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第三章 愛の形
小噺「技術は日進月歩」
しおりを挟む今回は説明回です。
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◇
デバイスの駆動音が聞こえてくる。
デバイスを取り外し起き上がるとそこは見慣れたマンションの一室。
カオスで私が愛用している宿屋バーストのようなファンタジーのようなものではなく質素な部屋
何となく時計を見てみると昼を示しておりそれを見て私は手短に身支度をして家から出て行く。
カオスで悲劇の厄災討伐した後に長時間ログインは危険だということでログアウトしたのだ。
と誰かに説明しつつ外を眺める。
そこはもはや見慣れた光景が広がっている
空中に表示される広告、空飛ぶ電車が勢いよく走り、子供たちがゲームか何かなのだろうか投影された武器を使ってチャンバラをしていた。
これは数年前では机の上の空論だったことだ
数年前は広告はビルに貼り付けられ、電車は普通に地面を走り、子供は家の中でゲームをしていた。
これもそれも全て空振災害、正式名称【空気振動式超大型災害】とかいうやつのせいでその日に私たち人類の文明は滅んだ
もうこれでもかと言うほどに滅んだ、復帰は不可能と周りの大人は言っていたが不思議なことに本当に不思議なことに何故だか僅か1年足らずで復旧してしまった。
それもより文明が進歩した状態で……正直、当時は呆然としました。
流石にここまで不自然な復旧に人々は疑惑を持った、やれ「政府は宇宙人と関わりを持ってる」だとか「これは神の奇跡だ」などとほざく人など反応は様々でした。
まぁ彼らの意見も分かるんですけど、だっておかしすぎますからね、ここまでの技術を何処から持ってきたんだって話ですよ
技術は日進月歩、そんな簡単に飛躍したら過去の偉人達の苦労は一体となりますからね。
マンションから出て歩き続けること数分、少し先にマスクを着けても美男女と分かる二人組が居た。
百合と蘭だ、この光景に既視感があると思ったらカオスでもこんなことがありましたね。
今日外出したのはあっさり倒したけど一応ボスなはずの可哀想なアマリスさんを討伐した記念にせっかくだし何か食べに行かない?ということになり焼き肉を食べに行くことにしたのだ、もちろん支払いは私持ちです。半社会人と言えるような弟妹ですがさすがに年下に払わせるほど落ちぶれてはいませんとも
その後、食べ盛りな双子に数万円が飛んだのは余談である。
【Tips】現代日本はVR技術に留まらず、AR、拡張現実と呼ばれる技術、エネルギー問題をも解決してしまった。問題点があるとするならば人口の減少だろう空振災害により多くの人が死亡したためにかなりの数減少している。
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過去の文明は現実の世界と同じレベルです。
現代の文明は超科学の域に達しておりもはや人間にできないことは数少なくなってきているほどで現在は不老化について研究してるとか
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