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22話 騎乗位の最中に夫の年齢を質問してくる男
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突き上げながら彼は唐突に質問した。
「旦那さん何個上?」
「は?」
「旦那さんの年。」
「あー、6個上。」
「ふーん、そんな上じゃないんだね。」
「ってか、なんでこの体勢の時に聞くの?笑」
「いや、別に。気になって。」
「自分は?奥さんいくつ違うの?」
「2つ下。」
「ふーん。」
オチのないこの会話に何の意味があるのだろうと
思っていると彼が上半身を起こし、
今度は対面座位になった。
昨晩、車の中でした元彼との最高の対面座位をしたばかりで
彼がそれを越えられるとは到底思っていなかったが、
彼は自信満々にさちこの尻の角度を誘導し腰を振った。
予想通り全く気持ちよくなかった。
<対面座位は女が気持ちよければ
必ず自然に腰が動いてしまうもの。>
さちこは昨晩身をもって確信したことの裏付けがとれた。
しばらくすると
さちこを再び寝かせて正常位に戻った。
さちこは終始中途半端な感覚であったが、彼は果てた。
「いったの?」
「うん。」
ゴムをつけたまま彼は仰向けになった。
さちこが話しかけようとすると
「ちょっと今しんどいから話せない。」
(はあ?それで?
しんどくなるほど頑張ったようには
見えんかったけど?)
「あ、そう。ごめんなさい。」
さちこはそこから無言で枕元にあるティッシュを
取って自分の股間を拭いた。
お相手に「話しかけるな。」と言われたことも
ティッシュを渡されなかったことも
今まで一度もなかったから驚いた。
(なんなんだ、こいつ。)
さちこは蓋をしていた感情が
少しずつ漏れ出ていることを
無視するわけにはいかなくなってきていた。
彼は息が戻ったらしく、
ご機嫌にさちこに話しかけてきた。
「お昼何食べる?」
「うーん。こないだは鰻だったもんね。
こないだ満席だったお寿司屋さんは?
今日もいっぱいかなあ。」
「うん。。。」
「あと丼専門店があったよね。」
「あー、またあそこまで行くの?」
「え?行かないの?別に他のところでもいいけど
この辺何もないって前言ってたから。」
「メキシコ料理ならある。嫌いなんだっけ?」
「うん。食べたことないけど辛いでしょ?辛いの苦手。」
「辛くないのもあるよ。」
「でもいい。和食がいい。」
「和食この辺ないんだよなあ。」
「。。。」
(じゃあ何食べる?って聞くなよ。)
「そろそろ時間ないから帰る支度しよ。」
「あ、そうなの?わかった。」
さちこは一人でさっさとシャワーを浴びて服を着た。
「今日起きたらものもらいできててさ~。」
「全然気づかなかった。」
「前回髭生えてたのは気づいたのに!?笑」
「うつされたら嫌だなあと思って。」
「うつんないよ。目やにも出てないし。
目の上のまつ毛生えてるとこだから。
多分虫刺されでばい菌入ったんだと思う。」
「それものもらいって言うの?
違うんじゃない?」
「そうなの?一応目薬はさしてきたよ。」
(そりゃあものもらいをうつされるのは
誰だって嫌だけど、その言い方!
おめえが言うと本当に露骨で傷つく。
石鹸で洗わない仮性包茎のくせに。
おめえのがいっぱい菌持ってそうじゃん。)
「旦那さん何個上?」
「は?」
「旦那さんの年。」
「あー、6個上。」
「ふーん、そんな上じゃないんだね。」
「ってか、なんでこの体勢の時に聞くの?笑」
「いや、別に。気になって。」
「自分は?奥さんいくつ違うの?」
「2つ下。」
「ふーん。」
オチのないこの会話に何の意味があるのだろうと
思っていると彼が上半身を起こし、
今度は対面座位になった。
昨晩、車の中でした元彼との最高の対面座位をしたばかりで
彼がそれを越えられるとは到底思っていなかったが、
彼は自信満々にさちこの尻の角度を誘導し腰を振った。
予想通り全く気持ちよくなかった。
<対面座位は女が気持ちよければ
必ず自然に腰が動いてしまうもの。>
さちこは昨晩身をもって確信したことの裏付けがとれた。
しばらくすると
さちこを再び寝かせて正常位に戻った。
さちこは終始中途半端な感覚であったが、彼は果てた。
「いったの?」
「うん。」
ゴムをつけたまま彼は仰向けになった。
さちこが話しかけようとすると
「ちょっと今しんどいから話せない。」
(はあ?それで?
しんどくなるほど頑張ったようには
見えんかったけど?)
「あ、そう。ごめんなさい。」
さちこはそこから無言で枕元にあるティッシュを
取って自分の股間を拭いた。
お相手に「話しかけるな。」と言われたことも
ティッシュを渡されなかったことも
今まで一度もなかったから驚いた。
(なんなんだ、こいつ。)
さちこは蓋をしていた感情が
少しずつ漏れ出ていることを
無視するわけにはいかなくなってきていた。
彼は息が戻ったらしく、
ご機嫌にさちこに話しかけてきた。
「お昼何食べる?」
「うーん。こないだは鰻だったもんね。
こないだ満席だったお寿司屋さんは?
今日もいっぱいかなあ。」
「うん。。。」
「あと丼専門店があったよね。」
「あー、またあそこまで行くの?」
「え?行かないの?別に他のところでもいいけど
この辺何もないって前言ってたから。」
「メキシコ料理ならある。嫌いなんだっけ?」
「うん。食べたことないけど辛いでしょ?辛いの苦手。」
「辛くないのもあるよ。」
「でもいい。和食がいい。」
「和食この辺ないんだよなあ。」
「。。。」
(じゃあ何食べる?って聞くなよ。)
「そろそろ時間ないから帰る支度しよ。」
「あ、そうなの?わかった。」
さちこは一人でさっさとシャワーを浴びて服を着た。
「今日起きたらものもらいできててさ~。」
「全然気づかなかった。」
「前回髭生えてたのは気づいたのに!?笑」
「うつされたら嫌だなあと思って。」
「うつんないよ。目やにも出てないし。
目の上のまつ毛生えてるとこだから。
多分虫刺されでばい菌入ったんだと思う。」
「それものもらいって言うの?
違うんじゃない?」
「そうなの?一応目薬はさしてきたよ。」
(そりゃあものもらいをうつされるのは
誰だって嫌だけど、その言い方!
おめえが言うと本当に露骨で傷つく。
石鹸で洗わない仮性包茎のくせに。
おめえのがいっぱい菌持ってそうじゃん。)
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