手マンの後に手を洗う男

椋のひかり~むくのひかり~

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9話 彼の前戯

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エレベーターで最上階の部屋に着いた。 

海外のリゾートホテルに来ているような気分で 
さちこは知らず知らずのうちにキョロキョロしながら 
「すごいね。」と連呼していた。 

50平米ほどある部屋に大きなソファと天蓋ベッド、 
テレビボード、風呂はもちろん円形ジャグジー付きで 
洗い場も洗面台も広々としていた。 

まるで彼と旅行に来た気分だった。 

「お風呂入る?お湯貯めよっか?」 
「うん。」 

さちこが風呂場に行こうとすると 
彼が「いいよ。俺やるから。」 
と言ってさっと風呂場に行った。 

その腰の軽さに 
家で家族分の料理や後片付けを全部していると 
言うだけのことはあると思った。 

さちこがアクセサリーを外してソファに座っていると 
彼は風呂場から戻ってきて隣に座った。 

彼はこないだと同様に顔を近づけてきて 
さちこから唇をつけるのを待っていたが 
そうなるとさちこのSっ気が出てきて彼を焦らした。 

彼はちょっと拗ねた表情でさちこの唇に 
唇を押し当ててきた。 

彼とのディープキスは今回もお上品で 
唾液が口の周りにつかなくて 
さちこ的には気持ちよかった。 

彼はさちこの胸をブラウスの上から揉み始め 
やがて肌着の中を掻い潜って 
ブラジャーの中に指を入れてきた。 
彼の長い指がさちこの乳首をいじり始めると 
さちこは自分でも 
どんどんパンティが湿っていくのがわかった。 

「そろそろお風呂お湯貯まったかな?」 
「そだね。入ろうか。」 

風呂場に行くと
予想以上に湯がたまっていなかった。 

「あれ?全然たまってないよ。」 
「あ、栓するの忘れてた。ごめんなさい。」 
「あ、そっか。 
じゃあもうちょっとイチャイチャしとこっか。」 

二人は部屋に戻り、さっきの続きを再開した。 
彼はさちこの両脚を太腿に乗せると背中を抱き抱えた。 

彼はそのままソファから立ち上がり、 
さちこをお姫様抱っこでベッドに運んだ。 

「すごい。お姫様抱っこされたの初めて。」 
「そうなの?」 
「うん。」 

彼はさちこをベッドに寝かせると 
スカートの中に手を潜り込ませた。 

彼はさちこの太ももを弄り 
ニーハイのストッキングの感触を
確かめてるようだった。 

彼はさちこのブラウスを脱がせると 
ブラジャーをずらしたまま
左乳首から舐め始めた。 

さちこのパンティはもうびしょ濡れで 
ドクドクと愛液が漏れているのが
自分でもわかっていた。 

彼はようやくさちこのパンティのクロッチ部分を 
なぞり始めた。 

「すごい濡れてる。」 
「うん。」 
「濡れやすいんだね。」 
「だって、乳首舐められたら濡れちゃう。」 

そう言った瞬間、彼は右乳首を舌で転がし始めた。 

「あん。。。気持ちいい。。。」 

彼の指はびしょ濡れになったクロッチ部分を 
行ったり来たり往復していた。 
そのうちパンティをずらして直に触り始めた。 
さちこの陰部は待ってましたとばかりに 
喜んでいるのがわかった。 
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