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第107話 メロウと伊号潜水艦
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そもそも伊号第103潜水艦は、根拠地隊各艦、各隊、各機がこちらの世界に転移後、陸戦、海戦、空戦と、結構華々しく闘いを展開したのに比べ、特に何もしていなかったと言って良い。
輸送や補給を専門とする艦種であれば格別、潜水艦は、一応、戦闘任務を負う艦種であるため、以前は南方で命じられ、そして今回も転移直前に命じられていた輸送任務(俗に言う「マル通」)は、潜水艦乗組員にとっては甚だ不本意な任務であり、また、損害の割には効果が少ないという、モチベーションに繋がらないものであった。
だから、今、伊103の艦橋で喫煙しながら休息を取っている面々も、口を開けば愚痴になってしまうのであった。
やがて夜が明けた。
デ・ノーアトゥーンの街であちこちに分宿していた根拠地隊の将兵たちが、連れ立ってぞろぞろと港へ向かい、各艦の内火艇やランチに乗って、帰艦して行った。
伊103の場合、何とか岸壁に接岸できているので、艦艇の中では珍しく、乗員が、直接、岸壁と艦の間を乗り降りできていたから、昨晩、上陸していた航海長国分大尉以下の将兵も、徒歩で帰艦していた。
「航海長、只今帰艦いたしました。」
国分が、艦橋にいた艦長里見中佐に敬礼しながら申告した。
「ああ、お疲れさん。」
沖合を見ながら煙草を吸っていた里見が、吸殻を揉み消し、答礼して言った。
「航海長、戻って早々何だが、今日、一緒にお城へ行ってくれんか。」
里見は、新しい煙草を咥えながら言った。
「はあ。了解いたしました。」
国分は、里見に勧められた煙草を一本取って咥えると、マッチでまず里見の煙草に火を点け、続けて自分の煙草に火を点けながら言った。
「呼び出しか何かですか。珍しいですね。」
吸った煙を吐き出しながら、国分が言った。
「うん、昨夜、お城から使いが来てね。昼前に迎えの馬車が来るそうだ。根拠地隊からは、本艦では俺と君、連絡員の山花大佐が出席する。先方は、庶務尚書と海事・軍務尚書辺りが出て来るらしい。」
里見も煙を吐きながら答えた。
「先日の化け物退治艦砲射撃もそうですが、またぞろ何か厄介事を押し付けて来るんですかね。」
「さあな。まあ、頼み事には違いないだろうさ。」
想像を巡らせても仕方がない、実際に行ってみるだけ、と二人は自分を納得させた。
11:30、二頭立ての馬車が伊103潜水艦が接岸している岸壁へやって来た。
第一種軍装に身を包んだ里見中佐と国分大尉が渡し板を渡って艦を降り、馬車に乗り込んだ。
お城までの間、二人は、馬車の窓から、行き交う多種多様な人種、民族、職業の人々などの様子を改めて眺め、感慨に耽っていた。
「コロンブスの後、新大陸に辿り着いたヨーロッパ人って、私らみたいな感覚を持ったんでしょうかね。」
それまで黙って窓外を眺めていた国分が、不意に里見に話し掛けた。
確かに、ヨーロッパ人がその存在すら知らなかった新大陸へ辿り着き、マヤやインカといった文明と出会い、大勢の人々が豊かな生活を送っているのを見て、異世界の如く感じたであろうことは、まさに、今、二人をはじめとする根拠地隊の将兵が感じていることそのままであったろうと、想像に難くない。
港に近い下町の雑踏を抜け、富裕層や貴族が住まう高級住宅街を通り過ぎ、馬車はトゥンサリル城の通用門に到着した。
門の前には、属領首府海事・軍務尚書の補佐官ハッケン准男爵が出迎えに出ていた。
ハッケンに案内され、里見と国分は、海事・軍務尚書レンダール男爵の執務室へ向かった。
執務室では、すでに庶務尚書ケッペル男爵と山花大佐が待っており、6人は、部屋の中央に置かれた応接セットに向かい合って腰を掛けた。
メイドが、良い香りのする高級茶を淹れ、テーブルに置いた。
「さて。」
レンダール男爵が切り出した。
「先だっての小鬼を中心とする夜会襲撃と、旧公国派による大規模なデ・ノーアトゥーン侵攻の裏には、前属領主の小倅フレデリクめがおるのは確実で、現在、いずこかに潜伏中でございます。」
茶を一口啜り、彼は続けた。
「その後の動きから、彼奴が海からの支援を受けて逃れたことは確実で、ここに絡んでくるのが、海洋民族の亜人、メロウであることもまた確実視されております。」
「なるほど。それでは、また艦砲射撃でアジト諸共吹き飛ばせば良いかと愚考いたしますが。」
旧公国派と自分たち潜水艦の繋がりを図りかね、里見が言った。
「いえ、相手は歴とした人間、王国臣民であり、セイレーンの如き魑魅魍魎の類ではございません。また、その全てが当方に刃向かっている訳でもなく、一方的に殲滅することは、できようはずもございません。」
レンダールの言葉に
「政治的配慮ってやつか。面倒だな。」
里見は思ったが、無論、おくびにも出さない。
「それで、私ども潜水艦に、如何なるご用件でありましょう。」
里見の問いに答える代わりに、レンダールは立ち上がり、執務机の上に置いてあった呼び鈴を鳴らした。
呼び出しに応え、入口のドアが開き、一人の青年が部屋に入って来た。
その青年は、緑色の長髪に同じ色の瞳を持ち、精悍で逞しい体に日本で古代人が身に纏っていたような貫頭衣を着用し、腰帯に短剣を差して、サンダルを履いていた。
「彼は、海洋民族メロウの高貴な血を引き、名はバリベイスという者でございます。」
レンダースが紹介した。
紹介された青年は、深々とお辞儀をし
「バリベイスにございます。以後、お見知り置きを。」
と短く挨拶した。
「先ほどのお話の流れからすると、メロウという民族…は、敵なのではありませんか?」
里見が問うと
「いえ、ですから彼らも一枚岩ではなく、当然、我々属領首府に味方する者も多く存在いたします。」
レンダースは、当たり前という顔で答えた。
「それで、センスイカンの皆様へのお願いの儀、と申しますのは…。」
彼は、もう一口茶を啜り、再び続けた。
「彼ともう何人かのメロウを、隠密裏にメロウの里へお連れいただきたいのです。周囲を海に囲まれた島々から成るメロウの里に、通常の船舶で接近することは非常に困難なことでございます。」
「なるほど。それで潜水艦をもって水中から接近し、メロウの皆さんを送り届けるということになる訳ですな。」
里見は、ようやく納得が行ったというように言った。
「ようやく潜水艦の出番って訳か。」
黙って聞いていた国分も、納得してそう思った。
輸送や補給を専門とする艦種であれば格別、潜水艦は、一応、戦闘任務を負う艦種であるため、以前は南方で命じられ、そして今回も転移直前に命じられていた輸送任務(俗に言う「マル通」)は、潜水艦乗組員にとっては甚だ不本意な任務であり、また、損害の割には効果が少ないという、モチベーションに繋がらないものであった。
だから、今、伊103の艦橋で喫煙しながら休息を取っている面々も、口を開けば愚痴になってしまうのであった。
やがて夜が明けた。
デ・ノーアトゥーンの街であちこちに分宿していた根拠地隊の将兵たちが、連れ立ってぞろぞろと港へ向かい、各艦の内火艇やランチに乗って、帰艦して行った。
伊103の場合、何とか岸壁に接岸できているので、艦艇の中では珍しく、乗員が、直接、岸壁と艦の間を乗り降りできていたから、昨晩、上陸していた航海長国分大尉以下の将兵も、徒歩で帰艦していた。
「航海長、只今帰艦いたしました。」
国分が、艦橋にいた艦長里見中佐に敬礼しながら申告した。
「ああ、お疲れさん。」
沖合を見ながら煙草を吸っていた里見が、吸殻を揉み消し、答礼して言った。
「航海長、戻って早々何だが、今日、一緒にお城へ行ってくれんか。」
里見は、新しい煙草を咥えながら言った。
「はあ。了解いたしました。」
国分は、里見に勧められた煙草を一本取って咥えると、マッチでまず里見の煙草に火を点け、続けて自分の煙草に火を点けながら言った。
「呼び出しか何かですか。珍しいですね。」
吸った煙を吐き出しながら、国分が言った。
「うん、昨夜、お城から使いが来てね。昼前に迎えの馬車が来るそうだ。根拠地隊からは、本艦では俺と君、連絡員の山花大佐が出席する。先方は、庶務尚書と海事・軍務尚書辺りが出て来るらしい。」
里見も煙を吐きながら答えた。
「先日の化け物退治艦砲射撃もそうですが、またぞろ何か厄介事を押し付けて来るんですかね。」
「さあな。まあ、頼み事には違いないだろうさ。」
想像を巡らせても仕方がない、実際に行ってみるだけ、と二人は自分を納得させた。
11:30、二頭立ての馬車が伊103潜水艦が接岸している岸壁へやって来た。
第一種軍装に身を包んだ里見中佐と国分大尉が渡し板を渡って艦を降り、馬車に乗り込んだ。
お城までの間、二人は、馬車の窓から、行き交う多種多様な人種、民族、職業の人々などの様子を改めて眺め、感慨に耽っていた。
「コロンブスの後、新大陸に辿り着いたヨーロッパ人って、私らみたいな感覚を持ったんでしょうかね。」
それまで黙って窓外を眺めていた国分が、不意に里見に話し掛けた。
確かに、ヨーロッパ人がその存在すら知らなかった新大陸へ辿り着き、マヤやインカといった文明と出会い、大勢の人々が豊かな生活を送っているのを見て、異世界の如く感じたであろうことは、まさに、今、二人をはじめとする根拠地隊の将兵が感じていることそのままであったろうと、想像に難くない。
港に近い下町の雑踏を抜け、富裕層や貴族が住まう高級住宅街を通り過ぎ、馬車はトゥンサリル城の通用門に到着した。
門の前には、属領首府海事・軍務尚書の補佐官ハッケン准男爵が出迎えに出ていた。
ハッケンに案内され、里見と国分は、海事・軍務尚書レンダール男爵の執務室へ向かった。
執務室では、すでに庶務尚書ケッペル男爵と山花大佐が待っており、6人は、部屋の中央に置かれた応接セットに向かい合って腰を掛けた。
メイドが、良い香りのする高級茶を淹れ、テーブルに置いた。
「さて。」
レンダール男爵が切り出した。
「先だっての小鬼を中心とする夜会襲撃と、旧公国派による大規模なデ・ノーアトゥーン侵攻の裏には、前属領主の小倅フレデリクめがおるのは確実で、現在、いずこかに潜伏中でございます。」
茶を一口啜り、彼は続けた。
「その後の動きから、彼奴が海からの支援を受けて逃れたことは確実で、ここに絡んでくるのが、海洋民族の亜人、メロウであることもまた確実視されております。」
「なるほど。それでは、また艦砲射撃でアジト諸共吹き飛ばせば良いかと愚考いたしますが。」
旧公国派と自分たち潜水艦の繋がりを図りかね、里見が言った。
「いえ、相手は歴とした人間、王国臣民であり、セイレーンの如き魑魅魍魎の類ではございません。また、その全てが当方に刃向かっている訳でもなく、一方的に殲滅することは、できようはずもございません。」
レンダールの言葉に
「政治的配慮ってやつか。面倒だな。」
里見は思ったが、無論、おくびにも出さない。
「それで、私ども潜水艦に、如何なるご用件でありましょう。」
里見の問いに答える代わりに、レンダールは立ち上がり、執務机の上に置いてあった呼び鈴を鳴らした。
呼び出しに応え、入口のドアが開き、一人の青年が部屋に入って来た。
その青年は、緑色の長髪に同じ色の瞳を持ち、精悍で逞しい体に日本で古代人が身に纏っていたような貫頭衣を着用し、腰帯に短剣を差して、サンダルを履いていた。
「彼は、海洋民族メロウの高貴な血を引き、名はバリベイスという者でございます。」
レンダースが紹介した。
紹介された青年は、深々とお辞儀をし
「バリベイスにございます。以後、お見知り置きを。」
と短く挨拶した。
「先ほどのお話の流れからすると、メロウという民族…は、敵なのではありませんか?」
里見が問うと
「いえ、ですから彼らも一枚岩ではなく、当然、我々属領首府に味方する者も多く存在いたします。」
レンダースは、当たり前という顔で答えた。
「それで、センスイカンの皆様へのお願いの儀、と申しますのは…。」
彼は、もう一口茶を啜り、再び続けた。
「彼ともう何人かのメロウを、隠密裏にメロウの里へお連れいただきたいのです。周囲を海に囲まれた島々から成るメロウの里に、通常の船舶で接近することは非常に困難なことでございます。」
「なるほど。それで潜水艦をもって水中から接近し、メロウの皆さんを送り届けるということになる訳ですな。」
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