」
次回。 第74エナジー 「約束の再戦」
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