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一巡目(二〇二二)
第017匙 なみなみなカレー豚丼:丼達(A14)
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この日も、夕方に用事が入っていて、カレー店巡りができないので、書き手の活動は昼時のみとなった。
そのため、飯田橋界隈で、土曜のランチ・タイムに営業、という二つの点から店を探した。
現在進行形でスタンプを集めている〈Aコース〉に配置の店であれば、なおよい。
だが、飯田橋付近に適当な店はなく、探索範囲を水道橋エリアにまで拡げた。
実は、JRの飯田橋駅の東口からJR水道橋駅の西口までは、徒歩でわずか十分の距離なのだ。
その結果、土曜日の昼に行くことにしたのが〈丼達(どんたつ)〉である。
JR水道橋駅の西口まで来たら、東京ドームを背にして、〈水道橋西通り〉を少し歩く。それから、次の路地を左折し、そのまま真っすぐ進むと、〈三崎神社通り〉にぶつかるのだが、その通りの手前、右側に位置しているのが目当ての店だ。
注文は、店外にある、現金のみの自動発券機で食券を事前に購入するタイプで、カレー系のメニューは、〈丼達カレー〉と〈チーズ丼達カレー〉の二種類であった。
それ以外のメニューとしては、例えば、「てりやきにんにく」や「てりやきしょうが」、「しょうゆピリ辛」、「塩しょうが」など様々な味付けの「豚丼」と「スタミナ丼」がズラッと並んでいた
この店の近くには、日大の法学部や経済学部があり、店のホームページによれば、この店は、「ガッツリ系の者たちを幸せにする」、そんな大学生達を対象とする店であるらしく、さらに、スポーツ学生用のサービスもあるようだった。
おそらく、学期中の平日であったならば、店は、マッチョな大学生で大賑わいであったろう。
しかし、昼時ではあったが、学期外の土曜日という事もあって、書き手は、すんなりとカウンター席に座ることができた。
書き手が注文したのは、〈丼達カレー〉の並盛で、スタンプは、食券を渡した際に押印してもらった。
程なくして、注文した品が出てきた。大盛を頼んだわけではなかったのだが、器は、書き手の予想以上にでかかった。
冊子の店の頁によると、「丼達カレー」のごはんの量は「400g」であるらしい。
これでもしも、「ごはん大盛」や、肉増しにしたら、その量は、いかばかりになるのであろう。
ちなみに、肉増しには、一.五倍の「肉増し」、二倍の「鉄人」、三倍の「超人」という三つの増し方があった。
もし、今が学期中の平日で、仮に運動部の学生が隣に座っていたら、自分の並盛の器と比較できて、面白かったかもしれないな、と思う書き手であった。
さて、普通の店の大盛に相当するようなボリュームの、〈丼達〉の並盛丼ぶりには、器の八割ほどまで、ギッチリと白米が入っていて、その表面半分をカレーが、もう半分を「てりやきにんにく」で味付けられた豚肉が覆っていた。ちなみに、豚肉にかかっているカレーは、真ん中のごくわずかな境界付近のみである。
このような盛り付け方だと、このカレー丼を、カレーライスとして、てりやきにんにく豚丼として、さらには、豚肉に卓上のマヨネーズをかけて、味変をさせてみたり、あるいは、残った豚肉をカレーにつけて、ポークカレーにしてみたり、と様々な味わい方ができよう。
そして、書き手は、実際にそうしてみた。
やがて完食した後、書き手のお腹はパンパンになってしまっていた。
量的には、〈小盛〉でも十分だったかもしれない。
店のホームぺージには、たしかに、「丼達のご飯は並でも大盛りサイズ」と書かれており、この「丼達カレー」は〈並〉ですら、カレーもお肉も〈波々〉と盛られていたのだから。
〈訪問データ〉
丼達:飯田橋・水道橋
A14
八月二十七日・土曜日・十二時十五分
丼達カレー:七三〇円(現金)
〈参考資料〉
「神田カレー街マップ2 水道橋(……)地区」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』、十三ページ。
「丼達」、『前掲書』、六十七ページ。
〈WEB〉
『豚丼の丼達 水道橋店』、二〇二二年九月五日閲覧。
そのため、飯田橋界隈で、土曜のランチ・タイムに営業、という二つの点から店を探した。
現在進行形でスタンプを集めている〈Aコース〉に配置の店であれば、なおよい。
だが、飯田橋付近に適当な店はなく、探索範囲を水道橋エリアにまで拡げた。
実は、JRの飯田橋駅の東口からJR水道橋駅の西口までは、徒歩でわずか十分の距離なのだ。
その結果、土曜日の昼に行くことにしたのが〈丼達(どんたつ)〉である。
JR水道橋駅の西口まで来たら、東京ドームを背にして、〈水道橋西通り〉を少し歩く。それから、次の路地を左折し、そのまま真っすぐ進むと、〈三崎神社通り〉にぶつかるのだが、その通りの手前、右側に位置しているのが目当ての店だ。
注文は、店外にある、現金のみの自動発券機で食券を事前に購入するタイプで、カレー系のメニューは、〈丼達カレー〉と〈チーズ丼達カレー〉の二種類であった。
それ以外のメニューとしては、例えば、「てりやきにんにく」や「てりやきしょうが」、「しょうゆピリ辛」、「塩しょうが」など様々な味付けの「豚丼」と「スタミナ丼」がズラッと並んでいた
この店の近くには、日大の法学部や経済学部があり、店のホームページによれば、この店は、「ガッツリ系の者たちを幸せにする」、そんな大学生達を対象とする店であるらしく、さらに、スポーツ学生用のサービスもあるようだった。
おそらく、学期中の平日であったならば、店は、マッチョな大学生で大賑わいであったろう。
しかし、昼時ではあったが、学期外の土曜日という事もあって、書き手は、すんなりとカウンター席に座ることができた。
書き手が注文したのは、〈丼達カレー〉の並盛で、スタンプは、食券を渡した際に押印してもらった。
程なくして、注文した品が出てきた。大盛を頼んだわけではなかったのだが、器は、書き手の予想以上にでかかった。
冊子の店の頁によると、「丼達カレー」のごはんの量は「400g」であるらしい。
これでもしも、「ごはん大盛」や、肉増しにしたら、その量は、いかばかりになるのであろう。
ちなみに、肉増しには、一.五倍の「肉増し」、二倍の「鉄人」、三倍の「超人」という三つの増し方があった。
もし、今が学期中の平日で、仮に運動部の学生が隣に座っていたら、自分の並盛の器と比較できて、面白かったかもしれないな、と思う書き手であった。
さて、普通の店の大盛に相当するようなボリュームの、〈丼達〉の並盛丼ぶりには、器の八割ほどまで、ギッチリと白米が入っていて、その表面半分をカレーが、もう半分を「てりやきにんにく」で味付けられた豚肉が覆っていた。ちなみに、豚肉にかかっているカレーは、真ん中のごくわずかな境界付近のみである。
このような盛り付け方だと、このカレー丼を、カレーライスとして、てりやきにんにく豚丼として、さらには、豚肉に卓上のマヨネーズをかけて、味変をさせてみたり、あるいは、残った豚肉をカレーにつけて、ポークカレーにしてみたり、と様々な味わい方ができよう。
そして、書き手は、実際にそうしてみた。
やがて完食した後、書き手のお腹はパンパンになってしまっていた。
量的には、〈小盛〉でも十分だったかもしれない。
店のホームぺージには、たしかに、「丼達のご飯は並でも大盛りサイズ」と書かれており、この「丼達カレー」は〈並〉ですら、カレーもお肉も〈波々〉と盛られていたのだから。
〈訪問データ〉
丼達:飯田橋・水道橋
A14
八月二十七日・土曜日・十二時十五分
丼達カレー:七三〇円(現金)
〈参考資料〉
「神田カレー街マップ2 水道橋(……)地区」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』、十三ページ。
「丼達」、『前掲書』、六十七ページ。
〈WEB〉
『豚丼の丼達 水道橋店』、二〇二二年九月五日閲覧。
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