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3話 運動したら全部忘れる男
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「魚のアレルギーとかありますか?」
「ないですよ。魚好きです。」
「じゃあそのお店どうかなと思ったんでそこでいいですか?」
「はい。探してくださってありがとうございます。」
「いや~109によくお似合いの方ですね。」
「そうですか?笑
もう娘ぐらいの歳の子が来る感じなので、
恥ずかしくて中に入れませんでしたよ。」
「いやいや大丈夫ですよ。可愛い。」
「ありがとうございます。」
「僕はどうですか?細すぎないですか?」
「いや、全然。ちょうどいいと思います。
私、すらっとしてる人のが好きなんで。」
「よかったです。」
「あ、ここもお酒飲むなら良いかなと思ったんですけど。」
「はい。」
「どうします?」
「魚のお店でいいですよ。せっかく選んでくれたんだし。」
「そうですか。じゃあ行きましょう。」
太陽が照りつける中、しばらく坂道を上った。
「あ、ここはタイ料理のお店。ここも行ってみたいなって思ってて。」
「え?辛いの苦手って言ってませんでした?」
「はい。」
「私も辛いの苦手なんで。」
「あ、そうですか。」
「え?昨日ラインで聞かれたから言いましたよね?
カレーと辛いもの苦手って。
そしたら<僕もです>って返してたじゃないですか?
覚えてないんですか?」
「あ、そうでした。すみません。」
「いろんな人とやり取りしすぎてわかんなくなってるんじゃないですか?笑」
「いや、そんなことないです。運動したら全部忘れちゃうんですみません。」
(ほんとに筋肉バカだな。)
「体鍛えすぎて、脳みそも全部筋肉になっちゃってるんじゃないですか?笑」
「そうかもしれないです。笑」
「あの、暑いんで日傘さしてもいいですか?」
「はい、どうぞ。色白いから日焼けしたら赤くなりそうですね。」
「まあそんなことないですけど、日差しきついんで。」
「色白いですね。」
「そうですかね。
いつも黒くて筋肉ガチガチの人見てるからじゃないですか?笑」
「そーですかね。笑」
「実際見てどうでした?イメージ通りでした?」
「イメージより色素が薄い。」
(なんじゃその言い方。)
「そうですか。笑」
「まだちょっと歩きますが大丈夫ですか?」
「え、まだ歩くんですか。」
「じゃあ引き返してさっきのとこにしますか?」
「そうですね。そうしましょう。」
先程通り過ぎたカフェに行った。
「ないですよ。魚好きです。」
「じゃあそのお店どうかなと思ったんでそこでいいですか?」
「はい。探してくださってありがとうございます。」
「いや~109によくお似合いの方ですね。」
「そうですか?笑
もう娘ぐらいの歳の子が来る感じなので、
恥ずかしくて中に入れませんでしたよ。」
「いやいや大丈夫ですよ。可愛い。」
「ありがとうございます。」
「僕はどうですか?細すぎないですか?」
「いや、全然。ちょうどいいと思います。
私、すらっとしてる人のが好きなんで。」
「よかったです。」
「あ、ここもお酒飲むなら良いかなと思ったんですけど。」
「はい。」
「どうします?」
「魚のお店でいいですよ。せっかく選んでくれたんだし。」
「そうですか。じゃあ行きましょう。」
太陽が照りつける中、しばらく坂道を上った。
「あ、ここはタイ料理のお店。ここも行ってみたいなって思ってて。」
「え?辛いの苦手って言ってませんでした?」
「はい。」
「私も辛いの苦手なんで。」
「あ、そうですか。」
「え?昨日ラインで聞かれたから言いましたよね?
カレーと辛いもの苦手って。
そしたら<僕もです>って返してたじゃないですか?
覚えてないんですか?」
「あ、そうでした。すみません。」
「いろんな人とやり取りしすぎてわかんなくなってるんじゃないですか?笑」
「いや、そんなことないです。運動したら全部忘れちゃうんですみません。」
(ほんとに筋肉バカだな。)
「体鍛えすぎて、脳みそも全部筋肉になっちゃってるんじゃないですか?笑」
「そうかもしれないです。笑」
「あの、暑いんで日傘さしてもいいですか?」
「はい、どうぞ。色白いから日焼けしたら赤くなりそうですね。」
「まあそんなことないですけど、日差しきついんで。」
「色白いですね。」
「そうですかね。
いつも黒くて筋肉ガチガチの人見てるからじゃないですか?笑」
「そーですかね。笑」
「実際見てどうでした?イメージ通りでした?」
「イメージより色素が薄い。」
(なんじゃその言い方。)
「そうですか。笑」
「まだちょっと歩きますが大丈夫ですか?」
「え、まだ歩くんですか。」
「じゃあ引き返してさっきのとこにしますか?」
「そうですね。そうしましょう。」
先程通り過ぎたカフェに行った。
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