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第二章 常夏の参戦
VR疲れと詠唱
しおりを挟む最近、寝不足と疲労のせいで家に帰ったらすぐに寝るというのが多発していたりしてたせいであまり話の構成が練れてないので間隔が開くかもしれませんが失踪はしないのであしからず
まぁ週に一回は投稿すると思います。
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◇log out ~現実世界~
ふぅ、また死んでしまいましたね。まさか1度目の強制死亡の次で死んだのが数の暴力とは……
気を取り直して……やっぱりVRは疲れますね、
脳をフル稼働してゲームをしているなのか、脳の負担が半端なく、そのせいでログアウトすると疲れが一気に襲ってくるのだ。
前に死んで強制ログアウトした時に眠ってしまったのもそのせいだろう、そのため運営もVR終了後一時間以上の休息を取ることを推奨している。
「ふぁ~まだ昼頃ですか……昼飯は昼寝の後で良いですね」
カオスの魔術の詠唱のことを調べたりしたいがとにかく眠過ぎてやる気が無い、取り敢えず疲れを取るために昼寝をすることにした二時間がくらいに起きたいですね………
◇sleep
む、ここは何処ですかね?
私は寝たと思ったら白い空間に居た、何を言ってるのか分からないと思うが私にも訳が分からない
一人でふざけていると白い空間の一部分に色が着いていく、それは段々となにかの形を取る。
それはぱっと見女に見えるがまだギリギリ男に見える少年と白い袴着に似た服を着た見るからに厳しそうな目をした老人が居た、少年は老人に攻撃を当てようと自棄になっているようだ。
一見、老人虐待かのように聞こえるが状況は逆である無傷の老人に傷だらけの少年というものであった。
「あぁ、なるほど」
完全に理解した、これは過去夢というものだろう
過去夢とは現在の自己成長が止まっている時に見る夢なのだとか、という事はあれはまだまだ弱かった私と師匠だろう
あの頃は毎日がキツかったのは今でも覚えている、あれはそのうちの一つ、師匠に攻撃を一撃与えろ、と言われたのだ一撃だけなら楽勝などと考えてはいけない、何せ相手は今の私でも勝てないあの師匠だ
その証拠に……おっと目の前の光景が動き出した。
少年は攻撃を仕掛けようとしたがそんな見え見えの攻撃に師匠は足払いで強制的に失敗させる。
その度に少年は疲れ切った体に鞭を入れて立ち上がるのだ、これが少年が疲れ切って気絶するまで行われる、全く何が“発想力を鍛える”だあれではただの虐待だ。
そう考えている私に微かな声が聞こえてきた
『……勝た……な…きゃ……ユリを…ランを……スミレ姉を……守らな…いと』
そんな声を聞いたのか老人は重い口を開き少年に告げる
『ならば考えよ、負ける者は全てを奪われる。それが嫌ならば考えて考えて考え抜き、勝利を掴むしか方法は無い』
その言葉を聞いた少年はボロボロな体を無理矢理立ち上がらせて老人の方に歩いていこうとする、だが肉体の限界が来てしまったのか、バタリと倒れてしまった。
これが私の昔である。がむしゃらに前に突き進み家族を守る、そのことだけを考えて……
ここでもうこの回想じみた夢も終わりの時を見せるのかと思っていると老人の口が動いているように見えたがそこで夢は終わってしまった。
◇wake up
目が覚めるとそこはいつもの部屋であった、私は窓から日が差しているのを見てまだ夜になっていないことに安堵して時計を見ると19:00となっていた、おかしいですね……私は13時くらいに寝たはずなのですが
まぁいいか、と思考を終えると私は夢のことについて考え出した
過去夢とは先程も言った通り自己成長が止まっている時に見る夢である、どうやら私は成長出来ていないらしい……いや、おかしいですね。人間は常に変化し続けているので成長は絶対にしているはずなのですが……
考え出すときりがないですね、今はゲームに集中しましょう。確か詠唱でしたね……デバイスデバイスっと起動してカオスの掲示板を開く
このデバイスはかなり便利で電話やメールも行えるのでスマホは要らないのである、そのせいで埃をかぶっているのだが、そのことは一旦置いておく
「………詠唱、詠唱……数件ヒット」
誰もが一度は唱えたことがあるであろう技の詠唱、これだけ広い世の中なのだから少しくらい人目を気にせずに唱える厨二病がいるはずで実際に居たのだが全て空振り、試している人も居たのだが普通に魔術が発動するだけで他に変わったことは無かったのだそう
ならば傍迷惑な魔術のチャージ中に詠唱した時、いつもよりも広範囲に広がったあれは何だったのだろうか? スキル? 称号?
……まぁ分からないのが分かっただけ良いとするか
次にログインした時に検証すれば良い話ですしね。
【Tips】クトゥルフ神話に置いて睡眠とは様々な関わりがある、ドリームランドやアザトースなどがあるがGM側の方で睡眠は重要な役割を果たす、導入が苦手な人はこれを使う、寝たと思ったら違う場所に倒れていたなどと言うふうな使い方をすることが多い。
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