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第三章 農地改革編
92、討伐成功
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魔力も体力も限界にきていて、もはや気力だけでジャイアントディアを街から引き離すために走り続けている状況だ。このままだと近いうちに犠牲者が出てしまう。どうすれば……残り少ない魔力でどうにか倒せないか。
ただもう走り続けるのも限界だ。騎士達はまだ体力が残っているかもしれないけど、俺はもうそろそろ倒れる。子供の体って、無理が効かないんだ。
「フィリップ、様、街から引き離すのは、騎士達に任せて、一度フィリップ様は、離脱すべきです」
俺の隣を必死に走ってついて来てくれているニルスがそう忠告をしてくれた。確かにここで倒れたら迷惑になるだけか……でもこういう時って、リーダーがいなくなると一気に崩れるものなんだ。
「誰か、残ってる人を、まとめられる人、いるかな」
「騎士の、部隊長がいます。彼に任せて、みては?」
ニルスにそう言われて部隊長を見てみると、まだ余裕がありそうな様子で周りに気遣いまで見せていた。部隊長は魔法陣魔法の才能もかなりのもので、だからこそこの部隊の隊長になったのだったはず。
「確かに、彼なら大丈夫かも。――部隊長! 俺は一旦離脱するから、後を頼んでも良い!?」
最後の力を振り絞ってそう叫ぶと、部隊長は手を挙げて了承の意を示してくれた。本当にありがたい、もう本当に限界だ。
「私が牽制程度の攻撃をするので、それで魔物の意識が逸れてる間に離脱してください!」
「ありがとう! 絶対助けに、戻るから!」
「待っています!」
そうしてやり取りをした数秒後に、部隊長は水魔法をジャイアントディアの瞳に目掛けて放った。そしてジャイアントディアが視界を遮られて少し速度を落とし首を振ったその瞬間、俺はニルスと共に横に駆けてジャイアントディアの進行方向から逸れた。
「ゲホッゴホッ、はぁ、はぁ、はぁ……」
やばい、子供の体で無理をしすぎた。これは後で寝込みそうだ。体中が痛いし怠い。
「フィリップ様、大丈夫ですか?」
「うん、なんとか。それよりも、ジャイアントディアを倒す方法を考えないと。助けはまだ来ないのかな」
ジャイアントディアが騎士達を追いかけて去っていくのを確認して、俺とニルスは街の方に視線を向けた。するとまだ遠いけれど……こちらに向かって駆けて来ている人影が見える。
「あれって、騎士かな」
「あっ、本当ですね。騎乗の騎士達です!」
馬で来てくれたのか……良かった、それならジャイアントディアに簡単に追いつける。
「フィリップ様、助けを待つ間に水分補給をしておきましょう」
「そうだね。ニルスも飲んで」
「ありがとうございます」
水分補給をして息を整えている間に、遠くに見えていた騎士達はかなり近づいて来ていた。そして数分後には先頭を駆けて来ていた騎士が、俺達のところにやってくる。
「フィリップ様、状況はどうなっているのでしょうか!」
「数人の騎士達がジャイアントディアを引き付けてくれてるんだ。でももう魔力もないし、体力的にも厳しくなってると思う。援護には何人ぐらい来てくれた?」
「魔法陣魔法が使える者はほぼ全員です。馬に乗れない者も、騎士と同乗で連れて来ています!」
それは本当にありがたい。それだけの人数がいれば確実に倒せるはず。馬でなら背後から追いつくことも容易いし、後ろから一斉攻撃してもらおうかな。
「馬でジャイアントディアに追いつき、まずは後ろから一斉攻撃を仕掛けてほしい。属性は火、土、氷がよく効いてるみたいだから、そのどれかで。ツノを振り回して全方位に攻撃してくるから、絶対に近づかないように。攻撃を受けたら一撃で助からない可能性が高いから」
俺のその言葉に、皆の表情が一段と引き締まった。集まった馬の上にいる人達を見回すと、シリルや魔道具工房の皆も来てくれている。
「かしこまりました。では行って参ります!」
そう言ってジャイアントディアに向かって駆けていく皆を、俺は少しの安心感と共に見送った。あの顔ぶれなら心配はいらないだろう。誰もが魔法陣魔法の実力がある人達だ。
「フィリップ様、お怪我はありませんか!」
一頭だけ残った馬から降りて来たのは、護衛のフレディだ。俺はフレディの顔を見てまた一段と力が抜ける。
「フレディ、応援を呼んできてくれて本当にありがとう。おかげでなんとかなりそうだよ」
「いえ、時間がかかってしまい申し訳ございません。それよりもフィリップ様、大丈夫ですか? お体が辛そうですが」
「……ちょっとね、無理しすぎたみたいなんだ。でもこのぐらいなら大丈夫だよ。多分もう俺が出る幕はないだろうし、このあとゆっくりするから」
ジャイアントディアの方に視線を向けると、騎乗の皆が追いついて後ろから一斉攻撃を仕掛けているところだった。そしてそれに伴って、ずっとジャイアントディアを引き付けてくれていた皆が離脱する。
そしてそれから数分後、人数と全方位からの魔法による攻撃を受け、ジャイアントディアはドシンッと地響きを起こしながら地に臥した。ついに倒せたみたいだ。
「本当に良かった……」
「あの魔物が街に来ていたらと思うと、ゾッとします」
「怖いよね。これからは街周辺の見回りを強化するべきかな。陛下に提言しないと」
「フィリップ様、まずは無事のご報告をなさってください。皆様がかなり心配しておられました。王太子殿下自らが援護に向かうと仰られて、止めるのに苦労しました」
フレディが苦笑しつつそう言った。そんなに心配してくれてたのか……申し訳ない気持ちもあるけど、それよりも嬉しい気持ちが大きい。
「ちゃんと報告するよ。とりあえずジャイアントディアをどうにか解体して、街に持ち帰りたいな」
ジャイアントディアの情報はあまりなかったけど、毒があるといった報告はなかったはずだ。フォレストディアの肉は美味しく食べられることだし、ジャイアントディアも美味しいかもしれない。
それに毛皮は燃やしちゃって使えないけど、皮は使えるだろうし、あの立派なツノもどうにか加工できれば強力な武器になると思う。
解体すれば俺の空間石に……多分入り切る。入り切らなかったとしても、部隊長と冒険者のリーダーも空間石を持ってるから、三つの空間石に入り切らないってことはないはずだ。
他の魔物が寄ってくる前に早く解体してしまおう。あ、でも製氷器が一つ欲しいな。俺が自分で作るにしても今の状態では魔力が足りない。それに肉を包む葉と氷を包む布、さらに肉と氷を入れる木箱も欲しい。解体道具も必要だ。
これは誰かに取りに行ってもらったほうが早いかな。
「ニルス、誰かの馬に乗せてもらってお使いを頼んでも良い?」
「そうですね……フレディも戻って来たことですし、問題ありません」
ニルスが了承してくれて、ちょうど近くにいたフレディをここまで乗せてくれた騎士も頷いてくれたので、俺は二人に解体に必要なものを取りに行ってもらうように頼んだ。そしてその間にジャイアントディアの元に歩いて向かった。
ただもう走り続けるのも限界だ。騎士達はまだ体力が残っているかもしれないけど、俺はもうそろそろ倒れる。子供の体って、無理が効かないんだ。
「フィリップ、様、街から引き離すのは、騎士達に任せて、一度フィリップ様は、離脱すべきです」
俺の隣を必死に走ってついて来てくれているニルスがそう忠告をしてくれた。確かにここで倒れたら迷惑になるだけか……でもこういう時って、リーダーがいなくなると一気に崩れるものなんだ。
「誰か、残ってる人を、まとめられる人、いるかな」
「騎士の、部隊長がいます。彼に任せて、みては?」
ニルスにそう言われて部隊長を見てみると、まだ余裕がありそうな様子で周りに気遣いまで見せていた。部隊長は魔法陣魔法の才能もかなりのもので、だからこそこの部隊の隊長になったのだったはず。
「確かに、彼なら大丈夫かも。――部隊長! 俺は一旦離脱するから、後を頼んでも良い!?」
最後の力を振り絞ってそう叫ぶと、部隊長は手を挙げて了承の意を示してくれた。本当にありがたい、もう本当に限界だ。
「私が牽制程度の攻撃をするので、それで魔物の意識が逸れてる間に離脱してください!」
「ありがとう! 絶対助けに、戻るから!」
「待っています!」
そうしてやり取りをした数秒後に、部隊長は水魔法をジャイアントディアの瞳に目掛けて放った。そしてジャイアントディアが視界を遮られて少し速度を落とし首を振ったその瞬間、俺はニルスと共に横に駆けてジャイアントディアの進行方向から逸れた。
「ゲホッゴホッ、はぁ、はぁ、はぁ……」
やばい、子供の体で無理をしすぎた。これは後で寝込みそうだ。体中が痛いし怠い。
「フィリップ様、大丈夫ですか?」
「うん、なんとか。それよりも、ジャイアントディアを倒す方法を考えないと。助けはまだ来ないのかな」
ジャイアントディアが騎士達を追いかけて去っていくのを確認して、俺とニルスは街の方に視線を向けた。するとまだ遠いけれど……こちらに向かって駆けて来ている人影が見える。
「あれって、騎士かな」
「あっ、本当ですね。騎乗の騎士達です!」
馬で来てくれたのか……良かった、それならジャイアントディアに簡単に追いつける。
「フィリップ様、助けを待つ間に水分補給をしておきましょう」
「そうだね。ニルスも飲んで」
「ありがとうございます」
水分補給をして息を整えている間に、遠くに見えていた騎士達はかなり近づいて来ていた。そして数分後には先頭を駆けて来ていた騎士が、俺達のところにやってくる。
「フィリップ様、状況はどうなっているのでしょうか!」
「数人の騎士達がジャイアントディアを引き付けてくれてるんだ。でももう魔力もないし、体力的にも厳しくなってると思う。援護には何人ぐらい来てくれた?」
「魔法陣魔法が使える者はほぼ全員です。馬に乗れない者も、騎士と同乗で連れて来ています!」
それは本当にありがたい。それだけの人数がいれば確実に倒せるはず。馬でなら背後から追いつくことも容易いし、後ろから一斉攻撃してもらおうかな。
「馬でジャイアントディアに追いつき、まずは後ろから一斉攻撃を仕掛けてほしい。属性は火、土、氷がよく効いてるみたいだから、そのどれかで。ツノを振り回して全方位に攻撃してくるから、絶対に近づかないように。攻撃を受けたら一撃で助からない可能性が高いから」
俺のその言葉に、皆の表情が一段と引き締まった。集まった馬の上にいる人達を見回すと、シリルや魔道具工房の皆も来てくれている。
「かしこまりました。では行って参ります!」
そう言ってジャイアントディアに向かって駆けていく皆を、俺は少しの安心感と共に見送った。あの顔ぶれなら心配はいらないだろう。誰もが魔法陣魔法の実力がある人達だ。
「フィリップ様、お怪我はありませんか!」
一頭だけ残った馬から降りて来たのは、護衛のフレディだ。俺はフレディの顔を見てまた一段と力が抜ける。
「フレディ、応援を呼んできてくれて本当にありがとう。おかげでなんとかなりそうだよ」
「いえ、時間がかかってしまい申し訳ございません。それよりもフィリップ様、大丈夫ですか? お体が辛そうですが」
「……ちょっとね、無理しすぎたみたいなんだ。でもこのぐらいなら大丈夫だよ。多分もう俺が出る幕はないだろうし、このあとゆっくりするから」
ジャイアントディアの方に視線を向けると、騎乗の皆が追いついて後ろから一斉攻撃を仕掛けているところだった。そしてそれに伴って、ずっとジャイアントディアを引き付けてくれていた皆が離脱する。
そしてそれから数分後、人数と全方位からの魔法による攻撃を受け、ジャイアントディアはドシンッと地響きを起こしながら地に臥した。ついに倒せたみたいだ。
「本当に良かった……」
「あの魔物が街に来ていたらと思うと、ゾッとします」
「怖いよね。これからは街周辺の見回りを強化するべきかな。陛下に提言しないと」
「フィリップ様、まずは無事のご報告をなさってください。皆様がかなり心配しておられました。王太子殿下自らが援護に向かうと仰られて、止めるのに苦労しました」
フレディが苦笑しつつそう言った。そんなに心配してくれてたのか……申し訳ない気持ちもあるけど、それよりも嬉しい気持ちが大きい。
「ちゃんと報告するよ。とりあえずジャイアントディアをどうにか解体して、街に持ち帰りたいな」
ジャイアントディアの情報はあまりなかったけど、毒があるといった報告はなかったはずだ。フォレストディアの肉は美味しく食べられることだし、ジャイアントディアも美味しいかもしれない。
それに毛皮は燃やしちゃって使えないけど、皮は使えるだろうし、あの立派なツノもどうにか加工できれば強力な武器になると思う。
解体すれば俺の空間石に……多分入り切る。入り切らなかったとしても、部隊長と冒険者のリーダーも空間石を持ってるから、三つの空間石に入り切らないってことはないはずだ。
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これは誰かに取りに行ってもらったほうが早いかな。
「ニルス、誰かの馬に乗せてもらってお使いを頼んでも良い?」
「そうですね……フレディも戻って来たことですし、問題ありません」
ニルスが了承してくれて、ちょうど近くにいたフレディをここまで乗せてくれた騎士も頷いてくれたので、俺は二人に解体に必要なものを取りに行ってもらうように頼んだ。そしてその間にジャイアントディアの元に歩いて向かった。
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