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一巡目(二〇二二)
第061匙 健康志向のペアレンツ・カレー:kitchen723(C08)
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この日の夜、書き手が足を運んだのは、神田駅北口からすぐのところにある〈神田ふれあい通り〉であった。
この〈ふれあい通り〉が〈神田平成通り〉と接しているあたり、〈千代田鍛冶町郵便局〉が位置している所から、別の通りと交差する付近、〈日乃屋カレー 神田店〉が位置している所まで、その間の〈ふれあい通り〉の長さは、一〇〇メートルにも満たない短さ、九十二メートルなのだ。
それにもかかわらず、この短い通りにおける、今回の「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー」に参加しているカレー提供店は、〈APRON The Diner〉、〈いわし料理 大松〉、〈kitchen 723〉、〈Trieste〉、〈日乃屋カレー 神田店〉といったように五件にも及び、つまり、十八.四メートルに一件ある計算となるのだ。
こうしたカレー提供店の密な状況を鑑みると、この短い通りを〈神田駅北口・カレー街〉と呼んでも差し支えないかもしれない。
この神田駅北口カレー街の中で、書き手が〈先ず〉足を運ぶ事にしたのは、〈kitchen 723〉であった。
高架下にある、この店が提供しているカレー・ライスは、非常にオリジナリティに溢れており、まず、ライスに関しては、「こんにゃく米」を使っているらしい。
こんにゃく米とは、米の形に似せて作られたこんにゃくで、その調理法とは、炊き込みご飯と同じ要領で、米とこんにゃく米を一緒に炊く、というものである。
そもそも、こんにゃくは、水分と食物繊維からできた低カロリー・低糖質のヘルシー食品で、それゆえに、こんにゃく米は、ダイエット向けの食品としても注目されているそうだ。
また、カレーに関しては、小麦粉を一切使用しておらず、その結果、小麦粉と水をこねた際にできる成分である〈グルテン〉がない、グルテンフリーになっている、との事であった。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を摂取しない事なのだが、体質的にグルテンが合わない人もおり、その点で、着目されている食物摂取のあり方なのである。
つまるところ、ライスもカレーも、いわゆる〈ヘルシー〉を謡っており、ダイエットに敏感な女性客を意識したものになっているようである。
書き手の来店時、店内のメニューにあったのは「723全のせチーズカレー」「カレーやきそば」「パクチーチキンカレー」「ふわとろチーズチキンカレー」「ふわとろチキンカレー」で、この日の書き手は、「ふわとろチキンカレー」を注文する事にした。
調理場は一階で、書き手は二階に着座したのだが、しばらくして、完成した料理が二階に運ばれてきた。
料理はワンプレートで、すべてが赤い皿に盛り付けられていたのだが、こんにゃく米は、皿の底に敷かれているのか、垣間見えてさえいなかった。そして、赤い皿のほとんどを、そのグルテン・フリーのスパイスカレーが占拠していた。茶色のカレーの上には、緑や赤の野菜が置かれ、さらに、薄い茶色のチキンと黄色い「ふわとろ」な卵が、皿の四分の一ほどを占めていたのである。
この彩り豊かな、チキンとふわとろな卵のカレーを見て、書き手が思ったのは、これって、鶏と卵の親子カレーだな、つまり、こう言ってよければ、ペアレンツ・カレーだな、と。
〈訪問データ〉
kitchen723;神田・神田駅北口
C08
十月二十四日・月曜日・二〇時四〇分
ふわとろチキンカレー:九八〇円(現金)
〈参考資料〉
「kitchen723」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』、五十九ページ。
〈WEB〉
『kitchen723』、二〇二三年一月四日閲覧。
「ダイエットにおすすめの『こんにゃく米』6選とは?気になる効果や口コミと一緒に人気の商品をご紹介」、『YOGA HACK』、二〇二三年一月四日閲覧。
「グルテンフリー」、『ケンミン食品株式会社』、二〇二三年一月四日閲覧。
この〈ふれあい通り〉が〈神田平成通り〉と接しているあたり、〈千代田鍛冶町郵便局〉が位置している所から、別の通りと交差する付近、〈日乃屋カレー 神田店〉が位置している所まで、その間の〈ふれあい通り〉の長さは、一〇〇メートルにも満たない短さ、九十二メートルなのだ。
それにもかかわらず、この短い通りにおける、今回の「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー」に参加しているカレー提供店は、〈APRON The Diner〉、〈いわし料理 大松〉、〈kitchen 723〉、〈Trieste〉、〈日乃屋カレー 神田店〉といったように五件にも及び、つまり、十八.四メートルに一件ある計算となるのだ。
こうしたカレー提供店の密な状況を鑑みると、この短い通りを〈神田駅北口・カレー街〉と呼んでも差し支えないかもしれない。
この神田駅北口カレー街の中で、書き手が〈先ず〉足を運ぶ事にしたのは、〈kitchen 723〉であった。
高架下にある、この店が提供しているカレー・ライスは、非常にオリジナリティに溢れており、まず、ライスに関しては、「こんにゃく米」を使っているらしい。
こんにゃく米とは、米の形に似せて作られたこんにゃくで、その調理法とは、炊き込みご飯と同じ要領で、米とこんにゃく米を一緒に炊く、というものである。
そもそも、こんにゃくは、水分と食物繊維からできた低カロリー・低糖質のヘルシー食品で、それゆえに、こんにゃく米は、ダイエット向けの食品としても注目されているそうだ。
また、カレーに関しては、小麦粉を一切使用しておらず、その結果、小麦粉と水をこねた際にできる成分である〈グルテン〉がない、グルテンフリーになっている、との事であった。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を摂取しない事なのだが、体質的にグルテンが合わない人もおり、その点で、着目されている食物摂取のあり方なのである。
つまるところ、ライスもカレーも、いわゆる〈ヘルシー〉を謡っており、ダイエットに敏感な女性客を意識したものになっているようである。
書き手の来店時、店内のメニューにあったのは「723全のせチーズカレー」「カレーやきそば」「パクチーチキンカレー」「ふわとろチーズチキンカレー」「ふわとろチキンカレー」で、この日の書き手は、「ふわとろチキンカレー」を注文する事にした。
調理場は一階で、書き手は二階に着座したのだが、しばらくして、完成した料理が二階に運ばれてきた。
料理はワンプレートで、すべてが赤い皿に盛り付けられていたのだが、こんにゃく米は、皿の底に敷かれているのか、垣間見えてさえいなかった。そして、赤い皿のほとんどを、そのグルテン・フリーのスパイスカレーが占拠していた。茶色のカレーの上には、緑や赤の野菜が置かれ、さらに、薄い茶色のチキンと黄色い「ふわとろ」な卵が、皿の四分の一ほどを占めていたのである。
この彩り豊かな、チキンとふわとろな卵のカレーを見て、書き手が思ったのは、これって、鶏と卵の親子カレーだな、つまり、こう言ってよければ、ペアレンツ・カレーだな、と。
〈訪問データ〉
kitchen723;神田・神田駅北口
C08
十月二十四日・月曜日・二〇時四〇分
ふわとろチキンカレー:九八〇円(現金)
〈参考資料〉
「kitchen723」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』、五十九ページ。
〈WEB〉
『kitchen723』、二〇二三年一月四日閲覧。
「ダイエットにおすすめの『こんにゃく米』6選とは?気になる効果や口コミと一緒に人気の商品をご紹介」、『YOGA HACK』、二〇二三年一月四日閲覧。
「グルテンフリー」、『ケンミン食品株式会社』、二〇二三年一月四日閲覧。
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