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第四章 都市防衛戦の波乱

蹂躙蹂躙!そして蹂躙!!

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 Twitter始めました。
というか助けて下さい。呟く内容が全くありません……マイページの方に一応リンクは貼っておいたけどTwitterは人外魔境過ぎて自分には入れそうにありません。

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 さて、各フィールドを見たところでカルマ達にフォーカスを当ててみる。
 彼らは別々のフィールドで力を振るっていた。アリスは、森林で蹂躙していたが次はクリムを見てみよう。



 彼女も森林にいるようだ。しかもかなりの深部にいるらしく、敵も相応に強くなっているはずなのだがクリムは隠れながらもイベントでのポイントが高いモンスターを倒しまくっていた。

 緑ホブゴブリンという緑ゴブリンの上位のモンスターが辺りをきょろきょろと見回しつつ呑気にも欠伸をしていた。
 そこで狙っているハンターに全く気が付いていないらしく、背後から忍び寄る影には気が付かないで消滅エフェクトを発生して死んでしまう。

「……」

 彼女は各個撃破をしていた。グループで行動する者は呪詛魔術で動きを緩めて一体一体地道にしかして着実にポイントを稼いでいく。

 実はカルマ御一行は、身内みうち内でとある約束事……というよりもクリムとアリスが考案した。このイベントでポイントがカルマ達の中で一番高い人の言うことを一つだけ聞いて実行するというものだ。
 もちろんカルマに恥ずかし気もなく結婚しようなどと言うクリムと、ユリにお熱な脳内百合畑なアリスの二人の魂胆は丸見えだがカルマとユリは、草薙家特有の天然スキルを発動して面白そうだと賛成していた。

 とまぁこんなことがあったため、クリムとアリスは実に張り切ってモンスターを蹂躙、または暗殺していた。


 一転変わって今度は草原で狼相手に無双しているのは、白銀の髪を振り回しながら短剣を放つユリである。
 ユリのスキル構成はハッキリ言ってサポート型なのだが持ち前の身軽さで敵を翻弄しながら複製クリムゾンダガーを“見えざる手”で投擲する。

「“ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション”!」

 ステップを踏みながら最低限のSPで量産されるクリムゾンダガーを見えざる手で拾い上げて投擲、SPがなくなると素早くポーションを飲んで再びこの作業を繰り返す。
 その間も“見えざる手”は動きっぱなしで普通の人間が持つ脳スペックでは混乱してしまうであろうことを容易く熟していた。

 素早く正確に命中する圧倒的な短剣弾幕に狼達は為す術も無く眉間を剣に貫かれて消滅していた。



 またまた変わって山道で、鮮血色に染まった大太刀を構える美丈夫、そう苦労人ランだ。
 凄まじい勢いで転がってくるロックルを前に大太刀を納刀、そして引き潰そうと迫るロックルを鋭い目付きで睨むと──

 一閃。
 鮮血に煌めく流星が如し一太刀は、硬いロックルを一刀両断にしてしまう。
 これは、様々なスキルのサポートやラン自体の技量も合わさってできることだが特に“瞬速の連撃”の活躍が大きい。抜刀時に1%加速して代わりにダメージが1%なくなり、その後の攻撃でも効果が発揮されるというとんでもないもの。
 一見、ダメージが減るのはデメリットに思えるがその分手数が増えるのでむしろプラスとなる。尚、この世界には防御力なんて単語はないので死にスキルと化すことは絶対にない。

「軟い!軟いぞ! 日々のストレスぶつけてやるわ!!」

 ……とても哀れに見えてくるが気にしてはいけない。



 さぁ、次は我らが主人公のカルマだ。
 もちろん彼は草原にいる。今の称号は、蹂躙者(モンスターを倒せば倒すほど能力上昇)で攻撃もしていないのだが狼達はまるで親の仇を討つような決死の特攻をしてくる。
 だが、元々の能力が違いすぎた。
 カルマが飛び掛かる狼の顎を上空に蹴り飛ばすと跳躍し、空中にいる狼を踏み台にしてさらに高く跳び上がると新たに追加された機能であるアイテムスロットというアイテムを呼び出す機能を使い、巨大な大剣を取り出す。

 それはとんでもないサイズだった。
 柄は1mはあり、刃幅は3mあるという最早大剣ではなく金属の塊だ。そしてこの大剣につけられた効果のせいで今から放たれる攻撃は、全てを蹂躙する一撃と化す。

 カルマは落下しながら自身の大剣のソードガードと呼ばれる部位に全力で縮地をした。
 強烈な脚力でただでさえ速かった落下速度は急加速し、地面へと衝突する。
 瞬間、地面が揺れたと錯覚するくらいのダメージが発生した。あまりの一撃に風が荒ぶり、地面には軽いクレーターができていた。
 周りの狼は全て全滅。しかも数十m先の狼すら倒してしまっていた。

 この一撃は、大剣についている効果。“衝撃波”と“重量増加”のせいだ。
 衝撃波は、対象に衝撃が与えられると相応の衝撃波が発生し、重量増加は字のままである。
 つまりだ。この攻撃は、重力と剣の重量、カルマの脚力、衝撃波が合わさった一撃だったということで、言ってしまえばカルマはこの剣の耐久が尽きるまで放つことが可能だと言うこと。
 その上だ。蹂躙者の効果が合わさってさらに攻撃力が増すという最凶の組み合わせである。

 狼にとっての地獄が今、開かれた。



【Tips】このイベントにおいてのポイント配分はこのようになる。
草原・ウルフ  2P
森林・ゴブリン 1P
湿地・フロッグ 2P
山道・ロックル 3P


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【スケジュール】
12月18日18時

【作者の語り】

 友達に自分の小説を見て何処がダメなのかとか言ってもらおうとしたのですが口が勝手にこのアカウント名を名乗る事を拒否りました。
 ということで考えたのがなろうにある機能を使って一部作品だけ違う作者の名前にするということ。
 この名前を出さずに済むぜ、フハハハと笑っていたら急に冷めてま、別に自分が見たいやつ書いてるだけだしいっかとなった今日の昼下がり。
 
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