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56話 飯友からセフレへの昇格

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「さっちゃん、そんなに足開いて痛くないの?大丈夫?」
「うん。大丈夫。そのためにヨガやってるんだから。」
「そうなの?笑」
「そうよ。ヨガやってる人はみんなこのために鍛えてるんだから。笑」
「さすがだね。」

彼の汗でぐっしょり濡れた背中にしがみついていた。

「暑くない?大丈夫?エアコン消しても大丈夫だよ。」
「うん大丈夫。さっちゃんこそ寒くない?」
「大丈夫。あったかいよ。」
「ずっとこうしてたい。くっついていたい。」
「うん。気持ちいい?」
「うん、気持ちいいよ。」

彼は挿入しながらも器用にさちこのあちこちにキスし始めた。

「今日は生理だからこの体位だけね。」
「うん。」

激しく突いては何度かイキそうになり、動きを止めてはまた突き始め、
を繰り返していたが
遂にさちこも我慢の限界に近づいてきたと思った瞬間であった。

「イっていい?」

その言い方に母性本能を感じた。

「うん、いいよ。」

1往復半でドンっとさちこの腹に竿を置いた。

(3擦り半より短い。笑)

しばらくすると温かいものが腰をつたっていくのがわかった。

さちこは自分の性器をテイッシュでふき取ると大量に出血していた。

「ごみ箱に捨てて。」

さちこは彼にティッシュを手渡して彼と向い合わせに横たわった。

「朝までこうしてたいね。泊まって行ったら?」
「だめだよ。えなり君も明日仕事でしょ?
今日おばさんち行くって言ってるから終電ある時間くらいで帰んなきゃ。
うちの最寄り駅まで送ってくれる?」
「うん、もちろん。」
「ありがとう。」
「ねえ、なんで先週はやろうと思わなかったの?ムラムラしなかったの?」
「だってチューしちゃうとそれだけでおさまんなくなっちゃうじゃん。
だから我慢したのよ。」
「ふーん。じゃあなんで今日は我慢できなくなったの?」
「腕がピッタリくっついたから。」
「あの時から大きくなってたの?」
「ううん、大きくなったのはキスしだしてから。」
「ふーん。キスしたいと思ったのが腕くっついたときからってこと?」
「そう。」

(ってことは私とほぼ一緒じゃん。笑 
よー長いこと我慢してたな。笑)

少しおしゃべりしてからリビングに戻り
時計を見ると0:20を回っていた。

「もう帰んなきゃ。」
「大丈夫。30分あれば余裕で駅に着くから、
終電で帰る時間には間に合うよ。」
「良かった。さすが東京だね。終電が遅くて助かった。」

いつも本命の彼に送ってもらうコンビニの駐車場で降ろしてもらった。

深夜で車は全く走っていなかった。
さちこは少し歩いてくるりと振り返ると
彼の車はさっさと帰路に向かって走り出していた。

家についてシャワーをしてからラインした。

「無事帰れたかな?今日もありがとう。おやすみなさい。」

未読スルーのまま朝を迎えた。
事故に遭ってないか、
ごみ箱に捨ててきた生理の血をふき取ったテイッシュの匂いがえげつなくて
音信不通にされたのかも!?
さちこは少し不安もあったが返信がくるまで放っておいた。

「おはよう。帰りもスイスイで1時前には家だったよ。」
「おはよう。それは良かった。
事故ってるか ゴミ箱のティッシュが臭すぎて
音信不通にされたんかと思ったから。
お返事もらえて安心です。遅くまでありがとう。
今日は眠いだろうけどお仕事頑張ってね~。」
「ごめんごめん。帰って直ぐ爆睡して、起きて直ぐ働いてたから。。。」
「いいんよ。ただちゃんとゴミをトイレに流し忘れたのが気になっただけ。
こちらこそごめんね。」

翌朝一番現実的な予想の回答がきて安堵した。

(彼は私のいいセフレになれるのか今年期待したい!)
と思ったさちこであった。
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