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2話 昨夜について
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ー数分後
「ごちそうさまでした。」
いや…美味しかったな…。
お腹いっぱいだ。
この人、すごい料理作るのが上手いんだな。
…そういえば名前、聞いてなかったな。
昨日見た覚えもないし…。
俺の記憶が空白の部分の時に来たのか?
とりあえず、名前を聞こう。
「あの、俺は、氷見谷 照っていいます。名前を聞いてもいいですか?」
「そういえば、名前教えてなかったわね。私は源 辰已よ。」
名前まできれいなんだな。
あっ、そうだ、昨日何があったかきかなきゃ…
正直知りたくないが…これを機に、お酒の飲み方を考えなくては…
初めてで人に介抱してもらうとか…
申し訳なさすぎるからな、次はないようにしなくては。
「辰已さん…あの、俺、昨日の記憶なくて…何があったか教えてもらえませんか?」
「あぁ、昨日のことね。いいわよ。わたし、あなたが通ってる大学のOBなんだけど、そこの在学生の子におよばれしちゃって飲み会に行ったの。それでいってみたら…
ーー居酒屋
「あっ、辰已先輩!お久しぶりです!」
「久しぶり~!元気だった?」
「僕はいつでも元気っすよ!先輩こそ、元気そうで何よりっす!」
この子は後輩の将くん。
私が所属してた映画研究サークルの後輩、そしてこのサークルの現部長。
私が大学を卒業したあとでも仲良くしてくれるとっても気さくないい子。
「今日は、新人歓迎会?」
「そうっす!そうっす!新たに新人が二人も入ってくれたんっすよ~!」
「へー!どの子どの子?」
「えっと、あの真ん中の席に座ってるアウタージャケット着てる子とその隣の白Tのネックレスつけた子っす!」
指のさされた方を見てみると、真顔でテーブルの上の食べ物を食べながら女の子に囲まれている男の子とお酒を飲まされているちょっとやんちゃっぽい男の子がいた。
「えっちょ、あの子飲まされてない?」
「え、あ!あいつ…去年も後輩に酒を飲ませてたんすよ!!また今回も…ちょっと行ってきます!」
「私も行くわ。」
その子達の方へ向かうと、テーブルにはお酒が入っていただろうコップが十何個かおいてあり、お酒を飲まされている男の子はもうすぐに酔いつぶれそうな感じだった。
「おい!はると!お前また後輩に無理にお酒のまして…そろそろ警察に突き出すぞ!」
「チッ、うるせぇなァ…別に俺は無理やり飲ませてねぇよ!こいつがお酒初めてだってゆうから、美味しい酒紹介してやってるだけだ!」
はるとの左手を見ると、ハイボールの瓶を持っていた。
「お前なぁ…。もう、そいつ顔真っ赤になってるじゃんか!お酒弱かったんじゃないのか?それなのに、お前…先輩ならちゃんと後輩の様子見といてやれよ!」
「そのとおりよ、はるとくん。」
「っ…辰已先輩…。」
「あなた達先輩は後輩をしっかり見てなきゃいけないんだから。それに、正しいことを教えるのも私達先輩の大切な役割じゃないの?」
「…すいません」
「謝るならその子にでしょ?」
「ごめん、氷見谷…」
そうさとるくんが謝ると、氷見谷という男の子は顔をあげて
「ら…らいじょうぶれす…」
とろれつが回ってないような感じで言った。
「これは…完全に酔いつぶれてるわね…」
「帰らしたほうがいいっすね。おーい!誰か、氷見谷の家わかるやついるかー!」
「「「「「「…」」」」」」
「誰もわからない…か…、うーん、どうしよう…。」
「うーん、なら、私が引き取るわよ。」
「えっ!先輩、大丈夫っすか?俺、自分家に泊まらせますよ?」
「大丈夫よ!それに、あんたんち片付いてないでしょ!」
「うっ…仕方ない、じゃあお願いします。おい!はると!明日、氷見谷にもっかいちゃんと謝っとけよ!」
「たく…わーってるよ。」
「じゃ、持ってくわね」
「すいません、氷見谷のことお願いします。」
ーーーーーーーーーーーーー
…という感じよ。」
何か…そうだった気がする…。
えっと…確か、先輩に飲み会誘われて、映画の話とかしながら話してたら先輩に大量のお酒をおすすめされて…断れなくて飲みまくって…
ちゃんと断っとけばよかった…。
「すいません…俺、ちゃんと家の場所誰かに教えてたら…」
「こらこら、謝らなくていいのよ。反省することはいいけど、私に謝る必要はないでしょ。むしろ、感謝される方が私は嬉しいわ」
「えっと…ありがとうございます。」
「どう致しまして。」
ありがとう…久しぶりにいったな…。
こんな…あったかい感じだったんだっけ…
「ごちそうさまでした。」
いや…美味しかったな…。
お腹いっぱいだ。
この人、すごい料理作るのが上手いんだな。
…そういえば名前、聞いてなかったな。
昨日見た覚えもないし…。
俺の記憶が空白の部分の時に来たのか?
とりあえず、名前を聞こう。
「あの、俺は、氷見谷 照っていいます。名前を聞いてもいいですか?」
「そういえば、名前教えてなかったわね。私は源 辰已よ。」
名前まできれいなんだな。
あっ、そうだ、昨日何があったかきかなきゃ…
正直知りたくないが…これを機に、お酒の飲み方を考えなくては…
初めてで人に介抱してもらうとか…
申し訳なさすぎるからな、次はないようにしなくては。
「辰已さん…あの、俺、昨日の記憶なくて…何があったか教えてもらえませんか?」
「あぁ、昨日のことね。いいわよ。わたし、あなたが通ってる大学のOBなんだけど、そこの在学生の子におよばれしちゃって飲み会に行ったの。それでいってみたら…
ーー居酒屋
「あっ、辰已先輩!お久しぶりです!」
「久しぶり~!元気だった?」
「僕はいつでも元気っすよ!先輩こそ、元気そうで何よりっす!」
この子は後輩の将くん。
私が所属してた映画研究サークルの後輩、そしてこのサークルの現部長。
私が大学を卒業したあとでも仲良くしてくれるとっても気さくないい子。
「今日は、新人歓迎会?」
「そうっす!そうっす!新たに新人が二人も入ってくれたんっすよ~!」
「へー!どの子どの子?」
「えっと、あの真ん中の席に座ってるアウタージャケット着てる子とその隣の白Tのネックレスつけた子っす!」
指のさされた方を見てみると、真顔でテーブルの上の食べ物を食べながら女の子に囲まれている男の子とお酒を飲まされているちょっとやんちゃっぽい男の子がいた。
「えっちょ、あの子飲まされてない?」
「え、あ!あいつ…去年も後輩に酒を飲ませてたんすよ!!また今回も…ちょっと行ってきます!」
「私も行くわ。」
その子達の方へ向かうと、テーブルにはお酒が入っていただろうコップが十何個かおいてあり、お酒を飲まされている男の子はもうすぐに酔いつぶれそうな感じだった。
「おい!はると!お前また後輩に無理にお酒のまして…そろそろ警察に突き出すぞ!」
「チッ、うるせぇなァ…別に俺は無理やり飲ませてねぇよ!こいつがお酒初めてだってゆうから、美味しい酒紹介してやってるだけだ!」
はるとの左手を見ると、ハイボールの瓶を持っていた。
「お前なぁ…。もう、そいつ顔真っ赤になってるじゃんか!お酒弱かったんじゃないのか?それなのに、お前…先輩ならちゃんと後輩の様子見といてやれよ!」
「そのとおりよ、はるとくん。」
「っ…辰已先輩…。」
「あなた達先輩は後輩をしっかり見てなきゃいけないんだから。それに、正しいことを教えるのも私達先輩の大切な役割じゃないの?」
「…すいません」
「謝るならその子にでしょ?」
「ごめん、氷見谷…」
そうさとるくんが謝ると、氷見谷という男の子は顔をあげて
「ら…らいじょうぶれす…」
とろれつが回ってないような感じで言った。
「これは…完全に酔いつぶれてるわね…」
「帰らしたほうがいいっすね。おーい!誰か、氷見谷の家わかるやついるかー!」
「「「「「「…」」」」」」
「誰もわからない…か…、うーん、どうしよう…。」
「うーん、なら、私が引き取るわよ。」
「えっ!先輩、大丈夫っすか?俺、自分家に泊まらせますよ?」
「大丈夫よ!それに、あんたんち片付いてないでしょ!」
「うっ…仕方ない、じゃあお願いします。おい!はると!明日、氷見谷にもっかいちゃんと謝っとけよ!」
「たく…わーってるよ。」
「じゃ、持ってくわね」
「すいません、氷見谷のことお願いします。」
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…という感じよ。」
何か…そうだった気がする…。
えっと…確か、先輩に飲み会誘われて、映画の話とかしながら話してたら先輩に大量のお酒をおすすめされて…断れなくて飲みまくって…
ちゃんと断っとけばよかった…。
「すいません…俺、ちゃんと家の場所誰かに教えてたら…」
「こらこら、謝らなくていいのよ。反省することはいいけど、私に謝る必要はないでしょ。むしろ、感謝される方が私は嬉しいわ」
「えっと…ありがとうございます。」
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ありがとう…久しぶりにいったな…。
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