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第二章 常夏の参戦
私は正気に戻った!
しおりを挟む最近マインなクラフトのダンジョンをやり始めました。あれ二千円ちょっとにしては安く無いですかね、やり込み要素ありまくりだし
……このまま書いてるとだと本編が遅くなる気がしたので本編どぞ
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◇skip ~数分後~
私が狼狩りをしていると何故か急にパキンという何かが割れる音が鳴った気がした、私は瀕死になっている狼に蹴りを入れるとボソリと呟く
「なぜ……私は狼を殺しまくっていたのでしょう」
考えてみればそうです。
私は最初に資金稼ぎのために狼を狩っていたはずなののにいつの間にか狼を狩ることになっていました、目的と手段が入れ替わるとはまさにこの事ですね。
これはあれですね、生き物を殺すという罪悪感から狂気に陥ったのでしょうか
確かこう言う時に言う言葉があるんですよね。
「私は正気に戻った!」
そうそう何で見たのかは覚えてませんがこのセリフです。
全く私もまだまだです、クソジジイ……もとい師匠の元での鍛錬が全く活かせていなかったですね。
……思い出したら腹立ってきました、当時中学生で弱っちい私にいきなり「軽く10キロ走ってこい、その後は腕立て1000回だ………出来ぬとは言わぬよな」とか言ってきた師匠を殴りたくなってきましたね……今度殴りに行きましょう、あの人なら喜んで受けるでしょうし
さて、気を取り直して掲示板を見ることにしました情報は大事ですからね、私もだいぶ強くなった自信はあるしまだ行った事ないけど初心の迷宮のモンスターよりは強いだろという謎の理由により、混沌都市の中にある墓地に【不浄の霊園】というダンジョンがあるらしいので早速行こうとしたのですが掲示板を読んでハッとしました。
掲示板によるとそこには不浄なるものと呼ばれる神聖魔術に弱いモンスターが大量に出てくるので神聖魔術を使える職の人にオススメなのだが“3K”と呼ばれる注意点があるらしい、
これは“臭い”、“キモい”、“汚い”だそうだ
そんなに批判される理由はこのアンデットというのはいかんせん死者に幽霊が取り憑いて操っているとかいう設定のせいで腐っているのだ。
その腐敗臭や死臭のせいであまり人気がないそうだ、次のキモいは見た目の話である。先程も言ったように腐っているせいでドロドロに溶けているのだ、骨が剥き出しになっているというのもよくあるらしい
最後の汚いは同じ理由で相手が攻撃するたびになんかメッチャ汚く臭い液体をばら撒く為、潔癖症が多い現代において嫌われるに相応わしい理由であった。
……まぁ行くんですけど、あとギルドでの信用下がるの嫌ですし道具屋にある『無臭のオーブ』という、壊れない限り周囲の臭いを消臭してくれるという超便利アイテムがあったので買った、どうやら物につけるらしくもう一個オーブ買ったらそれをくれると言ったので『浄化のオーブ』を購入した、これは自分に汚れが付かなくなる効果のようなのでちょうどよかった。
このオーブというアイテム、1つ5万Cくらいするのでかなりお高いのだが、狼で稼ぎまくった私には関係無い
ついでにもう1つだけ、貰ったブレスレット(オーブを付けるやつ)にオーブを付けれるようだが流石にこれ以上の資金の消費は避けたいので残りの必要最低限のアイテムを買うと私は不人気ダンジョン【不浄の霊園】に向かった。
【名前:無臭のオーブ】【品質:良】
【耐久:1000/1000】
【能力:半径1メートルの臭いを消し去る】
【消臭の力を持つ魔法のオーブ】
【名前:浄化のオーブ】【品質:良】
【耐久:1000/1000】
【能力:自身の汚れを消し去る】
【浄化の力を持つ魔法のオーブ】
【Tips】武器や防具、アイテムには耐久と呼ばれるものが存在する。名の通りゼロになると壊れるのだが一部のアイテムは壊れずに“壊れた”という単語がついて別のアイテムに変換が出来る。
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この小説、元は『急速なる発達により汚染された世界でどう生きるのか』というのがテーマのはずだったんですがどうしても長続きする予感がしなかったので自分の好きなTRPGを入れてみたのがこれです。
当初の予定とは違いますが問題ないですね!
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