10 / 34
第二章 『神の印』
第二章3 いや、魔王軍幹部ってなに
しおりを挟む
それは一瞬のことだった。
脳に直接伝わってくる不快感に、レイは突如襲われた。
「この魔力量っ」
レイを深い眠りから覚醒させたのは、膨大な魔力を持つ者の存在。
スキル『恐怖耐性』を持っていながらも、この威圧感にレイは恐怖心を覚えた。
ベルガレートととの対決の時は、スキル『魔力感知』を持っていなかったため、ベルガレートがどれほどの魔力量か測れなかった。だが今は違う。
「近くに別の気配がある。魔力量からして……リィラだ」
レイはそれに気付くなり、すぐに宿を出て大きな魔力を感じる場所へと走った。
人は誰も歩いていない。そんな街を、いくつものスキルを使って、風のように駆けた。
スキル『瞬間身体強化』で強制的に身体能力を上げ、『気配遮断』で存在をバレないようにした。
「今日来たばかりの街にモンスター襲来って、どう考えてもおかしいだろっ」
愚痴を吐きながらも、たどり着いたのは廃墟のような場所。街の外れ、スラム街のような場所だ。
暗く冷え切った場所を、リィラの気配を頼りに進む。
『倉庫』から出したベルガレートの剣を、左手に構える。
「人間め、そんなんで隠れたつもりか」
背後からの声にレイは振り向き、左手に力を込めた。
「誰だお前! リィラをどこへやった!」
飛んできたのは炎の球体。
その炎の球体は剣に当たると、溶けるように消滅した。剣スキル『魔力遮断』によるものだ。
だが消滅と同時に広がった黒い煙に視界が塞がる。
一気に間合いを詰めてきた強大な魔力の持ち主に、レイは『瞬間身体強化』を使い、横へ回避した。
フードの下から見える黒く赤い禍々しい角。白髪混じりの黒髪が赤い片目を隠している。
「あれを避けるか人間」
圧倒的な魔力量に不信感を抱きつつ、追撃を繰り返す敵に防戦一方のレイ。
「魔力を扱える子供……貴様、ベルガレートと契約したのか」
「してるわけねぇだろ。あいつは俺が殺した」
「なっ……ベルガレートがこんな子供ごときに」
攻撃がピタリと止んだ。
「僕は魔王軍幹部、アジリスタ。君には素質がある。魔王軍にきたまえ。もちろ――」
「断るね」
アジリスタの言葉を遮り、レイが断るとアジリスタは不敵な笑みを浮かべた。
「あぁ。ここに来てよかったと、僕は心底感じているよ。君みたいな人間を魔王様に渡せば、僕は次期魔王になれるっ!」
「人の話聞いてんのか、こいつ」
なるほどな、とレイは確信した。
おそらく魔王になるためには何か魔王様へ貢献しないといけないんだ。そのため、アジリスタは一人で人間の街を訪れ、破壊しようと目論んでいたみたいだ。
スキル『気配遮断』を使っていたせいで、魔力の存在はバレている。
となると、本気を出して困ることはない。
「残念だが、俺は魔王のところにはいかないし、街の人たちを殺させるわけにもいかない」
「そうかそうか。じゃあ僕と取引しよう」
「取引?」
「あぁ。この子と君を交換だ。別に君を持って帰らなくても、この子を持って帰れば多少の成果はできる。どうする、あとは君が選ぶだけだ」
岩の影にアジリスタは手を伸ばす。手は影にいたリィラの首元をがっちり掴んでいた。
その手を上にあげると、アジリスタはこちらに向き直した。
「っ――」
「安心したまえ。これで死ぬことはないさ。でも、ちょっとでも力を加えれば簡単に折れる。無駄な抵抗を見せたら……」
瞬間身体強化を使っても、アジリスタまで距離は最低でも一秒はかかる。
――これは詰んだ。
レイは、スローライフを諦めることにした。
剣を収納すると、魔力をすべて不可視化した。
だがその時、
「禁忌――デルタ執行」
聞き覚えのある声に、レイはすぐさま声主を探した。
「ハーヴェイさんっ!?」
道の真ん中で杖を立てていたのは紛れもなく――ハーヴェイ・ランドールだった。
「レイくん遅くなってすまないね」
アジリスタはハーヴェイの魔法によって、拘束状態にあった。
身動き一つ取れないほど、頑丈な鎖に四肢を繋がれている。
「君にはいろいろと聞きたいことがあったんだ、アジリスタ」
「貴様は七大聖騎士のハーヴェイ・ランドール……強欲の騎士か」
ハーヴェイはゆっくりとアジリスタに近寄ると、短剣をアジリスタの首元へ押し付けた。
「こいつの身柄は私が引き取ろう。レイくん、一瞬だけリィラを頼む」
ハーヴェイからゆっくりとリィラを受け取る。
「もういい……今日は帰るさ……」
アジリスタは俯きながら、無表情でそう呟いた。
その瞬間、アジリスタの背中から大きな黒い翼が生えた。翼は鎖ごとアジリスタを包み込むと、パッと消失した。
「逃がしてしまったか。とりあえずレイくんとリィラが無事でよかった。宿まで送ろう」
レイはハーヴェイと一緒に宿まで向かった。リィラはレイの背中で眠っている。
「さっきのはスキルですか……?」
「そうだ」
「でもハーヴェイさんは」
スキル『身体霧化』を持っているはず。
「これはランドール家に伝わるスキルでね」
「そうなんですか」
宿に着くまでの間、ハーヴェイはスキルのことと、魔王軍幹部のアジリスタというやつについて話してくれた。
ハーヴェイが持っているスキルを二つ持っているそうだ。『身体霧化』と『守り手』というスキル。
この街に結界を張っていて、敵意や殺意に反応してそのスキルは発動するという。
『聖騎士の加護』の一つらしい。
さっき戦ったアジリスタっていうやつは魔王軍の幹部で、幹部同士で次期魔王を争っているため、人間側に攻めてくるという。
姫という人物に護衛が日替わりでついているのも、そのためだという。
「ありがとうございました」
「街に来た日から災難だったね。明日はゆっくり休むといい」
宿の前で、再びハーヴェイと別れた。
背中にはリィラも一緒だ。
アレクには私から伝えておくから、今日のところはリィラ宿で寝させてやってくれないか、とハーヴェイに言われ、レイはそれに承諾した。
宿代を出してくれたのはリィラだ。それに断る理由もない。
その実、ハーヴェイからもう一つ、スキル『守り手』のことを聞かされた。
敵意や殺意で発動する。つまりは、ハーヴェイ自身、他者のそうおった感情を読み取れるという。
「結構便利なスキルだよな」
ベッドにリィラを寝かせると、レイは部屋の床に寝そべった。
ひんやりと冷たい床に、どこか懐かしさを覚えた。
今朝は冷えるらしい。念のため、スキル『対寒耐性』を発動しておく。
おやすみ、と小さく呟き、再びレイは深い眠りについた。
脳に直接伝わってくる不快感に、レイは突如襲われた。
「この魔力量っ」
レイを深い眠りから覚醒させたのは、膨大な魔力を持つ者の存在。
スキル『恐怖耐性』を持っていながらも、この威圧感にレイは恐怖心を覚えた。
ベルガレートととの対決の時は、スキル『魔力感知』を持っていなかったため、ベルガレートがどれほどの魔力量か測れなかった。だが今は違う。
「近くに別の気配がある。魔力量からして……リィラだ」
レイはそれに気付くなり、すぐに宿を出て大きな魔力を感じる場所へと走った。
人は誰も歩いていない。そんな街を、いくつものスキルを使って、風のように駆けた。
スキル『瞬間身体強化』で強制的に身体能力を上げ、『気配遮断』で存在をバレないようにした。
「今日来たばかりの街にモンスター襲来って、どう考えてもおかしいだろっ」
愚痴を吐きながらも、たどり着いたのは廃墟のような場所。街の外れ、スラム街のような場所だ。
暗く冷え切った場所を、リィラの気配を頼りに進む。
『倉庫』から出したベルガレートの剣を、左手に構える。
「人間め、そんなんで隠れたつもりか」
背後からの声にレイは振り向き、左手に力を込めた。
「誰だお前! リィラをどこへやった!」
飛んできたのは炎の球体。
その炎の球体は剣に当たると、溶けるように消滅した。剣スキル『魔力遮断』によるものだ。
だが消滅と同時に広がった黒い煙に視界が塞がる。
一気に間合いを詰めてきた強大な魔力の持ち主に、レイは『瞬間身体強化』を使い、横へ回避した。
フードの下から見える黒く赤い禍々しい角。白髪混じりの黒髪が赤い片目を隠している。
「あれを避けるか人間」
圧倒的な魔力量に不信感を抱きつつ、追撃を繰り返す敵に防戦一方のレイ。
「魔力を扱える子供……貴様、ベルガレートと契約したのか」
「してるわけねぇだろ。あいつは俺が殺した」
「なっ……ベルガレートがこんな子供ごときに」
攻撃がピタリと止んだ。
「僕は魔王軍幹部、アジリスタ。君には素質がある。魔王軍にきたまえ。もちろ――」
「断るね」
アジリスタの言葉を遮り、レイが断るとアジリスタは不敵な笑みを浮かべた。
「あぁ。ここに来てよかったと、僕は心底感じているよ。君みたいな人間を魔王様に渡せば、僕は次期魔王になれるっ!」
「人の話聞いてんのか、こいつ」
なるほどな、とレイは確信した。
おそらく魔王になるためには何か魔王様へ貢献しないといけないんだ。そのため、アジリスタは一人で人間の街を訪れ、破壊しようと目論んでいたみたいだ。
スキル『気配遮断』を使っていたせいで、魔力の存在はバレている。
となると、本気を出して困ることはない。
「残念だが、俺は魔王のところにはいかないし、街の人たちを殺させるわけにもいかない」
「そうかそうか。じゃあ僕と取引しよう」
「取引?」
「あぁ。この子と君を交換だ。別に君を持って帰らなくても、この子を持って帰れば多少の成果はできる。どうする、あとは君が選ぶだけだ」
岩の影にアジリスタは手を伸ばす。手は影にいたリィラの首元をがっちり掴んでいた。
その手を上にあげると、アジリスタはこちらに向き直した。
「っ――」
「安心したまえ。これで死ぬことはないさ。でも、ちょっとでも力を加えれば簡単に折れる。無駄な抵抗を見せたら……」
瞬間身体強化を使っても、アジリスタまで距離は最低でも一秒はかかる。
――これは詰んだ。
レイは、スローライフを諦めることにした。
剣を収納すると、魔力をすべて不可視化した。
だがその時、
「禁忌――デルタ執行」
聞き覚えのある声に、レイはすぐさま声主を探した。
「ハーヴェイさんっ!?」
道の真ん中で杖を立てていたのは紛れもなく――ハーヴェイ・ランドールだった。
「レイくん遅くなってすまないね」
アジリスタはハーヴェイの魔法によって、拘束状態にあった。
身動き一つ取れないほど、頑丈な鎖に四肢を繋がれている。
「君にはいろいろと聞きたいことがあったんだ、アジリスタ」
「貴様は七大聖騎士のハーヴェイ・ランドール……強欲の騎士か」
ハーヴェイはゆっくりとアジリスタに近寄ると、短剣をアジリスタの首元へ押し付けた。
「こいつの身柄は私が引き取ろう。レイくん、一瞬だけリィラを頼む」
ハーヴェイからゆっくりとリィラを受け取る。
「もういい……今日は帰るさ……」
アジリスタは俯きながら、無表情でそう呟いた。
その瞬間、アジリスタの背中から大きな黒い翼が生えた。翼は鎖ごとアジリスタを包み込むと、パッと消失した。
「逃がしてしまったか。とりあえずレイくんとリィラが無事でよかった。宿まで送ろう」
レイはハーヴェイと一緒に宿まで向かった。リィラはレイの背中で眠っている。
「さっきのはスキルですか……?」
「そうだ」
「でもハーヴェイさんは」
スキル『身体霧化』を持っているはず。
「これはランドール家に伝わるスキルでね」
「そうなんですか」
宿に着くまでの間、ハーヴェイはスキルのことと、魔王軍幹部のアジリスタというやつについて話してくれた。
ハーヴェイが持っているスキルを二つ持っているそうだ。『身体霧化』と『守り手』というスキル。
この街に結界を張っていて、敵意や殺意に反応してそのスキルは発動するという。
『聖騎士の加護』の一つらしい。
さっき戦ったアジリスタっていうやつは魔王軍の幹部で、幹部同士で次期魔王を争っているため、人間側に攻めてくるという。
姫という人物に護衛が日替わりでついているのも、そのためだという。
「ありがとうございました」
「街に来た日から災難だったね。明日はゆっくり休むといい」
宿の前で、再びハーヴェイと別れた。
背中にはリィラも一緒だ。
アレクには私から伝えておくから、今日のところはリィラ宿で寝させてやってくれないか、とハーヴェイに言われ、レイはそれに承諾した。
宿代を出してくれたのはリィラだ。それに断る理由もない。
その実、ハーヴェイからもう一つ、スキル『守り手』のことを聞かされた。
敵意や殺意で発動する。つまりは、ハーヴェイ自身、他者のそうおった感情を読み取れるという。
「結構便利なスキルだよな」
ベッドにリィラを寝かせると、レイは部屋の床に寝そべった。
ひんやりと冷たい床に、どこか懐かしさを覚えた。
今朝は冷えるらしい。念のため、スキル『対寒耐性』を発動しておく。
おやすみ、と小さく呟き、再びレイは深い眠りについた。
21
お気に入りに追加
3,232
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
偽物の侯爵子息は平民落ちのうえに国外追放を言い渡されたので自由に生きる。え?帰ってきてくれ?それは無理というもの
つくも茄子
ファンタジー
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる