辻 雄介 短編集

辻 雄介

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身に覚えのない堕天使とおじさん

身に覚えのない堕天使とおじさん

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「おい」
「はっ」
「エルサエムを呼んでこい」
「はっ、かしこまりました」
大天使様は天使の1人であるエルサエムを呼ぶために使いを行かせた。
使いの1人が聞いた。
「大天使様。なぜ、エルサエムの様な天使をお呼びになられるのですか?」
「軽い余興だ。」
大天使様はそう言った。
ここは天国。良き行いをした生命が最後にやってくる場所だ。
ここの治安は大天使様が牛耳っている。
僕の名前はエルサエム。
ボサボサな金髪頭で、背は低く、緑の垂れ目で、後これは僕だけでは無いけど、頭に金色の輪っか「エンジェルリング」があり、白いワンピースを纏っている。
僕はここ天国で天使をやっている。
大天使様は僕にとって偉大すぎる存在だ。
「エルサエム!エルサエムはいるか??」
おっと、お呼びがかかった。行かなくては。
さて、何の用だろう。
「大天使様からのお呼ばれだ。
急いでついてこい!!」
「え、??ドゥ…ダァ…大天使様からのお呼ばれ…??」
頭の中が混乱している。
あの大天使様が僕を…??
一体何の用で??
でも大天使様からのお呼ばれなら喜んで行く。
「はい!喜んで!!」
とりあえず、呼んだ者について行くことにした。
歩いたことの無い道。
この道の先に僕にとって偉大な方が待っていると思うだけでワクワクする。


その瞬間は訪れた。
大天使様の部屋の扉の前まで来たのだ。
そして、扉は開かれた。
部屋の中には、聡明な顔立ちをした巨大な翼の生えている男がいた。身体の真ん中に「ANGEL」の大きなタトゥーが縦に彫られている。これが大天使様……。圧巻だった。
「エルサエム、座れ」
そう言われると身体が自然に正座の姿勢になった。 
これは魔法かなにかか?いや、僕の体がその圧巻さに負けたのだ。
「あの…僕になにか用でしょうか……?」
僕は恐る恐る聞いてみた。
すると、あの重そうな口が開いた。
「エルサレム…お前の天使としての働き…拝見させてもらった」
僕の背中がゾワッとした。
自分は比較的真面目に天使としての業務を行ってきたつもりだった。
この世に到達した魂を天国へ誘導したり、清掃、雑用は勿論。
やれることはやってきたつもりだ。
なので自信はあった。
「はい!どうでしたか?」
僕は大きな声で言った。
重そうな口はまた開いた。そして、衝撃的な事を言い放った。
「お前を堕天使として地上に追放する」
「え?」
僕の体は固まった。
「堕天使って…!!
僕1度もあなた様に逆らおうなんて思ったことは無いですよ!?
業務も命令通りこなしてきましたし!!
僕の何がいけなかったのですか!?」
「そうか……お前自身はその様なつもりは無いんだな?
なら条件をやろう」
「条件……?」
僕は息を飲んだ。
「竹中 康敏という男を殺せ。
それが、天国へ戻れる条件だ。」
大天使様は竹中康敏という男の画像を提示した。
少し猫背で眉毛は垂れていて、眼は細く、無精髭が生えている男だった。
「竹中……?誰ですかその人」
「お前に天国を思う心があるなら容易くできるはずだ。
このミッションが出来るまでお前は地上で生きていけ。
天使としての能力は備えたままだから安心しろ。」
「でも!待ってください!!天使にも攻撃スキルはあるはずですが殺しなんて!!」
すると僕は使いの者に突き飛ばされて、そのまま深い闇の中に落ちていった。


目を覚ますと、棒状の柱にもたれかかっていた。
「これが……電柱というやつなのか?」
天使はある程度だが、地上世界での知識は身についている。
僕の目の前には輪っかの無い、たまに茶髪か金髪で殆ど黒髪の人々が歩いて通り過ぎていった。
頭を触ってみると、確かに自分の輪っかはあるままだった。
衣装も天国とおなじ男でも白いワンピース姿だったので、かなり地上人に好奇の目で見られた。
僕は恥ずかしく思い、人気の無い暗い場所を探した。
「ここは何処だろう…」
顔をふっと上げるとそこには緑色の看板に白い文字で住所が書かれていた。
「太宰府市4丁目……?」
すると、目の前に1人のおじさんが現れた。
「ぼく、迷子かい?
それとも家出してきたのかい?」
おじさんは優しく僕に語りかけてくれた。
「あぁその……家出させられたって言うのが正しいかもしれません…」
僕は自分の現状を言うならこれが妥当かと思いそう言った。
「可哀想に。おじさんの所へついておいで。」
「あ…ありがとうございます」
なんとか雨風しのげる宿を手に入れたと思い、ひとまず喜ぶことにした。
ほとんど誘拐みたいなもんだと思ったけどね。
「あの…名前を伺ってもいいですか?」
僕はとりあえずこれから長い間お世話になるだろうその人に名前を聞いた。
「あぁ。竹中だ。竹中康敏。よろしくな。」
頭の中で戦慄が走った。
よく見ると、
少し猫背で眉毛は垂れていて、眼は細く、無精髭が生えている男。
間違いない。
天国で大天使様に見せられた画像の男と完全に一致していた。
「まさか!こんなに早く遭遇できるなんて!!」
なんと僕にとって天国へ帰るための二度とないチャンスが到来したんだ。
「そうだ、コンビニに寄っていこう。
今日の晩飯は何が食べたい?
おじさんは料理が出来ないから買っていくしかないけどね」
「え、えぇ!あ、あぁ!何でもいいですよ!!」
地上にはどんな食べ物があるかはある程度把握してある。
天国へ辿り着いた生命が地上の食べ物を求めてくるからだ。
だから、それに似たものを提供する。
僕も味見はしたことあるけど悪い味はしない。
特に美味しかったのは「カレー」だったな。
「あの…カレーってありますか??」
一応訪ねてみた。
「おお!奇遇だな。
おじさんもカレーが食べたかったんだ。
それと、敬語なんて使わなくてもいいぞ。」
そう言われると少し気が楽になった。
「分かった!これからはタメで話そう!
なら、おじさんもおじさん呼びじゃ無くて俺か僕でいいよ」
「そうか、なら一人称は俺でいいか!」
だんだんだけど、竹中 康敏と打ち解けてきた。
それから僕達はコンビニに寄って、竹中 康敏の家についた。
小さなボロアパートの一室だった。
アパートの知識は天国で叩き込まれた。
なんのためにこんな知識を入れ知恵したのか分からなかったが、こういう時の為かと納得した。


夜19:00…
「そういやお前、何者なんだ??
頭の上に浮かんでいる輪っかはなんなんだ??」
竹中 康敏はベロンベロンに酔っ払った状態で僕に問うてきた。
「これは天使の輪っか。僕実は天使なんだ。
天国で堕天使扱いされてここに追いやられたんだけどね」
「天使!?冗談はよしてくれよ!」
竹中 康敏は膝をパンパン叩きながら大爆笑していた。
「やっぱり…信じて貰えませんか……」
「天使なら羽が生えてる筈だろぉ!?
お前は衣装と頭の輪っかだけはいっちょ前だが、羽が生えてないと天使とは言い難いなぁ」
「羽の生えてる天使は上級天使以上にしか生えてこないようになってるんだ。
僕みたいな下級天使にはとても与えられない代物なんだ。」
「ならお前は大した天使じゃないって事だな??」
僕はムッとした。
「下級でも僕は僕なりに努力を重ねてきたんだ!!
地上人のお前に何がわかる!?」
竹中 康敏は驚いた顔をした。
「今…お前って言ったか?」
僕は今度はハッとして言葉を急いで訂正しようとした。
「ち…ちが…今のは!」
しかし、竹中 康敏の反応は意外だった。
「初めてだぜ俺!お前って呼ばれたの!
今日は記念すべき日だ!!」
「え?」
なんと竹中 康敏は喜んだのだ。
「腹違いの兄弟にも言われたことないんだぜ!
俺は昔っから友達のいない奴だったからよ、お前なんて呼んでくれるやつはいなかったんだ!!」
そう言われると僕はなんだか寂しい気持ちになった。
心の中で、「孤独な男だったのか…」と呟いた。
それでも僕には彼を殺さなければならないというミッションがある。
どんな事情であれ、彼を殺さなければ僕は天国へは帰れない。
しかし、天国でまた竹中に巡り会えるかもしれない。
その時はたくさん喋ろうね。
そう思うことにした。


深夜3:45
僕はいよいよ実行することにした。
エンジェルリングを手に取り2つに割り、攻撃スキル「天使の刃」を起動させた。
2つに割れた半円のエンジェルリングは外側が刃のように鋭くなり、1つの武器になった。
そして、寝ている竹中の背中に向かって突き立てようとした。
自分の心臓の鼓動が早くなり、手が震えていたのが分かった。
地獄のような瞬間だった。
早くこの地獄から開放されたい…!
その思いで僕は目を瞑って天使の刃を振り下ろした。
竹中…!!今度はあの世で会おう…!!
「ドスッ!!」
目を開いた。
僕が突き立てたのは竹中ではなく、そのスレスレにあった床だった。
僕は涙を流した。
「僕には……殺せない……!!」
ひたすら涙を流した。
そして、外へ出た。
暗い夜道をただひたすら走った。


小さな公園に辿り着いた。
恐らく滑り台であろう遊具の滑り終わり部分に腰掛けた。
「そういや僕にも、友達と呼べる友達なんていたっけ?」
1人でそう呟いた。
思えば僕が天国に生まれてから今に至る間、自分の人生を生きていなかった。
母さんは天使という仕事につくか、地上におりて人間としてやっていくかの2択で、天使になること1択しか選ばせてくれなかった。
僕の話なんてまともに聞いてくれたことなんてなかったし、進む道もこうだと言ったらそれ以外は全て除外するような人だったな。
まぁ、進む道は2択しかなかったけど。
唯一の理解者の父さんは死んでしまったし…。
父さんが生きていたら、僕はもっとマシな人生を生きていたのかな…なんて思ったりもする。
それにしても…はぁ…。
「なんでこんな事になったんだろう」
僕は思わず口にした。
竹中はきっといい人だ。
きっと人のために笑えて、人のために泣ける人なんだ。
そんな人を僕は殺そうとした。
いや、殺すしか無いんだ。
そうじゃないと僕は天国に……
……まてよ?
そんな天国に僕は戻る必要なんてあるのか?
こんな人殺しを天使にさせるような天国に……………
帰る必要なんてあるの……か…?
地上人になる事を選んだ魂を殺める事を……
天使がしていい事なのか?
僕の中で何かが崩れ落ちた。
「そうだ…これは僕の第2の人生なんだ…!
地上で生きていく事を選んだ僕の新しい人生なんだ!!」
この道を歩むことは母さんも予想してなかっただろう。
だが僕は決めた。自分自身で。
竹中を守って地上で生きていくと。
そう決心すると僕は走って竹中の家に戻った。
そして迎えた朝……
竹中は目を覚ました。
その隣で僕は大爆睡していた。
そんな僕を横目で見た竹中は僕の背中をポンポンと2回優しく叩いた。


一方、天国では……
大天使様が少し腹を立てていた。
「エルサエムは竹中に接触したはずなのにまだミッションを遂行していない!
どういう事だ!!」
使いの者が尋ねた。
「何故竹中 康敏という男を殺そうとするのでしょうか?」
大天使様は軽くため息をついた。
「そりゃお前、天使の攻撃スキルというものがどれほど通用するかを試すためだ。」
使いの者は違和感を覚えた。
「本当にそうですか?
エルサエムを地上に送った時は軽い余興だと言っていたはずですが…」
「どうでもいい!お前が知ったところでどうする!?」
癇癪をおこした大天使様。
使いの者は少し引いていた。
「なんだその目は……?お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ……?
もういい!!別のやつを行かせる!!」
大天使様は別の天使を呼んだ。
その天使の名前は「ゴルザー」という天使だった。
黒い髪で赤い目をしており、鼻筋はあまり通っておらずゴツゴツとしているあまり天使っぽくはない天使だった。


地上
僕と竹中は朝食を買いに近所のスーパーへ寄っていた。
「竹中はさ、なんで地上人になろうと思ったの??」
「どういうことだ?地上人なんてみんな不本意でなったんじゃないのか?」
僕はまずい質問をしたと思った。
天国の話を地上でし過ぎるとバチがあたるかもしれない。
「いや、やっぱりいいや!今の質問は忘れて!」
とりあえずその話題からは抜け出した。
「なんならお前はどうして天使になったんだ?」
竹中は僕の天使エピソードが気になるみたいだった。
大した話ではないから話すまでもないから、適当にあしらう事にした。
「それは……」
僕が話始めようとしたその時だった。
竹中が突然膝から倒れたのだ。
僕はあまりにも急に起きたので「えっ……」としか言えなかった。
竹中の腹から鮮血が道に流れていた。
「竹中!!どうしたの!?」
すると、僕のエンジェルリングが反応した。
すぐ近くに天使がいると。
有り得ない。最初はそう思った。
この地上に僕以外の天使が連行させられたのか?
何の目的で……。
まさか、僕が大天使様の命令を無視したからべつの天使が連れてこられたのか?
色々説を自分の中で唱えていた時、僕の目の前に1人の天使がいた。
それは、黒髪で赤い目をした鼻筋がゴツゴツとしているなんとも男らしい天使だった。
「お前がエルサエムか」
突然そう尋ねられたので
「そうだ。僕がエルサエムだ」
と答えた。
「お前は何故竹中 康敏を殺さなかった?」
「竹中は殺されるべき人間じゃない。
僕がそう判断したんだ」
「お前基準での判断など無意味に等しいだろ。
命令したのは誰だか分かってるのか?
大天使様だぞ?」
「どこのどいつが命令しようと関係ない!
僕は僕の意思で動くんだ!昨日の夜そう決めた」
「ならお前もろとも殺すのがいいな。
天使が死んだらどうなるのか気になるところだな。
ここで死んでも天国へはもう帰れないんだぞ?」
「帰れなくたっていい!ここで生きていくことに決めたんだ!!」
僕はエンジェルリングを片手にとり、真っ二つにして双剣を創った。
「かかってこい!君、名前は?」
「ゴルザーだ。双剣は基本の初歩の技じゃないか?
そんなレベルの低い技で俺が倒せるとでも?」
ゴルザーはエンジェルリングをフリスビーのように構え、何度もクルクル回していた。
「行くぞ!エルサエム!!」
ゴルザーはエンジェルリングをフリスビーのように投げた。
真っ直ぐに飛んでくるゴルザーのエンジェルリング。
僕は双剣でそのフリスビーを捉えた。
しかし、フリスビーの回転は止まらず、火花を散らしていた。
「うっ……!!強い!!強すぎる!!」
あまりの勢いに双剣にビシッとヒビが入ろうとしていた。
「このままだと延々と押され続けるだけだ!!どうする!?」
僕は必死の思いでゴルザーのエンジェルリングを押されている方向に逃がしてみせた。
だが、その先には竹中が……!!
「竹中!!危ない!!」
僕は竹中の方へ走った。
走って走って……。
竹中の背中を自分の身体で守って見せた。
ゴルザーは驚いていた。
「こいつ……正気か…?
こいつを殺せば何気ない日々が戻るはずなのに…その対象を守るだと……?」
背中に重症をおった僕。
もう倒れてもおかしくは無い状態だった。
だけど僕は立ち上がった。
「僕は…変わったんだ…!
誰かに縛られることから抜け出したんだ!!
ゴルザー……分かるか?
人は意思を失えば死んだも同然なんだ。
今までの僕はそうだった…
誰かに言われて行動し続けて、気づけば自分を殺していた。
でも今は違う!!
ここに来て、生きる意味を見つけたんだ!
竹中を守るという意味を!!」
僕は言い切った。言い切って見せた。
すると、ゴルザーはエンジェルリングを自分の手元に戻した。
「情けないな。天使たるもの堂々としなくてはならないだろ?
生きる意味とか天使には必要ない。
必要なのは……忠誠心だけだ!!」
ゴルザーはそう言うとエンジェルリングを2つに分けて、僕と同じ双剣状態にした。
「これで決着をつける。
俺は天国へ帰るからな。
食らうがいい。」
双剣で僕に襲ってきたゴルザー。
僕は双剣の片方をフリスビーの様に投げた。
「俺の真似をしたのか。
残念だったな。剣は明後日の方向へ飛んでいったみたいで」
「そうかな……??僕が何も考えずに剣を投げたとでも思っているのか……??」
「どういう事だ」
ゴルザーは驚いた顔をした。
すると、「グサッ」という音がした。
見てみると、僕が投げた剣がゴルザーの心臓を刺していた。
フリスビーのように投げた僕の剣がUターンして帰ってきたのだ。
「こんな……バカな……有り得……ない……」
ゴルザーはバタッと倒れた。
僕は息切れしていた。そして、竹中の所へ寄った。
「竹中!!しっかりして!!竹中!!!」
竹中はハァハァ言いながら、
「お前…酷い傷だな……
何があったんだ……?俺も……人のことは言えないけどな……」
竹中は携帯を出した。
「これで…119と入力して救急車を呼んでくれ……
俺もお前も助けてくれるだろう……」
「分かった!!すぐに呼ぶから!!」
僕はその後救急車を呼んだ。
早朝だったので人通りも無く、すぐに救急車は来てくれた。
竹中は重症ですぐに大病院に連れていかれた。
どうやら手術をしなければならなかったみたいだったため、僕は手術室前で待った。
僕は天使だったためすぐに傷口はふさがった。
1時間待った後に青い服を着た人達が扉から出てきた。
「手術は無事成功しました。
あとは入院して点滴を打てば、後遺症は残らないと思います。」
僕は万歳をして喜んだ。


数週間後……
竹中は退院した。
僕らは手を繋いで病院から出た。
「そういえば思ってたんだが、俺がやられた日、何があったんだ?」
「あぁ…えぇとそれは……」
僕は黙っているべきだと思ったのでお茶を濁した。
「まぁよく分からないが、お前のお陰で何とかなったみたいだな!流石天使だ!!」
なんか褒められた。
これからは地上人として生きていくつもりの僕からしたら不安なことは沢山ある。例えば頭の上に浮いてる輪っかは何かと聞かれたりすることとか。
だけど、ゴルザーの危機以上に怖いことはないはず。
だから僕は自信を持つことにした。
僕は抜け出せなかったはずの日常から抜け出せたのだから。
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