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第三章 農地改革編
120、畑の見学
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「皆、次は焼きトウモなんだけど、ここにあるトウモを焼いただけの料理だよ。でもこれが美味しいんだ」
ハインツの時はトウモが大好きだったんだよな……トウモに醤油や砂糖から作ったタレを付けて、よく焼いてもらっていた。遠征の時にも危険地帯じゃないところでは仲間と一緒に焼いて食べていた。
この国にはまだ醤油も砂糖もないから味付けはなしだけど、それでもトウモが持つ本来の甘さで美味しい一品だ。
「なんか……見た目は微妙だな」
「つぶつぶしてるけど、本当に食べられるのか?」
パンやトマソースよりも拒否感が強いみたいだ。確かにこの見た目は改めて考えると微妙なのかもしれない。俺には美味しそうなトウモだな、としか思えないけど。
「ニルス、これはかぶりついて食べるのが美味しいから、できれば輪切りにして欲しいんだけどできる?」
「やってみます」
ニルスが包丁に力を入れると、何とか刃が入っていくみたいだ。固いけどよく研がれた包丁なら切れそうだな。
俺は輪切りにしてもらった焼きトウモを一つ受け取り、まずは手本として一口食べてみた。するとジュワッと口の中にトウモの仄かな甘さが広がって、とても美味しい。
「美味しいよ。皆も食べてみて」
最初は躊躇っていた皆も、俺が食べたことで口にするハードルが下がったようで、恐る恐るトウモを手にして匂いを嗅ぎ、意を決した様子で口に運んだ。
「おおっ、美味いな」
「……驚いた」
「さっきまでのやつより食べやすいな」
「食べ慣れた美味さだよな」
トウモは素材そのままだから食べ慣れた美味しさになるのか……この国で料理を広める時は、まずは素材の味を活かす味付けからが良いのかもしれない。
それからトウモはすぐに食べ終え、最後に卵も食べてもらって試食は終わりとなった。代表者の皆は最初にこの会議室へ集まってきた時よりも、何倍も新たな作物の栽培に意欲を見せている。やっぱり実際に食べてもらうのは良い方法だったみたいだ。
「試食はここで終わりね。新しく育ててもらう作物について少しは分かったかな」
「ああ、とにかく美味いから必死に作るべきだってことは分かったな」
「ははっ、間違いねぇ」
それが伝わったのなら良かった……のか? 俺は苦笑しつつやる気に満ちた表情を浮かべる皆を見回した。
「じゃあ次は実際に畑を見てもらおうと思う。それから卵を産むニワールの飼育状況も見てほしい。実はニワールの飼育も皆のうちの数人に任せたいと思ってるんだ。できれば離れた地区で全体で四、五人に飼育してほしいと思ってるから、皆にはそこの相談もして欲しい。じゃあ案内するね」
俺は会議室の席から立ち上がり、ファビアン様とマティアスと共に部屋を出た。代表者の皆は、俺達の後ろをコレットさん達に促されながら付いてきてくれる。
「おおっ、見たこともない作物ばかりだ!」
畑に到着した代表者の皆は、瞳を輝かせてトマやムギを凝視している。やっぱり農業に従事する者にとっては、この光景が一番興奮するらしい。
「近づいて見て良いよ。それがトマ、そっちがラディとトウモ、向こうがムギだよ」
「トマはこんなに背が高くなるのか。この木の枝を組んだやつはなんだ?」
「それはトマがよく育つようにって作った支柱なんだ。それがあった方がたくさん実を付けるし、美味しくもなるんだよ」
俺のその説明を聞いて、皆は支柱の作りを観察したり、葉や茎を触って固さを確かめたりしている。その瞳は真剣だ。
「確かに支柱がなきゃ育たなそうな作物だな。支柱が森の中での木の代わりってことか」
「本当だな。こんな育て方もあるのか……面白い」
「俺はトマを育ててみたいな」
「その気持ち分かるぜ。支柱もどの形が良いのか色々試してみたいよな」
そうしてトマをじっくりと観察してもらった後は、他の作物も全てを見て回った。途中で庭師の皆も何人か合流してくれたので、後半はより活発な議論がされていたように思う。
そして最後にニワールの紹介だ。畑を回ってる時から、たまに鳴き声が聞こえていた囲いの中を覗いてみると……元気なニワール達が走り回っていた。
「これが噂のニワールか。随分と元気だな」
「さっきからたまに聞こえてた鳴き声はこいつのだろ? 住宅に遠い畑を持ってるやつに飼育を任せた方が良いよな」
確かに騒音の問題があったか、その辺は全然考えてなかった。王宮はいくらでも建物から離れた広い土地があるけど、平民街は空いてる土地なんてないんだよな。
いくつもの畑が並んでるところの、真ん中の畑をニワールの飼育場にしてもらうのが一番かな……
「あそこにいる小さいのは子供か?」
「うん、ひよこって言うんだ。数ヶ月でニワールとほとんど同じ見た目になるよ」
「この可愛いのがなぁ」
やっぱりひよこは誰でも可愛いと思うみたいだ。まだこの頃は角もほとんどなくて、ふわふわの毛に覆われているから触り心地も良い。
「こいつは卵から孵化するんだよな?」
「そうだよ。だからニワールを飼育する時は卵を全て食用に回さないで、一定程度は孵化させて数を増やして欲しいんだ。雌のニワールも数年で卵を産まなくなるからね」
「餌は何をやるんだ?」
「トウモとムギが良いんだけど、野菜の捨てる部分とか虫とか雑草とか、比較的何でも食べるからそんなに心配はいらないと思う」
俺がそう説明したところで、コレットさんが最近あげている餌を一掴み持ってきてくれた。
「こちらが現在の餌です。野菜を細かくして嵩増しで雑草を加えています。さらにトウモとムギがある時はそれも足しています。虫も喜びますので、捕まえることができた時には与えています。土の中にいる虫などは特に好んで食べるようです」
「へぇ~、これならそこまで大変じゃないな。ムギとトウモを育てる隣にニワールの飼育場所を作るべきか……。これもらっても良いか?」
「もちろんです」
一人の男性がニワールの餌をコレットさんから受け取り、それを囲いの中にばら撒いた。するとニワール達は我先にとエサに飛びついている。
「うおっ、すげぇな」
「これは囲いの中に入ってあげるのは危ないな」
「子供や老人も危険だろ」
「若くて体力あるやつに任せた方が良いかもしれないな」
このがっつき方だと餌が足りないのかもしれないな……やっぱり餌代は嵩みそうだ。そうなると卵はそこそこの値段になってしまう。まあそこは仕方がないか……
それからもニワールの生態を皆で見学し、今日の会議は終了となった。これで農業が一気に発展するだろう。これからが楽しみだな。
ハインツの時はトウモが大好きだったんだよな……トウモに醤油や砂糖から作ったタレを付けて、よく焼いてもらっていた。遠征の時にも危険地帯じゃないところでは仲間と一緒に焼いて食べていた。
この国にはまだ醤油も砂糖もないから味付けはなしだけど、それでもトウモが持つ本来の甘さで美味しい一品だ。
「なんか……見た目は微妙だな」
「つぶつぶしてるけど、本当に食べられるのか?」
パンやトマソースよりも拒否感が強いみたいだ。確かにこの見た目は改めて考えると微妙なのかもしれない。俺には美味しそうなトウモだな、としか思えないけど。
「ニルス、これはかぶりついて食べるのが美味しいから、できれば輪切りにして欲しいんだけどできる?」
「やってみます」
ニルスが包丁に力を入れると、何とか刃が入っていくみたいだ。固いけどよく研がれた包丁なら切れそうだな。
俺は輪切りにしてもらった焼きトウモを一つ受け取り、まずは手本として一口食べてみた。するとジュワッと口の中にトウモの仄かな甘さが広がって、とても美味しい。
「美味しいよ。皆も食べてみて」
最初は躊躇っていた皆も、俺が食べたことで口にするハードルが下がったようで、恐る恐るトウモを手にして匂いを嗅ぎ、意を決した様子で口に運んだ。
「おおっ、美味いな」
「……驚いた」
「さっきまでのやつより食べやすいな」
「食べ慣れた美味さだよな」
トウモは素材そのままだから食べ慣れた美味しさになるのか……この国で料理を広める時は、まずは素材の味を活かす味付けからが良いのかもしれない。
それからトウモはすぐに食べ終え、最後に卵も食べてもらって試食は終わりとなった。代表者の皆は最初にこの会議室へ集まってきた時よりも、何倍も新たな作物の栽培に意欲を見せている。やっぱり実際に食べてもらうのは良い方法だったみたいだ。
「試食はここで終わりね。新しく育ててもらう作物について少しは分かったかな」
「ああ、とにかく美味いから必死に作るべきだってことは分かったな」
「ははっ、間違いねぇ」
それが伝わったのなら良かった……のか? 俺は苦笑しつつやる気に満ちた表情を浮かべる皆を見回した。
「じゃあ次は実際に畑を見てもらおうと思う。それから卵を産むニワールの飼育状況も見てほしい。実はニワールの飼育も皆のうちの数人に任せたいと思ってるんだ。できれば離れた地区で全体で四、五人に飼育してほしいと思ってるから、皆にはそこの相談もして欲しい。じゃあ案内するね」
俺は会議室の席から立ち上がり、ファビアン様とマティアスと共に部屋を出た。代表者の皆は、俺達の後ろをコレットさん達に促されながら付いてきてくれる。
「おおっ、見たこともない作物ばかりだ!」
畑に到着した代表者の皆は、瞳を輝かせてトマやムギを凝視している。やっぱり農業に従事する者にとっては、この光景が一番興奮するらしい。
「近づいて見て良いよ。それがトマ、そっちがラディとトウモ、向こうがムギだよ」
「トマはこんなに背が高くなるのか。この木の枝を組んだやつはなんだ?」
「それはトマがよく育つようにって作った支柱なんだ。それがあった方がたくさん実を付けるし、美味しくもなるんだよ」
俺のその説明を聞いて、皆は支柱の作りを観察したり、葉や茎を触って固さを確かめたりしている。その瞳は真剣だ。
「確かに支柱がなきゃ育たなそうな作物だな。支柱が森の中での木の代わりってことか」
「本当だな。こんな育て方もあるのか……面白い」
「俺はトマを育ててみたいな」
「その気持ち分かるぜ。支柱もどの形が良いのか色々試してみたいよな」
そうしてトマをじっくりと観察してもらった後は、他の作物も全てを見て回った。途中で庭師の皆も何人か合流してくれたので、後半はより活発な議論がされていたように思う。
そして最後にニワールの紹介だ。畑を回ってる時から、たまに鳴き声が聞こえていた囲いの中を覗いてみると……元気なニワール達が走り回っていた。
「これが噂のニワールか。随分と元気だな」
「さっきからたまに聞こえてた鳴き声はこいつのだろ? 住宅に遠い畑を持ってるやつに飼育を任せた方が良いよな」
確かに騒音の問題があったか、その辺は全然考えてなかった。王宮はいくらでも建物から離れた広い土地があるけど、平民街は空いてる土地なんてないんだよな。
いくつもの畑が並んでるところの、真ん中の畑をニワールの飼育場にしてもらうのが一番かな……
「あそこにいる小さいのは子供か?」
「うん、ひよこって言うんだ。数ヶ月でニワールとほとんど同じ見た目になるよ」
「この可愛いのがなぁ」
やっぱりひよこは誰でも可愛いと思うみたいだ。まだこの頃は角もほとんどなくて、ふわふわの毛に覆われているから触り心地も良い。
「こいつは卵から孵化するんだよな?」
「そうだよ。だからニワールを飼育する時は卵を全て食用に回さないで、一定程度は孵化させて数を増やして欲しいんだ。雌のニワールも数年で卵を産まなくなるからね」
「餌は何をやるんだ?」
「トウモとムギが良いんだけど、野菜の捨てる部分とか虫とか雑草とか、比較的何でも食べるからそんなに心配はいらないと思う」
俺がそう説明したところで、コレットさんが最近あげている餌を一掴み持ってきてくれた。
「こちらが現在の餌です。野菜を細かくして嵩増しで雑草を加えています。さらにトウモとムギがある時はそれも足しています。虫も喜びますので、捕まえることができた時には与えています。土の中にいる虫などは特に好んで食べるようです」
「へぇ~、これならそこまで大変じゃないな。ムギとトウモを育てる隣にニワールの飼育場所を作るべきか……。これもらっても良いか?」
「もちろんです」
一人の男性がニワールの餌をコレットさんから受け取り、それを囲いの中にばら撒いた。するとニワール達は我先にとエサに飛びついている。
「うおっ、すげぇな」
「これは囲いの中に入ってあげるのは危ないな」
「子供や老人も危険だろ」
「若くて体力あるやつに任せた方が良いかもしれないな」
このがっつき方だと餌が足りないのかもしれないな……やっぱり餌代は嵩みそうだ。そうなると卵はそこそこの値段になってしまう。まあそこは仕方がないか……
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