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第3章 黒山編
114、最高級宿
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温泉街に戻ると代官が言っていた通り、すぐに街一番の高級宿に案内された。
そこは俺たちが泊まっていた宿より何倍も豪華で、さらにその全てが俺たちのために貸切なのだ。神獣の皆も自由にどこへでも入っていいという高待遇には、俺たちの方が落ち着かなかった。
「こんな宿をすぐ貸切にするなんて、さすが代官だな」
「凄いよね。ただありがたいけど、あまりにも目立ちそうなのは少し心配かも」
楽しそうに宿を散策している神獣の皆に視線を向けたフィーネは眉を落としていて、俺も同じ心配がまた胸に湧き上がってきた。
「あんまり騒がれると、皆はなんの魔物なんだって話にもなりそうだからな……」
「そうなんだよね。王家からのお礼は嬉しいけど、貰ったらすぐに解放されるかな」
「多分大丈夫だと思うけど……」
確定的なことは言えない。やっぱりどの国だって王族は強いのだ。平民の意見なんて無視されることがほとんどだろう。
「もし強制的に皆を調べるとか、そんなことをされそうになったら逃げよう。別の国に行けばまた平和に旅ができるだろうし」
覚悟を決めてそう伝えると、不安そうだったフィーネの表情が僅かに和らいだ。
「……そうだね。エリク、ありがとう」
「ううん、仲間なんだから当たり前だ」
「ふふっ、エリクが仲間で良かった」
可愛いフィーネに笑顔でそんなことを言われると、つい照れてしまう。自分の頬が赤くなっているのを感じて、俺は誤魔化すためにも話を変えた。
「王宮に報告して結果が出るまで早くても数日はかかると思うけど、それまではどうする?」
今俺たちがいるのはデルダード王国で、その首都は少し前まで滞在していた港街だから距離は近いけど、さすがに今日中に行って帰ってくるなんてことはできないはずだ。
「うーん、どうしようか。さすがにずっとこの宿にいるのも飽きるよね」
「ああ、皆も動きたがる気がする」
今は高級宿に興味津々だけど、それも明日の朝には慣れてるはずだ。
「あっ、中断してた純黒玉の採取は? 色々あって黒山は立ち入り禁止になるかもしれないけど、私たちなら入れてもらえるんじゃないのかな」
「確かに代官に頼めばいける気がするな」
またあの山に行くのはリルンが嫌がりそうだし、俺としてもいい思い出は全くないけど、純黒玉は必要だ。
「採取しに行くか」
「皆にも聞いてみよう」
そう言ってフィーネが神獣の皆に声をかけると、予想通りリルンが少し乗り気じゃない以外は、皆が賛成してくれた。
リルンも純黒玉が必要だということは理解してくれているので、最終的には頷いてくれる。
「じゃあ、さっそく明日は黒山に行こうか。早くしないと王宮に行かないといけなくなっちゃうからね」
『はーい! また帰りはビューンって帰ろうね!』
楽しそうに手を挙げてそんなことを言ったラトを、俺は思わず捕まえてしまった。目の前に掲げて、必死に言い聞かせる。
「あれはもうダメだ。危ないからな。もっと別の遊びを編み出そう」
『え~、あれがいい!』
うるうると輝く瞳で見上げられ……頷きそうになる自分を必死に押し留めた。
「やっぱりダメだ。ほら、前に海でやった遊びがあるだろ。せめてあっちにしよう」
デュラ爺の動かす蔦によって振り回されるあの拷問だ。ラトはあれもかなり喜んでいた。
『ああー! あのヒュンってやつ! 僕あれ好き!』
「じゃあ、あっちにしよう。デュラ爺にいつでもやってもらうといい」
あれなら移動手段じゃないし、俺が巻き込まれる可能性は低いはずだ。ラトの意識を逸らせたことに満足していると、リルンが鼻をクンクンと動かし始めた。
『何やらパンを焼き始めた匂いがするぞ!』
パンに関する嗅覚は誰よりも優れているリルンは、ほのかな香りを察知したらしい。
「私たちの食事を厨房で作ってくれてるから、その匂いじゃないかな。パンもこの宿で焼いてくれるんだね」
『焼きたてのパンなど最高ではないか! 早く厨房に行くぞ!』
「いやいや、厨房に行って食べるんじゃないからな。この宿の食事は部屋出しらしいから、部屋で待ってれば運ばれてくる」
『む、そうなのか……? しかしそれでは焼きたてではない。やはり厨房で少し味見を……』
リルンはそんな言葉を呟きながら、パンの匂いに釣られてふらふらと廊下の先に向かってしまう。そんなリルンの後ろ姿を見送り、俺とフィーネは顔を見合わせて、同じタイミングで笑った。
「仕方ないから、ちょっと厨房に顔を出そうか」
「そうだね。今は貸切だから、作ってくれてるのは私たちの料理だけだと思うし」
そう決めて、ふらふらと匂いを辿っているリルンに付いていくと……数分で厨房らしき場所に辿り着いた。リルンの匂いを辿る正確さには、つい笑ってしまう。
『ここだな。入るぞ』
「あっ、待って待って! リルンたちはちょっと待ってて、まずは俺が声をかけるから」
一番にリルンの顔がにゅっと現れたら、俺たちの貸切であることを知ってる料理人でも、さすがに驚くだろう。
『む……早くしてくれ』
少し不満げだがリルンは了承してくれて、俺は皆を代表して厨房に続くだろうドアをノックした。
そこは俺たちが泊まっていた宿より何倍も豪華で、さらにその全てが俺たちのために貸切なのだ。神獣の皆も自由にどこへでも入っていいという高待遇には、俺たちの方が落ち着かなかった。
「こんな宿をすぐ貸切にするなんて、さすが代官だな」
「凄いよね。ただありがたいけど、あまりにも目立ちそうなのは少し心配かも」
楽しそうに宿を散策している神獣の皆に視線を向けたフィーネは眉を落としていて、俺も同じ心配がまた胸に湧き上がってきた。
「あんまり騒がれると、皆はなんの魔物なんだって話にもなりそうだからな……」
「そうなんだよね。王家からのお礼は嬉しいけど、貰ったらすぐに解放されるかな」
「多分大丈夫だと思うけど……」
確定的なことは言えない。やっぱりどの国だって王族は強いのだ。平民の意見なんて無視されることがほとんどだろう。
「もし強制的に皆を調べるとか、そんなことをされそうになったら逃げよう。別の国に行けばまた平和に旅ができるだろうし」
覚悟を決めてそう伝えると、不安そうだったフィーネの表情が僅かに和らいだ。
「……そうだね。エリク、ありがとう」
「ううん、仲間なんだから当たり前だ」
「ふふっ、エリクが仲間で良かった」
可愛いフィーネに笑顔でそんなことを言われると、つい照れてしまう。自分の頬が赤くなっているのを感じて、俺は誤魔化すためにも話を変えた。
「王宮に報告して結果が出るまで早くても数日はかかると思うけど、それまではどうする?」
今俺たちがいるのはデルダード王国で、その首都は少し前まで滞在していた港街だから距離は近いけど、さすがに今日中に行って帰ってくるなんてことはできないはずだ。
「うーん、どうしようか。さすがにずっとこの宿にいるのも飽きるよね」
「ああ、皆も動きたがる気がする」
今は高級宿に興味津々だけど、それも明日の朝には慣れてるはずだ。
「あっ、中断してた純黒玉の採取は? 色々あって黒山は立ち入り禁止になるかもしれないけど、私たちなら入れてもらえるんじゃないのかな」
「確かに代官に頼めばいける気がするな」
またあの山に行くのはリルンが嫌がりそうだし、俺としてもいい思い出は全くないけど、純黒玉は必要だ。
「採取しに行くか」
「皆にも聞いてみよう」
そう言ってフィーネが神獣の皆に声をかけると、予想通りリルンが少し乗り気じゃない以外は、皆が賛成してくれた。
リルンも純黒玉が必要だということは理解してくれているので、最終的には頷いてくれる。
「じゃあ、さっそく明日は黒山に行こうか。早くしないと王宮に行かないといけなくなっちゃうからね」
『はーい! また帰りはビューンって帰ろうね!』
楽しそうに手を挙げてそんなことを言ったラトを、俺は思わず捕まえてしまった。目の前に掲げて、必死に言い聞かせる。
「あれはもうダメだ。危ないからな。もっと別の遊びを編み出そう」
『え~、あれがいい!』
うるうると輝く瞳で見上げられ……頷きそうになる自分を必死に押し留めた。
「やっぱりダメだ。ほら、前に海でやった遊びがあるだろ。せめてあっちにしよう」
デュラ爺の動かす蔦によって振り回されるあの拷問だ。ラトはあれもかなり喜んでいた。
『ああー! あのヒュンってやつ! 僕あれ好き!』
「じゃあ、あっちにしよう。デュラ爺にいつでもやってもらうといい」
あれなら移動手段じゃないし、俺が巻き込まれる可能性は低いはずだ。ラトの意識を逸らせたことに満足していると、リルンが鼻をクンクンと動かし始めた。
『何やらパンを焼き始めた匂いがするぞ!』
パンに関する嗅覚は誰よりも優れているリルンは、ほのかな香りを察知したらしい。
「私たちの食事を厨房で作ってくれてるから、その匂いじゃないかな。パンもこの宿で焼いてくれるんだね」
『焼きたてのパンなど最高ではないか! 早く厨房に行くぞ!』
「いやいや、厨房に行って食べるんじゃないからな。この宿の食事は部屋出しらしいから、部屋で待ってれば運ばれてくる」
『む、そうなのか……? しかしそれでは焼きたてではない。やはり厨房で少し味見を……』
リルンはそんな言葉を呟きながら、パンの匂いに釣られてふらふらと廊下の先に向かってしまう。そんなリルンの後ろ姿を見送り、俺とフィーネは顔を見合わせて、同じタイミングで笑った。
「仕方ないから、ちょっと厨房に顔を出そうか」
「そうだね。今は貸切だから、作ってくれてるのは私たちの料理だけだと思うし」
そう決めて、ふらふらと匂いを辿っているリルンに付いていくと……数分で厨房らしき場所に辿り着いた。リルンの匂いを辿る正確さには、つい笑ってしまう。
『ここだな。入るぞ』
「あっ、待って待って! リルンたちはちょっと待ってて、まずは俺が声をかけるから」
一番にリルンの顔がにゅっと現れたら、俺たちの貸切であることを知ってる料理人でも、さすがに驚くだろう。
『む……早くしてくれ』
少し不満げだがリルンは了承してくれて、俺は皆を代表して厨房に続くだろうドアをノックした。
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