道ならぬ恋の果て、死に場所を求めてたどり着いた淵で見たものは――。
語りで魅せる性(さが)と運命(さだめ)の物語。

実の兄妹である京之介と〝れん〟は駆け落ちの末、たどり着いた山中で淵に身を投げる。
しかし、死ねずに目覚めると、色白の優男がれんを捕らえていた。
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