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第二章 常夏の参戦

戦果と二人組

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顔文字とかを使っていきたいけどそんな器用な事できねぇよと嘆く日々(´・ω・`)



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◇scene ~???~



カルマが座り込んでいる時と同時期、人間の目では見通すことの不可能なほどに黒く塗りつぶされた空間に何故かその空間の中でもくっきりと見える老人がいた。

その老人はとある方向に視線を向けるのをやめると人では理解できない言語で何かを呟き闇の中に消えてしまった。




◇scene ~カルマ~

ゾンビを殲滅したせいなのか、モンスターが全く沸かなかったおかげでかなり疲れも取れた、どれだけ疲れる行動をしても数分休めば精神的な疲れ以外取れるのはVRの利点とも言える。


「さてと、どうしましょうかね、このまま進むか帰るか、さっきのグールみたいな強いモンスターに来られても困りますし……」


死ぬとかなりの時間をロスしますし、堅実にいくならば撤退が一番なのですが……まぁ私はトップとか目指しませんし取り敢えず奥に進んでみますか


私がそう思考を辞めると目の前にリザルトのページを開いたままの本があった。

「あ、戦利品見てませんでしたね」

あれだけ強かったせいなのか、ステータスの成長もかなりのものだし何と称号タイトルとスキルまで手に入ったという戦績としては最高だろう

私はアイテムとスキルを調べてみると


【名前:食屍鬼の鋭いクロー】【品質:最】
【耐久:2500/2500】
【能力:武器攻撃値+30 アンデット特攻5 攻撃時風属性の追撃3 装甲貫通 再生能力】
【グールの鋭いかぎ爪を人にも使えるように改造したものであり、その能力は凄まじく謎の干渉により再生能力が発現した。】


【名前:強敵と対峙せし者】
【能力:相手が格上の場合攻撃に+50%の補正】
【アナタは自身よりもかなりの格上と戦い勝利した。】

【名前:希少種ハンター】
【能力:レアモンスター遭遇率+5】
【アナタはレアモンスターと戦い勝利した。】


【名前:気配探知】
【異界の技術がスキルとなり顕現した、相手の気配を探ることができる『レベル×3』の補正】



………なに、これ? 称号は……まぁうん、グールがレアモンスターというのに驚いたけどそれだけだ、気配探知もスキルになるのか、と思っただけで特段なにかあるわけでもない

問題は『食屍鬼の鋭いクロー』だ、これチートアイテムでは? 攻撃値こそ金を少し積めば買える程度の威力しかないものの他の能力が酷い

アンデットに対して50%の威力を追加した上防御を無視して攻撃した後に風属性の追撃が入る。しかも自動で耐久が回復するという無敵っぷり


………このクロー、格闘アビリティに対応してるんだよなぁ


まぁうんなんだ、とりあえずダンジョンボスでも倒すか(思考放棄)




◇move ~混沌都市ケーオス 不浄の霊園前~


酷い……戦いでした、私が一度クローを振るえばゾンビは簡単に溶けてその後ろにいたゾンビ諸共、追撃で死ぬという始末、しかも途中で出てきた中ボスらしき『アンデットナイト』という朽ち果てた鎧に魂が宿ったという設定のモンスターも一度では倒れなかったがアンデット特攻のせいで二回目で倒せるという


その後ボスの『不浄なる怨念』と戦ったのだが意外と苦戦しつつも結構簡単に倒せた、その際のドロップアイテムの武器がグールの下位互換というのに気がついた時乾いた笑いが出たのは仕方ないだろう


「……取り敢えず、解体をしましょうか」


そう言って私は解体アビリティの“瞬間解体”を使おうとしたのだが〈解体ナイフの耐久がありません〉と表記されて使えなかった

「確か道具屋に解体ナイフが売ってたはず」

と道具屋に向かう最中に探索者ギルドの前を通ったのだがなんだか騒がしくなっていたために目的を忘れてギルドの中に入ってみると、

そこには、完璧なる美とも表せる1組の男女が立っていた、その美貌のせいか他の人が近寄り難くなっているのかその2人の周りには人が居なかった。



どうやらこの2人が騒ぎの原因らしく所々から「あの娘誰だ?」「カップルか?」「クソリア充爆発しろ」などと言う声が聞こえてきた。

私はその2人に見覚えがあった、あまり身長が高くなかったので前に行っていたので例の2人も気がついたようで女の方が手を振りながら大声で「お兄ちゃんこっちこっち」と言いやがった、

正直目立つのは嫌なのだが渋々前に出ると周りがザワっとした気がしたが気にせずに2人、ユリとランの前まで来ると、

「ここでは目立つので別の場所に行きましょう」

と提案して別の場所に行く事にした。




【Tips】レアモンスターからドロップする武器は攻撃力こそあまり高くないものの特殊な能力がついていることが多い、かなり強力だがそれだけのモンスターを倒した報酬としては安いほうだろう

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しばらくクトゥルフ要素は終了、次の話からは双子と一緒に遊ぶ予定

ボスはレアモンスターより弱いのだ、省略されるくらい弱いと言うね。ちなみにボスのドロップは他モンスターの死体と同じ扱いの魔石と怨念の魔剣というアンデット特攻が付いた剣です。

別に書くのが面倒とかじゃないです、ないです!
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