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第三章 愛の形
ランの行方
しおりを挟む今回のやつは短いです。
クトゥルフTRPGで言うプロローグ的な話で今日中に長いのを投稿するので暫しお待ちを
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◇scene ~???~
とある場所の地下室にて一組の男女がいた、両方とも美形と言える顔立ちでありさぞかしモテる事は容易に想像出来るだろう。
さて、この場所には何箇所か異常が存在する。
まず、男が木の椅子に縛り付けられている事。
女の手に鞭、そして足元には拷問器具と思わしき道具達が落ちている事。
男にはその拷問されたと思われる痛々しい傷がボロボロになった服であった物から見えている事。
それだけでなく、満身創痍な男に何処か歪んだ狂気にも思える愛情を抱いている事。
どう考えても普通ではない事は確かである、この男は別に犯罪者でもなくこんなことをされる理由などないはずなのだ。
しばらくすると女は男に声をかける、歪みに歪んで、もう愛情とは言えない狂気を口に出す。
その言葉に何とか意識を保てていたのか男が反論をする。
「………誰……が………お前……なん…かを……この…………バ…ケ……モノ…め…」
その言葉を女が聞いた瞬間、女は鞭を男に振るう。
その音は地下室に大きく響き、その音に男の小さな呻き声はかき消された。
◇scene ~カルマ~
「ふう……」
私は息を吐くと手を伸ばす、先程からずっと掲示板でそれらしい情報を探していたので少し疲れてしまった。
それにしても顔が良い男性だけを狙う誘拐事件……ですか、巻き込まれ体質なあの子のことです。どうせ誘拐されたのでしょう。
だってランはトラブル体質も兼ね備えているので自分でもトラブルを起こすし向こうからもやってくるとか言うとても面倒臭い……やる気が削がれる体質です。
まぁでもこの世界で今のところ命の危機はありませんしイベント前の肩慣らしということで一丁頑張るとしますか
私は掲示板を見てて開きっぱなしになっていた図書館の本を閉じて返すと図書館を出ながらユリに集合場所を指定しておいた。
【Tips】カオスは時間がかなり引き延ばされている関係でログアウトすると疲労が襲ってくるが、一応長時間ログインしててもセーフティーが掛かってるために脳が限界となると自動的にログアウトされるのでランの身の安全は保証されている。
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作者の一言:最近ニャル様を見かけなくてニャルの一言がたまにしか出来ないかも一部のニャル嫌いは歓喜しそうですね。
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