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第一章 『ベルガレートの迷宮』
第一章1 プロローグ
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「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」
「言われなくても出て行くよ。……こんな家」
この家に何の思い入れもない、なんて強がりは嘘で。この家から出ても、俺に行く場所なんてない。
今更謝っても許してくれないだろうな。
「これで精々生き延びるんだな」
家を出る直前、父から差し出されたのは綺麗な一万円札。
「ひ、必要ない」
こんなときに引きこもりの無駄に高いプライドが先行してしまう。
震える声で父にそう告げた俺は、ゆっくりと家を出た。
父の会社を継がなければならないというのに、高校は中退し、就職もせず、だらだらと過ごしてきた。
「自業自得だな」
俺はいままでお世話になった家に、その言葉を吐き捨てた。
父から向けられた最後のやさしさを無下にして、俺は今からどうするというのか。
家を出た俺は、行き先もなく雨の中をただ歩いた。
「寒い。父さんの会社継げばよかったな……」
『後悔先に立たず』なんて、今までの人生浮かんでもこなかった。
あぁ、それに――スマホの充電、残り20%……過去の俺、呪ってやるからな。
いや、待てよ。過去の俺が呪われるってことは、今の俺も……いやいや、どうでもいいから。
一先ず財布に入ってる金で、って……275円ってなんだよ。漫喫もいけねーよっ!
「もう、どうしろってんだよ……」
というか、ブクマしてたネット小説読みたい。
どうせ、もうスマホなんて使うことないだろ。残りのバッテリー使うか。
「あれ、このスマホ防水だったよな」
雨に打たれるスマホを見ながら、ふと思う。
「まぁ、バッテリー無くなるまでは持つか」
サイトを開き、しおりをつけた場所から読み始める。
「黒の勇者、か。わざわざ命をかけてモンスターを倒すなんて、俺にはできないな」
のんびり暮らすのが一番だ。まぁ、その結果がこれだけど……。
あー! 考えても無駄だ。それに頼れる友達もいないからな。はぁ……。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』
俺の名前……周りを見ても誰もいない。
嘘だろ? ついに幻聴まで聞こえるようになったのか?
精神科行く金ないんだけど……
『答えろ。お前は人生をやり直したいか』
俺は冗談半分で幻聴に答えることにした。
「やり直したいね。できるなら」
『了解した』
え? なに? 幻聴に了解されてしまった。
だがその瞬間、横でトラックの大きなクラクションの音が鳴り響いた。
刹那、俺の視界は真っ黒に染まり、意識がゆっくりと無くなっていった。
「ん……」
「あ、起きたかい? 秋篠くん」
誰かが俺の名前を呼んでいる……。
ゆっくりと瞼を上げると、目の前に金髪の少女が……いる?
大きな胸の間から顔を覗かせてる。
「っ!?」
誰! てか、ここどこ!
確か、俺トラックに引かれて死んだはずじゃ。
「あれ、私の膝枕はご不満?」
子供。中学生? いや、小学生くらいか? 胸は大人だな、うん。うん!?
一瞬目を疑ったが、やはり成長の仕方がおかしい。これは俗に言う――
「ロリ巨乳……?」
「失礼なっ! 私はロリじゃない!」
「巨乳を否定しないんだな」
ロリ天使がいるってことはここは天国?
さっきの痛みからして、これは夢ではないはずなんだ。
そっと立ち上がる。
「さっき、俺の頭の中に話しかけたのはお前か?」
「全然違うじゃん。この可愛い声と、さっきおっさんの声が同じって思ってるの? このブタ野郎!」
勘違いで酷い言われようだな、はは。
身長も服装も、おそらく外見も変わってない。
「俺死んだのか?」
「あなたが人生をやり直したいって言ったから、トラックでバーンって」
「軽いな……まぁどっちにしろ、遅かれ早かれ死んでただろうな」
「ううん、秋篠くんはあの後あんなことやそんなことがあって億万長者になっていたよ」
あの状況でどうなったら億万長者になるっていうんだ。
あんなことやそんなことが気になって仕方がないんだがっ!
「でも、新しい人生も楽しいかも!」
どうせ、あの世界に戻っても変わらない。下手したらもっと最悪な人生を歩むかもしれない。
「もうこのままそっとしといてくれないか? 転生なんてしなくていいから」
「えぇー、あっちの世界も楽しいよー」
「え、あっち?」
俺がさっきいた世界と違う世界ってことか?
「あ、自己紹介まだだったね。私の名前はドミニオンだよ。ドミちゃんて呼んで」
「無理やり可愛い呼び名にしたな」
下手なウインクを披露すると、ドミニオンは俺の眼前で小さい掌を広げた。
「オープン――この中から好きなの選んでいいよ」
好きなのって言われても。えっと、『植物操作』? 読む限りだと単に植物を操るスキルだよな。
「もしかしてさ、あっちの世界ってモンスターとかいるの?」
「ピンポンピンポーン! いるよ。だから君のような人にも何か一つ能力を与えないといけないの」
馬鹿にされた気がするのだが、気のせいか?
「この『倉庫』ってなんだ? アイテムボックスみたいなものか?」
「おお、よくわかったね! すごい!」
だんだん、ロリニオンの笑顔に腹が立ってきた。
手を下にスクロールすると、ほかにもたくさんスキルが出てきた。
炎操作、瞬間超浮遊、気配遮断……。
「気配遮断とか使えそう」
攻撃用スキルではないが、のんびり暮らすのには使えそう。
でもやっぱり一番は、
「これに決めた、ドミニオン」
「本当にいいの? 『倉庫』なんかにしちゃって」
選んだのは『倉庫(アイテムボックス)』だ。
あっちの世界にATMがあれば別だが、絶対にないからな。
お金さえあれば、勇者なんて危険な仕事しなくても。
「あぁ、これでいい」
パッ、と白い光に視界が包まれると、意識も真っ白な世界に飛んだ。
だが、その白い光景もゆっくりと闇に染まっていく。
「言われなくても出て行くよ。……こんな家」
この家に何の思い入れもない、なんて強がりは嘘で。この家から出ても、俺に行く場所なんてない。
今更謝っても許してくれないだろうな。
「これで精々生き延びるんだな」
家を出る直前、父から差し出されたのは綺麗な一万円札。
「ひ、必要ない」
こんなときに引きこもりの無駄に高いプライドが先行してしまう。
震える声で父にそう告げた俺は、ゆっくりと家を出た。
父の会社を継がなければならないというのに、高校は中退し、就職もせず、だらだらと過ごしてきた。
「自業自得だな」
俺はいままでお世話になった家に、その言葉を吐き捨てた。
父から向けられた最後のやさしさを無下にして、俺は今からどうするというのか。
家を出た俺は、行き先もなく雨の中をただ歩いた。
「寒い。父さんの会社継げばよかったな……」
『後悔先に立たず』なんて、今までの人生浮かんでもこなかった。
あぁ、それに――スマホの充電、残り20%……過去の俺、呪ってやるからな。
いや、待てよ。過去の俺が呪われるってことは、今の俺も……いやいや、どうでもいいから。
一先ず財布に入ってる金で、って……275円ってなんだよ。漫喫もいけねーよっ!
「もう、どうしろってんだよ……」
というか、ブクマしてたネット小説読みたい。
どうせ、もうスマホなんて使うことないだろ。残りのバッテリー使うか。
「あれ、このスマホ防水だったよな」
雨に打たれるスマホを見ながら、ふと思う。
「まぁ、バッテリー無くなるまでは持つか」
サイトを開き、しおりをつけた場所から読み始める。
「黒の勇者、か。わざわざ命をかけてモンスターを倒すなんて、俺にはできないな」
のんびり暮らすのが一番だ。まぁ、その結果がこれだけど……。
あー! 考えても無駄だ。それに頼れる友達もいないからな。はぁ……。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』
俺の名前……周りを見ても誰もいない。
嘘だろ? ついに幻聴まで聞こえるようになったのか?
精神科行く金ないんだけど……
『答えろ。お前は人生をやり直したいか』
俺は冗談半分で幻聴に答えることにした。
「やり直したいね。できるなら」
『了解した』
え? なに? 幻聴に了解されてしまった。
だがその瞬間、横でトラックの大きなクラクションの音が鳴り響いた。
刹那、俺の視界は真っ黒に染まり、意識がゆっくりと無くなっていった。
「ん……」
「あ、起きたかい? 秋篠くん」
誰かが俺の名前を呼んでいる……。
ゆっくりと瞼を上げると、目の前に金髪の少女が……いる?
大きな胸の間から顔を覗かせてる。
「っ!?」
誰! てか、ここどこ!
確か、俺トラックに引かれて死んだはずじゃ。
「あれ、私の膝枕はご不満?」
子供。中学生? いや、小学生くらいか? 胸は大人だな、うん。うん!?
一瞬目を疑ったが、やはり成長の仕方がおかしい。これは俗に言う――
「ロリ巨乳……?」
「失礼なっ! 私はロリじゃない!」
「巨乳を否定しないんだな」
ロリ天使がいるってことはここは天国?
さっきの痛みからして、これは夢ではないはずなんだ。
そっと立ち上がる。
「さっき、俺の頭の中に話しかけたのはお前か?」
「全然違うじゃん。この可愛い声と、さっきおっさんの声が同じって思ってるの? このブタ野郎!」
勘違いで酷い言われようだな、はは。
身長も服装も、おそらく外見も変わってない。
「俺死んだのか?」
「あなたが人生をやり直したいって言ったから、トラックでバーンって」
「軽いな……まぁどっちにしろ、遅かれ早かれ死んでただろうな」
「ううん、秋篠くんはあの後あんなことやそんなことがあって億万長者になっていたよ」
あの状況でどうなったら億万長者になるっていうんだ。
あんなことやそんなことが気になって仕方がないんだがっ!
「でも、新しい人生も楽しいかも!」
どうせ、あの世界に戻っても変わらない。下手したらもっと最悪な人生を歩むかもしれない。
「もうこのままそっとしといてくれないか? 転生なんてしなくていいから」
「えぇー、あっちの世界も楽しいよー」
「え、あっち?」
俺がさっきいた世界と違う世界ってことか?
「あ、自己紹介まだだったね。私の名前はドミニオンだよ。ドミちゃんて呼んで」
「無理やり可愛い呼び名にしたな」
下手なウインクを披露すると、ドミニオンは俺の眼前で小さい掌を広げた。
「オープン――この中から好きなの選んでいいよ」
好きなのって言われても。えっと、『植物操作』? 読む限りだと単に植物を操るスキルだよな。
「もしかしてさ、あっちの世界ってモンスターとかいるの?」
「ピンポンピンポーン! いるよ。だから君のような人にも何か一つ能力を与えないといけないの」
馬鹿にされた気がするのだが、気のせいか?
「この『倉庫』ってなんだ? アイテムボックスみたいなものか?」
「おお、よくわかったね! すごい!」
だんだん、ロリニオンの笑顔に腹が立ってきた。
手を下にスクロールすると、ほかにもたくさんスキルが出てきた。
炎操作、瞬間超浮遊、気配遮断……。
「気配遮断とか使えそう」
攻撃用スキルではないが、のんびり暮らすのには使えそう。
でもやっぱり一番は、
「これに決めた、ドミニオン」
「本当にいいの? 『倉庫』なんかにしちゃって」
選んだのは『倉庫(アイテムボックス)』だ。
あっちの世界にATMがあれば別だが、絶対にないからな。
お金さえあれば、勇者なんて危険な仕事しなくても。
「あぁ、これでいい」
パッ、と白い光に視界が包まれると、意識も真っ白な世界に飛んだ。
だが、その白い光景もゆっくりと闇に染まっていく。
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