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第1章・始まりの森
十五話・無音の猪と手負いの熊
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急成長した世界樹の苗木の話を聞く為に
オレ達は、神界へと赴いた。
そして、神界でイレさんから
ボルドーの能力が変化しいる事を伝えられた。
新しくなった能力についての話を終えて
神界から、ホームワールド内部に移動した
祠の前に戻って来た。
さて、する事をしないとな。
「さてと、これで、あの蜂と蜘蛛を連れて行く事が出来そうだな」
『そうですね。』
カーディナルが定位置になりつつある
ボルドーが頭の上から
翼を広げて、やれやれっと言った感じで
『一度は、どうしょうかと思ったわよ?』
本当にな
オレも、降伏宣言には驚いたよ。
まぁ、その前に彼らのサイズには、かなりびっくりしたけどね。
「それじゃあ、その事を彼らに伝えて、今後の意思を確認しないとな」
『そうですね。』
そうして、オレ達は、ホームワールドから外に出た。
~~・~~・~~・~~・~~
オレ達の前に再び、あの巨体な生き物
蜂と蜘蛛がいる。
ボルドーがオレ達の中から代表で、彼らに説明し始めた。
『お前達がどうしても、旅に同行すると言うならば、条件がある。』
ボルドーが間を空けるが、彼らから表情の変化を感じない
なぜなら、彼らには、表情の変化がないからな
虫に表情の変化を求めようがないかな?
『そうだ!条件がある。』
お、彼らからの発言かな?
オレには、彼らの声は聞こえて来ない。
まだ、オレやボルドー達との念話には反映されていないし
仕方ないな。
『それは、我が能力の中で生活してもらう事だ。』
ボルドーが本題を出したな?
さて、彼らは、どう出るかな?
っと言っても、答えは前に出てたけどね
『そうか、ならばいいついて来るといい。』
おお、結論が出たようだな。
オレは、ボルドーの側に歩み寄った。
「ボルドー、彼らは、どうすると?」
ボルドーがこちらを見見て答える。
『アイ様の言った通りの答えでした。』
やっぱりね~
「なら、その為の用意をしないとな、ボルドー?」
『はい、アイ様!!』
新たに旅のお供が正式に増えた瞬間だった。
~~・~~・~~・~~・~~
そんなこんなで、この旅のお供が新たに加わって
彼らの今後の生活に必要な作業を終えて、本来の旅を続ける事にした。
そうして、オレ達は、目的の街道を目指す。
っと言ったも、まだ先の方だそうだ。
ボルドーとカーディナルに偽装の魔法道具を着けないのか?っと聞いたら
そう言われた。
ボルドーは、かなりの速度で、森の中を突っ切ってるんだけどね。
それだけ、この森は広大なようだ。
そう思っていたら、突然
『ボルドー、この先に何かいるわよ?』
っと、カーディナルが告げた。
その言葉にボルドーが移動の速度を落とした。
『そうだな、アイ様この先に何か居ます。』
「この先に、何が居るんだ?」
ボルドーに聞いたら、前を向いて
集中している…
すぐに、こちらを見た。
「真っ直ぐだと、熊ですが、その熊の周りに厄介な奴が居ます。」
熊⁉︎
その熊の周りにも、何か居るんだな
しかし
「厄介な相手って?」
『アイ様、それは、猪ですわ』
カーディナルは、今上空にいる
どうなっているか目視で確認する為だ。
『ええ、奴は、厄介ですよ?』
猪?
あの街に現れたりしたら、突進して来る奴?
「猪が厄介なのか?」
『あの猪は、無音の能力で音を消して、突進して来ます。』
カーディナルが空から降りて来た
『無音の猪って名前がそのままなのよね。』
無音で突進⁉︎
『そして、その能力は周囲にも作用するので、木々をなぎ倒して突進しても、何の音もしないんですよ。』
「え⁉︎音が消えるのって、猪だけじゃないの⁉︎」
カーディナルがボルドーの頭の上に止まり
羽を休めている。
『だから、厄介な相手なんですの。』
それは、厄介だな
『でも、所詮、猪ですからね』
『そうよね~アイツ凄く、馬鹿なのよね~』
馬鹿なの⁉︎
「ところで、熊は?」
手負いの熊って、言わなかった?
『熊の方は、刺激しなければ大丈夫ですよ。』
『あの熊は、そこらの熊とは格が違うものね。』
格が違うって?
『しかし、熊の方は、手負いのようですね。』
『だったら、あの猪は、熊を狙ってるのかしらね?』
熊は手負いで、周りに居る猪が熊を狙ってる?
「この森では、猪は、熊を獲物にするのか?」
『いいえ普通は、違いますよ?』
『格が違うから返り討ちに合うのが関の山ね。』
通常の状態の熊が無音の猪に狙われても、撃退するが…
今回は、違うらしい。
手負いの状態では、いくら熊でも分が悪いってわけか?
「ボルドー、カーディナル、その熊と猪は、どうすんだ?」
『熊は、そのままでもいいですが、無音の猪の素材は使い道が色々とありますからね。』
『ええ、あの猪は、肉は食えたものじゃないけど、毛皮は中々よね~』
二人とも、無音の猪を狩るつもりらしい。
「狩るんなら、逃げられる前に行こうか?」
『ええ、早く、行きましょうよ。』
カーディナルは、そう言うと
ボルドーの頭の上から離れて、空上へと飛び立った。
『ならば、ペースを上げますよ?アイ様は、しっかりと捕まって下さいね。』
そう言って、ボルドーは、移動の速度を急激に上げた。
しかし、相変わらず
ボルドーは、高速で移動しているのに
オレは、風や衝撃を感じなかった。
まぁ、ボルドーの背に乗っているだけ…
なんだけどね。
オレは、新幹線並みの速さで、すぎる風景を横目に
進行方向を眺めていた。
オレ達は、神界へと赴いた。
そして、神界でイレさんから
ボルドーの能力が変化しいる事を伝えられた。
新しくなった能力についての話を終えて
神界から、ホームワールド内部に移動した
祠の前に戻って来た。
さて、する事をしないとな。
「さてと、これで、あの蜂と蜘蛛を連れて行く事が出来そうだな」
『そうですね。』
カーディナルが定位置になりつつある
ボルドーが頭の上から
翼を広げて、やれやれっと言った感じで
『一度は、どうしょうかと思ったわよ?』
本当にな
オレも、降伏宣言には驚いたよ。
まぁ、その前に彼らのサイズには、かなりびっくりしたけどね。
「それじゃあ、その事を彼らに伝えて、今後の意思を確認しないとな」
『そうですね。』
そうして、オレ達は、ホームワールドから外に出た。
~~・~~・~~・~~・~~
オレ達の前に再び、あの巨体な生き物
蜂と蜘蛛がいる。
ボルドーがオレ達の中から代表で、彼らに説明し始めた。
『お前達がどうしても、旅に同行すると言うならば、条件がある。』
ボルドーが間を空けるが、彼らから表情の変化を感じない
なぜなら、彼らには、表情の変化がないからな
虫に表情の変化を求めようがないかな?
『そうだ!条件がある。』
お、彼らからの発言かな?
オレには、彼らの声は聞こえて来ない。
まだ、オレやボルドー達との念話には反映されていないし
仕方ないな。
『それは、我が能力の中で生活してもらう事だ。』
ボルドーが本題を出したな?
さて、彼らは、どう出るかな?
っと言っても、答えは前に出てたけどね
『そうか、ならばいいついて来るといい。』
おお、結論が出たようだな。
オレは、ボルドーの側に歩み寄った。
「ボルドー、彼らは、どうすると?」
ボルドーがこちらを見見て答える。
『アイ様の言った通りの答えでした。』
やっぱりね~
「なら、その為の用意をしないとな、ボルドー?」
『はい、アイ様!!』
新たに旅のお供が正式に増えた瞬間だった。
~~・~~・~~・~~・~~
そんなこんなで、この旅のお供が新たに加わって
彼らの今後の生活に必要な作業を終えて、本来の旅を続ける事にした。
そうして、オレ達は、目的の街道を目指す。
っと言ったも、まだ先の方だそうだ。
ボルドーとカーディナルに偽装の魔法道具を着けないのか?っと聞いたら
そう言われた。
ボルドーは、かなりの速度で、森の中を突っ切ってるんだけどね。
それだけ、この森は広大なようだ。
そう思っていたら、突然
『ボルドー、この先に何かいるわよ?』
っと、カーディナルが告げた。
その言葉にボルドーが移動の速度を落とした。
『そうだな、アイ様この先に何か居ます。』
「この先に、何が居るんだ?」
ボルドーに聞いたら、前を向いて
集中している…
すぐに、こちらを見た。
「真っ直ぐだと、熊ですが、その熊の周りに厄介な奴が居ます。」
熊⁉︎
その熊の周りにも、何か居るんだな
しかし
「厄介な相手って?」
『アイ様、それは、猪ですわ』
カーディナルは、今上空にいる
どうなっているか目視で確認する為だ。
『ええ、奴は、厄介ですよ?』
猪?
あの街に現れたりしたら、突進して来る奴?
「猪が厄介なのか?」
『あの猪は、無音の能力で音を消して、突進して来ます。』
カーディナルが空から降りて来た
『無音の猪って名前がそのままなのよね。』
無音で突進⁉︎
『そして、その能力は周囲にも作用するので、木々をなぎ倒して突進しても、何の音もしないんですよ。』
「え⁉︎音が消えるのって、猪だけじゃないの⁉︎」
カーディナルがボルドーの頭の上に止まり
羽を休めている。
『だから、厄介な相手なんですの。』
それは、厄介だな
『でも、所詮、猪ですからね』
『そうよね~アイツ凄く、馬鹿なのよね~』
馬鹿なの⁉︎
「ところで、熊は?」
手負いの熊って、言わなかった?
『熊の方は、刺激しなければ大丈夫ですよ。』
『あの熊は、そこらの熊とは格が違うものね。』
格が違うって?
『しかし、熊の方は、手負いのようですね。』
『だったら、あの猪は、熊を狙ってるのかしらね?』
熊は手負いで、周りに居る猪が熊を狙ってる?
「この森では、猪は、熊を獲物にするのか?」
『いいえ普通は、違いますよ?』
『格が違うから返り討ちに合うのが関の山ね。』
通常の状態の熊が無音の猪に狙われても、撃退するが…
今回は、違うらしい。
手負いの状態では、いくら熊でも分が悪いってわけか?
「ボルドー、カーディナル、その熊と猪は、どうすんだ?」
『熊は、そのままでもいいですが、無音の猪の素材は使い道が色々とありますからね。』
『ええ、あの猪は、肉は食えたものじゃないけど、毛皮は中々よね~』
二人とも、無音の猪を狩るつもりらしい。
「狩るんなら、逃げられる前に行こうか?」
『ええ、早く、行きましょうよ。』
カーディナルは、そう言うと
ボルドーの頭の上から離れて、空上へと飛び立った。
『ならば、ペースを上げますよ?アイ様は、しっかりと捕まって下さいね。』
そう言って、ボルドーは、移動の速度を急激に上げた。
しかし、相変わらず
ボルドーは、高速で移動しているのに
オレは、風や衝撃を感じなかった。
まぁ、ボルドーの背に乗っているだけ…
なんだけどね。
オレは、新幹線並みの速さで、すぎる風景を横目に
進行方向を眺めていた。
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