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71p【無限狩り】
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朝6時に目が覚めて装備を整える。
コンコンと部屋をノックされて、シンさんだろうと思いドアを開けると、立っていたのはシンカさんだった。
今日はシンカさんが朝食を持ってきてくれたようだ。
「おはようございます。」
「おはようございます。朝食テーブルにおきますね。」
シンカさんは部屋に入って、テーブルの上に朝食を並べてくれた。
「いつもありがとうございます。」
「そろそろギルドハウス内に食堂を建設する予定なんでお楽しみに。」
「そうなんですね。楽しみにしてます。」
「ん、おはよー。」
咲が目をこすりながら部屋から出てきて、それと同時に片手で装備を変えていて、プロだ!と思った。
席について朝食を食べ始めるとシンカさんも椅子に座った。
「今日は狩りに行きましょう。」とシンカさん。
「狩りですか?」
「はい。ルナも一緒ですけど。」
「狩りってモンスター退治ですよね?」
「イメージとしては黄金洞窟みたいな感じなんですけど、そこのクエストは達成とか無くて、1体倒すと経験値になります。」
「経験値って?レベルか何か実装されてたんですか?」
「いえいえ、AIの経験値ですよ。AIのタマゴを持ってる人専用クエストです。リキさんの2体目のAIって、未だにタマゴのままですよね?退屈ですよ?アレの中。」
「マジですか?」
「マジです。AIのタマゴは経験値を集めきると1段階に進化します。必要経験値はわかりません。色々調べてはみたんですが、みんなバラバラでした。スマホの中に、AIってアイコンあります?」
スマホを取り出して画面をみると、前からちょっと気になってたけど触る暇がなくて放置してたやつだ。
「あります。」
「押してみてください。画面をホログラム画面表示にして公開にして見せてください。」
言われた通りにして画面をうつした。
「うわ。これ絶対見せちゃダメですよ?全オートとかありえないんで。」
シンカさんが少し青ざめた顔をする。
AIのアイコンを押すとさらに咲と護のアイコンが表示された。咲のアイコンの下には全オートと書かれていて、護のアイコンの下には詳細設定と書かれていた。
「わかりました。見せたのがシンカさんで良かったです。」
「じゃあ、護さんの詳細設定を開いてみてください。」
言われた通り護の詳細設定を開くと、ずらーっと文字が並んでいて、性格のところが黒くなっていて操作できない状態で、主人との関係とかは操作できるようで黒くはなっていなかった。
「やっぱり、性格は操作できないんですね。自分もそうですけど。セーレがAIに入った場合は性格決まっちゃってるんで操作不可っぽいですね。シンは操作できるってルナが言ってましたけど。
「あ、その詳細設定1つ埋める事で経験値が少し入ります。」
「なるほど、じゃあ詳細設定を埋めるか、クエストをするかなんですね。」
「はい。千翠さんが狩りだけでAIを育ててみた事があるんですけど、勝手に詳細設定が埋まっていくそうですよ。」
「つまり詳細設定の項目がある程度埋まらないと生まれない感じですか?」
「さぁ?まぁ、そうですね。そんな感じです。はい、じゃあという事で狩りに行きましょう。」
朝食が終わった後、さっそく狩りをするクエスト場へシンカさんに連れていってもらった。
緑が生い茂った公園の広場に黒い怪し気なゲートが開かれている場所についた。
「やっと来たわね。」
ルナさんがいつもとは違う服装で立っていた。黒いズボンに白いカッターシャツ姿で、髪は後ろに束ねられていて、黒い大きな帽子を被っていた。
「どうしたんですか?いつもと服装が違いますね。」
「ドルガバ対策。このクエストは誰でも入場可能だし。いつものだと私だってバレるでしょ?いちいち名前表示してるユーザーはかなり少ないからバレないでしょ。」
(あのしつこさだと、名前表示しててもおかしくない気がするけど。)
「シンさんはいないんですね。」
「シンはギルドの管理に回ってもらってるわ。さぁて!行くわよ!」
パーティーは別々なのかな?
黒い怪し気なゲートにルナさんとシンカさんが入っていき、僕と咲も怪しげなゲートに入っていく。
ゲートをくぐると、壁は黒く薄いガラスのようなもので、床は砂場。学校の体育館くらいの広さの砂漠空間に変なタマゴっぽいモンスターがわんさかいて色んな人がそこで狩りをしていた。
「人が多いわね。別空間に移動するわよ。こっちきて。」
ルナさんが近くの大きな魔法陣の上にたった。僕もその上にたつ。ルナさんが何かのボタンを押すと、同じ景色だけど、誰も人がいない空間に変わった。
「え?どうなってるんですか?」
「これがいわゆるチャンネル制ってやつよ。」
さっぱりわからないんですけど!?でも、チャンネル制って聞いた事がある。練習場1番とかみたいにクエスト1番会場のようなものだったかな。
「魔法陣で人のいない部屋を指定して移動しただけですよ。中身は全く一緒ですけど。」
「そうなんですね。」
「さぁて!狩るわよー!りき、部屋の半分狩ってね。」
「は、はい。」
タマゴはじっとしていて、ルナさんはシンカさんを斧に変えて装備してタマゴを殴ると中から茶色の足の無いかなり太ったトカゲがでてきてそれを斧を振り回して倒していく。
「ほら、リキ、いくよ!」咲がステッキを解放する。
「陽子!温存!休憩してた方がいいわ!」
「え?わかった。」
「主人の休憩時間に狩りなさい。」
「うん。じゃ、リキ。頑張ってね。」
「あ、うん。」僕は小人達をだして目を瞑って、魔力を温存しつつ戦う指示をだした。
ほんとだ。なんか黄金洞窟のクエストっぽい。永遠と小さなモンスターを倒す感じ。まぁ、僕目を瞑ってて何が起きてるか全くわかんないんだけど。
しばらくして疲労バフが重なってきて、辛くなってきたけど、これよりもっと酷いクエストあった。まぁ、耐えれない事はないかな。
「リキ!昼休憩とるわよ!」とルナさんに言われて目をあけるとモンスターの死骸が結構あって驚いた。
「あ、はい。」
シンカさんが元の姿に戻ってテーブルとイスを二つ、それから昼食のパンをだしてくれていた。
「じゃあ、休憩中はお願いね。二人とも。」ルナさんの言う二人とは、シンカさんと咲のことだ。
シンカさんは狩場にいって、格闘技でモンスターを倒す。
咲はステッキでモンスターを倒していた。僕は椅子に座ってルナさんとパンを食べる。
どうしよう。何喋っていいかわからない。
「ごめんなさいね。」
「え?何がですか?」
「陽子と一緒にいるって事は、もう大変な事に巻き込まれちゃってるんでしょ?」
「そうですね。」
「実はね。最初から、あの花びらを見た瞬間から、リキがどうなっていくのか分かってたの。黙っててごめんなさい。あと、これだけは知っておいて本当のミルフィオレの姿。今は4000人弱だけど、本当はドルガバと同等の人数が在籍してるわ。ジャンのようによそでスパイ活動中って感じなんだけど。」
僕は唖然とした。ドルガバと同等の人数だって?
「え。話が大きすぎて、どうなってるのやら。」
「混乱するわよね。色々歴史があるのよ。千翠に一度裏切られて、1から別のギルドを作り直した時に新しいコネができたり、ミルフィオレの前のギルドの人達とのつながりとか。あーもう!話すと長いのよ。」
「え?千翠さんが裏切り…ですか?」
「私を裏切ったわけじゃないの。私以外を裏切った…っていうべきかな。もう随分と前の話だけどね。」
「千翠さん、どこか黒い感じしてましたけど、もうやらかした後だったんですね。」
「あっははは!やらかした後って!そうね。やらかした後ね。だからこそ今は信頼できるし。一番頼りにしてるのよね。」
「リキ。ゲームの世界は現実世界と違って本当に色んな人がいると思う。心の解放世界だから、好き勝手言う人もいるし。」
「はい。」
既にルナさんで相当ヤバイとは思ってるけど。
「そういえば、どうして休憩中AIに狩らせないといけないんですか?」
「たまに、部屋が空いてなくて狩ってないと容赦なく横入りしてくる奴がいるのよ。通称、横 よ。ちなみに横の横をしたら楯って言うの。」
「そうなんですね。」
「いつまで休憩してるんですか?そろそろ狩ってくださいよー。」とシンカさんが気だるげに声をかけてきた。
「はいはい。」とルナさんは動きだす、次はシンカさんを武器にせず、真っ黒な斧を装備してモンスターを狩りだした。
「え、あれ?ルナさんって、いつもの傘で戦わないんですね。」と僕は隣にいたシンカさんに言った。
「ん?あぁ。斧スキルにMAX振ってるんで本当は斧使いですよ。あの傘と同等の強さの斧もたくさん持ってますし。」
「へぇ…意外ですね。」
「ほら!りき、交代!」
「あ、うん。」
夜まで狩りをして晩餐の1時間前にギルドハウスに戻った。ちなみにシンカさんはもっと早くに戻っていった。
1時間後普通に晩餐をして、ジョンナム班の人と練習試合をして勝って、部屋に戻った。
明日もまた狩りらしい、ルナさん良く長時間狩り続けられるなぁ。
布団の中で今日の話を色々考えてるうちに眠ってしまった。
コンコンと部屋をノックされて、シンさんだろうと思いドアを開けると、立っていたのはシンカさんだった。
今日はシンカさんが朝食を持ってきてくれたようだ。
「おはようございます。」
「おはようございます。朝食テーブルにおきますね。」
シンカさんは部屋に入って、テーブルの上に朝食を並べてくれた。
「いつもありがとうございます。」
「そろそろギルドハウス内に食堂を建設する予定なんでお楽しみに。」
「そうなんですね。楽しみにしてます。」
「ん、おはよー。」
咲が目をこすりながら部屋から出てきて、それと同時に片手で装備を変えていて、プロだ!と思った。
席について朝食を食べ始めるとシンカさんも椅子に座った。
「今日は狩りに行きましょう。」とシンカさん。
「狩りですか?」
「はい。ルナも一緒ですけど。」
「狩りってモンスター退治ですよね?」
「イメージとしては黄金洞窟みたいな感じなんですけど、そこのクエストは達成とか無くて、1体倒すと経験値になります。」
「経験値って?レベルか何か実装されてたんですか?」
「いえいえ、AIの経験値ですよ。AIのタマゴを持ってる人専用クエストです。リキさんの2体目のAIって、未だにタマゴのままですよね?退屈ですよ?アレの中。」
「マジですか?」
「マジです。AIのタマゴは経験値を集めきると1段階に進化します。必要経験値はわかりません。色々調べてはみたんですが、みんなバラバラでした。スマホの中に、AIってアイコンあります?」
スマホを取り出して画面をみると、前からちょっと気になってたけど触る暇がなくて放置してたやつだ。
「あります。」
「押してみてください。画面をホログラム画面表示にして公開にして見せてください。」
言われた通りにして画面をうつした。
「うわ。これ絶対見せちゃダメですよ?全オートとかありえないんで。」
シンカさんが少し青ざめた顔をする。
AIのアイコンを押すとさらに咲と護のアイコンが表示された。咲のアイコンの下には全オートと書かれていて、護のアイコンの下には詳細設定と書かれていた。
「わかりました。見せたのがシンカさんで良かったです。」
「じゃあ、護さんの詳細設定を開いてみてください。」
言われた通り護の詳細設定を開くと、ずらーっと文字が並んでいて、性格のところが黒くなっていて操作できない状態で、主人との関係とかは操作できるようで黒くはなっていなかった。
「やっぱり、性格は操作できないんですね。自分もそうですけど。セーレがAIに入った場合は性格決まっちゃってるんで操作不可っぽいですね。シンは操作できるってルナが言ってましたけど。
「あ、その詳細設定1つ埋める事で経験値が少し入ります。」
「なるほど、じゃあ詳細設定を埋めるか、クエストをするかなんですね。」
「はい。千翠さんが狩りだけでAIを育ててみた事があるんですけど、勝手に詳細設定が埋まっていくそうですよ。」
「つまり詳細設定の項目がある程度埋まらないと生まれない感じですか?」
「さぁ?まぁ、そうですね。そんな感じです。はい、じゃあという事で狩りに行きましょう。」
朝食が終わった後、さっそく狩りをするクエスト場へシンカさんに連れていってもらった。
緑が生い茂った公園の広場に黒い怪し気なゲートが開かれている場所についた。
「やっと来たわね。」
ルナさんがいつもとは違う服装で立っていた。黒いズボンに白いカッターシャツ姿で、髪は後ろに束ねられていて、黒い大きな帽子を被っていた。
「どうしたんですか?いつもと服装が違いますね。」
「ドルガバ対策。このクエストは誰でも入場可能だし。いつものだと私だってバレるでしょ?いちいち名前表示してるユーザーはかなり少ないからバレないでしょ。」
(あのしつこさだと、名前表示しててもおかしくない気がするけど。)
「シンさんはいないんですね。」
「シンはギルドの管理に回ってもらってるわ。さぁて!行くわよ!」
パーティーは別々なのかな?
黒い怪し気なゲートにルナさんとシンカさんが入っていき、僕と咲も怪しげなゲートに入っていく。
ゲートをくぐると、壁は黒く薄いガラスのようなもので、床は砂場。学校の体育館くらいの広さの砂漠空間に変なタマゴっぽいモンスターがわんさかいて色んな人がそこで狩りをしていた。
「人が多いわね。別空間に移動するわよ。こっちきて。」
ルナさんが近くの大きな魔法陣の上にたった。僕もその上にたつ。ルナさんが何かのボタンを押すと、同じ景色だけど、誰も人がいない空間に変わった。
「え?どうなってるんですか?」
「これがいわゆるチャンネル制ってやつよ。」
さっぱりわからないんですけど!?でも、チャンネル制って聞いた事がある。練習場1番とかみたいにクエスト1番会場のようなものだったかな。
「魔法陣で人のいない部屋を指定して移動しただけですよ。中身は全く一緒ですけど。」
「そうなんですね。」
「さぁて!狩るわよー!りき、部屋の半分狩ってね。」
「は、はい。」
タマゴはじっとしていて、ルナさんはシンカさんを斧に変えて装備してタマゴを殴ると中から茶色の足の無いかなり太ったトカゲがでてきてそれを斧を振り回して倒していく。
「ほら、リキ、いくよ!」咲がステッキを解放する。
「陽子!温存!休憩してた方がいいわ!」
「え?わかった。」
「主人の休憩時間に狩りなさい。」
「うん。じゃ、リキ。頑張ってね。」
「あ、うん。」僕は小人達をだして目を瞑って、魔力を温存しつつ戦う指示をだした。
ほんとだ。なんか黄金洞窟のクエストっぽい。永遠と小さなモンスターを倒す感じ。まぁ、僕目を瞑ってて何が起きてるか全くわかんないんだけど。
しばらくして疲労バフが重なってきて、辛くなってきたけど、これよりもっと酷いクエストあった。まぁ、耐えれない事はないかな。
「リキ!昼休憩とるわよ!」とルナさんに言われて目をあけるとモンスターの死骸が結構あって驚いた。
「あ、はい。」
シンカさんが元の姿に戻ってテーブルとイスを二つ、それから昼食のパンをだしてくれていた。
「じゃあ、休憩中はお願いね。二人とも。」ルナさんの言う二人とは、シンカさんと咲のことだ。
シンカさんは狩場にいって、格闘技でモンスターを倒す。
咲はステッキでモンスターを倒していた。僕は椅子に座ってルナさんとパンを食べる。
どうしよう。何喋っていいかわからない。
「ごめんなさいね。」
「え?何がですか?」
「陽子と一緒にいるって事は、もう大変な事に巻き込まれちゃってるんでしょ?」
「そうですね。」
「実はね。最初から、あの花びらを見た瞬間から、リキがどうなっていくのか分かってたの。黙っててごめんなさい。あと、これだけは知っておいて本当のミルフィオレの姿。今は4000人弱だけど、本当はドルガバと同等の人数が在籍してるわ。ジャンのようによそでスパイ活動中って感じなんだけど。」
僕は唖然とした。ドルガバと同等の人数だって?
「え。話が大きすぎて、どうなってるのやら。」
「混乱するわよね。色々歴史があるのよ。千翠に一度裏切られて、1から別のギルドを作り直した時に新しいコネができたり、ミルフィオレの前のギルドの人達とのつながりとか。あーもう!話すと長いのよ。」
「え?千翠さんが裏切り…ですか?」
「私を裏切ったわけじゃないの。私以外を裏切った…っていうべきかな。もう随分と前の話だけどね。」
「千翠さん、どこか黒い感じしてましたけど、もうやらかした後だったんですね。」
「あっははは!やらかした後って!そうね。やらかした後ね。だからこそ今は信頼できるし。一番頼りにしてるのよね。」
「リキ。ゲームの世界は現実世界と違って本当に色んな人がいると思う。心の解放世界だから、好き勝手言う人もいるし。」
「はい。」
既にルナさんで相当ヤバイとは思ってるけど。
「そういえば、どうして休憩中AIに狩らせないといけないんですか?」
「たまに、部屋が空いてなくて狩ってないと容赦なく横入りしてくる奴がいるのよ。通称、横 よ。ちなみに横の横をしたら楯って言うの。」
「そうなんですね。」
「いつまで休憩してるんですか?そろそろ狩ってくださいよー。」とシンカさんが気だるげに声をかけてきた。
「はいはい。」とルナさんは動きだす、次はシンカさんを武器にせず、真っ黒な斧を装備してモンスターを狩りだした。
「え、あれ?ルナさんって、いつもの傘で戦わないんですね。」と僕は隣にいたシンカさんに言った。
「ん?あぁ。斧スキルにMAX振ってるんで本当は斧使いですよ。あの傘と同等の強さの斧もたくさん持ってますし。」
「へぇ…意外ですね。」
「ほら!りき、交代!」
「あ、うん。」
夜まで狩りをして晩餐の1時間前にギルドハウスに戻った。ちなみにシンカさんはもっと早くに戻っていった。
1時間後普通に晩餐をして、ジョンナム班の人と練習試合をして勝って、部屋に戻った。
明日もまた狩りらしい、ルナさん良く長時間狩り続けられるなぁ。
布団の中で今日の話を色々考えてるうちに眠ってしまった。
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