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5話 頼みの綱のバック

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「。。。。。いっちゃった。」
「いったの?」
「うん。。。。。気持ちよかった。ありがとう。」
「うん。入れていい?」
「うん。」

彼は起き上がって洗面所に行った。

(はいはい、手を洗いに行くんだろ。笑)

壁の向こうで流水の音が長い間流れていた。

(この間、ゴムつけるの待ってる時間よりも
 虚しさを感じるね。)

しばらくすると
彼はベッドに戻ってきてゴムをつけた。

まだ半勃ちなのか皮が全むけではなかった。
全むけではないのにゴムをちゃんと装着できるのか
さちこは興味津々で彼の装着をガン見していた。

彼は慣れた手つきでうまいこと皮を剥きながら
ゴムを根元まで伸ばして装着した。

(半勃ちの火星人って
 そうやってゴムつけるんだな。笑)

「どの体勢がいいの?」
「さちの好きなのでいいよ。」

(いやいや、その感じじゃバックも無理そじゃね?
でも正常位は届かないからあんたとはバックしか
選択肢ないんだけどね。笑)

「じゃあバック。」
「なんでバックが好きなの?」

(だからあんたのは
 正常位じゃ届かないからだろーが。笑)

「わかんない。笑」

さちこは四つん這いになって尻を突き出した。

彼がさちこの尻をかき分けて挿入した。
動きの鈍い彼に剛を煮やしてさちこは小刻みに
自ら尻を動かして誘導した。

彼はそれに我慢できなさそうに動きを止めた。

(なに止まってんだ。お前が動けって。)

さちこは動きを止めて要求するように
チラリと振り返った。

彼がゆっくり動かし始めた。

しばらくするとまた動きを止めた。

「やっぱり正常位がいい。」
(なんだよ。もう我慢できなくなったのか。)
「いいよ。(届かないけどな。)
なんで正常位が好きなの?笑」
「わかんない。笑」
「ふーん。笑」
「さちの顔が見たいから。」
「そうなんだ。」

(今日はやたら私の名前を呼ぶよな。)

予想通り彼の長さでは奥には届かないが
手前のGに擦り付けたので
まあまあ気持ち良さはあった。
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