渇望〜一番欲しかったもの〜

えこ

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ある日、
僕は、この国の為に戦争に参加した。しかしこの国は随分と腐っていた。政府はほぼ名ばかりで国民の税金を食っては、自分の至福を肥やしていた。でも、皆頼るところはない。自分の生活と家族を養うので手一杯だった。僕は、最初から孤児だった。3年前から急に領土拡大のため元自分達の領土を取り換えそうとフェデラル.リパブリック共和国がユークレイン共和制国の領土を取り上げようと戦争を始めた。僕は戦争に参加して戦った。戦況は悪化。両国どちらも核ミサイルを保有していた。核戦争だ。そして世界を巻き込む戦いとなり、これが後の「第三次世界大戦」の始まりだった。


俺は、王様というものが嫌いだ。指示一つで、戦争が始まり、何も悪くない国民達がそいつのせいでこき使われ命を落とす。
何が悪い?
僕のせい?
誰のせい?
そんなことどうでもいい。



世界大戦が始まって16歳以上の少年は国の命令で召集命令が下った。
16歳で戦争に参加するので、戦争に必要な知識や銃、ナイフの使い方などを学校では必修科目とした。銃の種類、射撃、スナイパー、格闘技、銃がない時刀の振り方、柔道、剣道、弓道などありとあらゆることを頭に叩きこまされた。

学校では飛び級制度もあった優秀な奴ほど階級が上がる。だから俺もがむしゃらに戦った。




だから俺は、14歳で戦場で戦った。
ひどい有様だった。
死体が転がっている。
瓦礫の山
不発弾がゴロゴロ転がっている。
仲間も次々死んでいく。


月日が過ぎ
俺は16歳になった。
俺は少佐になった。
本当は、なんの戦果も残してない。でも、自分は死にたくなかった。
その年の月、俺は死んだ。
死んだ原因は話したくない。
もう疲れた。
楽になりたい。
本当は、後悔なんてしたくない。皆んなそれぞれ後悔なんて山ほど抱えている。死ぬからって、「後悔しなきゃよかった。」なんてただの戯言で一応軍人である俺はそんなこと正直どーでもよかった。
だって死ねるんだぜ?
やっと解放される。
ただただうれしい。
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