91 / 92
第二章 大罪人として
25.バトルロワイヤル
しおりを挟む
「さて、どうやって絡むとするかの。」
爺臭い言葉と雰囲気が一致しないリーズ女王。
そのオーシャンブルーの瞳が嘲笑うように冷たく歪む。
見下された視線は尚も俺たちに底知れぬ圧力をかけて来ている。
「ふむ。これはやはり一番楽しめていないエルフの娘がいいかのっ。」
雰囲気に飲まれて固まってしまっていた俺たち三人。
サキュバスの女王リーズはお構いなしとばかりに話を進めてしまっている。
蝙蝠のような禍々しい翼をはためかせるわけでもないのに、フワリと宙に浮かぶ。
そして悪魔が幼子をさらうように、支える様にエストの背中を抱いていた仰向けになっていたエフィルディスの肩を掴み、軽々とその身体を引きずり出していく。
「私、ですか!?」と驚きの声を上げつつもエフィルディスはなすがままにされていく。
そのまま、俺とエストが絡んでいる横に、逆向きになってリーズ女王に押し倒された。
「素質があるのう、エルフぅ。」
エフィルディスを押し倒して、そのまま馬乗りになってリーズ女王はその舌をエフィルディスの胸に這わせる。
唾液でヌメヌメと輝き、心なしか長く先が尖った舌はひくひくと這い、波打つように跳ねた。
「ふあっ!ななな、なんですか、この刺激――!!舌、舌ですよね!?ふあああっ!」
俺が胸をいじるのとは全く違ったのか、エフィルディスの反応は気持ちよさに陶酔しつつも驚きに満ちている。
「むふう。良い反応じゃのう。当然じゃ。
妾の舌からは唾液に交じって微量ながら媚薬が分泌されてるからの。」
「そ、そんな・・・アアッ!頭の中が痺れる――――!!」
リーズ女王はエフィルディスの小さな胸を引っ張るように強く掴む。
そして、その先端を乱暴に舌で舐めまわしながら、不敵に笑う。
舌で弾くたび、吸い付いた後に慣性で跳ねるたびにエフィルディスの乳首がビクビクと震え硬直している。
「そうら、こっちにも味わわせてやろうか。」
リーズ女王は零れ落ちそうになる唾液をそのままエフィルディスの開いた口に垂らした。
粘性のあるそれは重力に従ってとろーりとゆっくりと落ちていく。
エフィルディスは胸が吸収してしまった媚薬交じりの唾液のせいで、すでに官能に支配されてしまっていた。
だらしなく顔を緩ませ、従順な犬の様に顎を上げる。
そして、リーズ女王から落ちる唾液を自らの舌を出して乞うようにして受け止めた。
「むひょ?
従僕よのう。愛い娘じゃ。たまらんわい。
これはご褒美をくれてやるかえ。」
リーズ女王の言葉と共にヒュッと何かが動いた。
それは鞭のようにしなり、そして蛇の様に独特な動き方をする。
準備運動だったのか、そのしなりをやめた後にニュッと宙に浮き、エフィルディスの顔の横で静止する。
「エルフの娘、喜べ。
この快楽は妾が気分が乗った時しか与えんのじゃからの。」
リーズ女王の言葉と視線に誘導されて、エフィルディスはそれを見た。
それは灰色の皮膚を持った尻尾。
先端が立体的なスペードのような形をした、物語にでてくる様なまさに悪魔の尻尾そのものだった。
その尻尾が一度姿を見せた後、リーズ女王のおしりの方へ帰り、そして、
ヌプリ。
ためらいもなく、なんの引っかかりもなくエフィルディスの秘部の奥に侵入した。
あえてもぞもぞと動き、スペードの返しの部分がエフィルディスの膣の中のヒダを逆なでするように刺激する。
当然、その滑った尻尾からもやはり媚薬が分泌しているのだろう。
「フアアアアア・ア・ア・ア・ア・・・・・・。」
エフィルディスは足を閉じたままだった。
だが、尻尾はその隙間から膣に侵入していく。
足を閉じてしまっていることによって、逆に膣内が狭められ、尻尾による刺激がさらに加速する。
エフィルディスの目はほぼ白目のように瞳が上にせり上がり、激しくまばたきして痙攣してしまっている。
「むっひゅう。よい感度じゃのう!!
妾の尻尾を締め付ける膣厚もよいぞっ、よいぞっ!!」
自分の指をいやらしく舐め取り、恍惚の表情を見せるリーズ女王。
その本体とは全く別の動き方をする灰色の尻尾。
ヌプヌプと入っていき、子宮口に達してはブルブルとその身を震わしてまた這い出して来る。
全て這い出た尻尾はそのスペードをぷにぷにとしたエフィルディスの大陰唇を弄び、そして陰核まで刺激していく。
「ヒエッ!――アアンッ!!――――カハァッ!!」
膣内を襲う激しい恍惚で意識を飛ばしそうになるも、陰核を刺激するまた違う快楽で意識を無理やり繋ぎとめられる。
そんな色欲の拷問とも取れる行為は繰り返し、繰り返し続けられていた。
エフィルディスの身体はじっとりと汗をかき、筋肉が強張ってブルブルと震えている。
確実にこの短時間で数回は絶頂を迎えている。
それでもリーズ女王の尻尾は許してはくれず、膣に入っては抽送を繰り返す。
「もう―――!!!」
昂り、また現状を超えていく新たな刺激に反射するように、突如エフィルディスの手が跳ねた。
「むわ!?」
リーズ女王が小さく声を上げる。
エフィルディスのその手は、丁度リーズ女王の胸をはたいていた。
弾かれたせいでリーズ女王のビスチェの胸の部分から女王の大きい生乳が零れる。
重力にならって、ブルッブルッと振り子のように揺れる膨らみ。
そして真っ白い雪のような肌の先端に、本人の雰囲気とはまるで違う、少女の唇のような淡い桜色の乳首が露わになった。
「なんじゃ?妾の胸がうらやましくなったのかえ?」
リーズ女王は意識も朦朧としているエフィルディスにわざとらしく聞く。
そして自分自身の手で、その零れた胸をすくい上げ、さらにはその先端を口に含む。
しなやかで柔らかな胸。
熊の獣人ネロよりは小さいが、常人にはないほどのカップの大きさの乳房は、簡単にリーズ女王自身の口に宛がうことができていた。
リーズ女王の自分で自分の胸を舐める様に、ジンジンと快楽に痺れて朦朧とする意識なのに「ずるい・・・」とだけポツリと溢すエフィルディス。
「本当に愛い娘じゃ。ほれ、妾の乳房を吸え。」
言葉と共に、リーズ女王はビスチェのカップをずらしてもう片方の乳房を露出させる。
そして、重力のままにエフィルディスの口元にその乳房を落とした。
「ふぁい・・・。」
口元を乳房で押しつぶされながら、エフィルディスは従順に返事をし、そして舌を動かし、乳首を吸う。
女性二人が折り重なって、一人の乳房を本人ともう一人でしゃぶり、恍惚に身を委ねているのだ。
その様は何とも卑猥としか言いようがない。
そして、灰色の尻尾は当然の様にエフィルディスの膣を抽送を繰り返している。
まさに、色欲の悪魔の所業が目の前に繰り広げられていた。
それを俺と繋がったままのエストと二人、真横で見ていた。いや、見ざるを得ないくらい完全にその世界に飲まれていた。
ふと、リーズ女王が自分の乳房を舐めながら、視線を俺たちに向ける。
「なんじゃ?手が止まって・・・むふっ、この場合は腰か。
腰が止まっておるぞ?」
「おわッ!!」「あんッ!!」
伸ばせば手が届く隣にいる俺たちに、リーズ女王が手を伸ばす。
いたずらの様にその指を俺のお尻の穴に突っ込んできたもんだから、俺は思わず声を上げてしまった。
さらにそれで俺の腰が動いたものだから、エストも反応して可愛らしい声を上げる。
「ふあぁ。もう・・・。
もういつまで隣に気を取られているんだ?
その・・・、今お前と繋がっているのは私だぞ・・・。
相変わらず失礼なヤツだな・・・。」
今の一瞬でエストも気を取り直したのか、すこしむくれたような表情で俺を見てくる。
だが、ほんのりと頬を染め、上気した顔色はなんとも色っぽい。
「ご、ごめん・・・。でも・・・。」
「・・・でも?」
真っ白い裸体を寝台に横たえ、金色に輝く短い髪を少しだけ乱れさせる。
そして背中から生える翼は折りたたまれ、俺とエストを包んでいるかのように寄り添う。
「ほんとに天使みたいに綺麗だ・・・・。」
絶景を見た時のように、俺の感動がそのまま言葉になって漏れる。
きっとこういう時は心と口がつながっているのだろう。
「・・・ばか。褒めるなら天使よりも、だろ?」
俺の言葉に恥ずかしくなったのか、視線を一度落としたエスト。
でもすぐにその碧眼をまた俺に向けてくれる。
その目の色は嬉しさも湛えているように見えた。
口角も愛らしく微笑みに弾んでいる。
「はい。天使よりも綺麗なエスト様。
そんなお方と繋がれて光栄にございます。」
そろそろこっちも腰を動かすとしよう。
正常位で繋がっている俺たち。
俺は入ったままの肉棒を少し引き抜く。
やはり破瓜したためか、少しだけ血が俺の肉棒に絡んでいた。
「もう痛くない?」
言葉を掛けながら、俺は優しく抽送をし始める。
「んッ、んッ。もう平気ッ。さっき入れっぱなしだったのが、んッ、効いたのかなッ。」
エストは長いまつ毛のベールをかけ目を細め、気持ちよさそうに艶っぽい目を向けてくる。
「まさかエストとこんな関係になれるとは思わなかった。」
十分気持ちいのだが、もっとエストの中を味わいたくて俺は片足をぐいっと持ち上げる。
「ひゃッ!なんか違う感じに―――!!」
電気が走ったようにビクリと身体を震わせるエスト。
張りのある乳房もぶるるッと大きく震える。
俺は空いた手でその乳房を捕まえた。
しっとりと汗ばみ、だが嫌な感じではなく妙に興奮してしまう。
「こんな、んんッ!こんな状況で、普通に話なんか、できないッ!!」
俺とちゃんと受け答えしようしていたのか、だが初めて感じる身体への刺激が強すぎて言葉の端々が嬌声になってしまっていた。
ハスキーな声の嬌声は掠れた音となり、また耳障りがいい。
「でも、嬉しくって、つい。」
俺は残りの足もグイッと持ち上げた。
エストの腰が浮き、抽送の角度がさらにぴったりと噛み合っていく。
エストの中のヒダがヌチュヌチュと俺の肉棒を刺激し、クチュッ、クチュッと淫靡な水の音を繰り返し響かせる。
「いやッ、んああッ!!―――――ま、また・・・・何か来るぅ!?」
エストは顔をくしゃりと縮めて眉間にしわを寄せた。
膣の中も意識しないでやっているのだろうが、ギュウゥと締め付けられる。
愛液も溢れ、さらに水の音が激しくなった。
俺も腰を持っていかれるような快楽に、ゆっくりだったはずの抽送が早く、激しくなってしまっていた。
「ん、エスト――――!!」「んあああっ!」
俺がエストの名を呼ぶのと同時に、甲高く上がったエストの絶頂の声。
エストの顎が上がって首が伸び、全身がビクッビクッと脈動するかのように痙攣を繰り返す。
「ふあ・あ・あ・あ・・・・。」
身体の力ががっくりと抜けたのか、エストの口元も緩くなって感情の声がダダ漏れていた。
「大丈夫?」
エストは閉じた目を薄っすらと開け、コクリと頷く。
「なんだか刺激が強すぎて心と頭が忙しかったけど・・・きっとこれが・・・どんどん気持ちよくなっていくんだろうな・・・。」
「またそうやって俺の感情を刺激するんだな、エストは。ははッ。」
くたっとなっているエストに覆い被さっている俺はそのままエストにチュッと優しく口づけをした。
火照った顔のまま、その後に見せるエストの笑顔がまた美しいと心底思えてしまう。
俺の初恋にただ似ているということだけで惚れてしまってたけど、もうすでに俺の心は似た女性、ではなく、エストに惚れているんだろうな。
そんなことをふと思う。
そうしてエストを眺めていたら、笑顔を浮かべたまま、彼女がふっと意識を失っていった。
「では、そろそろ本番に参ろうかの。」
耳の後ろで不穏な声が聞こえた。
エストの寝顔を気持ちよく眺めていた次の瞬間に、俺の身体が浮き始めていた。
自分の身体を見れば、透明な粘液が体に纏わりつき、その粘液がスライムのように俺を持ち上げていた。
「えッ??」っと驚きの声を上げるも、なすがままに俺はエストから引きはがされる。
そして横たえた女性の上に運ばれる結果となった。
フニっと柔らかく巨大なものの上に着地させられる。
2つの丸い凶器ともいえるその双丘は寝転んだ姿でも尚も偉大な姿だ。
「なかなか頑張ったんじゃがの、先にくたばってしもうたわい。」
片腕を枕代わりにして、頭を起こしているのはリーズ女王。
俺はそのリーズ女王の胸に着地したわけだ。
俺はリーズ女王の視線の先を見る。
そこには死人の様にぐったりとしたエフィルディスが横たわっていた。
「えッ!?し、死んでる!?」
「むひょッ?流石にそこまではせんよ。気を失っているだけじゃ。
じゃがお前はどうかの?
妾の寵愛を受け止めきれるか?
それともただのオスとなって搾り取られて死ぬか?」
オーシャンブルーに愉悦の色を浮かべ、したり顔になるリーズ女王。
相変わらず、纏う空気感はヤバイものがある。
「其処の娘ではいかんかったのであろう?
さあ、続きを楽しむとしようではないかえ?」
カオスゲージ
〔Law and Order +++[65]++++++ Chaos〕
爺臭い言葉と雰囲気が一致しないリーズ女王。
そのオーシャンブルーの瞳が嘲笑うように冷たく歪む。
見下された視線は尚も俺たちに底知れぬ圧力をかけて来ている。
「ふむ。これはやはり一番楽しめていないエルフの娘がいいかのっ。」
雰囲気に飲まれて固まってしまっていた俺たち三人。
サキュバスの女王リーズはお構いなしとばかりに話を進めてしまっている。
蝙蝠のような禍々しい翼をはためかせるわけでもないのに、フワリと宙に浮かぶ。
そして悪魔が幼子をさらうように、支える様にエストの背中を抱いていた仰向けになっていたエフィルディスの肩を掴み、軽々とその身体を引きずり出していく。
「私、ですか!?」と驚きの声を上げつつもエフィルディスはなすがままにされていく。
そのまま、俺とエストが絡んでいる横に、逆向きになってリーズ女王に押し倒された。
「素質があるのう、エルフぅ。」
エフィルディスを押し倒して、そのまま馬乗りになってリーズ女王はその舌をエフィルディスの胸に這わせる。
唾液でヌメヌメと輝き、心なしか長く先が尖った舌はひくひくと這い、波打つように跳ねた。
「ふあっ!ななな、なんですか、この刺激――!!舌、舌ですよね!?ふあああっ!」
俺が胸をいじるのとは全く違ったのか、エフィルディスの反応は気持ちよさに陶酔しつつも驚きに満ちている。
「むふう。良い反応じゃのう。当然じゃ。
妾の舌からは唾液に交じって微量ながら媚薬が分泌されてるからの。」
「そ、そんな・・・アアッ!頭の中が痺れる――――!!」
リーズ女王はエフィルディスの小さな胸を引っ張るように強く掴む。
そして、その先端を乱暴に舌で舐めまわしながら、不敵に笑う。
舌で弾くたび、吸い付いた後に慣性で跳ねるたびにエフィルディスの乳首がビクビクと震え硬直している。
「そうら、こっちにも味わわせてやろうか。」
リーズ女王は零れ落ちそうになる唾液をそのままエフィルディスの開いた口に垂らした。
粘性のあるそれは重力に従ってとろーりとゆっくりと落ちていく。
エフィルディスは胸が吸収してしまった媚薬交じりの唾液のせいで、すでに官能に支配されてしまっていた。
だらしなく顔を緩ませ、従順な犬の様に顎を上げる。
そして、リーズ女王から落ちる唾液を自らの舌を出して乞うようにして受け止めた。
「むひょ?
従僕よのう。愛い娘じゃ。たまらんわい。
これはご褒美をくれてやるかえ。」
リーズ女王の言葉と共にヒュッと何かが動いた。
それは鞭のようにしなり、そして蛇の様に独特な動き方をする。
準備運動だったのか、そのしなりをやめた後にニュッと宙に浮き、エフィルディスの顔の横で静止する。
「エルフの娘、喜べ。
この快楽は妾が気分が乗った時しか与えんのじゃからの。」
リーズ女王の言葉と視線に誘導されて、エフィルディスはそれを見た。
それは灰色の皮膚を持った尻尾。
先端が立体的なスペードのような形をした、物語にでてくる様なまさに悪魔の尻尾そのものだった。
その尻尾が一度姿を見せた後、リーズ女王のおしりの方へ帰り、そして、
ヌプリ。
ためらいもなく、なんの引っかかりもなくエフィルディスの秘部の奥に侵入した。
あえてもぞもぞと動き、スペードの返しの部分がエフィルディスの膣の中のヒダを逆なでするように刺激する。
当然、その滑った尻尾からもやはり媚薬が分泌しているのだろう。
「フアアアアア・ア・ア・ア・ア・・・・・・。」
エフィルディスは足を閉じたままだった。
だが、尻尾はその隙間から膣に侵入していく。
足を閉じてしまっていることによって、逆に膣内が狭められ、尻尾による刺激がさらに加速する。
エフィルディスの目はほぼ白目のように瞳が上にせり上がり、激しくまばたきして痙攣してしまっている。
「むっひゅう。よい感度じゃのう!!
妾の尻尾を締め付ける膣厚もよいぞっ、よいぞっ!!」
自分の指をいやらしく舐め取り、恍惚の表情を見せるリーズ女王。
その本体とは全く別の動き方をする灰色の尻尾。
ヌプヌプと入っていき、子宮口に達してはブルブルとその身を震わしてまた這い出して来る。
全て這い出た尻尾はそのスペードをぷにぷにとしたエフィルディスの大陰唇を弄び、そして陰核まで刺激していく。
「ヒエッ!――アアンッ!!――――カハァッ!!」
膣内を襲う激しい恍惚で意識を飛ばしそうになるも、陰核を刺激するまた違う快楽で意識を無理やり繋ぎとめられる。
そんな色欲の拷問とも取れる行為は繰り返し、繰り返し続けられていた。
エフィルディスの身体はじっとりと汗をかき、筋肉が強張ってブルブルと震えている。
確実にこの短時間で数回は絶頂を迎えている。
それでもリーズ女王の尻尾は許してはくれず、膣に入っては抽送を繰り返す。
「もう―――!!!」
昂り、また現状を超えていく新たな刺激に反射するように、突如エフィルディスの手が跳ねた。
「むわ!?」
リーズ女王が小さく声を上げる。
エフィルディスのその手は、丁度リーズ女王の胸をはたいていた。
弾かれたせいでリーズ女王のビスチェの胸の部分から女王の大きい生乳が零れる。
重力にならって、ブルッブルッと振り子のように揺れる膨らみ。
そして真っ白い雪のような肌の先端に、本人の雰囲気とはまるで違う、少女の唇のような淡い桜色の乳首が露わになった。
「なんじゃ?妾の胸がうらやましくなったのかえ?」
リーズ女王は意識も朦朧としているエフィルディスにわざとらしく聞く。
そして自分自身の手で、その零れた胸をすくい上げ、さらにはその先端を口に含む。
しなやかで柔らかな胸。
熊の獣人ネロよりは小さいが、常人にはないほどのカップの大きさの乳房は、簡単にリーズ女王自身の口に宛がうことができていた。
リーズ女王の自分で自分の胸を舐める様に、ジンジンと快楽に痺れて朦朧とする意識なのに「ずるい・・・」とだけポツリと溢すエフィルディス。
「本当に愛い娘じゃ。ほれ、妾の乳房を吸え。」
言葉と共に、リーズ女王はビスチェのカップをずらしてもう片方の乳房を露出させる。
そして、重力のままにエフィルディスの口元にその乳房を落とした。
「ふぁい・・・。」
口元を乳房で押しつぶされながら、エフィルディスは従順に返事をし、そして舌を動かし、乳首を吸う。
女性二人が折り重なって、一人の乳房を本人ともう一人でしゃぶり、恍惚に身を委ねているのだ。
その様は何とも卑猥としか言いようがない。
そして、灰色の尻尾は当然の様にエフィルディスの膣を抽送を繰り返している。
まさに、色欲の悪魔の所業が目の前に繰り広げられていた。
それを俺と繋がったままのエストと二人、真横で見ていた。いや、見ざるを得ないくらい完全にその世界に飲まれていた。
ふと、リーズ女王が自分の乳房を舐めながら、視線を俺たちに向ける。
「なんじゃ?手が止まって・・・むふっ、この場合は腰か。
腰が止まっておるぞ?」
「おわッ!!」「あんッ!!」
伸ばせば手が届く隣にいる俺たちに、リーズ女王が手を伸ばす。
いたずらの様にその指を俺のお尻の穴に突っ込んできたもんだから、俺は思わず声を上げてしまった。
さらにそれで俺の腰が動いたものだから、エストも反応して可愛らしい声を上げる。
「ふあぁ。もう・・・。
もういつまで隣に気を取られているんだ?
その・・・、今お前と繋がっているのは私だぞ・・・。
相変わらず失礼なヤツだな・・・。」
今の一瞬でエストも気を取り直したのか、すこしむくれたような表情で俺を見てくる。
だが、ほんのりと頬を染め、上気した顔色はなんとも色っぽい。
「ご、ごめん・・・。でも・・・。」
「・・・でも?」
真っ白い裸体を寝台に横たえ、金色に輝く短い髪を少しだけ乱れさせる。
そして背中から生える翼は折りたたまれ、俺とエストを包んでいるかのように寄り添う。
「ほんとに天使みたいに綺麗だ・・・・。」
絶景を見た時のように、俺の感動がそのまま言葉になって漏れる。
きっとこういう時は心と口がつながっているのだろう。
「・・・ばか。褒めるなら天使よりも、だろ?」
俺の言葉に恥ずかしくなったのか、視線を一度落としたエスト。
でもすぐにその碧眼をまた俺に向けてくれる。
その目の色は嬉しさも湛えているように見えた。
口角も愛らしく微笑みに弾んでいる。
「はい。天使よりも綺麗なエスト様。
そんなお方と繋がれて光栄にございます。」
そろそろこっちも腰を動かすとしよう。
正常位で繋がっている俺たち。
俺は入ったままの肉棒を少し引き抜く。
やはり破瓜したためか、少しだけ血が俺の肉棒に絡んでいた。
「もう痛くない?」
言葉を掛けながら、俺は優しく抽送をし始める。
「んッ、んッ。もう平気ッ。さっき入れっぱなしだったのが、んッ、効いたのかなッ。」
エストは長いまつ毛のベールをかけ目を細め、気持ちよさそうに艶っぽい目を向けてくる。
「まさかエストとこんな関係になれるとは思わなかった。」
十分気持ちいのだが、もっとエストの中を味わいたくて俺は片足をぐいっと持ち上げる。
「ひゃッ!なんか違う感じに―――!!」
電気が走ったようにビクリと身体を震わせるエスト。
張りのある乳房もぶるるッと大きく震える。
俺は空いた手でその乳房を捕まえた。
しっとりと汗ばみ、だが嫌な感じではなく妙に興奮してしまう。
「こんな、んんッ!こんな状況で、普通に話なんか、できないッ!!」
俺とちゃんと受け答えしようしていたのか、だが初めて感じる身体への刺激が強すぎて言葉の端々が嬌声になってしまっていた。
ハスキーな声の嬌声は掠れた音となり、また耳障りがいい。
「でも、嬉しくって、つい。」
俺は残りの足もグイッと持ち上げた。
エストの腰が浮き、抽送の角度がさらにぴったりと噛み合っていく。
エストの中のヒダがヌチュヌチュと俺の肉棒を刺激し、クチュッ、クチュッと淫靡な水の音を繰り返し響かせる。
「いやッ、んああッ!!―――――ま、また・・・・何か来るぅ!?」
エストは顔をくしゃりと縮めて眉間にしわを寄せた。
膣の中も意識しないでやっているのだろうが、ギュウゥと締め付けられる。
愛液も溢れ、さらに水の音が激しくなった。
俺も腰を持っていかれるような快楽に、ゆっくりだったはずの抽送が早く、激しくなってしまっていた。
「ん、エスト――――!!」「んあああっ!」
俺がエストの名を呼ぶのと同時に、甲高く上がったエストの絶頂の声。
エストの顎が上がって首が伸び、全身がビクッビクッと脈動するかのように痙攣を繰り返す。
「ふあ・あ・あ・あ・・・・。」
身体の力ががっくりと抜けたのか、エストの口元も緩くなって感情の声がダダ漏れていた。
「大丈夫?」
エストは閉じた目を薄っすらと開け、コクリと頷く。
「なんだか刺激が強すぎて心と頭が忙しかったけど・・・きっとこれが・・・どんどん気持ちよくなっていくんだろうな・・・。」
「またそうやって俺の感情を刺激するんだな、エストは。ははッ。」
くたっとなっているエストに覆い被さっている俺はそのままエストにチュッと優しく口づけをした。
火照った顔のまま、その後に見せるエストの笑顔がまた美しいと心底思えてしまう。
俺の初恋にただ似ているということだけで惚れてしまってたけど、もうすでに俺の心は似た女性、ではなく、エストに惚れているんだろうな。
そんなことをふと思う。
そうしてエストを眺めていたら、笑顔を浮かべたまま、彼女がふっと意識を失っていった。
「では、そろそろ本番に参ろうかの。」
耳の後ろで不穏な声が聞こえた。
エストの寝顔を気持ちよく眺めていた次の瞬間に、俺の身体が浮き始めていた。
自分の身体を見れば、透明な粘液が体に纏わりつき、その粘液がスライムのように俺を持ち上げていた。
「えッ??」っと驚きの声を上げるも、なすがままに俺はエストから引きはがされる。
そして横たえた女性の上に運ばれる結果となった。
フニっと柔らかく巨大なものの上に着地させられる。
2つの丸い凶器ともいえるその双丘は寝転んだ姿でも尚も偉大な姿だ。
「なかなか頑張ったんじゃがの、先にくたばってしもうたわい。」
片腕を枕代わりにして、頭を起こしているのはリーズ女王。
俺はそのリーズ女王の胸に着地したわけだ。
俺はリーズ女王の視線の先を見る。
そこには死人の様にぐったりとしたエフィルディスが横たわっていた。
「えッ!?し、死んでる!?」
「むひょッ?流石にそこまではせんよ。気を失っているだけじゃ。
じゃがお前はどうかの?
妾の寵愛を受け止めきれるか?
それともただのオスとなって搾り取られて死ぬか?」
オーシャンブルーに愉悦の色を浮かべ、したり顔になるリーズ女王。
相変わらず、纏う空気感はヤバイものがある。
「其処の娘ではいかんかったのであろう?
さあ、続きを楽しむとしようではないかえ?」
カオスゲージ
〔Law and Order +++[65]++++++ Chaos〕
0
お気に入りに追加
2,212
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる