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第3章 黒山編
109、サラマンダーとの戦闘開始
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必死にサラマンダーが暴れる場所に向かって走っている間にも、炎が放たれる音や何かが壊れたり崩れたりするような爆音が聞こえ、地響きなども断続的に感じていた。
空を見上げると怒り狂ったサラマンダーがいて、さっきから同じ場所に向けて攻撃を放っている。
多分あの場所に、黒山を攻撃してたっていう騎士たちがいるんだろう。攻撃が騎士だけに限定されているのなら自業自得だけど、観光客や何の関係もない人たちにまで被害が及んでたら……。
俺は頭の中に浮かんだ嫌な想像を振り払い、必死に足を動かした。
『そろそろ着くぞ』
先頭を走るリルンのそんな声が聞こえた直後。俺たちは森を抜けた。視界が開けて目に入ったのは……火の海と化した草原だ。
黒山の麓に広がる緑豊かな草原は、そこかしこに赤い炎が揺らめき、煙が視界を悪くしていた。
サラマンダーから逃げようとして騎士たちは草原に向かって走ったんだろう。そこかしこに地面に倒れた騎士たちがいて、中には体の一部が欠損している騎士もいた。
全く動かない騎士は……もう命がないのかもしれない。
「酷い、な……」
初めてみた悲惨な光景にショックを受けて、体が固まってしまう。自業自得とはいえ、この光景は辛い。非現実的な光景に飲み込まれそうになっていると……俺の耳に誰かの悲鳴が飛び込んできた。
「きゃあぁぁぁ!」
「お母さんっ、お母さん!」
「早くこっちにきなさい!」
いろんな人の叫び声が入り混じり、俺はハッと我に返る。今はとにかく、巻き込まれた人たちを助けないといけないんだ。
悲鳴の出所に視線を向けると、必死に逃げている母娘三人が目に入った。恐怖のあまり女の子が一人しゃがみ込んでしまい、もう一人の女の子も大混乱。そんな中で必死にお母さんが二人の手を引いていた。
しかしそんな三人のところに、サラマンダーが怒りの咆哮を上げながら突っ込んでいき――。
「リルン!」
フィーネが叫んだ直後、リルンがサラマンダーと三人の間に割って入った。そしてサラマンダーの鋭い爪を自らの爪で弾き返すと、風魔法でサラマンダーを吹き飛ばす。
サラマンダーも抵抗しようと業火を口から吐き出したが、リルンはそれごと吹き飛ばした。
『ふんっ。火の鳥風情が、神獣である我に逆らおうなど千年早いわ!』
なんだかリルンは楽しそうだ。ちょっと芝居がかった決め台詞を吐くと、ふんっと鼻を鳴らしてドヤ顔で決めポーズをしている。
しかしゆらゆらと褒めて欲しそうに揺れている尻尾が可愛くて、決まりきっていない。
「リルン、さすがだね!」
フィーネがそう伝えると、リルンの尻尾は高速で振られた。なんだかその様子を見ていたら、一気に体に入っていた力が抜ける。
「リルン凄いな! このままサラマンダーを倒してくれ」
『分かっている。しかし、そこまで馬鹿ではないようだな……こちらを警戒して下りてこないようだ』
そんなリルンの言葉に上空を見上げると、確かにサラマンダーはリルンに最大限の警戒をしているのか、かなり高い場所で旋回していた。
黒山に帰る様子もなく、それどころかこちらの隙を窺っているようだ。たまに街の方向に視線を向けることから、このままだと街も危ないかもしれない。
今まで問題なく近くで共存してきたのに、それをあの騎士たちが壊したのだとしたら、やっぱり自業自得に思えてくるな……。
『デュラ爺、植物で足場を作ってくれ』
『ふむ、分かった。しかし植物は炎に燃えてしまうぞ』
『問題ない。ラトもバリアを足場として貸すように。スコグカットは我の背に乗って攻撃しろ』
珍しく四人で連携するようだ。ラトはうきうきでリルンの背中に飛び乗ったけど、スーちゃんは不満げに顔を顰めた。
『命令されるのは嫌よ。それに私はスーちゃんなの。そう呼びなさい』
『お前、面倒だな……』
『あら、そんな口を聞いて良いのかしら。私は何度もあなたにパンを分けている……』
『スーちゃん、我の背に乗って共に戦ってくれ!』
凄い、あまりにも素早い手のひら返しだ。さすがパンが絡めば一瞬で素直になる神獣の名は伊達じゃない。
そしてスーちゃんも凄い。スーちゃんがリルンにパンを渡す時は、味が好みじゃなかった時だけなのに。リルンにはその事実をまだ気づかれてないのをいいことに、有効活用している。
『仕方ないわね。私も加勢するわ』
リルンの手のひら返しに満足したのか、スーちゃんが満足げな表情でリルンの背中に飛び乗り、準備完了だ。
「エリク、私たちは巻き込まれた人たちの避難誘導をしようか。皆の戦闘に巻き込まないためにもね」
フィーネからそう伝えられ、俺はすぐに頷く。
「そうだな。皆だけに任せておけない。俺たちも動こう」
「うん。頑張って皆さんを助けようね」
そうして俺たちはそれぞれの役割を果たすため、草原に散らばった。サラマンダーとの本格的な戦闘開始だ。
~あとがき~
いつも読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。
本作の書籍版が、ついに発売となりました!
紙派の方はお近くの本屋や各種ネット販売サイトなどでお手に取っていただけると嬉しいです。また電子派の方も各種電子書籍サービス、またはアルファポリス様の方でもチケットでお読みいただけると思います。
書籍とするにあたってかなり改稿をしていて、web版の時にはなかった展開も追加されておりますので、書籍版もぜひよろしくお願いいたします!
とっても可愛いイラストも必見です!
蒼井美紗
空を見上げると怒り狂ったサラマンダーがいて、さっきから同じ場所に向けて攻撃を放っている。
多分あの場所に、黒山を攻撃してたっていう騎士たちがいるんだろう。攻撃が騎士だけに限定されているのなら自業自得だけど、観光客や何の関係もない人たちにまで被害が及んでたら……。
俺は頭の中に浮かんだ嫌な想像を振り払い、必死に足を動かした。
『そろそろ着くぞ』
先頭を走るリルンのそんな声が聞こえた直後。俺たちは森を抜けた。視界が開けて目に入ったのは……火の海と化した草原だ。
黒山の麓に広がる緑豊かな草原は、そこかしこに赤い炎が揺らめき、煙が視界を悪くしていた。
サラマンダーから逃げようとして騎士たちは草原に向かって走ったんだろう。そこかしこに地面に倒れた騎士たちがいて、中には体の一部が欠損している騎士もいた。
全く動かない騎士は……もう命がないのかもしれない。
「酷い、な……」
初めてみた悲惨な光景にショックを受けて、体が固まってしまう。自業自得とはいえ、この光景は辛い。非現実的な光景に飲み込まれそうになっていると……俺の耳に誰かの悲鳴が飛び込んできた。
「きゃあぁぁぁ!」
「お母さんっ、お母さん!」
「早くこっちにきなさい!」
いろんな人の叫び声が入り混じり、俺はハッと我に返る。今はとにかく、巻き込まれた人たちを助けないといけないんだ。
悲鳴の出所に視線を向けると、必死に逃げている母娘三人が目に入った。恐怖のあまり女の子が一人しゃがみ込んでしまい、もう一人の女の子も大混乱。そんな中で必死にお母さんが二人の手を引いていた。
しかしそんな三人のところに、サラマンダーが怒りの咆哮を上げながら突っ込んでいき――。
「リルン!」
フィーネが叫んだ直後、リルンがサラマンダーと三人の間に割って入った。そしてサラマンダーの鋭い爪を自らの爪で弾き返すと、風魔法でサラマンダーを吹き飛ばす。
サラマンダーも抵抗しようと業火を口から吐き出したが、リルンはそれごと吹き飛ばした。
『ふんっ。火の鳥風情が、神獣である我に逆らおうなど千年早いわ!』
なんだかリルンは楽しそうだ。ちょっと芝居がかった決め台詞を吐くと、ふんっと鼻を鳴らしてドヤ顔で決めポーズをしている。
しかしゆらゆらと褒めて欲しそうに揺れている尻尾が可愛くて、決まりきっていない。
「リルン、さすがだね!」
フィーネがそう伝えると、リルンの尻尾は高速で振られた。なんだかその様子を見ていたら、一気に体に入っていた力が抜ける。
「リルン凄いな! このままサラマンダーを倒してくれ」
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そんなリルンの言葉に上空を見上げると、確かにサラマンダーはリルンに最大限の警戒をしているのか、かなり高い場所で旋回していた。
黒山に帰る様子もなく、それどころかこちらの隙を窺っているようだ。たまに街の方向に視線を向けることから、このままだと街も危ないかもしれない。
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『デュラ爺、植物で足場を作ってくれ』
『ふむ、分かった。しかし植物は炎に燃えてしまうぞ』
『問題ない。ラトもバリアを足場として貸すように。スコグカットは我の背に乗って攻撃しろ』
珍しく四人で連携するようだ。ラトはうきうきでリルンの背中に飛び乗ったけど、スーちゃんは不満げに顔を顰めた。
『命令されるのは嫌よ。それに私はスーちゃんなの。そう呼びなさい』
『お前、面倒だな……』
『あら、そんな口を聞いて良いのかしら。私は何度もあなたにパンを分けている……』
『スーちゃん、我の背に乗って共に戦ってくれ!』
凄い、あまりにも素早い手のひら返しだ。さすがパンが絡めば一瞬で素直になる神獣の名は伊達じゃない。
そしてスーちゃんも凄い。スーちゃんがリルンにパンを渡す時は、味が好みじゃなかった時だけなのに。リルンにはその事実をまだ気づかれてないのをいいことに、有効活用している。
『仕方ないわね。私も加勢するわ』
リルンの手のひら返しに満足したのか、スーちゃんが満足げな表情でリルンの背中に飛び乗り、準備完了だ。
「エリク、私たちは巻き込まれた人たちの避難誘導をしようか。皆の戦闘に巻き込まないためにもね」
フィーネからそう伝えられ、俺はすぐに頷く。
「そうだな。皆だけに任せておけない。俺たちも動こう」
「うん。頑張って皆さんを助けようね」
そうして俺たちはそれぞれの役割を果たすため、草原に散らばった。サラマンダーとの本格的な戦闘開始だ。
~あとがき~
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蒼井美紗
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