41 / 173
第二章 王都改革編
41、肉料理
しおりを挟む
清掃の手伝いを終えて王宮に戻り、いつもより早い時間だったけれど体力的に疲れたということで、屋敷に戻ってきた。
「あっ、あにうえ!」
「お兄様、今日は早いのですね!」
屋敷の敷地内に入り馬車が止まると、遠くで体力作りをしていたローベルトとマルガレーテが嬉しそうに駆けてきてくれた。そして馬と馬車をキラキラした瞳で見つめている。
実はこの馬車、元々ライストナー公爵家にあった大きな二頭立ての馬車ではなく、一頭立ての小型馬車なのだ。公爵家の馬車は父上も仕事で使うことがあるからと、俺のために陛下が馬と馬車を贈ってくれた。
馬は魔物の中でも一際大人しく人間に懐く種類だけど、その数はかなり少ない。というよりも、人間が入っていかないような森の奥や渓谷などが主な生息地なので、捕まえる難易度が高いというのが正しいかもしれない。
そんな数が限られている馬を俺のために一頭くれるということは、それだけ期待されているし信頼してくれているということだと思う。信頼を裏切らないように、期待に応えられるように頑張らないとだよね。
「マルガレーテ、ローベルト、ただいま」
「おかえり!」
「おかえりなさい」
御者も入れて三人乗りの馬車なので、護衛のフレディが御者席から降りて外から扉を開けてくれる。そしてまずはドア側に座っているニルスが降りて、最後に俺だ。
馬車から降りると可愛い弟妹達が近づいてきて、満面の笑みを見せてくれた。この瞬間に全ての疲れが吹き飛ぶ気がするよ……
「二人は何をやってたの?」
「ぼくは、ジャンプ!」
「私は走っていました」
「そっか、二人ともお疲れ様。今日はもう終わりで良いのかな」
俺のその問いかけに、二人は後ろに控えていたメイドや従者の方を振り向く。
「もうおわりでもいい?」
「今日はお兄様が早く帰ってきたから……」
二人のそんな言葉にメイドや従者達は相好を崩し、大きく頷き了承の意を示した。もちろん俺の顔も皆に負けないほど緩んでいる。
「じゃあ一緒に屋敷に戻ろうか」
「うん! あのね、あにうえ」
「どうしたの?」
「きょうはおにくがたくさんなんだって。さっき聞いたよ!」
そういえばワイルドボアの肉が多いから、二頭分は売って市場に流すって言ってた気がする。もうそれがうちまで届いてるのか。
生肉は速さが大事ってことは分かってるけど、予想以上にその辺のシステムは確立されてるんだな。
「お肉がたくさんなのは嬉しいね」
「うん!」
「お兄様、ついさっき料理長が張り切って焼くって言ってました」
この国だと塊の肉があったとしても、精々ステーキにするぐらいだよね。でもワイルドボアの肉って結構硬いし癖もあるし、できればもっと違う料理が良いな……
もちろんステーキでも相当な贅沢ってことは分かってるけど、どうせならもっと美味しく食べたい。
「二人とも、俺はちょっと厨房に行ってくるよ。二人はちゃんと汗を拭いて服を着替えて、風邪を引かないようにするんだよ」
「あにうえ行っちゃうの……?」
「お肉をもっと美味しくできる方法を知ってるから、それを料理長に伝えに行くんだ。ローベルトは夜ご飯を楽しみにしてて」
俺と離れるのが寂しそうなローベルトにそう言って聞かせると、途端にぱあっと晴れやかな表情に変わる。
「もっとおいしくなるの、すごいね!」
「お兄様、それもティータビア様からの知識ですか?」
「そうだよ。だから期待してて」
マルガレーテも興奮を隠しきれないのか、頬が紅潮していく。やっぱり美味しいご飯の威力は凄い。
それから二人と別れて、俺はニルスとフレディを連れて早速厨房に向かった。するとそこにはワイルドボアの肉と対峙している料理長クロードの姿があった。
「クロード、入っても良いかな」
その言葉にクロードはワイルドボアから目を逸らしてこちらを向くと、ニカっと笑顔を浮かべて俺を招き入れてくれた。クロードは三十代後半ぐらいの男性で、爽やかで好感の持てる人だ。
「フィリップ様、どうされたのですか?」
「実はワイルドボアの調理法で得た知識があって、それを作ってもらえないかなと思って来たんだ」
「……それは本当ですか! まさか知識の中には調理法もあるのですか!?」
クロードは俺の言葉を聞いて、鬼気迫る勢いで距離を縮めて来た。そして顔をずいっと覗き込まれる。
「ちょ、ちょっと、近いって」
「あ……すみません。あまりの事態に興奮してしまって。それで調理法もあるのですか?」
「うん、結構たくさんあるんだ。でも手に入らない食材を使うものも多くあって今までは話してこなかったんだけど、食生活向上のために少しずつ広めようと思って。そのためにはうちの厨房が試すのに最適かなと……」
本当は王宮で食材を集めて色々と試してみるのが良いんだけど、他に手をつけるべきところが多すぎて、美味しいものを作ろうって段階に到達するのはまだ先なのだ。
でも俺はそんなに待ってられないから……もういつも同じメニューの食事には飽きてるどころの話じゃない。
「是非俺に手伝わせてくださいっ!」
「うん、ありがとう。じゃあ早速だけど、今日のワイルドボアの調理法は俺が決めて良い?」
「もちろんです!」
クロードが予想以上に乗り気だし、これからは休みの日を使って食生活の改善も頑張ろうかな。マルガレーテとローベルトには美味しいものを食べて育ってもらいたいし。
もちろん父上と母上にも、ご飯の美味しさを実感してほしい。
「まずは何をすれば良いのでしょうか?」
「そうだね……」
この国、特に今この厨房にあるもので作る必要がある。お肉といくつかの野菜、それからジャモ。あとは少しの油と塩だ。
これらを使って作れるものといったら……コロッケ、かな。コロッケを作るにはニワールの卵もギム粉もパン粉も必要だけど、いくつかのレシピ本にそれらを代用する方法や使わない方法が書いてあったはずだ。上手くいくか分からないけど、挑戦してみる価値はあるだろう。
ハインツが読書好きで、さらに王宮魔術師だったことで王宮の図書館に出入り自由だったのって本当に幸運だったよね。しかも俺って記憶力は良い方なんだ。
……だからこそ、ティータビア様がお選びくださったのかもしれないけど。
「まず準備するのはジャモかな。ジャモをいつものように茹でてくれる?」
「かしこまりました」
「そしてジャモを茹でてる間に、まずはこの塊肉を細かくしてほしい。そうだね……結構大きいから半分ぐらいで良いかな。あとは普通に焼こうか」
俺のその言葉にクロードは微妙な表情を浮かべた。調理法に納得がいっていないようだ。
「そのようなことをしてしまったら……せっかくの塊肉が台無しではないですか? 屑肉のようになってしまいます」
「そうなんだけど、ここは細かくしないといけないんだ。それに例え細かくしたとしても、部位が良いところなんだから屑肉とは違うよ」
この国では屑肉って本当に筋の部分とか、硬くて一般的には食べられない部位のことだ。
「……確かにそれもそうですね。では細かくします」
「よろしくね」
それからもう一人いた料理人にオニンやレタなどいくつかあった野菜をみじん切りにしてもらい、クロードが作ったミンチのお肉と一緒に炒めてもらった。
「火が通ったら一旦火から下ろしてね」
「かしこまりました」
「ジャモはどうかな?」
「そうですね……そろそろ頃合いかと」
「じゃあ茹でたジャモを取り出したら、皮を剥いて全て潰してくれる?」
俺が知ってるレシピでは皮を剥いてからジャモを茹でていたけれど、クロードのこだわりで皮付きのまま茹でたのでそう指示をした。その方が味が濃くて美味しくなるらしい。
「潰してしまうのですか?」
「そう、しっかりと潰してね。フォークでやったらやりやすいかも」
ジャモを潰すのが一番大変かなと予想していたけれど、予想に反してクロードはどんどんとこなしていく。そうして大量の潰されたジャモが出来上がった。
「次は潰したジャモに、さっき炒めた肉と野菜を混ぜて欲しい。偏らないよう均等にね」
「……こんな感じでしょうか?」
「そう、それで味付けは塩でお願い」
そうして予想以上に早く、コロッケのタネが完成する。ここでニワールの卵とギム粉、パン粉があれば楽なんだけど、どれもないのであるもので頑張るしかない。
パン粉はジャモの薄切り揚げを砕いて代用できるはずなんだ。卵とギム粉は……とりあえず使わないでやってみれば良いかな。それがないと衣が上手く付かないかもしれないけど、そうなっても不味くなることはないだろう。
本当ならジャモからジャモ粉を作ればギム粉の代用になるんだよね。今回は急にお肉が手に入ってコロッケを思いついたから用意できないけど、今度時間がある時に試してもらおう。ジャモ粉があれば料理の幅も広がるんじゃないかな。
「あっ、あにうえ!」
「お兄様、今日は早いのですね!」
屋敷の敷地内に入り馬車が止まると、遠くで体力作りをしていたローベルトとマルガレーテが嬉しそうに駆けてきてくれた。そして馬と馬車をキラキラした瞳で見つめている。
実はこの馬車、元々ライストナー公爵家にあった大きな二頭立ての馬車ではなく、一頭立ての小型馬車なのだ。公爵家の馬車は父上も仕事で使うことがあるからと、俺のために陛下が馬と馬車を贈ってくれた。
馬は魔物の中でも一際大人しく人間に懐く種類だけど、その数はかなり少ない。というよりも、人間が入っていかないような森の奥や渓谷などが主な生息地なので、捕まえる難易度が高いというのが正しいかもしれない。
そんな数が限られている馬を俺のために一頭くれるということは、それだけ期待されているし信頼してくれているということだと思う。信頼を裏切らないように、期待に応えられるように頑張らないとだよね。
「マルガレーテ、ローベルト、ただいま」
「おかえり!」
「おかえりなさい」
御者も入れて三人乗りの馬車なので、護衛のフレディが御者席から降りて外から扉を開けてくれる。そしてまずはドア側に座っているニルスが降りて、最後に俺だ。
馬車から降りると可愛い弟妹達が近づいてきて、満面の笑みを見せてくれた。この瞬間に全ての疲れが吹き飛ぶ気がするよ……
「二人は何をやってたの?」
「ぼくは、ジャンプ!」
「私は走っていました」
「そっか、二人ともお疲れ様。今日はもう終わりで良いのかな」
俺のその問いかけに、二人は後ろに控えていたメイドや従者の方を振り向く。
「もうおわりでもいい?」
「今日はお兄様が早く帰ってきたから……」
二人のそんな言葉にメイドや従者達は相好を崩し、大きく頷き了承の意を示した。もちろん俺の顔も皆に負けないほど緩んでいる。
「じゃあ一緒に屋敷に戻ろうか」
「うん! あのね、あにうえ」
「どうしたの?」
「きょうはおにくがたくさんなんだって。さっき聞いたよ!」
そういえばワイルドボアの肉が多いから、二頭分は売って市場に流すって言ってた気がする。もうそれがうちまで届いてるのか。
生肉は速さが大事ってことは分かってるけど、予想以上にその辺のシステムは確立されてるんだな。
「お肉がたくさんなのは嬉しいね」
「うん!」
「お兄様、ついさっき料理長が張り切って焼くって言ってました」
この国だと塊の肉があったとしても、精々ステーキにするぐらいだよね。でもワイルドボアの肉って結構硬いし癖もあるし、できればもっと違う料理が良いな……
もちろんステーキでも相当な贅沢ってことは分かってるけど、どうせならもっと美味しく食べたい。
「二人とも、俺はちょっと厨房に行ってくるよ。二人はちゃんと汗を拭いて服を着替えて、風邪を引かないようにするんだよ」
「あにうえ行っちゃうの……?」
「お肉をもっと美味しくできる方法を知ってるから、それを料理長に伝えに行くんだ。ローベルトは夜ご飯を楽しみにしてて」
俺と離れるのが寂しそうなローベルトにそう言って聞かせると、途端にぱあっと晴れやかな表情に変わる。
「もっとおいしくなるの、すごいね!」
「お兄様、それもティータビア様からの知識ですか?」
「そうだよ。だから期待してて」
マルガレーテも興奮を隠しきれないのか、頬が紅潮していく。やっぱり美味しいご飯の威力は凄い。
それから二人と別れて、俺はニルスとフレディを連れて早速厨房に向かった。するとそこにはワイルドボアの肉と対峙している料理長クロードの姿があった。
「クロード、入っても良いかな」
その言葉にクロードはワイルドボアから目を逸らしてこちらを向くと、ニカっと笑顔を浮かべて俺を招き入れてくれた。クロードは三十代後半ぐらいの男性で、爽やかで好感の持てる人だ。
「フィリップ様、どうされたのですか?」
「実はワイルドボアの調理法で得た知識があって、それを作ってもらえないかなと思って来たんだ」
「……それは本当ですか! まさか知識の中には調理法もあるのですか!?」
クロードは俺の言葉を聞いて、鬼気迫る勢いで距離を縮めて来た。そして顔をずいっと覗き込まれる。
「ちょ、ちょっと、近いって」
「あ……すみません。あまりの事態に興奮してしまって。それで調理法もあるのですか?」
「うん、結構たくさんあるんだ。でも手に入らない食材を使うものも多くあって今までは話してこなかったんだけど、食生活向上のために少しずつ広めようと思って。そのためにはうちの厨房が試すのに最適かなと……」
本当は王宮で食材を集めて色々と試してみるのが良いんだけど、他に手をつけるべきところが多すぎて、美味しいものを作ろうって段階に到達するのはまだ先なのだ。
でも俺はそんなに待ってられないから……もういつも同じメニューの食事には飽きてるどころの話じゃない。
「是非俺に手伝わせてくださいっ!」
「うん、ありがとう。じゃあ早速だけど、今日のワイルドボアの調理法は俺が決めて良い?」
「もちろんです!」
クロードが予想以上に乗り気だし、これからは休みの日を使って食生活の改善も頑張ろうかな。マルガレーテとローベルトには美味しいものを食べて育ってもらいたいし。
もちろん父上と母上にも、ご飯の美味しさを実感してほしい。
「まずは何をすれば良いのでしょうか?」
「そうだね……」
この国、特に今この厨房にあるもので作る必要がある。お肉といくつかの野菜、それからジャモ。あとは少しの油と塩だ。
これらを使って作れるものといったら……コロッケ、かな。コロッケを作るにはニワールの卵もギム粉もパン粉も必要だけど、いくつかのレシピ本にそれらを代用する方法や使わない方法が書いてあったはずだ。上手くいくか分からないけど、挑戦してみる価値はあるだろう。
ハインツが読書好きで、さらに王宮魔術師だったことで王宮の図書館に出入り自由だったのって本当に幸運だったよね。しかも俺って記憶力は良い方なんだ。
……だからこそ、ティータビア様がお選びくださったのかもしれないけど。
「まず準備するのはジャモかな。ジャモをいつものように茹でてくれる?」
「かしこまりました」
「そしてジャモを茹でてる間に、まずはこの塊肉を細かくしてほしい。そうだね……結構大きいから半分ぐらいで良いかな。あとは普通に焼こうか」
俺のその言葉にクロードは微妙な表情を浮かべた。調理法に納得がいっていないようだ。
「そのようなことをしてしまったら……せっかくの塊肉が台無しではないですか? 屑肉のようになってしまいます」
「そうなんだけど、ここは細かくしないといけないんだ。それに例え細かくしたとしても、部位が良いところなんだから屑肉とは違うよ」
この国では屑肉って本当に筋の部分とか、硬くて一般的には食べられない部位のことだ。
「……確かにそれもそうですね。では細かくします」
「よろしくね」
それからもう一人いた料理人にオニンやレタなどいくつかあった野菜をみじん切りにしてもらい、クロードが作ったミンチのお肉と一緒に炒めてもらった。
「火が通ったら一旦火から下ろしてね」
「かしこまりました」
「ジャモはどうかな?」
「そうですね……そろそろ頃合いかと」
「じゃあ茹でたジャモを取り出したら、皮を剥いて全て潰してくれる?」
俺が知ってるレシピでは皮を剥いてからジャモを茹でていたけれど、クロードのこだわりで皮付きのまま茹でたのでそう指示をした。その方が味が濃くて美味しくなるらしい。
「潰してしまうのですか?」
「そう、しっかりと潰してね。フォークでやったらやりやすいかも」
ジャモを潰すのが一番大変かなと予想していたけれど、予想に反してクロードはどんどんとこなしていく。そうして大量の潰されたジャモが出来上がった。
「次は潰したジャモに、さっき炒めた肉と野菜を混ぜて欲しい。偏らないよう均等にね」
「……こんな感じでしょうか?」
「そう、それで味付けは塩でお願い」
そうして予想以上に早く、コロッケのタネが完成する。ここでニワールの卵とギム粉、パン粉があれば楽なんだけど、どれもないのであるもので頑張るしかない。
パン粉はジャモの薄切り揚げを砕いて代用できるはずなんだ。卵とギム粉は……とりあえず使わないでやってみれば良いかな。それがないと衣が上手く付かないかもしれないけど、そうなっても不味くなることはないだろう。
本当ならジャモからジャモ粉を作ればギム粉の代用になるんだよね。今回は急にお肉が手に入ってコロッケを思いついたから用意できないけど、今度時間がある時に試してもらおう。ジャモ粉があれば料理の幅も広がるんじゃないかな。
2
お気に入りに追加
1,358
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる