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第二章 『神の印』
第二章10 魔精霊の因子
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「なんでまた俺……ここにいんだよ……」
三度目の時間遡行。四度目の光景。
俺はまた昨日と同じ場所に立っていた。
「全部避けたはずだ……」
城の騎士には合わず、人混みは避けた。犯人だと思っていた踊り子の少女にも会わなかった。
それに昨日の怪しいやつと会った記憶がない。
会った記憶を消せるのだとしたら、俺は永遠にこのループから出られない。
まず、この時間遡行はスキルなのか? もしスキルなら会わないとおそらく発動しない。
スキルじゃないとしたら……。いや、スキルしかあり得ないか。魔法で時間が操れるとは到底思わない。
「これ以上どうしろってんだ……」
何も心当たりがないため、対処の仕様がない。
ここに突っ立ってても何も始まらないけど、下手に行動もできない。
誰かに助けを求めるか? でも誰に。
このままだと永遠にスローライフが来ねぇぞ。
「何か、何かあるはずだ。どうすれば……」
分からない。さっぱりだ。何をどうすればいいんだ。
まず俺に何かできるのか?
――オープン。
ステータスを確認する。攻撃力などの数字は全く変わっていない。
だが、魔力の部分だけ大きく変化していた。
「……魔力0?」
俺が四年間コツコツと溜めてきた魔力が消えている。
気付かなかった。いつの間に……。
「魔女ってほんとつまらないこと、するよねぇ……」
後ろからの声に、俺は咄嗟に振り向いた。そこには空に話しかける金髪の少年が立っていた。
ここに来るのは四回目だが、あんなやつ今までいなかったぞ。もしかしてあいつがこの『時間遡行』の犯人か?
「いつまで隠れている気だい? 僕はとっくに気付いてるけど」
空を睨みながら、少年はそう言った。
「ひ、ひひ。ばれちゃったぁ! ひひひ」
少年の言葉に、突如ここら一帯の上空は闇に包まれた。
魔界のゲートなようなものが上空にできると、そこから一人の少女が現れた。
薄気味悪い笑い声を響かせながら、楽しそうにそう言った。
「全身に包帯……? あの時の踊り子……」
やっぱりこの子が犯人なのか? でも昨日は会っていない。
それでも時間遡行したってことは犯人は他にいるはずだ。
「犯人は他にいるはず、とか考えた? こいつが君に呪いをかけたんだよ」
金髪の少年は俺の方を向くと、笑いながらそう言った。
なにこいつ、人の心読めるスキルとか持ってるわけ? こわ……。
「禁忌――ゼータ執行」
「ハーヴェイさん!?」
聞き覚えのある声に、俺は思わず名前を声に出してしまった。
「ひひひ、痛いぃ! ひひひひ」
魔女と呼ばれる少女は、ハーヴェイさんのスキルで拘束されてもなお、薄気味悪い笑い声をあげている。
こいつ相当やばい。魔力がないせいで、『倉庫』すら開けない。
「ふひ、みんな殺してやる! この街の人間全員、わたしが殺すっ! ひひひひ」
拘束されているってことに気付いてないのか?
アジリスタの時と同様、四肢には頑丈な鎖が繋がれており、少女は身動き一つ取れない状態。
その上には、数本の短剣が少女の頭に狙いを定めて浮いていた。
「この状況でよく殺せるなんて言えるね。立場理解してないのかな?」
少年は得意げにそう言うと、剣をさらに少女の頭へと近づけた。
どうやらこの剣は少年が操っているようだ。
「レイくん、ここの人たちを非難させてくれ。この子は私たちがどうにかする」
「わ、わかりました!」
ハーヴェイさんにそう言われ、俺は周りの人に避難を促した。
『倉庫』が使えない今、俺にできることは周辺にいる一般人を非難させることだけだ。
「あれぇ、魔法が、ひひひ、なんで使えないのかなぁ! ひひ」
「ハーヴェイさん、こいつ魔精霊の因子にかなり浸食されてますけど。もう殺していいですか?」
「殺してはダメだ。魔女の数少ない生き残りの一人だ。この子にも聞きたいことがある」
「まともに話せんのかねぇ? こいつ」
聞こえてきたのは二人の会話。俺にはなんの話をしてるのかさえ理解できない。
というか今、金髪少年殺すとか言わなかった?
「ハーヴェイさん、こいつ殺しておかないと相当危険っすよ。というか、魔精霊の因子持ってる時点で、ユルシリア先輩にバレたら速攻殺されますし」
「ユルシリアには私から伝えておこう。だからまだ殺すな。禁忌――デルタ執行」
俺が最後に聞いた会話はそれだけで最後だった。
「全員無事避難できました、ってあれ?」
「残念。ハーヴェイさんなら先に帰っちゃったよ」
残ってるのは金髪少年だけのようだ。
ハーヴェイさんも、さっきの少女もいなくなっている。
「あの子は魔女っていうんだ。魔精霊の因子を取り込んだ人間」
「それは魔精霊とは違うんですか?」
「ほとんど一緒だね。因子はいわば、魔精霊の細胞。その細胞の一つを取り込んだのがあいつってわけ」
なるほど、よく分からない。つまり危険なものって言いたいんだな?
ふと思ったけど、魔精霊と契約したアルノアは結構普通の人間っぽかったのに、細胞一つの方が狂人化してるってどういうことだ?
「それと。君の中で時間が戻っていたのは、あいつが君にそういう呪いをかけたから」
呪い? 実際に戻っていたわけじゃないのか?
「まぁ、あいつは一度封印したから呪いも解けているはずだ」
「あ、ありがとうございます……」
「僕に礼言われても困るよ、封印したのはハーヴェイさんなんだから」
「いや、でも助けに来てくれたんで」
実際、二人が来てくれなかったら、呪いは解けていなかったわけだし。
ここは礼するのが正しいだろう。
「僕は街の人を助けようとしただけ」
かっこいいことを言ったと思えば、途端口元をにやりと歪ませる金髪少年。
「別に君を助けるため魔女を倒したんじゃないよ~、勘違いしちゃったかな、ぼく~」
こいつ相当腹立つな。
「ぼく~」じゃねーよ。大して歳変わんねぇだろ!
金髪少年は再び真顔に戻ると、
「詳しいことはまた今度ハーヴェイさんから聞くといいよ。じゃあ、僕は帰るね」
正直、呪いのことも、なんで俺が魔女に呪いをかけられたのかも分からない。
あ、そうだ。俺の魔力。
「――オープン」
お、全部戻ってる! めっちゃ焦った……全部消えたかと思ったぜ。いや、ほんと。
もしかして魔力が0になったのも呪いのせいか?
まぁとりあえずこれで一安心だ。無事に明日が来れば完璧。
「……帰るか」
三度目の時間遡行。四度目の光景。
俺はまた昨日と同じ場所に立っていた。
「全部避けたはずだ……」
城の騎士には合わず、人混みは避けた。犯人だと思っていた踊り子の少女にも会わなかった。
それに昨日の怪しいやつと会った記憶がない。
会った記憶を消せるのだとしたら、俺は永遠にこのループから出られない。
まず、この時間遡行はスキルなのか? もしスキルなら会わないとおそらく発動しない。
スキルじゃないとしたら……。いや、スキルしかあり得ないか。魔法で時間が操れるとは到底思わない。
「これ以上どうしろってんだ……」
何も心当たりがないため、対処の仕様がない。
ここに突っ立ってても何も始まらないけど、下手に行動もできない。
誰かに助けを求めるか? でも誰に。
このままだと永遠にスローライフが来ねぇぞ。
「何か、何かあるはずだ。どうすれば……」
分からない。さっぱりだ。何をどうすればいいんだ。
まず俺に何かできるのか?
――オープン。
ステータスを確認する。攻撃力などの数字は全く変わっていない。
だが、魔力の部分だけ大きく変化していた。
「……魔力0?」
俺が四年間コツコツと溜めてきた魔力が消えている。
気付かなかった。いつの間に……。
「魔女ってほんとつまらないこと、するよねぇ……」
後ろからの声に、俺は咄嗟に振り向いた。そこには空に話しかける金髪の少年が立っていた。
ここに来るのは四回目だが、あんなやつ今までいなかったぞ。もしかしてあいつがこの『時間遡行』の犯人か?
「いつまで隠れている気だい? 僕はとっくに気付いてるけど」
空を睨みながら、少年はそう言った。
「ひ、ひひ。ばれちゃったぁ! ひひひ」
少年の言葉に、突如ここら一帯の上空は闇に包まれた。
魔界のゲートなようなものが上空にできると、そこから一人の少女が現れた。
薄気味悪い笑い声を響かせながら、楽しそうにそう言った。
「全身に包帯……? あの時の踊り子……」
やっぱりこの子が犯人なのか? でも昨日は会っていない。
それでも時間遡行したってことは犯人は他にいるはずだ。
「犯人は他にいるはず、とか考えた? こいつが君に呪いをかけたんだよ」
金髪の少年は俺の方を向くと、笑いながらそう言った。
なにこいつ、人の心読めるスキルとか持ってるわけ? こわ……。
「禁忌――ゼータ執行」
「ハーヴェイさん!?」
聞き覚えのある声に、俺は思わず名前を声に出してしまった。
「ひひひ、痛いぃ! ひひひひ」
魔女と呼ばれる少女は、ハーヴェイさんのスキルで拘束されてもなお、薄気味悪い笑い声をあげている。
こいつ相当やばい。魔力がないせいで、『倉庫』すら開けない。
「ふひ、みんな殺してやる! この街の人間全員、わたしが殺すっ! ひひひひ」
拘束されているってことに気付いてないのか?
アジリスタの時と同様、四肢には頑丈な鎖が繋がれており、少女は身動き一つ取れない状態。
その上には、数本の短剣が少女の頭に狙いを定めて浮いていた。
「この状況でよく殺せるなんて言えるね。立場理解してないのかな?」
少年は得意げにそう言うと、剣をさらに少女の頭へと近づけた。
どうやらこの剣は少年が操っているようだ。
「レイくん、ここの人たちを非難させてくれ。この子は私たちがどうにかする」
「わ、わかりました!」
ハーヴェイさんにそう言われ、俺は周りの人に避難を促した。
『倉庫』が使えない今、俺にできることは周辺にいる一般人を非難させることだけだ。
「あれぇ、魔法が、ひひひ、なんで使えないのかなぁ! ひひ」
「ハーヴェイさん、こいつ魔精霊の因子にかなり浸食されてますけど。もう殺していいですか?」
「殺してはダメだ。魔女の数少ない生き残りの一人だ。この子にも聞きたいことがある」
「まともに話せんのかねぇ? こいつ」
聞こえてきたのは二人の会話。俺にはなんの話をしてるのかさえ理解できない。
というか今、金髪少年殺すとか言わなかった?
「ハーヴェイさん、こいつ殺しておかないと相当危険っすよ。というか、魔精霊の因子持ってる時点で、ユルシリア先輩にバレたら速攻殺されますし」
「ユルシリアには私から伝えておこう。だからまだ殺すな。禁忌――デルタ執行」
俺が最後に聞いた会話はそれだけで最後だった。
「全員無事避難できました、ってあれ?」
「残念。ハーヴェイさんなら先に帰っちゃったよ」
残ってるのは金髪少年だけのようだ。
ハーヴェイさんも、さっきの少女もいなくなっている。
「あの子は魔女っていうんだ。魔精霊の因子を取り込んだ人間」
「それは魔精霊とは違うんですか?」
「ほとんど一緒だね。因子はいわば、魔精霊の細胞。その細胞の一つを取り込んだのがあいつってわけ」
なるほど、よく分からない。つまり危険なものって言いたいんだな?
ふと思ったけど、魔精霊と契約したアルノアは結構普通の人間っぽかったのに、細胞一つの方が狂人化してるってどういうことだ?
「それと。君の中で時間が戻っていたのは、あいつが君にそういう呪いをかけたから」
呪い? 実際に戻っていたわけじゃないのか?
「まぁ、あいつは一度封印したから呪いも解けているはずだ」
「あ、ありがとうございます……」
「僕に礼言われても困るよ、封印したのはハーヴェイさんなんだから」
「いや、でも助けに来てくれたんで」
実際、二人が来てくれなかったら、呪いは解けていなかったわけだし。
ここは礼するのが正しいだろう。
「僕は街の人を助けようとしただけ」
かっこいいことを言ったと思えば、途端口元をにやりと歪ませる金髪少年。
「別に君を助けるため魔女を倒したんじゃないよ~、勘違いしちゃったかな、ぼく~」
こいつ相当腹立つな。
「ぼく~」じゃねーよ。大して歳変わんねぇだろ!
金髪少年は再び真顔に戻ると、
「詳しいことはまた今度ハーヴェイさんから聞くといいよ。じゃあ、僕は帰るね」
正直、呪いのことも、なんで俺が魔女に呪いをかけられたのかも分からない。
あ、そうだ。俺の魔力。
「――オープン」
お、全部戻ってる! めっちゃ焦った……全部消えたかと思ったぜ。いや、ほんと。
もしかして魔力が0になったのも呪いのせいか?
まぁとりあえずこれで一安心だ。無事に明日が来れば完璧。
「……帰るか」
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