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第三章 『溜め込んだ魔力でスローライフを』
第三章4 魔力変動
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「レイくん、朝ご飯ができましたよ!」
「んあぁ……」
「あっ、そこはダメですっ!」
昨日考え事していたら、そのまま寝落ちしたみたいだ。
「って! シイラさんは何変な声出してるんですか」
「いきなりレイくんが腕を触ってきたので……」
「それだけですよね! 別に故意で触ったわけじゃないんですけどっ!?」
朝からシイラさんの相手は疲れるなぁ。シイラさんの相手と魔獣の相手、どっちかだったらまだ魔獣のほうが楽かもしれない……。だが、そんなシイラにはパートナーがいる。
「ケダモノ。あなたは十二歳でケダモノなのね。レイが大人になった時がこの世の最後。この世界の女たちが危ないわ……」
「そんな壮大なこと言われても。食べるとしてもシイラさんだけですし」
「え! 私レイくんに食べられちゃうんですか!? 嫌ですー!」
そのまま叫びながら、シイラは一階へ走っていった。
「その顔やめてください、アイラさん。冗談です」
「…………」
「すみません」
アイラは俺に蔑むような視線を送ると、無言で降りていった。
ちょっと調子に乗った。男なら分かるはずだ! 朝、部屋に美女が起こしに来るんだぞ!? テンションが上がらないわけがない。
でも明日もこの双子に起こしに来られるのはちょっと面倒くさい。
とりあえず俺も一階へ降りる。
「おはようございますー」
「レイさん、おはようございます」
あれ、双子がいない。あとラグナさんも。
リィラはどうやら朝ご飯の支度の手伝いをしているようだ。
「シイラったら食べられるー、とか言って、早めに学校行ったみたいなの。変わった子でごめんなさいね」
「い、いえ……」
本気で怖がってたのか。あいつ本当に十五歳かよ。すみません、俺も自重します。
アイラもシイラと一緒に登校したみたいだ。
「ラグナさんは?」
「村を散歩でもしてるんだと思いますよ。毎日暇そうですし」
あの人仕事してないのか……。
「できたっ! さぁさぁ一緒に食べましょ」
「ありがとうございます」
「これから毎日一緒に食べるんだからわざわざお礼はいらないわよ。いただきます、で十分だから」
「いただきます」
リィラも俺に続いて、いただきますと言った。
「リィラちゃんはなんで村に来たの? もしかしてレイくんに付いていきたくなっちゃっったの?」
「ぶっ……」
思わず口に含んだ水を吹き出しそうになった。
ステラさん直球過ぎないか。
「違います。強くなるために村に来ました……」
真顔で否定されるのも辛いな。
頬を赤らめるぐらいはしてほしかった。結構嫌われてたりするのか、俺。
「それだったら街で冒険者した方が強くなるんじゃないの?」
「仲間が欲しかったんです。魔法学校に通っていたときはずっと一人で……」
俺はリィラのこんな表情を初めて見た。そんな表情を無理に笑顔に戻すと、リィラは言葉を続けた。
「兄様から離れたかったってのもあります。ずっと兄様の背中に隠れていた私が嫌になったんです。兄を超えるような魔法使いになりたいと思って……」
「……そっか。私は心の底からリィラちゃんを応援してる。でも無理はしちゃだめよ」
兄を超えるような魔法使い、か。のんびり暮らしたい俺と一緒にいて大丈夫なのだろうか。
スローライフを送る俺と、七大聖騎士を超えるような魔法使いを目指すリィラ。チートスキルは持ってるけど、魔法は一つも使えないぞ、俺。
とはいえ、
「俺もリィラがアレクさんを超えるような魔法使いになることを応援してる。俺と一緒にいて大丈夫なのか不安になるけど……」
「大丈夫です! レイくんは強いので!」
強いって、俺が戦ってるところ見たことないよね。
戦う気がないから仕方ないけど。
「ごちそうさまでした」
美味しかった。昨日のご飯もそうだが、こんなにおいしいご飯が毎日食べられるとは、ますます居た堪れなくなった。
「レイ、起きたか。ちょっとお前に見せたいもんがあんだ、出てこい!」
「見せたいもん、ですか?」
見せたいものとはなんだろう。
外から俺を呼ぶラグナさんに促され、俺は食器を片付け家を出た。
ラグナさんの後ろを、リィラと共についていった。
「なんでリィラまで?」
「面白そうじゃないですか?」
「そう……」
俺はあんまり行きたくないけど。
連れてこられたのは村からほんの少し離れた森。
ベルガレートの森とは違い、森の中は明るい。日が差してるとはいえ、ベルガレートの森だとこの時間でも中は真っ暗だ。
森に入る手前、ラグナさんは足を止めた。
そんなラグナさんの目の前には一本の木が立っていた。そこまで太くはない木で、斧があれば簡単に倒せそうだ。
「見せたいものとはこの木ですか?」
「この木を、魔法でもなんでも使って倒してみろ」
ラグナさんの言葉に、俺は困惑を隠せなかった。
魔法と言ったって、炎魔法しか使えないし、下手したら火事になる危険性だってある。
「僕、炎魔法しか使えないんですけど……」
「じゃあ炎魔法をこの木に当ててみろ」
「でも火事に……」
「心配すんな。火事になったときは俺がどうにかしてやる」
ラグナさんに言われるまま、その木に向けて俺は詠唱を始める。
「……ファーリス」
魔力を調節した。だが、思っていたよりも魔力が籠っていたようだ。調節に失敗した炎の球体を木へと放たれる。
ぶわっ、と一瞬で木全体に燃え広がったが、それはすぐに治まった。
「なっ……」
炎魔法を当てたというのに、木は何事もなかったように立っている。
魔法を使うと同時に、俺はラグナさんとリィラの魔力が感知できるようになった。
最近誰からも魔力を感じないことを、すっかり忘れていた。スキル『魔力感知』は常時発動していると思っていたが、ずっと機能せず止まっていたようだ。
「お前の魔力、かなり不安定だな。減ったり増えたり」
俺は咄嗟にステータスを確認した。
――オープン。
ステータスに映ったのは、ゲームでバグが起きた時に発生するぐちゃぐちゃとした数字。
魔力の数値が増えたり減ったりしている。要するに魔力の量が大きく変動しているという事だ。
だが、その現象が起きているのは魔力のみ。攻撃力など、他の数値は依然として変化なし。
どういうことだこれ……。
「んあぁ……」
「あっ、そこはダメですっ!」
昨日考え事していたら、そのまま寝落ちしたみたいだ。
「って! シイラさんは何変な声出してるんですか」
「いきなりレイくんが腕を触ってきたので……」
「それだけですよね! 別に故意で触ったわけじゃないんですけどっ!?」
朝からシイラさんの相手は疲れるなぁ。シイラさんの相手と魔獣の相手、どっちかだったらまだ魔獣のほうが楽かもしれない……。だが、そんなシイラにはパートナーがいる。
「ケダモノ。あなたは十二歳でケダモノなのね。レイが大人になった時がこの世の最後。この世界の女たちが危ないわ……」
「そんな壮大なこと言われても。食べるとしてもシイラさんだけですし」
「え! 私レイくんに食べられちゃうんですか!? 嫌ですー!」
そのまま叫びながら、シイラは一階へ走っていった。
「その顔やめてください、アイラさん。冗談です」
「…………」
「すみません」
アイラは俺に蔑むような視線を送ると、無言で降りていった。
ちょっと調子に乗った。男なら分かるはずだ! 朝、部屋に美女が起こしに来るんだぞ!? テンションが上がらないわけがない。
でも明日もこの双子に起こしに来られるのはちょっと面倒くさい。
とりあえず俺も一階へ降りる。
「おはようございますー」
「レイさん、おはようございます」
あれ、双子がいない。あとラグナさんも。
リィラはどうやら朝ご飯の支度の手伝いをしているようだ。
「シイラったら食べられるー、とか言って、早めに学校行ったみたいなの。変わった子でごめんなさいね」
「い、いえ……」
本気で怖がってたのか。あいつ本当に十五歳かよ。すみません、俺も自重します。
アイラもシイラと一緒に登校したみたいだ。
「ラグナさんは?」
「村を散歩でもしてるんだと思いますよ。毎日暇そうですし」
あの人仕事してないのか……。
「できたっ! さぁさぁ一緒に食べましょ」
「ありがとうございます」
「これから毎日一緒に食べるんだからわざわざお礼はいらないわよ。いただきます、で十分だから」
「いただきます」
リィラも俺に続いて、いただきますと言った。
「リィラちゃんはなんで村に来たの? もしかしてレイくんに付いていきたくなっちゃっったの?」
「ぶっ……」
思わず口に含んだ水を吹き出しそうになった。
ステラさん直球過ぎないか。
「違います。強くなるために村に来ました……」
真顔で否定されるのも辛いな。
頬を赤らめるぐらいはしてほしかった。結構嫌われてたりするのか、俺。
「それだったら街で冒険者した方が強くなるんじゃないの?」
「仲間が欲しかったんです。魔法学校に通っていたときはずっと一人で……」
俺はリィラのこんな表情を初めて見た。そんな表情を無理に笑顔に戻すと、リィラは言葉を続けた。
「兄様から離れたかったってのもあります。ずっと兄様の背中に隠れていた私が嫌になったんです。兄を超えるような魔法使いになりたいと思って……」
「……そっか。私は心の底からリィラちゃんを応援してる。でも無理はしちゃだめよ」
兄を超えるような魔法使い、か。のんびり暮らしたい俺と一緒にいて大丈夫なのだろうか。
スローライフを送る俺と、七大聖騎士を超えるような魔法使いを目指すリィラ。チートスキルは持ってるけど、魔法は一つも使えないぞ、俺。
とはいえ、
「俺もリィラがアレクさんを超えるような魔法使いになることを応援してる。俺と一緒にいて大丈夫なのか不安になるけど……」
「大丈夫です! レイくんは強いので!」
強いって、俺が戦ってるところ見たことないよね。
戦う気がないから仕方ないけど。
「ごちそうさまでした」
美味しかった。昨日のご飯もそうだが、こんなにおいしいご飯が毎日食べられるとは、ますます居た堪れなくなった。
「レイ、起きたか。ちょっとお前に見せたいもんがあんだ、出てこい!」
「見せたいもん、ですか?」
見せたいものとはなんだろう。
外から俺を呼ぶラグナさんに促され、俺は食器を片付け家を出た。
ラグナさんの後ろを、リィラと共についていった。
「なんでリィラまで?」
「面白そうじゃないですか?」
「そう……」
俺はあんまり行きたくないけど。
連れてこられたのは村からほんの少し離れた森。
ベルガレートの森とは違い、森の中は明るい。日が差してるとはいえ、ベルガレートの森だとこの時間でも中は真っ暗だ。
森に入る手前、ラグナさんは足を止めた。
そんなラグナさんの目の前には一本の木が立っていた。そこまで太くはない木で、斧があれば簡単に倒せそうだ。
「見せたいものとはこの木ですか?」
「この木を、魔法でもなんでも使って倒してみろ」
ラグナさんの言葉に、俺は困惑を隠せなかった。
魔法と言ったって、炎魔法しか使えないし、下手したら火事になる危険性だってある。
「僕、炎魔法しか使えないんですけど……」
「じゃあ炎魔法をこの木に当ててみろ」
「でも火事に……」
「心配すんな。火事になったときは俺がどうにかしてやる」
ラグナさんに言われるまま、その木に向けて俺は詠唱を始める。
「……ファーリス」
魔力を調節した。だが、思っていたよりも魔力が籠っていたようだ。調節に失敗した炎の球体を木へと放たれる。
ぶわっ、と一瞬で木全体に燃え広がったが、それはすぐに治まった。
「なっ……」
炎魔法を当てたというのに、木は何事もなかったように立っている。
魔法を使うと同時に、俺はラグナさんとリィラの魔力が感知できるようになった。
最近誰からも魔力を感じないことを、すっかり忘れていた。スキル『魔力感知』は常時発動していると思っていたが、ずっと機能せず止まっていたようだ。
「お前の魔力、かなり不安定だな。減ったり増えたり」
俺は咄嗟にステータスを確認した。
――オープン。
ステータスに映ったのは、ゲームでバグが起きた時に発生するぐちゃぐちゃとした数字。
魔力の数値が増えたり減ったりしている。要するに魔力の量が大きく変動しているという事だ。
だが、その現象が起きているのは魔力のみ。攻撃力など、他の数値は依然として変化なし。
どういうことだこれ……。
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