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第69エナジー 「被害状況」
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「核エナジーミサイル」の威力は尋常じゃない。その破壊力で「ケミエナ星」にも大きな被害が起きる可能性があったため、「マールル」たちは使うことをためらっていた。
「竜牙」のエナジー体が大量にいるとわかったときに、「マールル」は作戦を思いついた。「ケミエナ星」に被害を出さず、「核エナジーミサイル」を使い、マクロを倒す方法を。
「マールル」はミサイルを発射する前に「竜牙」に伝えていた。
「マーグン」の動きを止めていた49997人の「竜牙」たちに、「ケミエナ星」の大気圏まで出てもらい、「斥力」を目一杯張り、爆発を防ぐ役を頼んだ。
次に「ファイガー」の行動を停止させていた39997人の「竜牙」と治療に携わっていない残りの「竜牙」たちは、大気圏の手前で待機し、大きな「シールド」を全員が張ることで、前方の「竜牙」たちが爆発を防ぎきれなかった場合の予備となった。
そして、地上では「マールル」の部下たち「防壁エナジー部隊」4500人がシェルターの上で「シールド」を張り、三重の対策を「マールル」は提案し、実行したのだ。
実際は、前線に出ていた「竜牙」49997人は、「斥力」を目一杯張っていたが、爆発に巻き込まれ、全員消滅した。
大気圏前で待機していた残りの「竜牙」たちの「シールド」で爆発は防ぐことができ、「核エナジーミサイル」での「ケミエナ星」の被害はなかった。
「やるじゃん。『マールル』。お前の作戦通り、この星にも被害なかったし、マクロたちも倒せて良かったな。俺は5万体くらい死んだけど。」
「もう喜んでる場合じゃないでしょ。次は被害状況の確認よ。!!」
「炎の三戦士」が襲来した際に、「ケミエナ星」の主要都市「エナシティー」が炎上したが、住民で死傷者は出なかった。シェルターで無事避難できた。
死者は「防壁エナジー部隊」の戦士500人だった。
重傷者は、「アーク」と「ブラウド」だった。「アーク」は、下半身がなく、上半身も「ファイガー」の牙で循環系が大きく損傷を受けている。「ブラウド」は、意識はあるが、両手、両足がない。
「くそ。先生の切られた腕や足が残ってさえいれば、すぐに治療系のエナジーで接合することができたのに。」
「あの変態ホスト野郎は、なかなか残忍なやつだったは。兄さんの切った腕や足を、兄さんの目の前で火で炙り、その反応をみて楽しんでいたんだから。ほんとサイテー。」
「『アルガンドル』も大丈夫か?さっき治療したけど、まだ痛むんじゃねーか?」
「『竜牙』ありがとな。まだ少し痛むけど、何日か休めば、また戦えるようにはなるさ。問題は、この二人だな。」
「いや。まだ問題はあるわ。」
「ん?なんだ。『マールル』?」
「もう!!被害状況確認したから、あんた4万体いるんでしょ?邪魔なのよ!!この司令室に何人あんたいるのよ!!あんた一人でも厄介なのに。4万もいるなんて我慢できない。せめて二人くらいになりなさい!!」
「えっ。そんなこと。」
「竜牙」はしぶしぶ39998人の「エナジー体」を消した。
「ふう。スッキリ。『アーク』と兄さんが問題ね。今後、二人が戦いに参加しないのであれば、エナジーアイテムの義手や義足があるから、生活には支障をきたさないわ。」
「この二人にとって、戦いに参加、研究に参加できないことは、生きてることにならないと思うけど。」
「言うわね『竜牙』。とりあえず、二人が目を覚ましてから決めましょう。」
次回 第70エナジー 「治療方法」
「竜牙」のエナジー体が大量にいるとわかったときに、「マールル」は作戦を思いついた。「ケミエナ星」に被害を出さず、「核エナジーミサイル」を使い、マクロを倒す方法を。
「マールル」はミサイルを発射する前に「竜牙」に伝えていた。
「マーグン」の動きを止めていた49997人の「竜牙」たちに、「ケミエナ星」の大気圏まで出てもらい、「斥力」を目一杯張り、爆発を防ぐ役を頼んだ。
次に「ファイガー」の行動を停止させていた39997人の「竜牙」と治療に携わっていない残りの「竜牙」たちは、大気圏の手前で待機し、大きな「シールド」を全員が張ることで、前方の「竜牙」たちが爆発を防ぎきれなかった場合の予備となった。
そして、地上では「マールル」の部下たち「防壁エナジー部隊」4500人がシェルターの上で「シールド」を張り、三重の対策を「マールル」は提案し、実行したのだ。
実際は、前線に出ていた「竜牙」49997人は、「斥力」を目一杯張っていたが、爆発に巻き込まれ、全員消滅した。
大気圏前で待機していた残りの「竜牙」たちの「シールド」で爆発は防ぐことができ、「核エナジーミサイル」での「ケミエナ星」の被害はなかった。
「やるじゃん。『マールル』。お前の作戦通り、この星にも被害なかったし、マクロたちも倒せて良かったな。俺は5万体くらい死んだけど。」
「もう喜んでる場合じゃないでしょ。次は被害状況の確認よ。!!」
「炎の三戦士」が襲来した際に、「ケミエナ星」の主要都市「エナシティー」が炎上したが、住民で死傷者は出なかった。シェルターで無事避難できた。
死者は「防壁エナジー部隊」の戦士500人だった。
重傷者は、「アーク」と「ブラウド」だった。「アーク」は、下半身がなく、上半身も「ファイガー」の牙で循環系が大きく損傷を受けている。「ブラウド」は、意識はあるが、両手、両足がない。
「くそ。先生の切られた腕や足が残ってさえいれば、すぐに治療系のエナジーで接合することができたのに。」
「あの変態ホスト野郎は、なかなか残忍なやつだったは。兄さんの切った腕や足を、兄さんの目の前で火で炙り、その反応をみて楽しんでいたんだから。ほんとサイテー。」
「『アルガンドル』も大丈夫か?さっき治療したけど、まだ痛むんじゃねーか?」
「『竜牙』ありがとな。まだ少し痛むけど、何日か休めば、また戦えるようにはなるさ。問題は、この二人だな。」
「いや。まだ問題はあるわ。」
「ん?なんだ。『マールル』?」
「もう!!被害状況確認したから、あんた4万体いるんでしょ?邪魔なのよ!!この司令室に何人あんたいるのよ!!あんた一人でも厄介なのに。4万もいるなんて我慢できない。せめて二人くらいになりなさい!!」
「えっ。そんなこと。」
「竜牙」はしぶしぶ39998人の「エナジー体」を消した。
「ふう。スッキリ。『アーク』と兄さんが問題ね。今後、二人が戦いに参加しないのであれば、エナジーアイテムの義手や義足があるから、生活には支障をきたさないわ。」
「この二人にとって、戦いに参加、研究に参加できないことは、生きてることにならないと思うけど。」
「言うわね『竜牙』。とりあえず、二人が目を覚ましてから決めましょう。」
次回 第70エナジー 「治療方法」
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