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第三章 農地改革編
124、ピザ作り
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「ピザは丸く薄く伸ばしたパン生地に、トマソースを塗って肉と野菜をトッピングして焼いたものなんだ」
俺がピザの概要を簡単に説明すると、それだけでクロードはどういう料理か分かったらしい。やっぱりプロの料理人は凄いな。とても頼もしい。
「ピザ生地の作り方を教えるから、それはクロードに頼んでも良い? 俺達は三人でトマソースを作ってトッピングをするから」
「もちろんです。ただトマソースやトッピング作りで包丁を使う場合は、私にお任せください」
「分かった。危ないことはしないよ」
俺達は公爵家の子息子女なので、あまり危ないことはできないのだ。まあ俺は仕事で色々とやってるんだけど、この屋敷にいる時は使用人の皆に止められることが多い。
「じゃあ俺がクロードに生地の作り方を教えてる間に、二人は綺麗に手を洗ってきてくれる?」
俺が二人に視線を合わせてそう告げると、二人はしっかりと頷いてそれぞれの従者やメイドと共に手を洗いに向かった。本当に素直で可愛い弟妹達だな。
「クロード、ピザ生地に必要なのはパンを作る時とほとんど同じ材料だよ。ムギ粉と油、塩、水、酵母だね。さらにピザ生地はそこまで膨らませる必要はないから、酵母は少なめで良いと思う。あと発酵の過程もそんなに必要ないかな。さっきの材料を全部まとめて混ぜて、十分ぐらい寝かせてあげれば大丈夫なはず」
もっと他の作り方もあるのだろうけど、俺が知ってるのはこれだけなのだ。凄く美味しいかどうかは分からないけど、とりあえず失敗するってことはないと思う。より美味しいピザ生地は、これから皆に改良して貰えば良い。
「それならばすぐにできそうです」
「じゃあよろしくね。俺はトマソースの方に取り掛かるよ。包丁で切ってもらいたいものについては後でお願いするから、その時はよろしく」
「かしこまりました」
それから俺は二人を追いかけて一緒に手を洗い、三人で厨房に戻ってきた。そしてクロードが準備してくれた食材から、必要な材料を取り出していく。
「ローベルト、トマソースにはトマを使うから、このボウルに入れてくれる?」
「うん!」
二人は調理台に届くように台に乗り、落ちないように従者とメイドに後ろを守られている。俺は最近背が伸びていて、台がなくても大丈夫だ。
そう、フィリップの体はやっと成長期が来たのだ。俺はこの機会を最大限に活用しないといけないと思って、毎日早くに寝てできる限り栄養があるものを食べるようにしている。成長期が来る前に、料理の種類が増やせてて本当に良かったな……
「じゃあ俺が水を入れるから、一つずつ綺麗に洗ってね」
さらっと魔法陣魔法を描いてボウルの三分の一を水で満たすと、ローベルトは嬉しそうに手を叩いた。
「あにうえすごい! ぼくもやりたい!」
「ローベルトがもう少し大きくなったら教えてあげるよ」
「お兄様、私もです!」
「もちろんマルガレーテもね」
ただ二人はほぼ確実に、上級学校に通うことになるんじゃないかと思っている。そうなったら上級学校で魔法陣魔法を習うことができるだろう。
でもまだ五年以上は先の話か……そういえば上級学校に通う生徒の年齢については話をしなかったな。
でも年齢なんていくつでも良いのか、実力さえ伴っているのなら。それこそ極論ローベルトぐらい小さな子でも、腰が曲がっているような年齢の人でも。
上級学校はそれで良い気がする。ただ入学に試験を設けないとダメだけど。その辺の詳細も決めないとだな……
逆に下級学校は誰でも通えるが目指すところだから、年齢はある程度定めた方が良いだろう。もっと話し合うべきことがたくさんあるな。
「お兄様、私は何をすれば良いのでしょうか?」
俺はマルガレーテに声を掛けられたことで、学校の設立に飛んでいた思考が厨房に戻ってきた。
「マルガレーテには……香辛料をすり潰してもらおうかな。これは料理に入れると美味しくなる植物を乾燥させたものなんだけど、すり潰して粉状にして使いたいんだ」
「かしこまりました!」
調理器具と一緒に香辛料を手渡すと、マルガレーテはやる気十分な様子で袖を捲った。二人とも楽しそうで良かったな。
じゃあ俺は……フライパンの準備をするか。トマソースはよく洗ったトマを半分に切ってもらってフライパンに入れ、少し水を足してトマを潰すように煮込み、最後に塩と香辛料で味付けをすれば完成だ。
本当は皮を剥いた方が良いんだけど、この国ではそれは勿体ないと言われてしまったので、今回も皮ごとにしようと思っている。
「クロード、ローベルトが洗ったトマを半分に切ってくれる?」
「かしこまりました」
そうして俺はローベルトが洗ってクロードが半分に切ったトマを、フライパンに入れて熱し始めた。木ベラで潰しながらかき混ぜると、どんどんトマソースらしくなっていく。
「あにうえ、おいしそうだね!」
「トマソースは美味しいよね」
「うん! ぼくね、コロッケにかけるの好き!」
「コロッケにトマソースは合うよね~。でもコロッケと同じぐらい、いやそれ以上にピザにトマソースは合うと思うよ」
トマソースと言ったらすぐに思い浮かぶのは、やっぱりピザとパスタだ。その二つがあれだけ前世で主流だったということは、とても合う組み合わせってことだろう。
「お兄様、これで良いですか?」
「うん、完璧だよ。ありがとう」
マルガレーテがすり潰してくれた香辛料はまだかなり形が残っていたけど、それもご愛嬌かと思ってそのまま使うことにした。とりあえずこの程度の違いで失敗することはないはずだ。
香辛料と塩を入れると、途端に空腹を刺激するような良い香りが漂ってくる。料理にどれほど香辛料が大切か、それを実感するな……
「フィリップ様、ピザ生地が完成しました」
「おおっ、早いね。ありがとう。十分寝かせた?」
「いえ、それはこれからです」
「了解。じゃあ十分経ったら生地を薄く丸く伸ばしてほしい。多分さっき見た感じの量だと、五つか六つぐらいは作れるんじゃないかな」
「かしこまりました」
何個もピザが作れそうだし、それぞれローベルトが作ったやつ、マルガレーテが作ったやつって分かりやすくしたら面白いかな。
それから約十五分が経過して、ついにピザ生地が完成した。綺麗に伸ばされた生地が全部で六つだ。これにトマソースを塗って具材を載せたら、完全にピザになる。この国でピザが食べられるなんて……感動だな。
俺がピザの概要を簡単に説明すると、それだけでクロードはどういう料理か分かったらしい。やっぱりプロの料理人は凄いな。とても頼もしい。
「ピザ生地の作り方を教えるから、それはクロードに頼んでも良い? 俺達は三人でトマソースを作ってトッピングをするから」
「もちろんです。ただトマソースやトッピング作りで包丁を使う場合は、私にお任せください」
「分かった。危ないことはしないよ」
俺達は公爵家の子息子女なので、あまり危ないことはできないのだ。まあ俺は仕事で色々とやってるんだけど、この屋敷にいる時は使用人の皆に止められることが多い。
「じゃあ俺がクロードに生地の作り方を教えてる間に、二人は綺麗に手を洗ってきてくれる?」
俺が二人に視線を合わせてそう告げると、二人はしっかりと頷いてそれぞれの従者やメイドと共に手を洗いに向かった。本当に素直で可愛い弟妹達だな。
「クロード、ピザ生地に必要なのはパンを作る時とほとんど同じ材料だよ。ムギ粉と油、塩、水、酵母だね。さらにピザ生地はそこまで膨らませる必要はないから、酵母は少なめで良いと思う。あと発酵の過程もそんなに必要ないかな。さっきの材料を全部まとめて混ぜて、十分ぐらい寝かせてあげれば大丈夫なはず」
もっと他の作り方もあるのだろうけど、俺が知ってるのはこれだけなのだ。凄く美味しいかどうかは分からないけど、とりあえず失敗するってことはないと思う。より美味しいピザ生地は、これから皆に改良して貰えば良い。
「それならばすぐにできそうです」
「じゃあよろしくね。俺はトマソースの方に取り掛かるよ。包丁で切ってもらいたいものについては後でお願いするから、その時はよろしく」
「かしこまりました」
それから俺は二人を追いかけて一緒に手を洗い、三人で厨房に戻ってきた。そしてクロードが準備してくれた食材から、必要な材料を取り出していく。
「ローベルト、トマソースにはトマを使うから、このボウルに入れてくれる?」
「うん!」
二人は調理台に届くように台に乗り、落ちないように従者とメイドに後ろを守られている。俺は最近背が伸びていて、台がなくても大丈夫だ。
そう、フィリップの体はやっと成長期が来たのだ。俺はこの機会を最大限に活用しないといけないと思って、毎日早くに寝てできる限り栄養があるものを食べるようにしている。成長期が来る前に、料理の種類が増やせてて本当に良かったな……
「じゃあ俺が水を入れるから、一つずつ綺麗に洗ってね」
さらっと魔法陣魔法を描いてボウルの三分の一を水で満たすと、ローベルトは嬉しそうに手を叩いた。
「あにうえすごい! ぼくもやりたい!」
「ローベルトがもう少し大きくなったら教えてあげるよ」
「お兄様、私もです!」
「もちろんマルガレーテもね」
ただ二人はほぼ確実に、上級学校に通うことになるんじゃないかと思っている。そうなったら上級学校で魔法陣魔法を習うことができるだろう。
でもまだ五年以上は先の話か……そういえば上級学校に通う生徒の年齢については話をしなかったな。
でも年齢なんていくつでも良いのか、実力さえ伴っているのなら。それこそ極論ローベルトぐらい小さな子でも、腰が曲がっているような年齢の人でも。
上級学校はそれで良い気がする。ただ入学に試験を設けないとダメだけど。その辺の詳細も決めないとだな……
逆に下級学校は誰でも通えるが目指すところだから、年齢はある程度定めた方が良いだろう。もっと話し合うべきことがたくさんあるな。
「お兄様、私は何をすれば良いのでしょうか?」
俺はマルガレーテに声を掛けられたことで、学校の設立に飛んでいた思考が厨房に戻ってきた。
「マルガレーテには……香辛料をすり潰してもらおうかな。これは料理に入れると美味しくなる植物を乾燥させたものなんだけど、すり潰して粉状にして使いたいんだ」
「かしこまりました!」
調理器具と一緒に香辛料を手渡すと、マルガレーテはやる気十分な様子で袖を捲った。二人とも楽しそうで良かったな。
じゃあ俺は……フライパンの準備をするか。トマソースはよく洗ったトマを半分に切ってもらってフライパンに入れ、少し水を足してトマを潰すように煮込み、最後に塩と香辛料で味付けをすれば完成だ。
本当は皮を剥いた方が良いんだけど、この国ではそれは勿体ないと言われてしまったので、今回も皮ごとにしようと思っている。
「クロード、ローベルトが洗ったトマを半分に切ってくれる?」
「かしこまりました」
そうして俺はローベルトが洗ってクロードが半分に切ったトマを、フライパンに入れて熱し始めた。木ベラで潰しながらかき混ぜると、どんどんトマソースらしくなっていく。
「あにうえ、おいしそうだね!」
「トマソースは美味しいよね」
「うん! ぼくね、コロッケにかけるの好き!」
「コロッケにトマソースは合うよね~。でもコロッケと同じぐらい、いやそれ以上にピザにトマソースは合うと思うよ」
トマソースと言ったらすぐに思い浮かぶのは、やっぱりピザとパスタだ。その二つがあれだけ前世で主流だったということは、とても合う組み合わせってことだろう。
「お兄様、これで良いですか?」
「うん、完璧だよ。ありがとう」
マルガレーテがすり潰してくれた香辛料はまだかなり形が残っていたけど、それもご愛嬌かと思ってそのまま使うことにした。とりあえずこの程度の違いで失敗することはないはずだ。
香辛料と塩を入れると、途端に空腹を刺激するような良い香りが漂ってくる。料理にどれほど香辛料が大切か、それを実感するな……
「フィリップ様、ピザ生地が完成しました」
「おおっ、早いね。ありがとう。十分寝かせた?」
「いえ、それはこれからです」
「了解。じゃあ十分経ったら生地を薄く丸く伸ばしてほしい。多分さっき見た感じの量だと、五つか六つぐらいは作れるんじゃないかな」
「かしこまりました」
何個もピザが作れそうだし、それぞれローベルトが作ったやつ、マルガレーテが作ったやつって分かりやすくしたら面白いかな。
それから約十五分が経過して、ついにピザ生地が完成した。綺麗に伸ばされた生地が全部で六つだ。これにトマソースを塗って具材を載せたら、完全にピザになる。この国でピザが食べられるなんて……感動だな。
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