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3話 中2で童貞を捨てた男の20年後の幸福論

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「ヤンキーだったの!?」
「周りはヤンキーな子多かったけど俺は普通の生徒。」
「へー。それでエッチするんだね~。」
「真面目な子もヤンキーもどちらとも仲良かったよ。」
「どっちともやったんかいっ!笑」
「だからどちらからも頼られてた感じ。」
「<仲良かった>が<良かった>に見えて。笑
どっちともやってたのかと思った。笑
失礼しました。」
「おかしい。どうしてもそっちに流されがちね。笑」
「仕方ないね。名器だから。」
「そこまでいうのってすごい。」
「もう言わない。」
「どんなんなんだろう。」
「中2で童貞捨てた人にはもう言えない。」
「多分俺は普通だから、すぐにいってしまって熊さんをがっかりさせると思う。」
「だって遅漏なんでしょ?いかないんじゃないの?」
「名器には勝てないでしょ。」
「まあね。笑
こんなに前振りしてたら会うの恥ずかしいね。」
「うん。やばい。妄想で話に集中できないわ。笑」
「妄想以上に掻き立てられる話すれば大丈夫。
普通って会ったらどんな話するの?」
「なんだろうね。その人の生い立ちとか。興味あることとか。
武勇伝とか聞くの好きかな。」

(やっぱ過去の話をするのが好きなタイプなんだな。)

「ふーん。
で相手が興味あることってどういう類いなの?
スポーツとか音楽とか!?」
「よくひとりで飲みに行くと
同じお店のお客さんと仲良くなることが結構あって
沢山話してくれるのを聞くのが楽しいの。」
「武勇伝で100人斬りました!とか言う人いないの!?」
「いないねえ。」
「どんな話するの?」
「女の人とか結構多くて。」
「女子トークを聞いてるのが楽しいんだ!?」
「よく出る話が離婚話、家のローン、子供の教育とかが多いかなぁ。」
「ふーん。それが面白いんだ!?」
「この辺だと国際結婚してて離婚して帰ってきた人が多くてびっくりした。
離婚の原因が薬物だったり、暴力だったり3Pだったりと。
「へーそーなんだ。原因は確かに興味あるね。
衛さんって婚歴あるの!?」
「あるよ。」
「何回結婚してたの?」
「一回だよ。」
「嫁の浮気が原因!?」
「借金。」
「誰の!?」
「嫁。」
「内緒で借金してたの?」
「そうだよ。」
「それはびっくりで大変だったね~。なんでわかったの?」
「電話きたの。一気に。笑」
「闇金から借りてたの?」
「普通のやつ。」
「何に使ってたの?」
「服とかバックとか。」
「へー。」
「人生一回しかないしね。」
「確かに金銭感覚合わないとね。小遣いあげてなかったの?」
「向こうが管理してたから。」
「えー!!それはやばいね。」
「普通でいい。笑」
「そうだね。身の丈に合った生活大事。」
「そそ。幸せって素朴なところにあるよね。」
「そうだね。」
「普通に笑ってる時。」
「うん。お布団に入ってる時幸せ感じる。」
「アホでエロな話してるときでも幸せよ。笑」
「アホではないけどね。性は人間の真髄だから。
そーいうしょーもない話してる時間が1番大事な気がする。」
「確かに三大欲求って人間の求める本質なのかもね。」
「そーだよ。
なんで性欲だけ公然では抑えなきゃいけないのか意味不明だよね。」
「こんなにLINEすることも普段はないから楽しいわ。」
「私も。ありがとう。」
「ありがとう。」
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