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一巡目(二〇二二)
間食その1 愛好者の証、ゲットしたぜ!:神田カレーバディ賞
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月が変わって九月に入り、『神田カレー街食べ歩きスタンプラリー』は、八月のスタートから早くも一ヶ月が経過した。
カレー・スタンプラリーでは、メトロとJRのスタンプを除き、コースの如何を問わず、〈十〉個のスタンプを集めたカレー愛好者に、「神田カレーバディ賞」の認定証が授与される。
そして、そのバディ賞の認定証の交換開始日が、九月一日からだったので、書き手は、早くもカード獲得のために、九段下にある千代田区観光案内所に赴いたのであった。
観光案内所は、九段下駅の〈4〉番出入口から靖国通りに出て、武道館を背にし、神保町方面に少し進んだところで接続している〈内堀通り〉を右折してすぐの所に在る。
バディ賞のカード交換は、観光案内所の開館と同時に開始されるので、書き手は、早めに目的地に到着し、開館凸しよう、と考えていたのだが、出掛けにバタついて、目的地への到着は、結局、予定時刻を大きく過ぎてしまった。
書き手は、交換開始日当日、気の早いカレー愛好者達が、案内所の前で待機列を形成しているかもしれない、と思っていた。というのも、バディ賞は、カードだけではなく、協賛各社からカレー関連の景品が先着八百名のみに贈られる事が告知されていたからだ。
九月一日の時点で、既に二十五店分のスタンプを集めていた書き手は、「先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人の制せらるる所と為る」をモットーにしているので、交換日初日の午前中に観光案内所に赴いた次第なのである。
だがしかし、観光案内所はカレー好き達でごった煮、というのは書き手の妄想に過ぎなかった。三十分近い出遅れにもかかわらず、特に待つ事もなく、他の同好の士と出くわす事もなかったのである。
そして、受付で、書き手が来館の目的を伝えたところ、何ら問題なく、すんなりとカードと景品を受け取る事ができたのだった。
今年の神田カレーグランプリは、「リラックマ」とコラボレーションしており、カードは黄色地をバックに、スプーンやカレーを持ったクマ達が並んでいるという図柄であった。
景品は、ビニール袋で一式を手渡されたのだが、中身はランダムであるらしく、好きな物を選ぶ事はできないそうだ。
後で、袋の中身を確認したところ、書き手が手に入れた景品は、「S&B 本挽きカレー中辛」、「プリングルズ 東京の名店カリー味」、「国産野菜カレー福神漬」などであった。
冊子によると、「ベビースターラーメン」や「Vidya ドリップコーヒー」もあったのだが、残念ながら、これらは未封入であった。
インドコーヒー未体験の書き手は、インドコーヒーをロハで手に入れたかったのだが、まあ、飲みたい時には、課金して試してみる事にしよう。
それにしても、である。
カードの交換の際には、観光案内所の受付で、スタンプの個数を数えてもらうのだが、書き手のスタンプ・シートの一ページ目のマスは、数える必要もないほど押印されており、その事に受付の方は、えらく感心していた。その反応から察するに、もしかしたら、カードの交換に来たカレー愛好者は未だ少ないのかもしれない。場合によっては、書き手が一人目の可能性さえ零ではないように思われた。
考えてみれば、平日の午前中だ。
開館凸しなければ景品があっという間にカレてしまう、というのは、例えば、アニメやアイドルのイヴェントで、よく耳にする話なので、ついつい、その事例をカレー・イヴェントにも当てはめてしまったのである。
しかし、それは全くの杞憂であった。
バディ賞の交換のリミットは十二月十五日、まだまだ慌てるような時間ではなかった。
とまれ、カレー愛好者の第一の証であるバディ賞のカードを、具体的な形で、物理的に獲得できた書き手は、この先、心穏やかにカレー道を邁進できそうである。
〈参考資料〉
「神田カレーバディ賞」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』三十七ページ。
カレー・スタンプラリーでは、メトロとJRのスタンプを除き、コースの如何を問わず、〈十〉個のスタンプを集めたカレー愛好者に、「神田カレーバディ賞」の認定証が授与される。
そして、そのバディ賞の認定証の交換開始日が、九月一日からだったので、書き手は、早くもカード獲得のために、九段下にある千代田区観光案内所に赴いたのであった。
観光案内所は、九段下駅の〈4〉番出入口から靖国通りに出て、武道館を背にし、神保町方面に少し進んだところで接続している〈内堀通り〉を右折してすぐの所に在る。
バディ賞のカード交換は、観光案内所の開館と同時に開始されるので、書き手は、早めに目的地に到着し、開館凸しよう、と考えていたのだが、出掛けにバタついて、目的地への到着は、結局、予定時刻を大きく過ぎてしまった。
書き手は、交換開始日当日、気の早いカレー愛好者達が、案内所の前で待機列を形成しているかもしれない、と思っていた。というのも、バディ賞は、カードだけではなく、協賛各社からカレー関連の景品が先着八百名のみに贈られる事が告知されていたからだ。
九月一日の時点で、既に二十五店分のスタンプを集めていた書き手は、「先んずれば即ち人を制し、後るれば則ち人の制せらるる所と為る」をモットーにしているので、交換日初日の午前中に観光案内所に赴いた次第なのである。
だがしかし、観光案内所はカレー好き達でごった煮、というのは書き手の妄想に過ぎなかった。三十分近い出遅れにもかかわらず、特に待つ事もなく、他の同好の士と出くわす事もなかったのである。
そして、受付で、書き手が来館の目的を伝えたところ、何ら問題なく、すんなりとカードと景品を受け取る事ができたのだった。
今年の神田カレーグランプリは、「リラックマ」とコラボレーションしており、カードは黄色地をバックに、スプーンやカレーを持ったクマ達が並んでいるという図柄であった。
景品は、ビニール袋で一式を手渡されたのだが、中身はランダムであるらしく、好きな物を選ぶ事はできないそうだ。
後で、袋の中身を確認したところ、書き手が手に入れた景品は、「S&B 本挽きカレー中辛」、「プリングルズ 東京の名店カリー味」、「国産野菜カレー福神漬」などであった。
冊子によると、「ベビースターラーメン」や「Vidya ドリップコーヒー」もあったのだが、残念ながら、これらは未封入であった。
インドコーヒー未体験の書き手は、インドコーヒーをロハで手に入れたかったのだが、まあ、飲みたい時には、課金して試してみる事にしよう。
それにしても、である。
カードの交換の際には、観光案内所の受付で、スタンプの個数を数えてもらうのだが、書き手のスタンプ・シートの一ページ目のマスは、数える必要もないほど押印されており、その事に受付の方は、えらく感心していた。その反応から察するに、もしかしたら、カードの交換に来たカレー愛好者は未だ少ないのかもしれない。場合によっては、書き手が一人目の可能性さえ零ではないように思われた。
考えてみれば、平日の午前中だ。
開館凸しなければ景品があっという間にカレてしまう、というのは、例えば、アニメやアイドルのイヴェントで、よく耳にする話なので、ついつい、その事例をカレー・イヴェントにも当てはめてしまったのである。
しかし、それは全くの杞憂であった。
バディ賞の交換のリミットは十二月十五日、まだまだ慌てるような時間ではなかった。
とまれ、カレー愛好者の第一の証であるバディ賞のカードを、具体的な形で、物理的に獲得できた書き手は、この先、心穏やかにカレー道を邁進できそうである。
〈参考資料〉
「神田カレーバディ賞」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』三十七ページ。
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