中級編マッチングアプリの男〜防衛省事務官の男〜

１２話 中２で童貞を捨てた男の奢り

「旦那さんは絶倫だから浮気したのかな？」
「逆、EDなの。」
「そっちかぁ。なのに浮気？」
「夫婦カウンセリング通ってバイアグラ飲んで調子に乗ったの。
だから腹立ったの。」
「そんなことあるんだ。」
「男として自信がついたんだって。」
「さっちゃんには使わなかったの？」
「使ったよ。夫婦カウンセリングでやる日時決めてたから。」
「それで？」
「でもあれって、食事の時間とか制限されててムードがなくて。
しかもテクニックないし、
なんか退屈でセックスってこんなんじゃないよなって思った。」
「上手い下手ってやっぱりあるんだね。」
「下手っていうか奉仕の精神が足りない。
もっと気持ちが高ぶらないとこっちも積極的になれないし。」
「なるほどねぇー。」
「はい上乗って動いてって感じで目瞑られてたら
私はオナニーの道具かって思えてきて萎えてきちゃう。」
「でも、ほとんどがそんなんじゃないの？」
「えーそうなの！？私はもっとお互いにセックスを楽しみたいから。」
「たしかに、そだね。」
「私はただでさえ名器だからさ。笑
相手が相当頑張ってくれないといけないのよ。笑」
「こんな話を聞くと、とんでもない数を経験してそうに聞こえる。」
「人数はそんないないよ。」
「いったことはあるんでしょ？」
「うん。」
「その人とはどうなったの？」
「自然消滅。」
「中いきと外いきはどう違うの？」
「これは文字では説明しにくいから今度会った時に説明するわ。
中イキさせたことないの？外イキは見たらわかるでしょ？」
 「どちらも分からん。笑
どちらもビクンビクンってなるやん。いきやすい子は。」
「なんで12歳からやってて研究してないの？」
「ごめん。」
「今度会った時に指導するわ。笑」
「なんかそういうレクチャー受けてみたい。真剣に。」
「あるよ　そういうセミナー。」
「そなの？」
「うん。」
「どれも言葉やスライドや映像でしょ。実際にやると全然違うよね。」
「そーいうのもあるし、セラピーみたいな実践のもあるよ。」
「そーなんだね。高そう。笑」
「行ったことないからどんなのかわかんないけど高いのかなあ？
普通のカウンセリングみたいな値段じゃないのかなあ？」
「へー。」
「今度調べとく。」
「調べなくてもいいよ。笑」
「っていうかそんなの通わなくても私が教えてあげるよ。笑
実践じゃないけど。」
「言葉でってことね。ありがとね。そういう気持ちになったらね。笑」