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番外編 1 約束 ローウェルサイド ※
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「その約束は今、今日からなのか?」
「そうだよ。カリンと約束したの」
お互いの気持を確かめあった日以降、俺は隙あらばルーディアの部屋へ来ていた。子供ができることもないのでと婚前交渉も女王陛下達から内密に許された俺はルーディアが望めば絶対に応える臨戦態勢を怠らなかった。
それなのに…
度重なる業務の妨害に腹を立てたルーディアの筆頭侍女カリンはせめて昼日中ひるひなかから盛るのはよしてくれと訴えてきたらしい。
そして優しいルーディアはそれを受けてしまった。
心優しい彼らしい。
毎夜毎まいよごとの閨と時には散歩の時間に繰り返される甘いいたずらに『流石に回数が多いのでは?』と疑問に思った彼を『全然まったく普通の回数だしむしろ少ない方』と常識人の顔をして説き伏せた俺の努力が水の泡である。
「だからローウェルも協力してね」
無垢な子供のように俺に約束をねだるルーディアの可愛さに負けて俺はしぶしぶながらうなずいた。
ひと仕事終えたとでも言うようにホッとした顔をしたルーディアは控えめに言っても天使の様な可愛らしさだった。
それが今朝の出来事。
☆☆☆
午後の茶の時間、すこぉしだけ時間のかかる問題が起こるように仕向けた俺はカリン及び他の者を茶室から追い出すことに成功した。
「ルーディア姫のことは私が楽しませよう」
などと殊勝なことをいう俺をカリンだけは信用ならない!!と見ていたが俺の優秀な侍従は皆を連れ出してくれた。
二人きり。あまり時間はない。いつ邪魔が入るかわからないという緊張感が俺をたぎらせる。
ルーディアの手をとり移動しようとすると抵抗にあった。
「まって、まってってば」
ルーディアはなんとか俺を押し留めようとするがもちろんそんな事は聞かない。そもそも婚約者二人で茶を飲むのは二人の交流のため。仲を深めるためなのだ。俺の行為は全くおかしくない。
「明るいうちは手を出さないって約束したでしょ!!」
その言葉に俺はすました顔でうなずいた。口の端を少しだけ上げる貴公子然とした作り笑いを添える。
その顔を見たルーディアは俺が何かをたくらんでいると悟り距離を取ろうと後ろに下がった。もちろん俺の狙い通り彼の後ろには長椅子がある。
(手は出さない)
軽く体で押すとルーディアは長椅子の上に転がった。俺の思惑通りにドレスの裾がまくり上がる。その隙間に頭をつっこむ。犬の姿だと容易い動きだが人型だと若干動きがぎこちなくなってしまい優雅さにかけるなと反省した。
「まだ、明るいのに!」
必死になって抵抗する可愛い太ももに顔を挟まれてしまったので仕方なくルーディアの性器に口を押し付ける形になる。もちろん下着の上からなのでこのままでは俺の唾液やルーディアのもろもろで下着が汚れるだろうが仕方ない。俺の顔を挟むことをえらんだのはルーディアだから。
これは不可抗力だ。
動きが取れなくなったからこれは仕方なくなのだ。
柔らかだったルーディアの性器が芯を持ち始めるまで俺はただそこで息をしていた。
熱い俺の呼気がルーディアの雄を固くしさらに俺の口元へと立ち上がってくる。
口元へ当たるものが邪魔なので口で避けようとしているだけだ、舌で押したり口で食んだりしても仕方がない。仕方がないことなのだ。
俺の熱とルーディアの熱がもわりとこもりドレスの中は息苦しい。
(女性用のドレスはかぶると熱いな)
至極当然だが変態じみている感想を持った俺は若干反省し、せめてものすましたよそゆき声を出した。
「俺は手を出してない。約束は守っている」
舌で固くなった陰茎をなぞりあげ下着越しに滲み出てきた汁を舐め取る。暑いくらいでルーディアを可愛がることを止めることは出来ない。
「屁理屈はいいからどいて!!」
ルーディアがドレスをまくりあげてくれたお陰で新鮮な空気に出会えた俺は大きく息を吸い込んだ。
「ありがとう。流石に息苦しいと思っていたところだ」
「いいからどいて」
じろりと睨まれたがその視線を無視し先端を口に含む。布越しなのでやりづらいが可愛い鬼頭の可愛がり方は毎晩の行為でお手のものである。ルーディアの抵抗もなんのその。口と舌技を駆使する。
「まって!ローウェルやだ!まってまってまって!!…あ゛っ゛」
ルーディアは動きを止めた。青臭い精液はトプトプと溢れて来るがほとんどが下着の中にとどまった。
「…ばか」
力の抜けたルーディアの両足はだらりと開かれたままになる。
「行儀が悪いぞ。ルーディア」
そう言ってからかうとじろりと睨めつけられた。
「きれいにしてやろうな」
もう何をされるのかわかっているルーディアは抵抗するのはやめたらしい。
素直に俺に下着をぬがされるままになっていた。
両足をまとめて抱えあげ下着をおろす。可愛い菊門がひくりと動いたのが見えた。白濁に濡れた下着は床に落としたときにペシャリと音を立てる。
「こんなに汚すなんて行儀が悪い姫様だな。あなたの犬がきれいにいたしましょう」
そう言って見下ろせばルーディアは不満げに下唇をかんで震える。今日の遊びの趣旨を悟ったらしい。
「飼い犬ごっこなんて趣味悪い」
「俺はお前の犬だから、ごっこではないけどな。知ってるか?世の中には本当の犬に性器を舐めさせて喜ぶ変態がいるらしいぞ。犬が喜ぶような食べ物を塗りたくるらしい」
「僕は違う。そんな変態じゃない」
「もちろんだ。ルーディアは違う。でもお前の犬は変態かもしれない」
「変態かもって、かもなの?ローウェルが変態じゃない?」
「ルーディア、どうしてそんな事を言うんだ?俺たちの行為のどこがおかしいの?」
「回数が多いって」
「お前みたいに触れたいと思わせるものはそうそういないだろうな。ルーディアのせいだ」
「え、え、僕のせい?…えっと普通は…外ではしないって」
「なんだそんなことか」
「そんなことって」
「ルーディア、閨のあれこれは人間が二人きりで行うことだ」
「そうだね」
「三人以上で行うのは特殊性癖を持つ奴らだ」
「そうだね」
「俺たちが三人以上で行為を行うことは絶対にない!だから場所は問題じゃない!!」
「そうなの?」
他の者の閨のことには非常に疎いルーディアは俺の言うことをすぐに信じる。もう少しだけ疑ってほしいが彼の素直さが愛しいのでどうかいつまでもこのままでいてほしい。
「あと…すぐにイタせるように下着をつけないようにって要求しないって」
一度冗談のように言った俺の言葉は冗談で流されたからおぼえていないと思っていた。もちろんそんな要求に応えてくれはしなかったが。
「…ルーディアがすぐに下着を汚すから気を使ったんだけどな。今みたいに」
「え?僕のため?」
「そもそもだ…変態だと俺のご主人さまは俺のこと捨てるのかな?嫌いになる?」
嫌われるのはまずい。俺にはルーディアしかいないし絶対離れないと決めている。側にいるのに気持ちをかわせない関係なんて俺はごめんだ。ルーディアを幸せに出来ないなら死んだほうがマシだ。
もし他の男にルーディアを取られるようなことがあったら…
最悪の想像をして俺は瞬きの間で結論を出した。
(そいつは消す)
断言できる。傭兵を多く出す山国育ちの俺に消せない奴はいない。
「それは…捨てないよ。ぜったい。ローウェルのこと嫌いになんてなれるわけないじゃないか」
少し考える素振りを見せたルーディアはどうやら俺と離れることを想像して悲しくなったらしい。きゅっと俺の胸のあたりをつかんできた。潤んだ青い瞳が俺をじっと見る。
「良かった」
俺はほっと胸をなでおろした。誰のことも殺さずにすむようだ。
「俺は手を出さないって約束したから口を使うしかない。約束は守る主義だから」
真面目な顔して宣言した俺にルーディアは破顔した。俺にだけ見せる気取らない笑顔。
俺のご主人さまは本当にかわいい。
さぁみんなが戻るまでにもう少しだけ婚約者殿を楽しませよう。
番外編1 終わり
「そうだよ。カリンと約束したの」
お互いの気持を確かめあった日以降、俺は隙あらばルーディアの部屋へ来ていた。子供ができることもないのでと婚前交渉も女王陛下達から内密に許された俺はルーディアが望めば絶対に応える臨戦態勢を怠らなかった。
それなのに…
度重なる業務の妨害に腹を立てたルーディアの筆頭侍女カリンはせめて昼日中ひるひなかから盛るのはよしてくれと訴えてきたらしい。
そして優しいルーディアはそれを受けてしまった。
心優しい彼らしい。
毎夜毎まいよごとの閨と時には散歩の時間に繰り返される甘いいたずらに『流石に回数が多いのでは?』と疑問に思った彼を『全然まったく普通の回数だしむしろ少ない方』と常識人の顔をして説き伏せた俺の努力が水の泡である。
「だからローウェルも協力してね」
無垢な子供のように俺に約束をねだるルーディアの可愛さに負けて俺はしぶしぶながらうなずいた。
ひと仕事終えたとでも言うようにホッとした顔をしたルーディアは控えめに言っても天使の様な可愛らしさだった。
それが今朝の出来事。
☆☆☆
午後の茶の時間、すこぉしだけ時間のかかる問題が起こるように仕向けた俺はカリン及び他の者を茶室から追い出すことに成功した。
「ルーディア姫のことは私が楽しませよう」
などと殊勝なことをいう俺をカリンだけは信用ならない!!と見ていたが俺の優秀な侍従は皆を連れ出してくれた。
二人きり。あまり時間はない。いつ邪魔が入るかわからないという緊張感が俺をたぎらせる。
ルーディアの手をとり移動しようとすると抵抗にあった。
「まって、まってってば」
ルーディアはなんとか俺を押し留めようとするがもちろんそんな事は聞かない。そもそも婚約者二人で茶を飲むのは二人の交流のため。仲を深めるためなのだ。俺の行為は全くおかしくない。
「明るいうちは手を出さないって約束したでしょ!!」
その言葉に俺はすました顔でうなずいた。口の端を少しだけ上げる貴公子然とした作り笑いを添える。
その顔を見たルーディアは俺が何かをたくらんでいると悟り距離を取ろうと後ろに下がった。もちろん俺の狙い通り彼の後ろには長椅子がある。
(手は出さない)
軽く体で押すとルーディアは長椅子の上に転がった。俺の思惑通りにドレスの裾がまくり上がる。その隙間に頭をつっこむ。犬の姿だと容易い動きだが人型だと若干動きがぎこちなくなってしまい優雅さにかけるなと反省した。
「まだ、明るいのに!」
必死になって抵抗する可愛い太ももに顔を挟まれてしまったので仕方なくルーディアの性器に口を押し付ける形になる。もちろん下着の上からなのでこのままでは俺の唾液やルーディアのもろもろで下着が汚れるだろうが仕方ない。俺の顔を挟むことをえらんだのはルーディアだから。
これは不可抗力だ。
動きが取れなくなったからこれは仕方なくなのだ。
柔らかだったルーディアの性器が芯を持ち始めるまで俺はただそこで息をしていた。
熱い俺の呼気がルーディアの雄を固くしさらに俺の口元へと立ち上がってくる。
口元へ当たるものが邪魔なので口で避けようとしているだけだ、舌で押したり口で食んだりしても仕方がない。仕方がないことなのだ。
俺の熱とルーディアの熱がもわりとこもりドレスの中は息苦しい。
(女性用のドレスはかぶると熱いな)
至極当然だが変態じみている感想を持った俺は若干反省し、せめてものすましたよそゆき声を出した。
「俺は手を出してない。約束は守っている」
舌で固くなった陰茎をなぞりあげ下着越しに滲み出てきた汁を舐め取る。暑いくらいでルーディアを可愛がることを止めることは出来ない。
「屁理屈はいいからどいて!!」
ルーディアがドレスをまくりあげてくれたお陰で新鮮な空気に出会えた俺は大きく息を吸い込んだ。
「ありがとう。流石に息苦しいと思っていたところだ」
「いいからどいて」
じろりと睨まれたがその視線を無視し先端を口に含む。布越しなのでやりづらいが可愛い鬼頭の可愛がり方は毎晩の行為でお手のものである。ルーディアの抵抗もなんのその。口と舌技を駆使する。
「まって!ローウェルやだ!まってまってまって!!…あ゛っ゛」
ルーディアは動きを止めた。青臭い精液はトプトプと溢れて来るがほとんどが下着の中にとどまった。
「…ばか」
力の抜けたルーディアの両足はだらりと開かれたままになる。
「行儀が悪いぞ。ルーディア」
そう言ってからかうとじろりと睨めつけられた。
「きれいにしてやろうな」
もう何をされるのかわかっているルーディアは抵抗するのはやめたらしい。
素直に俺に下着をぬがされるままになっていた。
両足をまとめて抱えあげ下着をおろす。可愛い菊門がひくりと動いたのが見えた。白濁に濡れた下着は床に落としたときにペシャリと音を立てる。
「こんなに汚すなんて行儀が悪い姫様だな。あなたの犬がきれいにいたしましょう」
そう言って見下ろせばルーディアは不満げに下唇をかんで震える。今日の遊びの趣旨を悟ったらしい。
「飼い犬ごっこなんて趣味悪い」
「俺はお前の犬だから、ごっこではないけどな。知ってるか?世の中には本当の犬に性器を舐めさせて喜ぶ変態がいるらしいぞ。犬が喜ぶような食べ物を塗りたくるらしい」
「僕は違う。そんな変態じゃない」
「もちろんだ。ルーディアは違う。でもお前の犬は変態かもしれない」
「変態かもって、かもなの?ローウェルが変態じゃない?」
「ルーディア、どうしてそんな事を言うんだ?俺たちの行為のどこがおかしいの?」
「回数が多いって」
「お前みたいに触れたいと思わせるものはそうそういないだろうな。ルーディアのせいだ」
「え、え、僕のせい?…えっと普通は…外ではしないって」
「なんだそんなことか」
「そんなことって」
「ルーディア、閨のあれこれは人間が二人きりで行うことだ」
「そうだね」
「三人以上で行うのは特殊性癖を持つ奴らだ」
「そうだね」
「俺たちが三人以上で行為を行うことは絶対にない!だから場所は問題じゃない!!」
「そうなの?」
他の者の閨のことには非常に疎いルーディアは俺の言うことをすぐに信じる。もう少しだけ疑ってほしいが彼の素直さが愛しいのでどうかいつまでもこのままでいてほしい。
「あと…すぐにイタせるように下着をつけないようにって要求しないって」
一度冗談のように言った俺の言葉は冗談で流されたからおぼえていないと思っていた。もちろんそんな要求に応えてくれはしなかったが。
「…ルーディアがすぐに下着を汚すから気を使ったんだけどな。今みたいに」
「え?僕のため?」
「そもそもだ…変態だと俺のご主人さまは俺のこと捨てるのかな?嫌いになる?」
嫌われるのはまずい。俺にはルーディアしかいないし絶対離れないと決めている。側にいるのに気持ちをかわせない関係なんて俺はごめんだ。ルーディアを幸せに出来ないなら死んだほうがマシだ。
もし他の男にルーディアを取られるようなことがあったら…
最悪の想像をして俺は瞬きの間で結論を出した。
(そいつは消す)
断言できる。傭兵を多く出す山国育ちの俺に消せない奴はいない。
「それは…捨てないよ。ぜったい。ローウェルのこと嫌いになんてなれるわけないじゃないか」
少し考える素振りを見せたルーディアはどうやら俺と離れることを想像して悲しくなったらしい。きゅっと俺の胸のあたりをつかんできた。潤んだ青い瞳が俺をじっと見る。
「良かった」
俺はほっと胸をなでおろした。誰のことも殺さずにすむようだ。
「俺は手を出さないって約束したから口を使うしかない。約束は守る主義だから」
真面目な顔して宣言した俺にルーディアは破顔した。俺にだけ見せる気取らない笑顔。
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