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第3章・炎帝龍の山
十七話・新聞の記事
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久しぶりに昔の夢を見た…
長い間見る事がなかったのに…
太陽の光を見上げる。
昼間は、眩い光を放っていたが
今は、もう外の日が暮れたのか。
灯が消えていた…
しかし、太陽の日が付与されてる魔法道具である太陽の光に変わって、ホームワールドが漆黒の暗闇に包まれるのを防ぐのが…
月の光の魔法を付与した魔法道具だ
"月夜の光"が淡い光を放っている。
今夜は、三日月なのだろう…
月夜の光から出ている月の光が弱い…
だけど…オレは、暗闇の中にいるのではない。
それだけが救いだった
今…俺のそばには、ボルドーとカーディナルは居ない。
あの夢の続きは…
退院した後にオレは、母と一緒にシオリの家に行った
シオリの母親は、玄関から出て来るなり
母が持って来た花束を奪い取り…
母に向かって、その花束を投げつけた。
その時にシオリの家族から言われたあの言葉…
「帰ってくれ!!妻をこれ以上苦しめないでくれ!!」
シオリの父親が暴れる母親を後ろから、羽交い締めにしていた。
「あの子が…あんな死に方したのに、何で…あなたは、その程度の怪我しかしてないのよ!!」
シオリの母親に泣きながら言われた。
本当にシオリとは、仲が良かったから
昔からよくシオリの家には、遊びに行っていたのに…
そして…
学校に行ったけど…
オレは、みんなから距離を置かれた…
「あいつには、近づいちゃいけないんだってさ」
「何で?」
「あいつ以外、みんな即死だったのに…あいつだけは、骨折っただけだったってさ」
そんな事を言っているのを聞いた事があった。
オレだけが生き残った…
その言葉が頭から離れなくなった。
何度も話を聞こうとして母に聞いても
決して事故の事を教えてはくれなかった。
家に帰っても、事故のことを知る術はなかった…
退院したその日、病院から自宅に帰ると…
自宅の周りには、無数の人だかりが出来ていた。
人だかりの正体は、記者だった。
その自宅に来ていた記者たちを父が怒り狂って追い払い。
自宅のテレビは、ニュースが流れると同時に
母が気が触れたようにテレビに突進して
テレビを吹き飛ばして、テレビの画面を壊した。
電話も…何度も取材の電話が来るので、祖父が電話線を引きちぎってしまった。
家でとっていた新聞紙もすでに、止めていた。
どうしても、知りたくて…
オレは、学校がある町の図書館行った。
図書館に行った理由は
起こった事故についての記事が書いてある新聞を探すためだ
そして、オレはついに見つけた。
新聞の一面に大きく載っていた。
記事のタイトルには…
恐怖の崖下に転落したバス!!と…
奇跡の生還⁉︎
の文字が大きく書かれていた。
記事の内容は…
運転手の突然死が原因か⁉︎
破損したまま放置されたガードレール!!
付き添い担当の教師が体調不良により当日のみ不在だった?
そして、何よりも目に入る大きなモノが記事には、載せてあった。
それは…事故で崖下に転落した事で大破したバスの写真だった。
崖下の岩に直撃して、大きく歪んでいる。
事故の写真を見れば一目瞭然だった。
シオリの家族にあの言葉を言われた理由と
学校で避けられた理由
そして、オレの家族が事故の事実をオレから隠した理由が
本当に一目で分かったんだ。
写真では、バスの車体の左側に大きな岩がめり込んでいた…
オレは、あの日…左側の真ん中位置に座っていた。
そう…オレが座っていた場所
そこの損傷が1番激しかったという事が…
子供のオレにも、ハッキリと分かったよ。
1番死ぬはずの場所座っていたのに…
唯一、オレだけが生き残ったという異様な現実が…
その日の記事を見た後の事は、よく覚えていない。
いつの間にか自宅に帰っていて…
送迎しに行って、いつもの場所にオレの姿を見つけられず
方々を探し回っていた母親から、どこに行っていたのか?
っと問い詰められるまでの間の事は、何も記憶になかった…
長い間見る事がなかったのに…
太陽の光を見上げる。
昼間は、眩い光を放っていたが
今は、もう外の日が暮れたのか。
灯が消えていた…
しかし、太陽の日が付与されてる魔法道具である太陽の光に変わって、ホームワールドが漆黒の暗闇に包まれるのを防ぐのが…
月の光の魔法を付与した魔法道具だ
"月夜の光"が淡い光を放っている。
今夜は、三日月なのだろう…
月夜の光から出ている月の光が弱い…
だけど…オレは、暗闇の中にいるのではない。
それだけが救いだった
今…俺のそばには、ボルドーとカーディナルは居ない。
あの夢の続きは…
退院した後にオレは、母と一緒にシオリの家に行った
シオリの母親は、玄関から出て来るなり
母が持って来た花束を奪い取り…
母に向かって、その花束を投げつけた。
その時にシオリの家族から言われたあの言葉…
「帰ってくれ!!妻をこれ以上苦しめないでくれ!!」
シオリの父親が暴れる母親を後ろから、羽交い締めにしていた。
「あの子が…あんな死に方したのに、何で…あなたは、その程度の怪我しかしてないのよ!!」
シオリの母親に泣きながら言われた。
本当にシオリとは、仲が良かったから
昔からよくシオリの家には、遊びに行っていたのに…
そして…
学校に行ったけど…
オレは、みんなから距離を置かれた…
「あいつには、近づいちゃいけないんだってさ」
「何で?」
「あいつ以外、みんな即死だったのに…あいつだけは、骨折っただけだったってさ」
そんな事を言っているのを聞いた事があった。
オレだけが生き残った…
その言葉が頭から離れなくなった。
何度も話を聞こうとして母に聞いても
決して事故の事を教えてはくれなかった。
家に帰っても、事故のことを知る術はなかった…
退院したその日、病院から自宅に帰ると…
自宅の周りには、無数の人だかりが出来ていた。
人だかりの正体は、記者だった。
その自宅に来ていた記者たちを父が怒り狂って追い払い。
自宅のテレビは、ニュースが流れると同時に
母が気が触れたようにテレビに突進して
テレビを吹き飛ばして、テレビの画面を壊した。
電話も…何度も取材の電話が来るので、祖父が電話線を引きちぎってしまった。
家でとっていた新聞紙もすでに、止めていた。
どうしても、知りたくて…
オレは、学校がある町の図書館行った。
図書館に行った理由は
起こった事故についての記事が書いてある新聞を探すためだ
そして、オレはついに見つけた。
新聞の一面に大きく載っていた。
記事のタイトルには…
恐怖の崖下に転落したバス!!と…
奇跡の生還⁉︎
の文字が大きく書かれていた。
記事の内容は…
運転手の突然死が原因か⁉︎
破損したまま放置されたガードレール!!
付き添い担当の教師が体調不良により当日のみ不在だった?
そして、何よりも目に入る大きなモノが記事には、載せてあった。
それは…事故で崖下に転落した事で大破したバスの写真だった。
崖下の岩に直撃して、大きく歪んでいる。
事故の写真を見れば一目瞭然だった。
シオリの家族にあの言葉を言われた理由と
学校で避けられた理由
そして、オレの家族が事故の事実をオレから隠した理由が
本当に一目で分かったんだ。
写真では、バスの車体の左側に大きな岩がめり込んでいた…
オレは、あの日…左側の真ん中位置に座っていた。
そう…オレが座っていた場所
そこの損傷が1番激しかったという事が…
子供のオレにも、ハッキリと分かったよ。
1番死ぬはずの場所座っていたのに…
唯一、オレだけが生き残ったという異様な現実が…
その日の記事を見た後の事は、よく覚えていない。
いつの間にか自宅に帰っていて…
送迎しに行って、いつもの場所にオレの姿を見つけられず
方々を探し回っていた母親から、どこに行っていたのか?
っと問い詰められるまでの間の事は、何も記憶になかった…
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