マッチングアプリの男 顔がタイプの男編

椋のひかり~むくのひかり~

文字の大きさ
上 下
10 / 25

10.彼のマイク

しおりを挟む
「あー、やばかった。さっちゃん、ほんとエロイね。」
「そうかなあ。」

しばらく普通の世間話をしていた。

「これってピロートークみたいだね。」
「そだね。笑」
「なんか、またキスしてたらしたくなっちゃう。」
「あ、そうだ。においかいでいい?私匂いフェチだから。」
「うんいいよ。」

さちこは彼のTシャツをめくりあげ、クンクン匂いを嗅いだ。
汗臭さがなく、ボディソープの香りだろうか、ほんのりいい香りがした。

「どう?臭い?」
「うんん。いい匂い。」
「良かった。」
「ねえ、シックスパック舐めていい?」
「うん、いいよ。」

さちこは筋肉の溝を一筋一筋丁寧に舐めていった。

「ほんとエロイね。あ。。。また大きくなってきちゃった。」

彼がイキたそうなのを必死に我慢してる姿が可愛かった。

「イキたいの?」
「うん、でも今日はいい。我慢する。さっちゃんに悪いから。」
「いいよ。イっても。」
「でも、、、、やっぱりいいよ。。。あ。。。我慢する。」

さちこは彼の竿をなで始めた。

「ほら、もう我慢汁いっぱい出てるよ。舐めてあげよっか。」

カーブした先っちょから出ている透明の液体をペロペロと吸い込んだ。

「じゃ、じゃあ、手でイカして。。。う。。。」
「手でいいの?」
「ほんとはシックスナインしたい。。。」
「ここではだめだよ。それは今度ね。」
「うん。」
「じゃあ、手でしごいてあげる。どこが気持ちいいの?」
「このカリのところこうやって。」
「こう?」
「あ、う、うん。気持ちいい。。。あ。。。」

彼の純粋に気持ちよさそうな顔を見ると
こっちもしごき甲斐があるというものだった。

「。。。あ、イク。。。」
(あら、もう?)

「うん、出していいよ。」

思いのほか、たくさんの白い液が勢いよく前のテーブルまで飛び散った。
こんなに飛ぶものなのかと驚いたくらいだった。

このご時世、常備している自前の除菌シートできれいに後片付けをし、
ちょうど時間がきたので部屋を出た。

エレベーターに乗る前にトイレに行くと
マウスウォッシュが置いてあったのでうがいをした。

「ねえねえ、トイレにちゃんとマウスウォッシュあったね。
あれってやっぱみんなやってるってことなんだね。笑」
「東京の人はこういうところでやるんだね。」
「そだね。笑 受付に貼ってた禁止事項、入るとき読んだけど、
セックスは書いてなかったもんね。笑
ただ防犯カメラで見られておかずにはされてるね。」

そういやマイクのビニール袋かぶったままで、歌ってないのバレバレだね。」
「自前のマイク使ってたからね。一応ビニール袋外しとこう。笑」

会計を済ませ、駅のホームで別れた。
さちこの乗る電車が先に来たので乗り込むと
彼の乗る電車も向かいのホームに入って来た。
彼はぎりぎりさちこの電車が発車するまでホームで手を振って見送った。
(こういうところ好きなんだよなあ。。。)

帰りに彼からラインがきていたが
受信と同時にさちこもお礼のメッセージを送信してたので気づかなかった。

どうやら無事家に着いたか心配してくれていたらしい。
そして、
「今日のデートは良かった。明日から自主練で鍛える」とのことだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

処理中です...