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第一章 悪の拠点づくり
37.好きだね、捕まるの
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「いつもいつもでかいツラしやがって・・・あげくに仲間を裏切って敵に媚びるのかよ・・・。
お前なんかに付き従って死んだ奴らが浮かばれないぜ・・・。」
キチクの牢とさほど遠くない拷問部屋で、血気盛んな若い騎士が悪態をつく。
その場にはもう一人、上位の騎士がいる。
そして、目の前には両腕を鎖で吊るされ、立ったまま壁向きにだらりとうなだれているリンゼロッテがいた。
綺麗な顔の頬には殴られた跡が残り、鎧と鎖帷子を外されて下に着ていた衣服のみの姿になっている。
その衣服は鞭によってかなり引き裂かれ、すでに衣服としての役割を果たしていない。
一番多く鞭を受けた背中はすでに布はなく、肌についた沢山の鞭痕が紫色に変色して血が滲んでいる。
リンゼロッテ自身は意識がまだあるようだが、朦朧としていてあまり反応がない。
「だいぶやり過ぎたな。しばらく時間をおくとしようか。見張っておいてくれ。」
そう言って上位の騎士はその場を後にする。血気盛んな騎士は敬礼して見送る。
見送りながら、その視線はリンゼロッテに向けられていた。
「しかし、本当に綺麗な肌だな・・・。普通に令嬢として生きていればいいものを・・・。」
血気盛んな若い騎士はごくりと喉を鳴らせてはだけているリンゼロッテの白い肌を凝視する。
今、この場には他に誰もいない。血気盛んな若い騎士の脳裏に邪な考えが浮かんでしまった。
血気盛んな若い騎士は下半身が硬直していくのを感じる。
「あんたがいけないんだぞ。」
そんな言葉とともに腰に差した剣で首の後ろに残った布を切る。
ハラリ。
それが衣類としての最後の繋がりだったために、支えを失った前側の衣服はただの布切れになって地に落ちた。
リンゼロッテの上半身は胸を隠す肩紐のない胸当てのみとなった。
当然、血気盛んな騎士はそれだけでは終わらない。
さらに胸当ての背中の紐を切る。
ハラリ。
リンゼロッテの胸当てが地に落ちる。
上半身を裸にされてしまった。
「ぐっ・・・貴様・・・・。」
流血と痛みで身体の感覚のないリンゼロッテは身体を動かすことはかなわなかった。
それでもなんとか口だけでも動かしてやめさせようとするが、口の中も切れていてうまく話せない。
さらにはリンゼロッテは壁側を向いているから、血気盛んな騎士の行動が見えない。
しかし、明らかに先ほどまでの肉体的な拷問と趣旨が変わってきた。
性的な拷問の方になってきてしまった気がする。
次は何をされるのか。リンゼロッテに恐怖が募る。
ズルッ。
血気盛んな騎士はリンゼロッテのズボンを下ろした。下着も一緒にだ。
リンゼロッテの下半身が露わになる。
お尻にも当然のように鞭痕が走っていた。
「これがリヒテンシュタイナー卿の身体・・・。」
血気盛んな騎士は目の前の女性の身体を見て恍惚の表情を浮かべる。
きっと今まで自分たちに偉そうに指図してきた人間の、こんなあられもない姿に嗜虐的な興奮を感じているのだろう。
「見るな・・・。」
リンゼロッテが呻く。
だがすでにこれは血気盛んな騎士の興奮を助長させるものでしかなくなっている。
その言葉が合図だったように、血気盛んな騎士はリンゼロッテに覆いかぶさった。
背中から大きい胸をもむ。
手に余るそれは零れ落ちそうになる。
必死に抵抗しようとするリンゼロッテだが、やはり体が動いてくれない。
「・・・つぅぅ!」
リンゼロッテの身体が小さく痙攣した。
血気盛んな騎士がリンゼロッテの乳房上部についた、血が滲む鞭痕に触れたのだ。
もちろん血気盛んな騎士はリンゼロッテの胸をもむのをやめない。
乳房だけでなく、乳首も乱雑に刺激する。
さらに、片手は下半身の方に伸びていく。
ついにリンゼロッテの秘部に触れてしまう。だが、そこは乾いたままだった。
「こういうときは濡れてるもんだろ!」
血気盛んな騎士は声を荒げる。
そして次の瞬間には自分の手にツバを吐きかけて再度秘部に触る。
潤滑油があるせいか、今度は秘裂の奥に侵入していく。荒々しく強引だ。
「やめろ!やめろ!」
リンゼロッテ本人はそう言っているつもりだ。だがそれは声になっていない。ただ呻いているようにしか聞こえない。
血気盛んな騎士は秘裂の中をかき回した後、にやりと笑みを浮かべて自分のズボンを下ろした。
凌辱の出番を待ち、いたいきり立った肉棒が現れる。
そしてリンゼロッテの秘裂にその肉棒を宛がう。
「やめろぉ・・・。」
ぐちゅっ。
血気盛んな騎士は次のその瞬間に気持ちよくなるはずだった。
だが、血気盛んな騎士が感じたのは、傷み。
後頭部にとても大きな痛みが走った。
「うぎゃああああああ!」
血気盛んな騎士は慌てて後頭部をおさえる。頭が陥没していた。
そしてそのまま血気盛んな騎士は地に沈んでいく。
「!?」
何が起こったかわからないリンゼロッテ。
だが、自分の貞操がいまだ守られていることは間違いない。
そのことに意識をやった瞬間に、リンゼロッテはまた後ろから覆い被られた。
しかし、先ほどとは違って触る感触は優しい。
そして後ろから手が伸びてきてリンゼロッテを柔らかく抱きしめてきた。
「もう、大丈夫。」
誰だかまだ姿は見えないが、もちろんリンゼロッテはすぐに理解した。
「・・・キチクぅ。」
リンゼロツテの表情が一気に緩む。
張り詰めていた心の緊張も、瞬く間に柔らかくなる。
拷問を受けても決して泣かなかったリンゼロッテ。
その目にじんわりと涙が滲んだ。
カオスゲージ
〔Law and order +++[66]++++++ Chaos〕
お前なんかに付き従って死んだ奴らが浮かばれないぜ・・・。」
キチクの牢とさほど遠くない拷問部屋で、血気盛んな若い騎士が悪態をつく。
その場にはもう一人、上位の騎士がいる。
そして、目の前には両腕を鎖で吊るされ、立ったまま壁向きにだらりとうなだれているリンゼロッテがいた。
綺麗な顔の頬には殴られた跡が残り、鎧と鎖帷子を外されて下に着ていた衣服のみの姿になっている。
その衣服は鞭によってかなり引き裂かれ、すでに衣服としての役割を果たしていない。
一番多く鞭を受けた背中はすでに布はなく、肌についた沢山の鞭痕が紫色に変色して血が滲んでいる。
リンゼロッテ自身は意識がまだあるようだが、朦朧としていてあまり反応がない。
「だいぶやり過ぎたな。しばらく時間をおくとしようか。見張っておいてくれ。」
そう言って上位の騎士はその場を後にする。血気盛んな騎士は敬礼して見送る。
見送りながら、その視線はリンゼロッテに向けられていた。
「しかし、本当に綺麗な肌だな・・・。普通に令嬢として生きていればいいものを・・・。」
血気盛んな若い騎士はごくりと喉を鳴らせてはだけているリンゼロッテの白い肌を凝視する。
今、この場には他に誰もいない。血気盛んな若い騎士の脳裏に邪な考えが浮かんでしまった。
血気盛んな若い騎士は下半身が硬直していくのを感じる。
「あんたがいけないんだぞ。」
そんな言葉とともに腰に差した剣で首の後ろに残った布を切る。
ハラリ。
それが衣類としての最後の繋がりだったために、支えを失った前側の衣服はただの布切れになって地に落ちた。
リンゼロッテの上半身は胸を隠す肩紐のない胸当てのみとなった。
当然、血気盛んな騎士はそれだけでは終わらない。
さらに胸当ての背中の紐を切る。
ハラリ。
リンゼロッテの胸当てが地に落ちる。
上半身を裸にされてしまった。
「ぐっ・・・貴様・・・・。」
流血と痛みで身体の感覚のないリンゼロッテは身体を動かすことはかなわなかった。
それでもなんとか口だけでも動かしてやめさせようとするが、口の中も切れていてうまく話せない。
さらにはリンゼロッテは壁側を向いているから、血気盛んな騎士の行動が見えない。
しかし、明らかに先ほどまでの肉体的な拷問と趣旨が変わってきた。
性的な拷問の方になってきてしまった気がする。
次は何をされるのか。リンゼロッテに恐怖が募る。
ズルッ。
血気盛んな騎士はリンゼロッテのズボンを下ろした。下着も一緒にだ。
リンゼロッテの下半身が露わになる。
お尻にも当然のように鞭痕が走っていた。
「これがリヒテンシュタイナー卿の身体・・・。」
血気盛んな騎士は目の前の女性の身体を見て恍惚の表情を浮かべる。
きっと今まで自分たちに偉そうに指図してきた人間の、こんなあられもない姿に嗜虐的な興奮を感じているのだろう。
「見るな・・・。」
リンゼロッテが呻く。
だがすでにこれは血気盛んな騎士の興奮を助長させるものでしかなくなっている。
その言葉が合図だったように、血気盛んな騎士はリンゼロッテに覆いかぶさった。
背中から大きい胸をもむ。
手に余るそれは零れ落ちそうになる。
必死に抵抗しようとするリンゼロッテだが、やはり体が動いてくれない。
「・・・つぅぅ!」
リンゼロッテの身体が小さく痙攣した。
血気盛んな騎士がリンゼロッテの乳房上部についた、血が滲む鞭痕に触れたのだ。
もちろん血気盛んな騎士はリンゼロッテの胸をもむのをやめない。
乳房だけでなく、乳首も乱雑に刺激する。
さらに、片手は下半身の方に伸びていく。
ついにリンゼロッテの秘部に触れてしまう。だが、そこは乾いたままだった。
「こういうときは濡れてるもんだろ!」
血気盛んな騎士は声を荒げる。
そして次の瞬間には自分の手にツバを吐きかけて再度秘部に触る。
潤滑油があるせいか、今度は秘裂の奥に侵入していく。荒々しく強引だ。
「やめろ!やめろ!」
リンゼロッテ本人はそう言っているつもりだ。だがそれは声になっていない。ただ呻いているようにしか聞こえない。
血気盛んな騎士は秘裂の中をかき回した後、にやりと笑みを浮かべて自分のズボンを下ろした。
凌辱の出番を待ち、いたいきり立った肉棒が現れる。
そしてリンゼロッテの秘裂にその肉棒を宛がう。
「やめろぉ・・・。」
ぐちゅっ。
血気盛んな騎士は次のその瞬間に気持ちよくなるはずだった。
だが、血気盛んな騎士が感じたのは、傷み。
後頭部にとても大きな痛みが走った。
「うぎゃああああああ!」
血気盛んな騎士は慌てて後頭部をおさえる。頭が陥没していた。
そしてそのまま血気盛んな騎士は地に沈んでいく。
「!?」
何が起こったかわからないリンゼロッテ。
だが、自分の貞操がいまだ守られていることは間違いない。
そのことに意識をやった瞬間に、リンゼロッテはまた後ろから覆い被られた。
しかし、先ほどとは違って触る感触は優しい。
そして後ろから手が伸びてきてリンゼロッテを柔らかく抱きしめてきた。
「もう、大丈夫。」
誰だかまだ姿は見えないが、もちろんリンゼロッテはすぐに理解した。
「・・・キチクぅ。」
リンゼロツテの表情が一気に緩む。
張り詰めていた心の緊張も、瞬く間に柔らかくなる。
拷問を受けても決して泣かなかったリンゼロッテ。
その目にじんわりと涙が滲んだ。
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